・集団討論って経験がないから不安でしかない・・・。
・集団討論のコツとか対策法とかあれば教えてほしい!
このような疑問にお答えします!
川越市の公務員の採用試験ではグループワーク(以下集団討論)が行われます。
すでにご存知かもですが、公務員試験は全国的に「人物重視の採用基準」になっています。
つまり教養試験などの学力よりも、面接や集団討論での受け答えから受験者の人柄や熱意をチェックし、それらを合否の判断材料にする傾向にあります。
しかし、多くの受験者が集団討論の経験が無いため、
このような疑問や不安を抱えているのではないでしょうか?
ちなみに、川越市が採用試験で集団討論を行う理由として、
- コミュニケーション能力の評価
- 問題解決能力と意思決定能力の評価
- チームワークと協力能力の評価
- 自己表現能力の評価
- 市民に対する公共サービスへの姿勢の評価
があります。
まぁ簡単に言うと、集団討論により最適な候補者を選定し、市の公共サービスの質と効果を向上させることを狙いとしています。
この記事を読むあなたは集団討論とか経験が無いから不安だと思いますが、過去に受験した公務員試験をすべて合格した実績のある私が、川越市の集団討論の流れ、そして頻出のお題や対策法を分かりやすく紹介していきます。
川越市:集団討論の傾向
川越市の集団討論は一部の試験区分で実施されます。
集団討論の流れ
試験の流れは以下の通りです。
人数分け
試験会場ではまず始めにグループ分けが行われます。(1グループは8人前後)
通常、他の自治体では集団討論は6〜8人くらいで行われるのですが、川越市もグループの人数はスタンダードな感じですね。
試験の説明
受験生同士でグループ型の試験が行われます。試験の説明が担当者からされて、試験開始時刻になると討論スタートです。
試験(討論)
3人程度の面接官が見守る中、集団討論をします。まず始めに5分ほど一人で考える時間が与えられ、その後40~50分程度集団討論を行います。
集団討論では、
- 司会者を決める
- 討論の際は他の受験生を番号で呼び合う
- 発言するときは自分の番号を言ってから行う
上記のルールがあります。
聞かれる内容としては、与えられたテーマに対する自分の意見はもちろんのこと、「他の受験生の意見に対してどう思うか?」なども聞かれます。
なので、緊張しているからといって他の受験生の発言をしっかりと聞いていないと質問に答えられないという事になりますので、常に他者の発言には耳を傾けておきましょう。
川越市:集団討論の過去問・頻出のテーマ
ちなみに、川越市は集団討論を始めとした「過去問を公表していない」ので、過去問を知ることは残念ながら出来ません。
ですが、だいたいどこの自治体も似た内容のテーマをお題としているんですね。
そこで、集団討論でこれから出題が予想されるテーマを紹介します。
各自治体で頻出の集団討論テーマ
過去のテーマ | |
1 | 川越市は「小江戸」としての歴史的な魅力や豊富な観光資源を有していますが、観光客数の波や観光収入の地域還元に課題があります。川越市の観光資源をより効果的に活用し、地域経済を活性化させるための施策について、皆さんで意見を交換してください。 |
2 | 全国的に少子高齢化が進行する中、川越市も例外ではなく、高齢者人口の増加と若年層の減少が課題となっています。川越市が今後、どのような福祉政策を打ち出すべきか、特に高齢者支援と子育て支援の両立に向けた取り組みを含めて議論してください。 |
3 | 川越市では公共交通の利用促進が地域の発展に欠かせません。しかし、バスや電車の利便性向上、運行の効率化が求められており、特に交通弱者である高齢者や子どもにとって使いやすい交通環境の整備が急務です。皆さんで公共交通の改善策を討論してください。 |
4 | 川越市は洪水や地震などの災害リスクを抱えています。災害時に備えた市民の防災意識向上と、迅速な避難体制の整備が必要です。災害リスクを軽減し、地域の安全を確保するために、どのような防災対策が求められるか、具体的なアイデアを出し合ってください。 |
5 | 地域コミュニティのつながりが弱くなる中、地域社会の活性化を図るためには、市民が主体的に参加できる仕組み作りが重要です。川越市が地域のつながりを強化し、市民が参加しやすい社会を実現するために、どのような施策が効果的か、皆さんで意見を交換してください。 |
6 | 川越市では、地域経済の発展とともに環境保全の取り組みが求められています。温暖化や環境汚染の問題に対して、どのように市全体で取り組みを強化し、持続可能な都市を実現するか、皆さんで議論し、解決策を提案してください。 |
7 | 子育て世代が安心して生活できる環境を整えることは、少子化対策の一環として重要です。川越市において、子育てしやすい街づくりを進めるために、保育施設の充実や育児支援制度の拡充、働きやすい環境の整備など、皆さんで有効な施策を討論してください。 |
8 | 川越市では、外国人住民が増加しており、多文化共生社会の実現が重要な課題となっています。外国人が安心して暮らせる環境づくりを進め、文化の違いを理解し合いながら共生するためには、どのような施策が必要か討論してください。 |
9 | 川越市では、行政のデジタル化が進行中ですが、市民全体にとって利便性が向上しているわけではありません。特にデジタル格差や高齢者への対応が課題です。行政サービスの向上を目指し、デジタル化をさらに推進するための具体的な施策について議論してください。 |
10 | 川越市では市民の健康増進が重要視されており、特に生活習慣病の予防や健康な生活を送るための環境づくりが求められています。市民の健康を守り、予防医療を進めるためにどのような施策が必要か、皆さんで討論してください。 |
上記のように、行政が抱える課題だったり、社会問題に関することだったりと、川越市の集団討論のテーマには一貫性があることが予想されます。
だからこそ、どんなテーマが出題されるか運で決まる・・・なんてことはなく、事前にテーマを想定しておき、十分に対策を行う「本当に実力のある人が勝つ試験」なので、ある意味受験生にとってフェアな試験と言えます。
そんな川越市の集団討論ですが、他の受験者よりも高評価を得るためには、問題解決策を述べるだけでなく、解決できない場合のデメリットも挙げ、「どうすればデメリットを解消できるか」の施策まで考えることが高評価に繋がります。
たとえば、「少子化を解決できなかった場合、税収が減る」とデメリットだけを挙げるだけなら誰でもできます。そうではなく、
税収が減るが、代わりに複数の自治体で共有できる所は協力するなど、効率化を図れば自治体一つ一つの負担を軽減することができる
このような解決案も発表できると面接官からの印象が良くなりますね。
では次に、実際に集団討論のお題が与えられてどのように考えていくかを解説します。
近年、市内、県内でも地震や豪雨災害などにより、大規模な災害が発生している。市民の生命を守り、市民が安心して生活できるようにするために、どのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
上記は他の自治体で集団討論で実際に出題された討論テーマになります。
このテーマで議論する場合、考えるべきことは次の通り。
- 本市では地震や豪雨災害などにより災害が発生している
- 市民の生命を守り、安心して生活できるようにするためにどのような取り組みが必要か
- 取り組みによって考えられるデメリット、そのデメリットを解消するには
このように与えられた議題を順序立てて考えていきます。
まず第一に「行政が行うべき施策」を最低でもグループで10個は挙げれるようにしましょう。
そして次に、「課題を解決できない場合に生じるデメリット」を挙げる。
これについても10個近く挙げたいところですね。
そして最後に、「課題を解決した時に本市がどうなるか」で締めればOKです。
川越市・集団討論攻略ガイドまとめ
川越市の採用試験で実施される「集団討論」について解説してきました。
一般的に、集団討論において成功するには以下のポイントが重要と言われています。
- グループ内コミュニケーション:集団討論は協力とコミュニケーションの場です。他の参加者と積極的にコミュニケーションを取り、意見を交換しましょう。
- リーダーシップとフォロワーシップ:集団内でリーダーシップを発揮し、議論を進めることも大切ですが、他のメンバーの意見も尊重し、協力的に行動しましょう。
- リスニングスキル:他の参加者の発言を注意深く聞き、彼らの意見や主張を理解しましょう。これは建設的な反応や対話を促進するのに役立ちます。
- 論理的思考:議論を論理的に構築し、論理的な根拠に基づいて主張を展開しましょう。感情や主観的な意見だけでなく、客観的なデータや事実に基づいて議論を進めることが重要です。
- 時間管理:集団討論は通常、制限時間内で行われます。時間を有効に活用し、議論を進め、結論に導く方法を考えましょう。
ですが、先ほどお話した通り、集団討論で最も大事なのは、
「集団討論のテーマが与えられた時に、次々とアイデアが頭に浮かぶかどうか」
にあります。つまり、
- 行政が行うべき施策
- 課題を解決できない場合に生じるデメリット
- 課題を解決した時に本市がどうなるか
上記に対する施策とか回答を10個くらいスラスラ思い描けるかどうか。
その状態までしっかりと事前に準備することができれば、他の受験生よりも評価が高くなること間違いなしです。
集団討論において次々とアイデアを出すことは一見難易度が高そうですが、私が執筆した『集団討論をマスターするための手引き【頻出 + 出題が予想されるテーマを徹底解説】』なら、読むだけで必要な施策などのアイデアを次々とストックしておくことが出来ます。
実際に当ブログの読者様の多くが、この方法で知識アップし、結果を出しています。
集団討論で高評価を獲得している人は、コミュニケーション能力に優れているとかではなく、正しい対策を正しく継続した結果だと私は思います。
だから、この記事を読んでくれているあなたは、
グループワークで無難に立ち振る舞うには・・・
という弱気な考えを捨てて、
圧倒的な知識量でグループの支配者となる!
という勝者の考えを持って欲しいです。
勝者になるための方法ですが、私が渾身の力で書き下ろした集団討論ノウハウを使えば、
🔑行政・自治体が抱える問題
🔑その課題に対して行政が取るべき施策
🔑取るべき施策に対するメリットやデメリット
が書かれているため、あなたはただ読むだけでグループワークで勝てるスキルが身につくようになります。
集団討論に自信のない方はもちろん、自信がある方にとっても確実にグループの覇者になるために、ぜひ手に取って活用してください。
↓↓ 知識の量でグループの覇者になれる ↓↓
▶︎集団討論はこれであなたが勝者になれる!