本文では、
- 東京都庁:グループワークの傾向
- 東京都庁:グループワークの過去問
- 東京都庁の採用試験に合格する対策法
について解説しています。
こんな悩みを抱えていませんか?
グループワークは基本的に「グループの中で協調性を発揮し、論理的な結論に辿り着けるか」が評価の本質になります。
ですが、多くの受験生はグループワークとかやったことないので、ついつい目立ちたがったりして正しい立ち振る舞いがなかなか上手く出来ないですよね。
そんな受験生の悩みを解決するために、今回「東京都庁のグループワーク攻略法」に関する記事を書くことにしました。
東京都庁:グループワークの傾向
東京都庁のグループワークは「l類B(新方式)」において最終試験で実施されます。
グループワークの流れ
試験の流れは以下の通りです。
- 人数分け
試験会場ではまず大部屋に集められ、各自番号が割り振られます。
そして自分の番号が呼ばれたら小部屋に移動し、そこでグループワークが行われます。
通常、他の自治体では集団討論は6〜8人くらいで行われるのですが、東京都庁は3人が1グループなので発言しやすい環境と言えますね。 - 試験の説明
受験生同士で集団討論型の試験が行われます。
試験の説明(テーマ)が担当者から発表され、試験開始時刻になると試験スタートです。 - 試験(討論)
3人の面接官が見守る中、グループワークをします。
20分でグループの意見をまとめるよう指示があります。
グループワークでは、
- 役割を決める(司会、書記など)
- 討論の際は他の受験生を番号で呼び合う
- 発言するときは自分の番号を言ってから行う
上記のルールがあります。
聞かれる内容としては、与えられたテーマに対する自分の意見はもちろんのこと、「他の受験生の意見に対してどう思うか?」なども聞かれます。
なので、緊張しているからといって他の受験生の発言をしっかりと聞いていないと質問に答えられないという事になりますので、常に他者の発言には耳を傾けておきましょう。
東京都庁:グループワークの過去問
Ⅰ類B(新方式)
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | (1)東京都では、東京が直面する風水害、地震等の危機及び複合災害に対し、強靭で接続可能な都市の実現を目指す「TOKYO強靭化プロジェクト」を推進している。あなた達は、大地震であっても「倒れない・燃えない・助かる」まちづくりを検討するプロジェクトチームの一員となった。首都直下型地震等から都民の命と暮らしを守るために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。
(2)東京都では、次世代へ希望を引き継ぐ社会を実現するため、「静かなる脅威」である少子化の問題に取り組んでいる。あなた達は、望む人誰もが産み育てやすい社会に向けた取組を進めるプロジェクトチームの一員となった。それぞれのライフステージに合わせた切れ目のない支援を展開し、次世代を担う子供たちに輝く未来を継承していくために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (3)東京都では、2025年の世界陸上をデフリンピック開催を契機とした、全ての人が輝くインクルーシブな街・東京の実現に取り組んでいる。あなた達は、誰もがスポーツの力を享受できる「スポーツフィールド・東京」の創出を推進するプロジェクトチームの一員となった。誰もがスポーツを楽しむことができる環境を構築するために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、多摩・島しょの魅力を創出し様々な機会をとらえ積極的に発信することにより、国内外に新たなファン層を増やし、賑わいと活力にあふれる地域社会の構築に取り組んでいる。あなた達は、世界を魅了し続ける多摩・島しょを実現する施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。国内外におけるプレゼンスを飛躍的に高め、新たなファン層を呼び込むために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (5)東京都では、再生可能エネルギーの利用拡大など、あらゆる施策を総動員して2030年カーボンハーフに向けた取組を加速させている。あなた達は、「エネルギーを『減らす』『創る』『蓄める』」を社会全体で加速させる施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。今後、まち全体の脱炭素化を複合的・重層的に進め、2030年カーボンハーフを実現していくために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (6)東京都では、誰もが希望に応じて働くことができる環境整備を促進している。あなた達は、テレワークの普及定着や育業の推進による家庭と仕事の両立を後押しするプロジェクトチームの一員となった。今後、新たな時代に即した働き方を推進し、誰もが希望に応じて柔軟に働くことができる社会を実現するために、どのような取組行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 |
2022年度 | (1)東京都では、「女性活躍推進」のため、女性が活躍できる社会環境の整備を進めている。あなた達は、育児・介護と仕事の両立を支援するプロジェクトチームの一員となった。 今後、女性が自ら希望に応じた生き方を選択し、自分らしく輝くために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、世界に羽ばたきグローバルに活躍する人材や、Society5.0時代を主体的に生き抜き、AIやIoT等を活用したものづくりをけん引する人材の育成を推進している。あなた達は、東京や日本の未来を担う人材育成を推進するプロジェクトチームの一員となった。 将来、高度な語学力や豊かな国際感覚、最先端技術等を活用し、世界で活躍する若者を育成していくために、どのような取組をこのなうべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(3)東京都では、「観光」を振興し、「食」の魅力を高める多様な施策を展開している。あなた達は、観光需要の回復フェーズをとらえた施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 「観光」と「食」の魅力との相乗効果で、東京を世界中の人々が訪れる都市としていくために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、全ての子供の笑顔を育む、総合的な子供政策を推進している。あなた達は、誰一人取り残さない視点から子供へのサポートの強化を検討するプロジェクトチームの一員となった。 |
2021年度 | (1)東京都では、人と人がつながりを保ち、支えあいながら暮らしていくことができるよう、「住まい」と「地域」を大切にする戦略を推進している。あなたたちは望まない「孤独・孤立」に陥る人を取り残さないよう対策・支援を行うプロジェクトチームの一員となった。 コロナ渦で社会に取り残される人が増えており、特に女性や若年層の自殺者数が増加傾向にある中で、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、島しょ地域の豊かな自然や特産品等の魅力を生かし、にぎわいと活力に満ち溢れた地域社会をつくりあげるため、「島しょ地域観光振興プロジェクト」に取り組んでいる。あなた達は、ポストコロナを見据えた観光振興施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 コロナ渦で観光産業が打撃を受けている中、島しょ地域の魅力を創出・発信するため、どのような取組を行うべきか、チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(3)東京都では、廃棄物の発生抑制とリサイクルを推進することで、CO2排出量実質ゼロに貢献するサステナブルな循環型社会へと変革を図る「接続可能な資源利用推進プロジェクト」を推進している。あなた達は、食品ロスを削減するプロジェクトチームの一員となった。 無駄のない食を実現するために、消費者、事業者、行政・NPO等の各主体に対してどのような働きかけを行うべきか、チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、コンパクトでスマートなまちづくりを推進するため、「東京都自転車活用推進計画」の下、自転車利用環境の更なる充実に取り組んでいる。あなた達は、そのプロジェクトチームの一員となった。 |
2020年度 | (1)東京都では、屋内での受動喫煙による健康影響を未然に防止し、誰もが快適に過ごせる街を実現するため、東京都受動喫煙防止条例が制定された。都民の理解と協力を得るための具体的方策を検討することになり、あなた達はそのプロジェクトチームの一員となった。 受動喫煙防止に対する都民の理解と協力を得るために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、新型コロナウィルス感染防止対策として、新たな時代の働き方の一つであるテレワークを推進している。都内企業に対し、テレワークを更に推進するための方策を検討することになり、あなた達は、そのプロジェクトチームの一員となった。 テレワークの更なる推進を図るために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(3)東京都では、近い将来、首都直下地震等が東京を襲う可能性が高いため、被害の最小化に向けた取組を進めており、あなた達は、そのプロジェクトチームの一員となった。 首都直下地震等に対して、ハード・ソフトの両面からの備えを更に加速し、災害の脅威から都民を守るために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、近い将来、首都直下地震等が東京を襲う可能性が高いため、被害の最小化に向けた取組を進めており、あなた達は、そのプロジェクトチームの一員となった。 |
2019年度 | (1)東京都では、鉄道混雑対策により快適な通勤を実現するため、民間企業と連携した取組を実施している。あなた達は、その取組のさらなる推進に向けたプロジェクトチームの一員となった。 より快適な通勤の実現を推進する上で、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、身近な場所でスポーツを楽しめる都市空間を形成するため、区市町村や民間企業と連携した取組を検討することになり、あなた達は、そのプロジェクトチームの一員となった。 あらゆる人が、スポーツを通じて交流し、相互に理解を深める環境の整備を図るために、どのような取組を行うべきか。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(3)東京都では、障害のある人もない人も、お互いに尊重し支え合いながら、地域の中で共に生活する社会の実現を目指しており、あなた達は、障害者への支援に関する施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 どんなに障害が重くても、障害者本人が希望する地域で安心して暮らすためには、どのような取組が必要か。チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、来年(2020 年)の夏に開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向け、暑さ対策、水環境、大気環境など、快適な都市環境の創出のための様々な準備・取組を進めており、あなた達は、そのプロジェクトチームの一員となった。 |
2018年度 | (1)東京都では、都政に関する情報について、都民が利用しやすい環境の整備を検討しており、あなた達はそのプロジェクトチームの一員となった。 都民が、都政に関する情報を得やすく、活用しやすくするためにはどのような工夫が必要か。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、未来を担う人材の育成を推進している。あなた達は、世界で活躍できる人材育成に関する施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 公立学校の児童・生徒達が、将来、豊かな国際感覚を身に付け世界を舞台に活躍していくためには、どのような取組を行っていくべきか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(3)東京都では、交通事故のない安全で安心な都市東京を目指している。あなた達は、交通安全対策を幅広く検討するプロジェクトチームの一員となった 交通事故を減らし、都民が安心して暮らせる都市とするためにどのような取組を行っていくべきか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、交通事故のない安全で安心な都市東京を目指している。あなた達は、交通安全対策を幅広く検討するプロジェクトチームの一員となった。 |
2017年度 | (1)東京都では、誰もがスポーツに親しめる社会を目指して様々な取組を行っている。あなた達は、より多くの人々にスポーツに親しんでもらえる施策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 より多くの人々にスポーツに親しんでもらうためにどのようなことを行っていくべきか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、地域コミュニティの中核となる商店街の活性化を通じて地域の活力向上を目指している。あなた達は、魅力ある商店街づくりの支援策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 魅力ある商店街をつくり、地域の活力向上につなげていくためにどのような支援策が考えられるか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(3)東京都では、世界に開かれた国際・観光都市東京の実現に向けた取組を進めている。あなた達は国際・観光都市としての東京の魅力をより高めるプロジェクトチームの一員となった。 東京が、国内外から人々をひきつける国際・観光都市となるための取組 してどのようなことが考えられるか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (4)東京都では、水道を利用するお客さまに節水意識を高めてもらう取組を検討している。あなた達は節水意識の向上策を検討するプロジェクトチームの一員となった。 |
2016年度 | (1)東京都では、地球温暖化防止に向けヒートアイランド対策や屋上緑化等の取組を行っている。今回、地球温暖化防止の取組をさらに進めるプロジェクトを立ち上げることになり、あなた達はそのプロジェクトチームの一員となった。
都民や都内の事業所に地球温暖化防止に向けた取組を実施してもらえるよう働きかけていくためにどのようなことを行うべきか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (2)東京都では、安定的な生鮮食料品の提供や小売業者に対する取引の場の提供などの卸売市場の役割を知ってもらうために見学者の受け入れを行っている。その中で、あなた達は卸売市場の役割をより知ってもらうために見学者を増加させるプロジェクトチームの一員となった。 多くの人が実際に卸売市場の見学に訪れてその役割を知ってもらうためには、どのような取り組みを展開するべきか。チームで議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 (3)東京都では、少子化対策の一環として待機児童の解消を図るために、新たな取り組みを検討することになり、あなた達はそのプロジェクトチームの一員となった。 (4)東京都では、都営交通(地下鉄、都バス、都電、日暮里・舎人ライナーなど)の利用者増加に向けた取組を検討しており、あなた達はそのプロジェクトチームの一員となった。 |
Ⅰ類B(ICT新方式)
年度 | 過去のテーマ |
2023年度 | (1)東京都は、子供や子育て家庭が抱える様々な困難に寄り添い、子供目線に立って、全ての子供の笑顔を育むチルドレンファーストの政策(子供の目線からの政策展開)に取り組んでいる。あなた達は、誰一人取り残さない視点から、子供へのサポートを強化するため、データやデジタル技術を活用した具体的な方策を検討するプロジェクトチームに選ばれた。様々な困難を抱える子供に対し、一人ひとりに寄り添い、政策分野の垣根を越えて、切れ目のない支援を重層的に展開するため、どのように取り組んでいくべきか。資料1~3を参考に、チームで議論し、東京都職員として職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。
(2)東京都は、あらゆる分野でのリアルタイムデータの活用が可能となり、意思決定や政策立案等で活用できるデジタルツインの実現に取り組んでいる。あなた達は、サイバー空間とフィジカル空間の融合によるデジタルツインの実現を推進し、新たなサービス開発・展開を促進するプロジェクトチームに選ばれた。意思決定や政策立案等の場面でデジタルツインを活用し、都民のQOL(Quality of life)を向上させるために、東京都は、どのように取り組んでいくべきか。資料1~3を参考に、チームで議論し、東京都職員として職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 |
2022年度 | (1)東京都は、気候危機に立ち向かう行動を加速し、ゼロエミッション東京の実現を目指している。あなた達は、CO2実質ゼロに貢献するサステナブルな循環型社会への転換を図るため、データやデジタル技術を活用した具体的な方策を検討するプロジェクトチームに選ばれた。 持続可能な社会への転換を進めるため、どのように取り組んでいくべきか。資料1~3を参考に、チームで議論し、東京都職員として職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都は、高度な都市機能と自然が調和し、人が集い、憩う東京の実現を目指している。あなた達は、東京のベイエリアを舞台に未来の東京を築くため、データや最先端技術を活用した具体的な方策を検討するプロジェクトチームに選ばれた。 東京のベイエリアから日本の未来を創り出すため、どのように取り組んでいくべきか。資料1及び2を参考に、チームで議論し、東京都職員として職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 |
2021年度 | (1)東京都は、都政のQOS(クオリティ・オブ・サービス)を飛躍的・継続的に向上させるため、デジタルトランスフォーメーションを梃子にして都庁をデジタルガバメントに変える”バーチャル都庁構想”の実現を目指している。あなた達は、デジタルデバイド(情報格差)で取り残される人を生まないようにするための方策を検討するプロジェクトチームに選ばれた。 誰もが、行政手続きのデジタル化など、デジタル化がもたらす利便性を享受できる東京を実現するために、東京都は、どのように取り組んでいくべきか。資料1及び2を参考に、チーム内で議論し、東京都職員として職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。(2)東京都では、ソースコードを公開するオープンソースによるWEBサイトの開発に取り組んでいる。あなた達は、オープンソースの利活用の促進を検討するプロジェクトチームに選ばれた。 オープンソースの利活用の促進により、都民の都政への理解や効率的なWEBサイトの開発等を実現するために、どのように取り組んでいくべきか。資料1~3を参考にチームで議論し、東京都職員として職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。 |
※東京都庁の公式ホームページより引用
大半が東京都に関することですが、社会問題や時事ネタがテーマとなることもあります。
なので、普段からニュース等を見て時事ネタはもちろん、そのニュースに対しての自分の意見を考える習慣を身につけておきたいですね。
そんな東京都庁のグループワークですが、他の受験生よりも高評価を得るためには、問題解決策を述べるだけでなく、解決策を講じることによるメリット・デメリットも挙げ、「どうすればデメリットを解消できるか」の施策まで考えること!
たとえば、「◯◯をするには経費がかかる」とデメリットだけを挙げるだけなら誰でもできます。そうではなく、
経費がかかるが、複数の自治体で共有すれば自治体一つ一つの負担を軽減することができる
このような解決案も発表できると面接官からの印象が良くなりますね。
では次に、実際にグループワークのお題が与えられてどのように考えていくかを解説します。
東京都では、人と人がつながりを持ち、支え合いながら暮らしていくことができるよう、「住まい」と「地域」を大切にする戦略を推進している。あなた達は望まない「孤独・孤立」に陥る人を取り残さないよう対策・支援を行うプロジェクトチームの一員となった。
コロナ禍で社会に取り残される人が増えており、特に女性や若年層の自殺者数が増加傾向にある中で、どのような取組を行うべきか、チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。※東京都庁の公式ホームページより引用
上記は令和3年度に東京都庁のグループワークで実際に出題されたテーマになります。
このテーマで議論する場合、考えるべきことは次の通り。
- コロナ禍で社会に取り残される人や自殺者が増加傾向にある現状について
- どのような取り組みを行うべきか施策をまとめる
- 取り組みによって考えられるデメリットと、その解決策
このように与えられた議題を順序立てて考えていきます。
①は、まず「コロナ禍で社会に取り残される人や自殺者が増加傾向にある現状について」についての説明をします。
次に②ですが、ここが討論の本題になります。
具体的な施策を挙げる訳ですが、だいたいこのような自治体の課題、社会問題に対する回答として入れたいワードとしては、
- 行政が行う「公助」で何ができるか
- 住民が行う「自助」で何ができるか
- 行政と住民が協力して取り組む「協働」で何ができるか
議題が与えられた瞬間、このように3本立てでアイデアを挙げることがグループワークのセオリーですね。
最後に③で締めくくれば流れは完璧です。
多くの受験生はただやみくもに解決策を挙げ、たくさん挙げれたからどうか評価してくださいね!という流れに持っていきますが、それだと面接官からあまり高い評価は得られません。
グループワークの出来るだけ早い段階で、「行政」「住民」「協働」の流れで意見を挙げれるように仕切ることが評価されるグループワークに繋がります。
東京都庁・グループワーク攻略ガイドまとめ
東京都庁の採用試験で実施される「グループワーク」について解説してきました。
正直、グループワークにコミュニケーション能力は関係ありません。
話上手な人だろうが、話下手な人だろうが一切関係なく、誰でも高評価を得るチャンスは平等にあります。
しかし、
「グループワーク=よく話し、目立った者が評価される」
という勘違いをしている人が大変多いんですよね。
また、自分はコミュニケーション能力が低いからグループワークで評価されるのは難しい・・・と思っている方も多いと思います。
そのように考えてしまっていたら、「グループワークで評価される本質」からどんどんズレていってしまうため、
面接官から評価されず、頑張っているのに合格から遠ざかってしまうという事態におちいってしまいます。
記事内ですでにお話しましたが、グループワークで大切なのは、
「グループワークのテーマが与えられた時に次々とアイデアが頭に浮かぶ状態になれるかどうか」
行政が抱える課題の事例、そしてその課題に対して行政が行うことで解決できる案と、住民が行うことで解決できる案をいくつか提案すること。
また、解決策を実施するのに想定されるデメリットとデメリットを解決するための案も発言できれば他の受験生よりも評価が高くなること間違いなし!
グループワークにおいて次々とアイデアを出すことは一見難易度が高そうですが、私が執筆した『集団討論をマスターするための手引き【頻出 + 出題が予想されるテーマを徹底解説】』を読むだけで、必要な施策などのアイデアを次々とストックしておくことが出来ます。
当ブログの読者様の多くが、この方法で努力し、結果を出しています。
グループワークで高評価を獲得している人は、コミュニケーション能力に優れているとかではなく、正しい対策を正しく継続した結果だと私は思います。
だから、この記事を読んでくれているあなたは、
グループワークでどうなるか不安・・・
という考えを捨てて、
模範解答を読み込んでグループワークで高評価を得る
という考えを持って欲しいです。
私が渾身の力で書き下ろした集団討論ノウハウを使えば、
🔑行政・自治体が抱える問題
🔑その課題に対して行政が取るべき施策
🔑取るべき施策に対するメリットやデメリット
が書かれているため、あなたはただ読むだけでグループワークで勝てるスキルが身につくようになります。
集団討論に自信のない方はもちろん、自信がある方にとっても圧倒的な知識武装になるので、ぜひ手に取って活用してください。
↓↓ グループの中で脇役のままでいいですか? ↓↓
▶︎集団討論はこれであなたが主役になれる!