「相模原市の公務員としてやりたい仕事は何ですか？」の模範解答と考え方を徹底解説

公務員試験の面接で必ずと言っていいほど問われるのが、

面接官

あなたが〇〇市の職員としてやりたい仕事は何ですか？

という質問。

今回は相模原市を志望する方に向けて、この質問の意図からベストな答え方、さらに模範解答例まで丁寧に解説します。

単に「地域のために貢献したい」では通用しない、説得力ある回答を作りましょう。

さらに、面接官からの掘り下げ質問「民間企業ではダメなのか？」への適切な切り返し方や、面接試験対策のまとめノウハウnoteのご紹介もありますので、ぜひ最後までご覧ください！

4つの視点を踏まえた答え方
面接官がこの質問をする意図とは
相模原市職員としてやりたい仕事：模範回答例
「民間企業ではダメなのですか？」への切り返し方
まとめ：相模原市の公務員としてやりたい仕事
ライバルに差をつけて内定を勝ち取りたい方へ

4つの視点を踏まえた答え方

まず、この質問に答える際には以下の4つの視点を意識することが大切です。

①社会的責務：相模原市という行政機関が果たすべき役割を自覚し、住民の命と暮らしを守る使命感を持っていること。
②公平性：誰もが平等に行政サービスを受けられるよう、特定の人・地域・層に偏らず取り組む姿勢。
③民間が担えない領域：利益追求を目的としない行政だからこそ担える生活弱者支援、防災、都市計画、福祉など。
④未来を支える長期計画：単年度予算に縛られず、5年後、10年後、次世代のためのまちづくりに責任を持つ意識。

この4軸を意識しつつ、自分の経験や志望動機とリンクさせることで、説得力のある回答が完成します。

面接官がこの質問をする意図とは

面接官はこの質問で次のような点を見ています。

📌相模原市の現状や課題をどの程度調べているか

📌公務員としての適性と姿勢が備わっているか

📌自分の経験や強みを仕事にどう活かそうとしているか

📌民間志望との差別化ができているか

ただの理想論ではなく、

「なぜ自分は相模原市の職員になりたいのか」

「何を実現したいのか」

を具体的に伝えられるかが勝負の分かれ目です。

相模原市職員としてやりたい仕事：模範回答例

①：「子育て世代が暮らしやすいまちづくり」

私は相模原市の職員として、子育て世代が安心して暮らせるまちづくりに取り組みたいと考えています。

自身の妹が出産後、保育園の待機や子育て相談の場の不足で悩んでいた経験から、行政の支援体制の重要性を強く感じました。

民間企業は利益重視で、こうした領域への参入が難しいですが、行政ならば子育て環境の整備や母子支援の拠点づくり、孤立防止の取り組みなどを公平に提供できます。

未来を担う子どもたちが健やかに育ち、親も働きやすい環境を整えることが、市全体の活力向上につながると信じています。

②：「地域防災力の強化」

相模原市は災害リスクがある地域も抱えており、私はその防災力の底上げに取り組みたいと考えています。

学生時代、ボランティアで防災訓練の運営に携わり、行政と地域住民の連携の難しさを実感しました。

民間企業は災害時に収益を優先せざるを得ませんが、公務員は市民の命と生活を守ることが最優先です。

避難所の整備、多言語化の対応、福祉避難所の運営強化など、中長期的な防災施策を市職員として進めることで、誰も取り残さない安心な相模原市を築きたいと考えています。

③：「高齢者福祉と健康寿命の延伸」

高齢化が進む相模原市で、私は高齢者の孤立防止と健康寿命の延伸に力を入れたいと考えています。

前職で高齢者の買い物支援を行っていた際、行政サービスの情報が届いていない高齢者が多く、その結果孤独や生活困窮に陥る方がいる現状を目の当たりにしました。

利益重視の民間には限界がありますが、公務員なら訪問型支援、地域サロンの運営、認知症サポーター養成など、制度の枠を超えた長期的・公平な支援が可能です。

高齢者が生き生きと安心して暮らせるまちを目指します。

「民間企業ではダメなのですか？」への切り返し方

この掘り下げ質問もよく出されます。

回答のコツは「民間の良さを認めたうえで、公務員だからできること」をセットで述べること。

民間企業の迅速なサービス展開や自由度の高い事業運営も大変魅力的です。

しかし、利益を生みづらい福祉、防災、子育て、生活弱者支援などは民間だけでは限界があり、むしろ行政が公平に取り組むべき分野だと考えています。

私はそうした『利益を目的としない公共の利益』のために働き、より良いまちを作る仕事に携わりたいと強く思うようになりました。