公務員試験の面接で必ず問われる、
という質問。
この問いに対し、ただ「地域のために役立ちたい」と答えるのは・・・浅すぎます。
特に政令市であるさいたま市は、人口も多く、多様な行政課題を抱えており、
「なぜさいたま市なのか」
「なぜ公務員なのか」
「その中で何を目指したいのか」
を整理して伝えることが求められます。
本記事では、この質問の意図を読み解きながら、公務員として働く上で重要な4つの視点をもとに、自分の経験と志望動機を絡めたベストな回答を組み立てる方法を詳しく解説。
さらに、実際の模範回答例も3つ用意しましたので、自分の経験に置き換えながら活用していただけます。
最後には、面接官からの掘り下げ質問「民間企業ではダメなのか?」への適切な切り返し方や、面接試験対策のまとめノウハウnoteのご紹介もありますので、ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
やりたい仕事を考える4つの視点

📌①:社会的責務
市民全体の安心・安全・生活の基盤を支える役割を果たすこと。
📌②:公平性
年齢・国籍・障がいの有無に関わらず、誰もが等しく市のサービスを受けられる仕組みづくり。
📌③:民間が担えない領域
インフラ整備、防災、福祉、教育など、採算性だけでは動かない領域での行政の使命。
📌④:未来を支える長期計画
人口減少・高齢化を見据えた都市計画、地域福祉の充実、子育て環境の整備など。
この4点を軸に、自身の経験や志望理由を絡めたストーリーを組み立てましょう。
面接官がこの質問をする意図とは

この質問は、
- 市の課題を理解しているか
- あなたの経験と行政業務をどう結びつけているか
- 長期的な視点を持っているか
上記3点を確認するためのものです。
特にさいたま市は人口130万人を超える大都市で、中心市街地と郊外、ニュータウン、高齢化が進む地域など多様な顔を持っています。
そこに対する行政の役割を具体的に把握しているかが試されます。
さいたま市職員としてやりたい仕事:模範回答例

模範回答例① 地域防災の強化
私は学生時代、地元自治会の防災訓練運営に携わった経験があります。
その中で、高齢者や子どもたちへの避難誘導、外国人住民への情報伝達の難しさを痛感しました。
さいたま市は荒川の氾濫リスクも抱えています。
災害弱者を守る避難体制づくりや多文化共生の視点を取り入れた防災施策に携わり、市民一人ひとりの命と生活を守る体制を強化したいと考えています。
模範回答例② 子育て支援と地域福祉の充実
前職で子育て世代向け住宅の営業を担当し、多くのご家庭と接する中で、住環境だけでなく、行政サービスの充実が子育て世帯の安心に直結すると実感しました。
さいたま市は全国的にも子育て支援施策が注目されていますが、今後は学童保育や子育て拠点の整備、発達障がい児支援の拡充など、さらにきめ細やかな施策が必要です。
その実現に向け、地域の声を丁寧に拾い、行政の仕組みに反映する役割を担いたいです。
模範回答例③ 中心市街地の活性化と都市魅力の発信
さいたま市は埼玉県の中枢都市でありながら、東京への依存度も高い現状があります。
前職で商業施設のPR・誘致業務に携わる中で、街の魅力発信と商業の活性化が地域の誇りと雇用創出に直結することを学びました。
私はさいたま新都心や大宮の中心市街地のにぎわい創出に貢献し、地元の誇りと活力を高める行政施策に取り組みたいと考えています。
「民間企業ではダメなのですか?」への切り返し

面接官によってはするどく掘り下げの質問を飛ばしてくるでしょう。
そんな時は以下のように切り返せるといいですね。
確かに民間でもまちづくりや子育て支援、防災事業などに関わることはできます。
しかし民間はどうしても採算性を重視せざるを得ず、利益に直結しない部分や、社会的弱者の支援、長期的なまちの課題解決といった領域は、公務の役割が不可欠だと考えています。
私は公務員だからこそ担える社会的責務を果たし、市民全体の生活を支える仕事に取り組みたいと考えています。
まとめ:さいたま市の職員としてやりたい仕事

「さいたま市の職員としてやりたい仕事は?」という質問に対しては、具体的な課題意識、行政ならではの役割、自分の経験との接点を丁寧に言語化することが大切です。
ありきたりな「地域に貢献したい」ではなく、
「さいたま市の今を理解し、未来にどう関わるか」
を考え抜いた言葉が面接官の心を動かします。
この記事を参考に、自分の経験・志望動機・市の課題を整理し、自分だけの志望理由を組み立ててみてください。
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