・作文ってどのように書けばいいか分からない・・・
・過去の出題テーマや書き方のコツがあれば教えてほしい!
このような疑問にお答えする記事になっています!
公務員を目指す方に多いのが「作文の書き方が分からない・・・」と苦手意識を持っているということではないでしょうか?
作文が苦手な理由って実はシンプルで、書き慣れていないとか、書き方のコツを知らないからなんですよね。
逆に言えば、正しい対策法、つまり書き方のコツさえ知っていれば誰でも絶対にスラスラ書けるようになるんです!
というわけで、
本文では、
- 京都市:作文の傾向と対策
- 京都市:作文の過去問
- 京都市:作文の書き方
について解説しています。
京都市の作文対策について過去のテーマや書き方のコツなどを紹介していきますので、苦手意識を無くして作文マスターになりたい方はぜひ記事の最後までお付き合いくださいね!
京都市:作文の傾向と対策

まずは令和3年度に京都市の採用試験で出題された作文テーマをみてみましょう。
最近5年間で最も後悔したことと,その前後でどのように自分の行動が変わったか述べよ
作文試験とは、上記のようなお題に沿って自分の考え・経験を書く試験で、
- 受験生がどのような考え方をしているか
- 論理的な考えを文章にするスキルがあるか
この2点をチェックするために行われます。
ただ長い文章を書けば評価されるのではなく、いかにお題に合った文章が書けるか、つまり「論点」がズレることなくしっかりと書かなければ評価されません。
京都市:作文の文字数と時間は?
京都市の作文の文字数と時間は次の通りです。
文字数 | 600字 |
時間 | 40分 |
通常、公務員試験の論文(作文)は800〜1,000文字を80分で!というように指定があるのですが、それに比べて京都市は文字数も時間も少なめ。
文字数が少ないと簡単なのでは!と思う方もいるかもですが、実は文字制限数が少ない方が試験としての難易度は高いんです。
短い文章の中にお題で求められた内容をきっちり納めるのって実はすごく難しいんですよね。
それと、40分と聞いてピンと来ない方のために言っておくと、40分はかなり時間が少ない!ということ。
作文に書き慣れていないと間違いなく時間が足りなくなるので、そうならないためにも作文の書き方やコツは頭に入れておく必要があります。
作文は一発不合格に注意!
作文試験には一発不合格があるので注意してください。具体的に何をしたら一発アウトかと言うと、
- 極端に文字数が少ない(350文字以下)
- 字が汚くて読みにくい
上記は採用担当者からの評価が爆下がりで、最悪一発不合格になりかねないので注意してください。
京都市:作文試験の過去問

冒頭でお話した「作文は書き方のコツさえ知っていれば誰でもスラスラ書ける」ですが、そのコツは、
作文の過去問を利用すること
になります。
公務員試験の勉強って、たとえば教養試験の勉強をするときに行うのってまずは過去問を見て試験のレベルと問題の傾向を把握し、過去問を解きながら進めますよね?
この対策法は作文試験も同じなんです!
過去のテーマ | |
2021・2020年度 | ▶︎過去の論文(作文)テーマはこちらから |
2019年度 | 最近5年間で,他者との関わりの中で自分が成長できたと思えることと,それを活かして,現在取り組んでいること |
2018年度 | 最近5年間で,困難を乗り越えた経験と,その経験から学んだこと |
2017年度 | 最近5年間で、失敗して最も悔しかったことと、その経験から学んだこと |
2016年度 | 最近5年間で、人との関わりの中で苦労したことと、その経験から学んだこと |
2015年度 | 最近5年間で、最もプレッシャー又はストレスに感じた出来事と、その場面をどのように乗り越え、その経験から何を学んだかについて |
2014年度 | 最近5年間で、他人から注意を受けた自らの行動と、その後の対処について |
2013年度 | 最近5年間で、失敗したと思う出来事と、その経験を今後どのように活かしたいかについて |
2012年度 | 最近5年間で、最も後悔したことと、その経験から学んだことについて |
2011年度 | 最近5年間で、他者と協力して成果を得た出来事と、その経験から学んだことについて |
2010年度 | 最近5年間で、身近な人との関わりから学んだことについて |
2009年度 | 自分が成長できたと感じる出来事について、例を挙げて述べてください。ただし、5年以内の出来事とします。 |
2008年度 | これまで最もつらかったことと、それをどのようにして乗り越えたか |
上の表は京都市で実際に出題された作文のテーマです。
京都市の作文試験のテーマは基本的に「この5年間におけるあなたの成長について」を問われます。
- これまで困難を乗り越えた経験
- これまでに失敗したこと
- 人間関係について
上記の頻出テーマは少し切り口が変わるものの、よく作文のテーマとして出題されます。
つまり、過去問に似た内容のテーマが出題される可能性が高く、他の自治体で出題された作文テーマも使い回しされやすいといった裏事情があります。
なので、作文の過去問を利用することこそが最強の作文対策になるわけです。
ちなみに、作文を書くために行う訓練は以下の3ステップになります。
- 過去のテーマを使って作文を書いてみる
- 複数のテーマで作文を書いて、書くことに慣れる
- 使えそうな知識を1つずつ積み上げて、言葉の引き出しを増やす
これが全てですね。
でもこのやり方にはいくつか欠点があるのですが、大きなものとして、
- 作文を書くのは膨大な時間がかかる
- 自分の書いた作文が正しいとは限らない
上記2点ですね。
作文対策は1つのテーマを書いてみて「はい、終了!」というほど楽なものではありません。
出来るだけ多く場数を踏まないと作文に慣れませんし、どれだけ多くのテーマに触れるかによって自身が試験本番で使えるフレーズの引き出しの多い・少ないは変わってきます。
これって教養試験や面接対策まで行わないといけない受験生にとって時間的にキツいですよね?
なので作文対策しないといけないことは分かっているけど、ついつい軽視したり、最悪の場合、ぶっつけ本番に近い形で試験に臨む受験生が多いのはこういった理由からなんですよね。
でも、作文で点を稼ぐことが出来れば「かなり試験を有利に進めることが出来る」ので、この記事を読むあなたにはぜひ作文の書き方をマスターしてほしいと思います。
作文は自分では正解が分からない
過去のテーマを用いた作文を書いてみましょう!と言いましたが、自分の書いた作文が合格基準を満たしているかどうかはぶっちゃけ自分では分かりません。
なぜなら、作文の模範解答を自治体は公表していないから。
作文を実際に書いたあとに以下をチェックしたいのですが、
- テーマの把握はできているか
- 文体は一致しているか
- 文章の構成はおかしくないか
このような作文の評価に繋がる項目は過去問や参考書を読むだけでは分かりません。
京都市:作文の書き方

作文対策の方法としては以下の3ステップになります。
- 作文の書き方を知る
- 作文を書く練習をする
- 添削を受ける
①:作文の書き方を知る
まず始めに行うのは、作文の「型」を知ることです。
「型」とはテンプレートや雛形と呼ばれるもので、よく聞くものでは「起承転結」とかですね。
この「型」は作文を書く上で超重要でして、型に沿って書かれていないとチグハグな文章になったり話が飛んだり、最悪何が言いたいのかよく分からない文章が出来上がってしまいます。
逆に「型」を知っていれば文体の一致や文章の構成が自然と身につき、どんなテーマでもスラスラ書けるようになります。
なので、先ほどの「独学では自分の論文(作文)が正しいかどうか分からない」といった心配事を解消することが出来ます!
②:作文を書く練習をする
次に、作文を実際に自分で書いてみて作文を書くという行為に慣れましょう!
これまでにお話したように、作文は実際に書いてみて場数を踏まないと作文レベルはなかなか向上しないもの。
また、その際は時間を設定し、過去の作文テーマを用いて本番さながらにやらなければ意味がありません!
「型」を知ったからといって、実際に作文を書いてみないとなかなか上手く書くことは出来ません。
インプットとアウトプットは別物なので、「型」を頭に入れるインプット作業のあとは、実際に本番さながらに書いているアウトプットをいかに多く量をこなすかが重要になります。
③:添削を受ける
自分で書いた作文が正しいか分からないからこそ、書いた作文を添削してもらう必要があります。
第三者に添削してもらうことで、誤字脱字や文章の構成がおかしくないか、きちんと文書の言いたいことは伝わるか等を客観的に知ることが出来ます。
でも、公務員予備校を利用している人は添削をお願いできる環境にありますが、そうじゃない人にとって添削してもらうのって簡単ではないですよね?
私がこの記事を読むあなたの論文(作文)を添削できればいいのですが、私の体は一つしかないので時間的にも地理的にも不可能です。
また、「型を覚えろ!」とこれまで言ってきましたが、その型はどうやって覚えればいいの?という疑問がある人も多いはず。
そんなあなたにオススメなのが、私が執筆した最強の論文(作文)ノウハウである『公務員試験の論文の正しい書き方【これさえ読めば論文は怖くない】』です。
京都市・論文攻略ガイドまとめ

本記事では京都市の採用試験で実施される作文試験について解説しました。
作文は多くの方が書き慣れていないから苦手意識を持っていますが、実は「型」さえ知っていればそれほど難しい試験ではありません。
その「型」は過去問の模範解答を読み込むことで、
- テーマに沿った文章の書き方
- どのような文体で書けばいいか
- 文章の構成の仕方
こういった「作文の評価にかかわるポイント」が自然と身につくようになっています。
作文で落ちる人といのは過去問を読んで対策した気になっているだけで、自身の作文を書く力が養われていないことがほとんどです。
また、自分では書けていると自画自賛してるけど、実際はテーマから論点がズレていたり、そもそも文章の構成や文体がルールから外れていたりしているもの。
なので、
「どんなテーマでもスラスラ書けるようになりたい!」
「京都市の採用試験に絶対に合格したい!」
という方は、ぜひ私が執筆した『公務員試験の論文の正しい書き方【これさえ読めば論文は怖くない】』を活用してみてください。
きっとあなたの論文(作文)レベルを引き上げてくれ、合格に近づけてくれるはずです!
社会人から公務員へ転職する方へ
公務員になりたい学生の方へ
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