本文では、
- 東京都庁:論文(作文)の傾向と対策
- 東京都庁:論文(作文)の過去問
- 東京都庁:論文(作文)の書き方
- 東京都庁の採用試験に合格する対策法
について解説しています。
「東京都の職員になりたい!評価される論文(作文)を書くには何かテクニックやコツがあるの?」
こんな風に疑問を感じていませんか?
論文(作文)は多くの受験生が苦手意識を感じていますが、実はコツさえ掴めば誰でもスラスラ書けるようになります。
しかし、そのコツを知らないがために、論文(作文)で得点を稼げず公務員試験に落ちてしまう受験生が少なくありません。
この記事では過去の論文テーマはもちろんのこと、論文(作文)のコツ、結論を言えば「論文(作文)の型」を知ることで論文(作文)がスラスラ書けるようになる方法を紹介していきます。
もくじ
東京都庁:論文(作文)の傾向と対策
論文(作文)試験とは、社会問題や自治体が抱える課題についてあなたの考えを述べなさい、という形式の試験になります。
あなたが学生時代に書いた、
「◯◯でした」
「◯◯だと思います」
といった作文のような文章ではなく、与えられたお題に対して事実やデータに基づいた内容を論理的に書かなければいけません。
当たり前の話ですが事実やデータに基づいた内容を書くには社会問題や自治体が抱える課題・施策について、様々な知識を持っていなければいけません。
では、令和3年度に東京都庁の採用試験で出題された論文(作文)テーマをみてみましょう。
(1)別添の資料から、ウィズコロナ時代において東京の観光振興を図るために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都を含む行政は具体的にどのような取組を進めるべきか、都の現行の施策に言及した上で、あなたの考えを述べよ。※東京都の公式ホームページより引用
東京都の論文(作文)の特徴は、まず(1)で短めの文章を書かせ、その後に(2)で本題について書く2段階になっていることですね。
ちなみに難易度は北海道庁をはじめとした都道府県庁や、その他の自治体だと特別区(23区)や大阪市、神戸市といった論文(作文)が難しいと評判の自治体と同レベルの難易度となっています。
ちなみに採用側が論文(作文)試験を行う理由ですが、大まかに言うと次の2点になります。
- 受験生がどのような考え方をしているか
- 論理的な考えを文章にするスキルがあるか
論文(作文)を課すことによって、受験生が自治体の課題や社会問題に対してどのような見解を持っているか。
そして、その考えをしっかりと構成立てて文字に起こすスキルがあるかどうかをチェックするために行います。
東京都庁の論文(作文)は他の自治体同様、
- 近年の社会的な問題
- 東京都が抱える課題や施策について
上記2つを題材にしていることがほとんどです。
もちろんこれら以外のテーマが出題されることもありますが、近年はこれらのジャンルから外れることはほぼ無いですね。
普段からニュース等を見る習慣が無い人にとっては「社会問題や自治体の問題とか全然分からないんだけど・・・」と感じるかもですが、今からでも遅くないのでまずはヤフーのトップニュースを暇なときに見ることから始めてください。
それと東京都庁を含め、大半の自治体の論文(作文)試験は特別区(23区)の論文(作文)試験を参考にしているというあまり知られていない事実があります。
東京都庁:論文(作文)の試験時間と文字数
東京都庁の論文(作文)の時間と文字数は次の通り。
文字数 | 1,000字以上〜1,500字以内 |
時間 | 1時間30分 |
通常、公務員試験の論文(作文)は800〜1,000文字を80分のことが多いため、東京都庁の論文(作文)はかなりハイボリュームと言えますね。
「1時間半もあるし余裕じゃないの?」と思う人もいるかもですが、与えられたテーマを読み・理解し、問題の事例を挙げ、解決策を考え、構成立てて文章を書くのってなかなか大変なことです。
なので、東京都庁の論文(作文)に臨むには「時間は少ないから無駄な時間はない」くらいに思っていた方がいいですね。
論文(作文)試験で絶対にやってはいけないこと
論文(作文)試験にはいくつか「やってはいけないこと」があります。
具体的には以下の2つです。
- 極端に文字数が少ない(用紙の半分以下)
- 字が汚くて読みにくい
絶対やってはいけないことの1つ目は、文章量が少ないこと。
信じられないかもですが、用紙の半分にも満たない量しか書いていない受験生がたまにいます。
これは採用担当者からの評価が最低になりますので注意してください。
1,000文字に満たない場合は採点されないことがありますと、試験用紙にも明記されていますので、くれぐれも注意してくださいね。
絶対やってはいけないことの2つ目は、字が汚いことです。
どんなに内容が素晴らしい論文(作文)でも、字が汚いというだけで評価されなくなります。
もちろん文字の綺麗さは個人差あると思いますが、あなたが書ける最高の綺麗さで書きましょう!
東京都庁:論文(作文)の配点
東京都庁は配点を公表していません。
参考までに、近隣の埼玉県庁の採用試験の配点は次の通りです。
教養試験 | 100点 |
専門試験 | 100点 |
論文(作文) | 100点 |
面接 | 300点 |
※大卒試験区分の場合
公務員試験の勉強をする際、教養と専門試験からはじめ、時間的余裕がなくて論文(作文)はついつい後回し、もしくは十分な対策をしない人が多いのですが・・・。
配点を見れば分かる通り、教養・専門・論文(作文)は同じ配点となっています。
これはおそらく東京都庁も同じで、教養・専門・論文(作文)は同じ配点になっていると考えられます。
この3種は同じ重要度にも関わらず、論文(作文)はぶっつけ本番というか出たとこ勝負みたいな受験生は少なくありません。
また、論文(作文)は他の筆記試験のように解答が無いため、すべての試験の中で最も対策に悩む人が多い試験です。
なので受験生の差が最も大きく出るのは実は教養試験でも面接試験でもなく、論文(作文)試験なんです!
東京都庁:論文(作文)の過去問
東京都庁で過去に出題された論文(作文)テーマは次の通りです。
Ⅰ類A
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | (1)別添の資料から、強靭で接続可能な社会の実現に向けた取組として、サーキュラーエコノミー(循環経済)への転換を図るために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都を含む行政は具体的にどのような取組を進めるべきか、都の現行の施策に言及した上で、あなたの考えを述べよ。 |
2022年度 | (1)別添の資料から、文化振興により、人々の日常に楽しみを取り戻し、暮らしに潤いや活力をもたらすために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都を含む行政は具体的にどのような取組を進めるべきか、都の現行の施策に言及した上で、あなたの考えを述べよ。 |
Ⅰ類B(一般方式)
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | (1)別添の資料より、正しい情報をタイムリーに伝える「伝わる広報」を展開するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2022年度 | (1)別添の資料より、首都直下地震から命と財産を守るとともに、社会経済活動の麻痺による甚大な影響を回避するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2021年度 | (1)別添の資料から、ウィズコロナ時代において東京の観光振興を図るために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都を含む行政は具体的にどのような取組を進めるべきか、都の現行の施策に言及した上で、あなたの考えを述べよ。 |
2020年度 | (1)別添の資料から、高齢者が安心し、生きがいを持って暮らしていくために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2019年度 | (1)別添の資料から、東京の成長に欠かせない中小企業の支援のために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2018年度 | (1)別添の資料から、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けて、ボランティア活動への参加を促進するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2017年度 | (1)別添の資料から、東京を環境先進都市とするために、あなたが重要と考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2016年度 | (1)別添の資料を参考に、東京において、誰もが安心して快適に利用できる交通を実現していくためにあなたが重要と考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2015年度 | (1)別添の資料から、将来にわたる東京の持続的な発展を実現するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2014年度 | (1)別添の資料から、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を踏まえ、東京に訪れる人の満足度をより高め、東京の魅力を世界に発信していくために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2013年度 | (1)別添の資料から、都が高度な防災都市を実現するために重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2012年度 | (1)都では、誰もが生涯を通じてスポーツに親しみ、スポーツを楽しむことにより、健康的で豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指し、様々な取組を進めています。スポーツをより身近なものとし、誰もが気軽にスポーツを楽しむことができるように、都は、今後どのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べてください。
(2)東京は、日本の首都として経済、産業を牽引してきた一方で、様々な環境問題を抱えていることから、都は、緑地の確保や河川、東京湾の水質改善などの環境施策を積極的に進めてきました。都市の機能を維持しながら、誰もがくらしやすい都市環境の創出を更に推進していくために、都は、今後どのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べてください。 |
2011年度 | (1)本年3月に発生した東日本大震災は各地に甚大な被害をもたらし、現在国を挙げて復旧・復興に向けた取組を進めています。東京を安心して住み働くことができる災害に強い都市とするために、今後、都はどのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べてください。
(2)わが国の国際競争力は、1990年代後半以降大きく低下し、現在では多くの欧米・アジア諸国に抜かれ、わが国の社会経済の先行きに対する懸念が広がっています。このような中、都は羽田空港の国際化など国際競争力を高める取組を進めていますが、日本の牽引役として、今後、都はどのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べてください。 |
2010年度 | (1)東京都では、高齢者向けの行政サービスとして、介護サービスの充実、バリアフリー施設の拡充など、さまざまな取組を行っています。「超高齢化社会」を迎える東京において、高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりのため、都はさらにどのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べてください。
(2)近年、電車内での携帯電話の使用や、道路・公園でのペットの放し飼いなど、公共の場におけるマナーの低下が問題となっています。あなたが日ごろ考えている「他者への気遣い」と「マナーのあり方」について言及しながら、今後、公共の場におけるマナーを向上させ、他者への思いやりに富んだ社会を構築していくためにはどうしていくべきか、あなたの考えを述べてください。 |
2009年度 | (1)昨年のアメリカの金融危機を契機とした世界的な不況を受けて、わが国でも製造業における派遣労働者の雇用調整が行われるなど、急速に雇用環境が悪化しています。こうしたなか、都民の不安を取り除くため、都は、緊急雇用対策を平成21年度予算に盛り込むなどの対応をとっています。雇用問題についてあなたが日ごろ考えていることに言及しながら、都民の雇用を確保するには行政としてどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。
(2)東京都は、認証保育制度の創設をはじめ保育サービスの充実を図ってきましたが、保育所の待機児童が解消しないなど、子育てを支援するさらなる取組が求められています。また、わが国の育児休業等の制度は整えられましたが、男性の育児休業の取得率は低い水準にとどまっています。子育て支援は、社会全体での取組が不可欠です。今後、社会全体で子育てを応援していくために行政としてどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。 |
2008年度 | (1)首都東京は、都市機能の集中、集積を競争力の源泉とし、世界を代表する都市として成熟を遂げてきました。一方、都は、東京が都市として成熟を遂げる過程で、多くの課題を抱え、また、今後、先鋭的に現れる新たな課題にも、的確に対応していく必要があります。このような状況の下、都の職員は、首都東京を現場(フィールド)として、どのように困難に立ち向かい自ら道を切り拓いていくべきか、あなたの考えを述べてください。
(2)今日では、交通や通信手段の発達などにより、生活圏や経済圏が広域化し、大気汚染、交通渋滞などの都市問題も広域化しています。このような都市問題を根本的に解決するには、都が単独で取組を進めていくことだけでは限界があります。東京が抱えている都市問題に対する取組を進めていくために、都はどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。 |
2007年度 | (1)東京をはじめ大都市のものづくり産業は、地域の特性に応じて中小企業の集積を形成しつつ発展してきました。しかし、近年の国際競争の激化、技術や技能を引き継ぐ人材の不足など、ものづくり産業を取り巻く環境は大きく変化しています。このような中、ものづくり産業の活性化を図るためにはどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。
(2)近年、公共的サービスの質の向上のため、これまで行政が提供してきた公共的サービスの民営化や民間委託などが進められています。一方で、耐震偽装問題等、行政と民間との役割分担のあり方が改めて問われる事例もみられます。このような中、今後、行政はどのような役割を果たしていくべきか、あなたの考えを述べてください。 |
2006年度 | (1)地球温暖化問題は、人類の生存そのものにかかわる課題であるとともに、持続可能な社会の構築のために乗り越えなければならない課題です。地球温暖化問題の解決に向け、温室効果ガス排出量を削減するために、あなたが日ごろ心掛けていることに言及しながら、エネルギー消費量の大きい都市である東京において、どのように取り組んでいけばよいか、あなたの考えを述べてください。
(2)近年、わが国では、ニートやフリーターとよばれる若者の増加が問題となっており、このような状況は、若者本人にとっても社会にとっても大きな損失であるといわれています。あなたが日ごろ考えている働くことの意義に言及しながら、ニートやフリーターへの対策を進めていくためにはどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。 |
2005年度 | (1)現在、東京では大地震がいつ起きてもおかしくないと言われています。東京都は、このような大地震に備えて、都民の生命と財産を守り、都市機能の低下を防ぐため、防災対策に取り組んでいます。あなたが考える東京の防災面の問題に言及しながら、大地震が起きたとき、都民の安全を確保し、いち早く都民の生活の復興を図るためにはどうすればよいか、あなたの考えを述べてください。
(2)わが国は、戦後60年という短い期間の中で、現在の豊かな社会を実現しました。この間、特に家族や地域のあり方は大きく変化し、少子高齢化が先進国の中で最も早く進行しています。あなたが日ごろ感じている少子高齢化の問題点に言及しながら、低経済成長の時代において、今後も都民がいきいきと暮らしていくためには、どうすればよいか、あなたの考えを述べてください。 |
Ⅲ類・障がい者を対象
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | 誰にとっても住みやすい東京をつくっていくために、私が取り組みたいこと |
2022年度 | 私が考える都民サービスの向上 |
就職氷河期世代Ⅰ類B
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | (1)別添の資料から、高齢者が人生100年時代に元気に活躍し、心豊かに暮らしていくために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
2022年度 | (1)別添の資料から、都内における脱炭素化の取組を推進し、CO2排出量実質ゼロの「ゼロミッション東京」を実現するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
就職氷河期世代Ⅲ類
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | 様々な自然災害のリスクから都民の安全・安心を確保するために私が取り組みたいこと |
2022年度 | 東京の更なる魅力向上のために私が取り組みたいこと |
東京都庁キャリア活用採用
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | 少子高齢・人口減少社会の進行が深刻化する中で、付加価値を生み出し、明るい未来を切り拓く原動力となる人材を育成し、一人ひとりが主役になる東京を築いていくために、都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べよ。 |
2022年度 | 人と人が理解しあい共に暮らすことのできる、多様性が尊重されたより良い社会の構築に向けて、都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べよ。 |
2021年度 | 将来にわたり豊かさにあふれる持続可能な都市の実現に向けて、環境との共生とデジタル化による利便性を兼ね備えた東京をつくっていくために、都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べよ。 |
2020年度 | 世の中の様々な変化、変革に対応し、東京が更なる進化を遂げるため、都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べてください。 |
2019年度 | 誰もがいきいきと生活できる、そして、活躍できる都市・東京の実現に向けて、東京都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べてください。 |
2018年度 | 将来、東京の人口減少が見込まれる中で、東京が持続的な成長を続けていくために都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べてください。 |
2017年度 | 都政を都民と共に進めていく上で重要なことを挙げ、新しい東京の実現に向け都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べてください。 |
2016年度 | 首都東京の防災力を高めるために、都が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べてください。 |
2015年度 | 誰もがワーク・ライフ・バランスを実現し、健康で豊かな生活ができるようにするために行政は何をすべきか、あなたの考えを述べてください。 |
2014年度 | 少子高齢化が進展する将来の社会において、都民生活の活力を維持していくために行政はどうすべきか、あなたの考えを述べてください。 |
2013年度 | 都市における住民生活をより豊かなものとするために、行政が果たすべき役割について、これまでの経験にも触れながら、あなたの考えを述べてください。 |
2012年度 | 住民の期待に応えていくために、行政が積極的に取り組むべきことは何か、これまでに培った経験を踏まえ、あなたの考えを述べてください。 |
2011年度 | 行政に求められる危機管理について、これまでの経験にも触れながら、あなたの考えを述べてください。 |
2010年度 | 組織力を十分に発揮するために、組織を支える人材の育成が必要不可欠となっていますが、このことについてあなたの考えを述べてください。 |
2009年度 | 現在、行政には、より一層の効率化が求められていますが、このことについてあなたの考え述べてください。 |
Ⅰ類B(一般方式)【第2回】
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | (1)別添の資料から、高齢者が人生100年時代に元気に活躍し、心豊かに暮らしていくために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で完結に述べよ。
(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。 |
※東京都庁の公式ホームページより引用
基本的に地域に関すること、もしくは社会問題がお題として出題されています。
この過去のテーマが論文(作文)対策をする上で最も重要なのですが、その理由はシンプルに、
論文(作文)は過去問と似たようなテーマが出題されるから
論文(作文)のテーマは無数にある訳ではありません。
2019年や2020年の試験では全国的に『SDGs』についてのテーマが採用されたくらい、公務員試験は社会ネタに敏感と言えます。
- 少子高齢化
- 環境問題
- 住みやすいまちづくりをするために
他にも上記のような自治体が抱える問題については、テーマの切り口を少し変えて本当によく頻繁に出題されています。
だからこそ過去問を知るか知らないかで論文(作文)の書きやすさは大きく変わってくる訳ですね。
もっと言えば、東京都庁の過去問がそっくりそのまま出題されることはないので、研究すべきは他の自治体の論文(作文)の過去問。
特に、東京都庁は特別区(23区)の論文(作文)テーマを色濃く参考にしているため、分析・研究するなら特別区の過去問を活用するのが一番賢い対策法ですね。
東京都庁:論文(作文)の書き方
論文(作文)の対策方法は以下の5ステップになります。
- テーマの理解と分析
- 論理的な構成
- 文体と表現力
- 使い回せるフレーズを自分のモノにする
- 模範解答の活用
①:テーマの理解と分析
与えられたテーマや問題文をよく読み、理解することが重要です。
テーマの核心をつかみ、分析する能力が求められます。
また、テーマを多角的に考え、関連する情報や視点を収集しましょう。
②:論理的な構成
論文は明確な構成を持つ必要があります。
一般的な構成は、序論、本論(論点や論証の展開)、結論の3つのパートからなります。
序論ではテーマの背景や重要性を説明し、本論では主張や論証を展開し、結論ではまとめや提言を行います。
③:文体と表現力
文体は公務員として求められる明瞭かつ公正な表現を意識しましょう。
冗長な表現や曖昧な表現を避け、簡潔かつ具体的な言葉を使うようにすると評価ポイントが高くなります。
また、適切な引用や参考文献を使用できるよう、知識として頭に入れておくといいですね。
④:使い回せるフレーズを自分のモノにする
論文(作文)の模範解答を読み込むと、使い回せるフレーズというのが自然と分かってきます。
というのも、一見テーマが異なるようでも、取り上げられる課題に対する施策で同じものが使えることがよくあるからです。
といったように、模範解答をしっかりと読み込むことで、「この言い回しは何度も出てきたな」といったことに気がつくようになります。
これをそっくりそのまま覚えておけば、使い回せるテーマが出てきたときにオートマチックにスラスラと書くことが出来るので超オススメです!
⑤:模範解答の活用
「論文(作文)はコツさえ知れば誰でもスラスラ書けるようになる」と言っていますが、その最大のコツとは「論文(作文)の模範解答を知ること」です。
模範解答はある意味、テンプレートや雛形に近いもので、テーマで問われる内容、施策に対するフレーズをすべて自分の引き出しとしてプールしておくことが論文(作文)の最大のコツになります。
この「フレーズ」は論文(作文)を書く上で超重要でして、自分でその場で思いついて書いたものはチグハグな文章になったり話が飛んだり、最悪何が言いたいのかよく分からない文章が出来上がってしまいます。
逆に「フレーズ」を知っていれば、文体の一致や文章の構成が自然と身につき、どんなテーマでも悩むことなく、面白いように言葉が降ってきて書けるようになります!
また、過去のテーマで書いてみた文章は似たテーマの時に使い回すことが出来るため、模範解答と同レベルの論文(作文)が簡単に書けるようになります。
ちなみに論文(作文)の頻出のテーマ + 模範解答を知る方法は、
私が執筆したノウハウnoteを読み込むこと
この方法で自然と身につけることが出来ます。
模範解答(正しく書かれた論文)というのは、構成・文体がきちんとしていますからね。
ちなみにノウハウnoteについては記事の最後で紹介していますので、このまま読み進めてください!
東京都庁:論文(作文)攻略ガイドまとめ
この記事を読んでいるあなたは、
どんなテーマでもスラスラ論文(作文)が書けるようになりたい!
このように考えているのではないでしょうか?
現在、インターネット上では、
大量の論文ノウハウがあふれかえっています。
公務員アドバイザーを名乗る人の発信するLINEに登録してみたり
書店で参考書を購入したりして、「論文(作文)を書く方法」について勉強している方も多くいらっしゃると思います。
しかし!
現在のインターネット上、もしくは参考書で解説されている論文(作文)ノウハウには、1つの大きな問題があることにあなたは気づいているでしょうか?
再現性のないテクニックでは上達しない
現在、あなたが
「これなら書けそうだ!」
と感じている(勉強している)ノウハウは、以下のような内容ではないでしょうか?
- 過去問を調べろ!
- 過去問を用いて自分で実際に書いてみろ!
- 書いた論文を添削してもらえ!
このように、いわゆる
「過去問を利用して経験値を増やせ!」
というノウハウです。
過去問を研究するという勉強法は確かに有効です。
実際私が進めるテクニックも過去問を用いて実際に自分で書いてみようという内容なので、基本路線は同じ。
しかし、実際に自分で論文(作文)を書いてみたところで、
- 書き方を知らない
- 論文(作文)の構成を知らない
このような人が行っても、実行するのに膨大な時間がかかってしまいます。
論文(作文)1つにつき90分、10テーマ書くと900分。15時間以上・・・。
公務員を目指すあなたは論文(作文)をまず書いてみるだけで15時間も時間をかけれるほど暇ではありませんよね?
また、書いた論文を添削してもらえ!と言われても、公務員予備校に通ってるとかじゃないと「誰に添削してもらえばいいの?」ですよね。
つまり、
多くの公務員アドバイザーが提唱しているノウハウは、
再現性が非常に低い
とは思いませんか?
ノウハウを実行すると合格できるというより、ノウハウを実行すること自体が難易度が高すぎるのです。
論文(作文)をマスターするなら
私自身は公務員予備校に通って努力し、受験したすべての公務員試験に合格してきました。
「必ず合格してやる!」
と意気込んで机に向かう日々・・・。
公務員予備校で教わった知識・ノウハウ・テクニックをもとに、結果を残すことが出来ました。
ただ、それと引き換えに貴重な時間とお金をたくさん犠牲にしてきました。
この記事を読むあなたにはそんな私が行った方法よりももっと効率が良いやり方で対策して欲しいんです。
巷(ちまた)にあふれる再現性の低いノウハウに振り回されてほしくないんです!
そんな訳で、大学卒業程度の試験区分の採用試験を受ける方のために、頻出・出題が予想されるテーマを合計35個厳選し、さらに35テーマ分、すべてで模範論文を作成しました。
また、高卒区分の試験を受ける方のためには、作文テーマで頻出のものから30テーマ分を厳選し、こちらも試験でそのまま使える模範作文を作成しました。
そこらへんに転がっている小手先のテクニックよりも、もっと効率が良く、汎用性の高いフレーズがギッシリ詰まっています。
また、すべて1つの流れで書いているので、この模範解答で型を覚えれば、どんなテーマが出題されようとスラスラ書けるようになります。
東京都庁の採用試験に合格したいと考えているなら、この模範解答は真っ先に見るべきです。
ノウハウnoteを見ながら、しっかりと勉強すれば、あなたは確実に変われます。
一生条件の悪い仕事のまま、朝から晩まで働かなくて良いんです。
公務員になれば定年まで安定した生活ができ、あなたの小さい頃からの憧れ、夢を実現させることが出来ます。
少し興味が湧いてきましたか?
何度も言いますが、私が執筆した模範論文、模範作文を読めば文章スキルを劇的に向上させることができます。
本気で、
📌「論文(作文)の書き方を学びたい!」
📌「公務員に絶対になるんだ!」
📌「安定した人生を生きる!」
という強い意志のある方は、ぜひ下記のnoteを手にとって活用してみてください。
私の論文(作文)ノウハウnoteは、「大卒区分」「高卒区分」「社会人経験者区分」と、それぞれ受験する試験に合わせたものを用意しております。
公務員になるというあなたの夢を実現するためにも、今この機会にぜひ私のnoteを手に取って試験対策をしてみませんか?
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大卒区分で論文試験がある方向け
高卒区分で作文試験がある方向け
社会人経験者区分で論文(作文)がある方向け