・公務員特有の強みとってなに?
・転職の際に「強み以上にアピールするもの」ってあるの?
転職したい公務員の上記のような疑問を解決できる記事になっています。
この記事を書く私は元公務員で、これまで公務員から民間企業へ転職した同僚を何人も見てきました。
そんな転職に成功した公務員の多くが転職エージェントを利用したことで「公務員としての強み」を客観的に分析できていたので紹介しますね。
というわけで、
本文では、
- 企業から見た公務員の強み
- 公務員が仕事の経験から得られる強み
- 強みよりも大事なもの
について解説しています。
公務員を辞めて民間企業へ転職したい方にとっては割と参考になる話だと思うので、ぜひ記事の最後までお付き合いくださいね!
もくじ
企業から見た公務員の3つの強み
企業から見た公務員の強みは次の通りです。
- 公務員ブランドがあること
- ストレス耐性が強いこと
- 仕事が真面目、丁寧なこと
公務員の方が意外に知らないのが、「公務員であること」がなかなかのストロングポイントになるということです。
公務員になるには高い倍率の試験をくぐり抜けているため、「大企業に入るくらい優秀な人材に違いない」というフィルターをかけて見てくれます。
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転職時に使える!公務員の経験で得られる4つの強み
世の中には、
「公務員として働いても何の強みも身に付かない」
「公務員を辞めたら民間企業でなんか通用しない」
上記のように考える人が多いのですが、それは大きな勘違い!
私も「公務員に強みなんてない!」と思っていたのですが、実はそうでもないなと公務員を辞めてから気がつきました。
働く自治体、経験した部署によって多少異なりますが、公務員の強みを具体例も交えながら紹介していきます。
- 地道な仕事をコツコツと継続できる力
- ホウレンソウが根付いている
- 論理的に説明できる力
- ストレス耐性が強い
①:地道な仕事をコツコツと継続できる力
公務員として最も得ることの出来る強みは「毎日地道な仕事をコツコツ継続できる力」だと思います。
毎日代わり映えのない仕事を延々とこなしたり、電話・メール・FAXなど、さまざまな情報伝達ツールを使って知識のない人にも分かりやすく説明しないといけなかったり。
仕事自体はそれほど難易度が高いものではありませんが、他の人が嫌がるような「地味でめんどくさい作業」を当たり前のように毎日こなせるのは「スキル」と読んでいいと思います。
この「地道な作業」というのは一見華やかな「作曲」や「執筆」の仕事でも最も必要なスキルであり、私も公務員時代に培ったこのスキルを周りからよく評価されます。
②:ホウレンソウが根付いている
公務員の世界では上司への「報告・連絡・相談」、いわゆる『ホウレンソウ』が命ですよね。
公務員の基本的な仕事は「事務作業」です。そして、事務作業に絶対について回るのは「上司への確認作業」です。
そしてこのホウレンソウは公務員は公務員だけでなく、だいたいどこの業界でも必要なスキルなのは間違いありません。
現在の仕事の状態と将来のリスクを想定し、それに対する対策を準備し、その都度上司への報告する力は公務員が一番得意とする強みです。
③:論理的に説明できる力
公務員の仕事をしていると、まったく知識のない人に対して分かりやすく論理的に説明し、物事を理解させる力が身につきます。
行政的な手続きって分かりにくいことのオンパレードですが、それを知らない人に対して説明しなければいけないからです。
とくに分かりにくい「年金」や「健康保険」の手続きを説明するのって大変ですよね?
資料を見ながら市民に説明し、様々な質問にも答える。このように、「分からないことについて相手が納得する状態」まで論理的に説明できる力が身につけたられたはずです。
④:ストレス耐性が強い
「仕事ができない上司の尻ぬぐい」
「市民からのクレーム」
「公務員独特の人間関係」
上記のようなことはかなりストレスがかかっていたと思います。
そういった環境でも「毎日当たり前のようにこなしていくこと」は並大抵のことではないと、公務員を辞めてから気づくようになりました。
こういった公務員ならではのツライ経験は、企業の面接試験の会話の中で「サラッと話せるネタ」として用意しておくと、
「この人はストレス耐性が強そうだな!」
と好印象を持たれることに繋がります。
公務員の強みよりも大切なのは「転職時期」
ここまで「公務員時代に得られた強み」の凄さについてお話してきましたが・・・。1番大切なのは「転職する時期」です。
たしかに「強みを我が社でどのように生かしていけるか?」という質問は必ず聞かれます。
しかし、転職しようにも「時期が悪い」と、そもそも求人自体がないなんてことも。
「強み」よりも重要なのは「転職の時期」
私は就職氷河期ドンピシャの世代なのですが、あの当時を思うと、
就職は個人の能力とか優秀さよりも景気次第だよな。
ということがよく分かりました。
世の中の景気が良ければ採用人数を増やす企業が増えますし、あとは「年齢的な時期」も大切です。
つまり、第二新卒のように「若ければ若いほど転職しやすい」ということです。
逆に「就職氷河期」や「リーマンショック」のような経済的不況が起きたら、就職・転職の倍率が数十倍とか数百倍とかになるわけです。
まとめ
公務員は様々な強みを仕事から得られますが、その強みよりも転職する時期の方がぶっちゃけ大切です。
また、「元公務員のあなたにこれからの伸びしろ」があるかどうかも転職が成功するかどうかの大きな要因になると思います。
とくにIT業界やマーケティング業界であればトレンドの移り変わりが早いため、未経験の方でも割と簡単に採用されます。
もし「公務員から未経験の業界に転職したい!」という方がいましたら、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
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