本文では、
- 福島市:論文(作文)の傾向と対策
- 福島市:論文(作文)の過去問
- 福島市:論文(作文)の書き方
- 福島市の採用試験に合格する対策法
について解説しています。
論文試験では複雑な問題に対して論理的な分析や解決策の提案が求められます。応募者がこれらのスキルを持っているかどうかを評価する手段となります。
また、論文は応募者の考え方や価値観を理解する手段ともなります。これにより、応募者が自治体の目標や価値観に合致しているかを評価できます。
というわけで、この記事では論文(作文)の傾向と対策はもちろんのこと、模範解答を利用する方法について紹介していきます。
もくじ
福島市:論文(作文)の傾向と対策
論文(作文)試験とは、社会問題や行政が抱える課題についてあなたの考えを述べなさい、という形式の試験になります。
「◯◯でした」「◯◯だと思います」といったあなたが学生時代に書いた作文のような文章ではなく、与えられたお題に対して事実やデータに基づいた内容を論理的に書く必要があります。
当然、事実やデータに基づいた内容を書くには社会問題や行政が抱える課題等について、日頃からニュース等を見ることで知識をつけてないといけません。
では、令和4年度に実際に福島市の採用試験で出題された論文テーマを見てみましょう。
「言葉の力」について、あなたの体験や思い出を基に述べてください。
なんだか難しく感じる人もいるかもですが、作文試験というのはこういうテーマがスタンダードだったりします。
ちなみに採用側が論文(作文)試験を行う理由ですが、大まかに言うと次の2点になります。
- 受験生がどのような考え方をしているか
- 論理的な考えを文章にするスキルがあるか
論文(作文)を課すことによって、受験生が福島市の課題や社会問題に対してどのような見解を持っているか。
そして、その考えをしっかりと構成立てて文字に起こすスキルがあるかどうかをチェックするために行います。
福島市の論文(作文)は他の自治体同様、
- 近年の社会的な問題
- 福島市が抱える課題や施策について
上記2つを題材にしていることがほとんどです。
もちろん絶対に上記のテーマが出題されるとは言い切れませんが、近年の傾向からいって社会問題や福島市の抱える問題が取り上げられる可能性は高いですね。
普段からニュース等を見る習慣が無い人にとっては、
と感じるかもですが、今からでも遅くないのでまずはヤフーのトップニュースを暇なときに見ることから始めてください。
それと福島市を含め、他の自治体でも頻出のテーマがよく出題されるという「公務員試験あるある」があります。
福島市:論文(作文)の試験時間と文字数
福島市は論文試験の情報を公開していません。
なので、他の自治体でよくある文字数と試験時間を紹介します。
通常、公務員試験の論文(作文)は800〜1,000文字を80分のことが多いため、福島市も同様であると考えられます。
文字数 | 800~1,000字以内 |
時間 | 60~90分 |
ご存知の方もいるかもですが、論文(作文)は与えられたテーマを読み・理解し、問題の事例を挙げ、解決策を考え、構成立てて文章を書くといった感じで、考える事や整理することがとにかく多いんです。
なので、「時間はかなり足りない」くらいに思ってた方がいいですね。
論文(作文)はだいたいどこの自治体も文字数の指定があります。
文字数は多い方がいいのは間違いないのですが、何はともあれ与えられた用紙の8割くらいを目指して書くことを心がけましょう!
論文(作文)試験で絶対にやってはいけないこと
論文(作文)試験にはいくつか「やってはいけないこと」があります。
具体的には以下の2つです。
- 極端に文字数が少ない(用紙の半分以下)
- 字が汚くて読みにくい
絶対やってはいけないことの1つ目は、文章量が少ないこと。
信じられないかもですが、用紙の半分にも満たない量しか書いていない受験生がたまにいます。
これは採用担当者からの評価が最低になりますので注意してください。
絶対やってはいけないことの2つ目は、字が汚いことです。
どんなに内容が素晴らしい論文(作文)でも、字が汚いというだけで評価されなくなります。
もちろん文字の綺麗さは個人差あると思いますが、あなたが書ける最高の綺麗さで書きましょう!
福島市:論文(作文)の配点
福島市は試験の配点を公表しておりません。
ですが、作文試験は教養試験と同じ配点であることが多いため、1次試験で作文が実施される試験区分では教養試験と同じ点数配分。
2次試験で実施される試験区分では、面接試験の1/3くらいの配点だと予想できます。
つまり、教養試験ばかり勉強して作文対策をおろそかにしていたり、面接よりも圧倒的に配点が低いから論文はダメでもなんとかなるか・・・と思っていたら、間違いなく不合格一直線になるでしょう。
でも、これまで合格・不合格の受験者を見ていると、だいたい不合格になった受験者ほど、
と考えがちですが・・・。
ここだけの、論文って実は採用試験で最も差が生まれやすい試験なんです。
どういったことかと言うと、多くの受験生は教養や面接対策はしっかり行って試験に臨むため、それほど受験生の間で差が出ないんです。
一方、論文(作文)は前述の通りぶっつけ本番だったり甘く見たりする人は少なくありません。
つまり、論文(作文)に重きを置く人が少ないからこそ、力を入れることで他の受験生に大きく差をつけることが出来るんです。
受験生の差が最も大きく出るのは教養試験でも面接試験でもなく、論文(作文)試験なのは間違いないですね。
福島市:論文(作文)の過去問
福島市の過去問は以下になります。
大卒程度・短大卒(技術職)
年度 | 過去のテーマ |
2022年度 | 「言葉の力」について、あなたの体験や思い出を基に述べてください。 |
2021年度 | あなたが「もったいない」と思うことについて述べなさい。 |
2020年度 | 「変わってほしいもの」「変わってほしくないもの」についてあなたの考えを書きなさい。 |
2019年度 | 最近、あなたが感動したことについて、述べなさい。 |
2018年度 | 国際化に係る地方都市の関わり方について、あなたの思う事を述べよ。 |
2017年度 | 「なくてはならないもの」について述べなさい。 |
2016年度 | 下記の漢字の中から1つ選択してください。その漢字を見て、あなたはどのような言葉(その漢字を使用した単語、熟語、慣用句、ことわざ)が一番に思い浮かびますか。その言葉をテーマに自由に述べなさい。 ※「一」「極」「分」 |
2015年度 | 「うそ」について、あなたの思うことを書いてください。 |
2014年度 | 少子化対策について |
社会人経験者・特別選考
年度 | 過去のテーマ |
2022年度 | 「インクルージョン」という言葉について、あなたが思うことを自由に述べなさい。 |
2021年度 | アフターコロナについて、自由に述べなさい。 |
2020年度 | ソーシャルディスタンスが求められる中でのチームのあり方についてあなたの考えを書きなさい。 |
2019年度 | ※ 試験の実施なし |
2018年度 | 「我慢」と「辛抱」について、あなたの思う事を述べよ。 |
2017年度 | 「ワークライフバランス」について、あなたの職業観を踏まえて考えを述べよ。 |
2016年度 | 自分が「バカだったなぁ」と思うことについて述べよ。 |
初級(高卒程度)・消防士
年度 | 過去のテーマ |
2022年度 | メジャーリーグで世界的な活躍をみせるプロ野球の大谷翔平(おおたにしょうへい)選手について、あなたが思うことを述べなさい。 |
2021年度 | 「あなたが一番○○○○こと」について述べなさい。 ○○○○には、「楽しかった」「挑戦した」「怒った」など自由に言葉を入れてください。 |
2020年度 | あなたの好きな言葉について自由に書きなさい。 「言葉」は、ことわざ、四字熟語、格言等、自由に選んでください。 |
2019年度 | あなたの「食べ物」の思い出について自由に書きなさい。 |
2018年度 | 小学生だった頃のあなたに、今の自分を自慢してください。 |
2017年度 | ○○の「理想」と「現実」について述べなさい。○○には、例えば、「私」、「山形市」、「生活」、「人間関係」など自由に言葉を入れてください。 |
2016年度 | 世の中にあるルールや決まり事(法律・規則、慣例、作法、しきたり等)の中で、あなたが変えた方がよいと思うものを挙げ、自由に述べなさい。 |
2015年度 | 最近あなたが注目した山形市についての話題を1つ選び、自由に述べなさい。 |
2014年度 | あなたが「カッコいい」と思うのはどのような物・人などですか。 |
医療職
年度 | 過去のテーマ |
2022年度 | あなたが責任を持ってこれまで成し遂げてきたことと、これから成し遂げたいことについて述べなさい。 |
2021年度 | これまでに自分と家族以外の人のために行動した経験を挙げ、その経験から得られたものを今後医療職としてどのように活かしていきたいか述べなさい。 |
2020年度 | あなたがこれまでで最も努力してきたことを挙げ、その努力をこれからどのように活かすのかについて述べてください |
2019年度 | 最近5年間で、最もプレッシャー又はストレスに感じた出来事と、それをどのように乗り越え、その経験から何を学んだかについて述べてください。 |
2018年度 | チームのメンバーに「信頼される人」になるために何が必要か。これまでの経験を踏まえて述べてください。 |
2017年度 | 社会(家庭を除く)で生きてきた中で、自分に不足していると感じるものは何か、また、今後それをどのように克服していこうと考えているのかを述べてください。 |
2016年度 | 下記①・②についてそれぞれ述べてください。
①今までに他人から支援を受けて助けられた事例 ②今までに他人のために助力し、これについて感謝された事例、 または、うまく助力できなかった事例 ※ただし、「他人」については、家族を除くものとします。 |
2015年度 | 「自分を高めるための努力」について、あなたがこれまで行ってきたこと、 現在行っていること、将来行いたいことを述べてください。 |
2014年度 | あなたが「カッコいい」と思うのはどのような物・人などですか。 |
※福島市公式ホームページより引用
基本的に社会問題や自身のこれまでの経験を絡めた内容がお題として出題されています。
この過去のテーマが論文(作文)対策をする上で最も重要なのですが、その理由はシンプルに、
論文(作文)は過去問と似たようなテーマが出題されるから
論文(作文)のテーマは無数にある訳ではありません。
- 自然災害について
- 公務員としての責務
- 少子高齢化について
このような公務員試験で頻出のテーマが取り入れられ、テーマの切り口を少し変えて出題されています。
だからこそ過去問を知るか知らないかで論文(作文)の書きやすさは大きく変わってくる訳ですね。
もっと言えば、福島市の過去問がそっくりそのまま出題されることはないので、研究すべきは他の自治体の論文(作文)の過去問。
特に、他の自治体の試験で出題されたテーマは福島市でもこれから出題される可能性が高いため、分析・研究するなら他の自治体の過去問と模範解答を活用するのが一番賢い対策法ですね。
福島市:評価される論文(作文)の書き方
論文(作文)の対策方法は以下の5ステップになります。
- テーマの理解と分析
- 論理的な構成
- 文体と表現力
- 使い回せるフレーズを自分のモノにする
- 模範解答の活用
①:テーマの理解と分析
与えられたテーマや問題文をよく読み、理解することが重要です。
テーマの核心をつかみ、分析する能力が求められます。
また、テーマを多角的に考え、関連する情報や視点を収集しましょう。
②:論理的な構成
論文は明確な構成を持つ必要があります。
一般的な構成は、序論、本論(論点や論証の展開)、結論の3つのパートからなります。
序論ではテーマの背景や重要性を説明し、本論では主張や論証を展開し、結論ではまとめや提言を行います。
③:文体と表現力
文体は公務員として求められる明瞭かつ公正な表現を意識しましょう。
冗長な表現や曖昧な表現を避け、簡潔かつ具体的な言葉を使うようにすると評価ポイントが高くなります。
また、適切な引用や参考文献を使用できるよう、知識として頭に入れておくといいですね。
④:使い回せるフレーズを自分のモノにする
論文(作文)の模範解答を読み込むと、使い回せるフレーズというのが自然と分かってきます。
というのも、一見テーマが異なるようでも、取り上げられる課題に対する施策で同じものが使えることがよくあるからです。
といったように、模範解答をしっかりと読み込むことで、「この言い回しは何度も出てきたな」といったことに気がつくようになります。
これをそっくりそのまま覚えておけば、使い回せるテーマが出てきたときにオートマチックにスラスラと書くことが出来るので超オススメです!
⑤:模範解答の活用
「論文(作文)はコツさえ知れば誰でもスラスラ書けるようになる」と言っていますが、その最大のコツとは「論文(作文)の模範解答を知ること」です。
模範解答はある意味、テンプレートや雛形に近いもので、テーマで問われる内容、施策に対するフレーズをすべて自分の引き出しとしてプールしておくことが論文(作文)の最大のコツになります。
この「フレーズ」は論文(作文)を書く上で超重要でして、自分でその場で思いついて書いたものはチグハグな文章になったり話が飛んだり、最悪何が言いたいのかよく分からない文章が出来上がってしまいます。
逆に「フレーズ」を知っていれば、文体の一致や文章の構成が自然と身につき、どんなテーマでも悩むことなく、面白いように言葉が降ってきて書けるようになります!
また、過去のテーマで書いてみた文章は似たテーマの時に使い回すことが出来るため、模範解答と同レベルの論文(作文)が簡単に書けるようになります。
ちなみに論文(作文)の頻出のテーマ + 模範解答を知る方法は、
私が執筆したノウハウnoteを読み込むこと
この方法で自然と身につけることが出来ます。
模範解答(正しく書かれた論文)というのは、構成・文体がきちんとしていますからね。
ちなみにノウハウnoteについては記事の最後で紹介していますので、このまま読み進めてください!
福島市:論文(作文)攻略ガイドまとめ
この記事を読んでいるあなたは、
どんなテーマでもスラスラ論文(作文)が書けるようになりたい!
このように考えているのではないでしょうか?
現在、インターネット上では、
大量の論文(作文)ノウハウがあふれかえっています。
公務員アドバイザーを名乗る人の発信するLINEに登録してみたり、
書店で参考書を購入したりして、「論文(作文)を書く方法」について勉強している方も多くいらっしゃると思います。
しかし!
現在のインターネット上、もしくは参考書で解説されている論文(作文)ノウハウには、1つの大きな問題があることにあなたは気づいているでしょうか?
再現性のないテクニックでは上達しない
現在、あなたが
「これなら書けそうだ!」
と感じている(勉強している)ノウハウは、以下のような内容ではないでしょうか?
- 過去問を調べろ!
- 過去問を用いて自分で実際に書いてみろ!
- 書いた論文を添削してもらえ!
このように、いわゆる
「過去問を解いて経験値を増やせ!」
というノウハウです。
過去問を研究するという勉強法は確かに有効です。
実際私が進めるテクニックも過去問を用いて実際に自分で書いてみようという内容なので、基本路線は同じ。
しかし、実際に自分で論文(作文)を書いてみたところで、
- 書き方を知らない
- 論文(作文)の構成を知らない
このような人が行っても、実行するのに膨大な時間がかかってしまいます。
論文(作文)1つにつき90分、10テーマ書くと900分。15時間以上・・・。
公務員を目指すあなたは論文(作文)をまず書いてみるだけで15時間も時間をかけれるほど暇ではありませんよね?
また、書いた論文を添削してもらえ!と言われても、公務員予備校に通ってるとかじゃないと「誰に添削してもらえばいいの?」ですよね。
つまり、
多くの公務員アドバイザーが提唱しているノウハウは、
再現性が非常に低い
とは思いませんか?
ノウハウを実行すると合格できるというより、ノウハウを実行すること自体が難易度が高すぎるのです。
あなただけに教える!論文(作文)をマスターする方法
私自身は、公務員予備校に通って努力し、受験したすべての公務員試験に合格してきました。
これは特別私が優秀だったからでも何でもなく、ただ単に「正しい努力」を「正しい量だけ行った」からなんです。
もちろん、公務員予備校で教わった知識・ノウハウ・テクニックをもとに猛勉強をしました。
ただ、それと引き換えに貴重な時間とお金をたくさん犠牲にしてきました。
この記事を読むあなたにはそんな私が行ったよりももっと効率が良い方法で対策してほしい、ましてや巷(ちまた)にあふれる再現性の低いノウハウに振り回されてほしくないんです。
そんな訳で、公務員の採用試験を受ける方のために、頻出・出題が予想されるテーマを合計35個厳選し、そのすべてのテーマ分の模範作文を作成しました。
そこらへんに転がっている小手先のテクニックよりも、もっと効率が良く、汎用性の高いフレーズがギッシリ詰まっています。
また、すべて1つの流れで書いているので、この模範解答で型を覚えれば、どんなテーマが出題されようとスラスラ書けるようになります。
福島市の採用試験に合格したいと考えているなら、この模範解答は真っ先に見るべきです。
ノウハウnoteを見ながら、しっかりと勉強すれば、あなたは確実に変われます。
一生条件の悪い仕事のまま、朝から晩まで働かなくて良いんです。
公務員になれば定年まで安定した生活ができ、あなたの小さい頃からの憧れ、夢を実現させることが出来ます。
少し興味が湧いてきましたか?
何度も言いますが、私が執筆した模範論文、模範作文を読めば文章スキルを劇的に向上させることができます。
本気で、
📌「論文(作文)の書き方を学びたい!」
📌「公務員に絶対になるんだ!」
📌「安定した人生を生きる!」
という強い意志のある方は、ぜひ下記のnoteを手にとって活用してみてください。
私の論文(作文)ノウハウnoteは、「大卒区分」「高卒区分」「社会人経験者区分」と、それぞれ受験する試験に合わせたものを用意しております。
公務員になるというあなたの夢を実現するためにも、今この機会にぜひ私のnoteを手に取って試験対策をしてみませんか?
↓↓ 面白いくらいスラスラ書ける! ↓↓
大卒区分で論文試験がある方向け
高卒区分で作文試験がある方向け
社会人経験者区分で論文(作文)がある方向け