・面接が苦手だけど試験に合格できる?
・よくある質問とか、対策と傾向とかあれば知りたい!
このような疑問を解決する記事になっています!
面接が苦手な人に限って筆記試験で点を稼いで合格しようと考えがちですが、その行為は完全NG!
なぜなら、名古屋市は面接の配点が非常に高いからです。
大袈裟でもなんでもなく、面接の点数は筆記試験の3倍なので、仮に筆記を頑張って満点取れたとしても面接の1/3しか得点がないんですよね。
というわけで、
本文では、
- 名古屋市の面接の傾向と対策
- 名古屋市の面接でよく聞かれる質問
- 名古屋市の面接カードの書き方
について解説しています。
記事を読むことで名古屋市の面接試験の傾向と対策方法が分かりますので、面接に自信がない人はぜひ記事の最後までお付き合い。
もくじ
名古屋市の面接の傾向と対策

まずはじめに、面接試験の傾向を紹介します。
- あなたの長所や短所
- 名古屋市の公務員になりたい理由
- これまでに力を入れて頑張ったこと
- これだけは人に負けないと思うこと
面接試験は上記のような質問を通じて、受験生の人間性や公務員に相応しい人材かどうかを判断する試験です。
名古屋市では個別面接が行われるのですが、試験区分によっては2回実施されます。
面接でチェックされるポイント
名古屋市の面接試験でチェックされることは次の通りです。
- 市民の視点に立って物事が考えられる人か
- 責任感を持って行動できる人か
- 広い視野と熱意を持って名古屋市に尽力できる人か
様々な質問を通じて、面接官は受験生に上記の3つの資質があるかをチェックします。
受験生は質問にただ答えればいいのではなく、いかにして上記3つのポイントを自己PRしていくかが重要になってきます。
また、公務員の仕事は個人プレーよりもチームワークで行うことが多いため、職場での人間関係を上手くやっていける「協調性のある人」を名古屋市は望んでいます。
「これまでに努力してきたことは?」
「苦手な人はどんなタイプの人ですか?」
このような質問を通じて「あなたの人柄と熱意」を十分にチェックされることになりますので、面接官に自分を売り込めることが出来るような回答を必ず準備しておきましょう!
名古屋市:面接試験の時間
面接時間 | 20分程度 |
面接官 | 3人 |
面接時間は20分程度で、面接官は3人。
あなたの回答に対して、「なぜそのように感じたのですか?」「具体例を教えてください」といったような深掘りの質問は必ずされますので、回答は深掘りを想定して用意しておかなければなりません。
名古屋市:面接試験の配点
行政A | 行政B | |
教養試験 | 600 | 210 |
専門試験 | ー | 390 |
論文 | 600 | 600 |
面接(2回合計) | 1,800 | 1,800 |
合計 | 3,000 | 3,000 |
1回目の面接が600点、2回目は1,200点もあることから、面接だけで全体の6割を占めます。
なので冒頭でもお話した通り、筆記試験がいくら出来ようとも面接試験で点を取れないと間違いなく落ちます。
名古屋市の面接でよく聞かれる質問

面接対策の基本は、
- 面接の流れを把握する
- 面接でよく聞かれる質問を把握する
- 話す内容を考える
上記の3ステップになります。
面接の流れはここまで読んでいただいてだいたいイメージできたと思いますので、次に「名古屋市でよく聞かれる質問」を紹介します。
- 緊張していますか?
- 簡単に自己PRしてください
- 友人は何人くらいいますか?
- 今の行政に対して不満や物足りない所はありますか?
- これまでに力を入れて頑張ったことはありますか?
- 前職を退職した理由を教えてください(社会人の場合)
- 併願状況
- 公務員を目指すことについて家族は何と言ってますか?
- 大学で◯◯科を専攻した理由は?
- なぜ名古屋市の職員になりたいのですか?
- ストレス解消法はありますか?
- 苦手なタイプの上司はどんな人ですか?
- 名古屋市の職員として取り組みたい仕事は何かありますか?
上記は質問の一部ですが、基本的に「ザ・公務員試験の面接」って感じで、質問内容は極めてオーソドックスな感じですね。
中には回答に困るようなものもありますが、きちんと事前に想定して回答を準備しておけばそれほど困ることもないのではないでしょうか。
名古屋市の面接カードの書き方

面接カードは面接官が試験で質問する際に使う資料のことです。
自己PRや志望動機を書くことで、受験生の人柄や持っているスキルを文字で伝える役割があります。
面接官は事前に提出された面接カードを見て、そこから書かれている内容で気になるポイントを質問してくるため、
面接を有利に進めることが出来るかどうかは面接カード次第!
といって差し支えないですね。
そのため見栄を張って書いたり、内容がまとまっていなかったりするとイメージダウンしてしまいます。
また、字が汚くて読みにくくても面接官からの評価は下がってしまいます。
なので、人は第一印象が9割と言われているように、面接カードもパッと見の印象をよくするためにもまずは丁寧に分かりやすく書くことを心がけましょう!
面接官カードの内容
名古屋市の面接カードで問われる質問は以下の通りです。
- 氏名、住所、学歴
- 併願状況
- 希望する職務
- 努力、工夫、改善したこと
- これまでの取り組み
※面接カードの設問・項目は年度によって変更されることがあります。
併願状況は正直に答えていいの?
併願状況については正直に答えてOKです!
ですが、面接試験で「複数の試験に合格した場合どうしますか?」の問いに対しては必ず「名古屋市が第一希望なので名古屋市を選びます!」と答えてくださいね。
希望する職務について
公務員になりたいあなたは何かしらやりたい仕事があると思うので、それを素直に書けばいいですね。
ただし、
「どのような分野のどのような仕事に携わりたいか」
「なぜそのように思ったのか」
をしっかりと書く必要があります。
たとえば、子育て支援の仕事がしたい!で終わるのではなく、
名古屋市の職員になったら子育て支援の職務を行ってみたい。
人口減少社会なので、活気あるまちづくりをするには子育て世代を取り込む必要不可欠です。
そのためには、子育て世帯が「名古屋市に住みたい!」と思ってくれるような取り組みをしなければならない。
名古屋市が今以上に魅力のある街になるために、これらの職務に尽力することで貢献していきたいです。
ちょっと長々とした文章になりましたが、上記のように書けば説得力もありますし、面接官からの掘り下げにも十分対応することが出来ます。
努力、工夫、改善したこと
あなたのこれまでの人生において、努力、工夫、改善したことを記入します。
学生は「部活で頑張って◯◯の成果をあげた」というありきたりなエピソードしかなかなか書くことが無いと思いますが、重要なのは「工夫、改善したこと」にあります。
面接官はあなたの輝かしい成績を知りたい訳ではありません。
あなたが壁にぶつかった時にどのように対処して乗り越えてきたかを知りたいので、そういう切り口で書ければいいですね。
名古屋市の面接試験対策はいつから始めるべき?

すでにお話した通り、名古屋市は面接試験の配点が大きいため、
合格できるかどうかは面接にかかっている
といっても過言ではありません!
なので、合格したいのであれば計画を立てて準備することが不可欠。
というのも、筆記試験の勉強に集中するあまり、ついつい面接を後回しにしたりおろそかにする人が少なくないのですが、それらの大半は試験に落ちているという事実があります。
生まれながらのコミュ力モンスターだ!という自覚がない限り、面接を片手間で乗り切ることは出来ません!
面接対策は自己分析に加えて、名古屋市の政策や仕事内容まで幅広く調べておかないと質問に答えられなかったり、深掘りされてミスをおかすことになりかねません。
なので、筆記試験と並行して早い段階から面接対策に取り掛かることをオススメします。
名古屋市・面接攻略ガイドまとめ

本文では名古屋市の採用試験で実施される面接試験と面接カードについての対策法を解説しました。
名古屋市は試験区分によっては2度も面接試験を行うあたり、「人物重視の採用基準」になっていることが分かります。
なので教養試験の勉強に全集中するのではなく、面接対策に時間と労力をかけた方が合格する可能性はグッと高まります!
記事内でお話した通り、面接対策の手順は以下の3ステップでOKです。
- 面接の流れを把握する
- 面接でよく聞かれる質問を把握する
- 話す内容を考える
よく聞かれる質問、面接官の意図、どう答えればいいか模範解答については『【公務員試験の面接対策】定番の質問と、そのまま使えるパーフェクトな回答例はこれだ!』を読むだけで完璧な対策をすることが出来ます!
面接官が質問で何をチェックしようとしているか、また、過去にどんな質問がよく聞かれたか。
そして、多くの受験生が「どう答えればいいか悩む・・・」という中、模範回答を知ることで知識的にも精神的にも満たされた状態からで試験本番を迎えることが出来ます。
他の受験生から一歩、二歩リードするためにも、【公務員試験の面接対策】定番の質問と、そのまま使えるパーフェクトな回答例はこれだ!を活用してみませんか?
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