このように公務員の仕事でストレスを抱えている人のための記事です。
本文では、
- 人間関係のストレスを抱える原因
- 人間関係のストレスを解決する3つの方法
について解説します。
この記事を書く私は公務員として20年以上のキャリアの後、今は公務員になりたい方や公務員の方を応援するこちらのメディアを運営しています。
私も公務員時代、日頃から人間関係のストレスを抱えて、「自分は公務員に向いてないのかもしれない・・・」と思ったりしました。
ちなみに、仕事のストレスって色々あると思いますが、その原因は主に次の2点です。
- パーソナルスペースの攻防
- 他人の目を気にしすぎる
実は公務員には「他人や組織に馴染めない」という人がたくさんいます。
もしかしたらあなたもその中の一人である可能性があります。
せっかく公務員になったからには辞めれないけど、仕事のストレスで参っているという方は、ぜひ記事の最後までお付き合いください。
もくじ
公務員が感じる仕事のストレスの原因
冒頭でも触れましたが、公務員が仕事で抱えるストレスの原因は以下の2点です。
- パーソナルスペースの攻防
- 他人の目を気にしすぎる
ここでは「コミュニケーションを上手に取れ!」などと野暮なことは言いません。
仕事でストレスを抱えてしまう人の原因はもっと「性格的な問題」から発生しています。
①:パーソナルスペースの攻防
人には「他人に近づいて来られると不快に感じる領域」というものがあります。
聞いたことがある方もいるかもですが、これを『パーソナルスペース』と言います。
パーソナルスペースは、人によって広い狭いの個人差があります。
まずは以下をチェックしてみてください。
- 人にグイグイ来られるのが苦手
- 飲み会などに誘われるのが嫌
- 昼ごはんは1人で食べたい
- 極力、人と関わりたくない
パーソナルスペースの意識が強い人は、職場の人間関係で強いストレスを感じます。
あなたは職場で以下のようなケースでストレスを感じたことがありませんか?
上司に命令されると腹が立つ
当たり前の話ですが、働くということは上司から命令をされます。
時には理不尽なことでダメ出しされることもあると思います。
パーソナルスペースの意識が強いと、たとえ上司の指示でも素直に聞くことができません。
自分の思い通りに仕事をできないことがストレスになるからです。
「自分は自分、他人は他人」で仕事をしたい
たとえば持ち場が決まっている仕事があったとします。
あなたが抱えている仕事が忙しくて、誰かが応援に来たとします。
これって助けてくれて嬉しいどころか、私なら逆に面倒に感じるのですが、同じ気持ちの方っていますよね?
応援に来た人がバリバリ仕事をこなし始めると、自分のペースで仕事が出来なくなるからです。
自分の仕事のペースを乱されるのって、それが助かるとかどうとか関係なしにストレスに感じるもの。
パーソナルスペースの意識が強いと、たとえ手伝ってもらってもペースを乱されることがストレスになります。
仕事よりもプライベートを優先する
公務員は民間企業ほど残業があるわけではないですが、それでも激務な部署に配属されるとウンザリするものです。
しかも、上司が帰らないと部下は仕事がなくても帰れないというサラリーマン特有の暗黙のルールがあるので・・・。
仕事よりもプライベートを優先するパーソナルスペースの意識が強い人はストレスを感じることになります。
②:他人の目を気にしすぎる
他人の目を気にしすぎる人は、仕事をする上で具体的に以下のような点で疲れてしまいます。
- 仕事よりも他人の機嫌が気になる
- 怒られるかもしれない不安といつも戦っている
- 人から頼まれると断れない
仕事よりも他人の機嫌が気になる
人間関係のストレスを抱えがちな人の代表的な特徴が、「他人の機嫌が気になること」です。
人の機嫌が気になることにより、仕事に集中出来なくなりミスをする。
大抵の人が上記のパターンだと思います。
そして、そのミスにより人間関係が悪化して、ますます仕事が苦痛になり疲れてしまいます。
怒られるかもしれない不安といつも戦っている
上司から怒られるかもしれない・・・と、日々怯えながら仕事をしていませんか?
そのような心理状態で働いていると息苦しいのはもちろんのこと、自信を持って仕事が出来ないし、最悪職場に行くのが怖くなります。
人から頼まれると断れない
人間関係のストレスを抱えている人は、人から頼まれたり、飲み会などの誘いを断れない傾向があります。
そうなると、どんどん自分の時間を削られてプライベートの時間が無くなってしまいます。
自分以外の仕事をしなくてはいけなくなり、残業時間が増えます。
そして、上司からはバリバリ働いているように評価され、望んでもいないのに出世コースに乗って激務の部署をたらい回しに・・・なんてことも。
人からの頼みを断れない人ほど人間関係のストレスを溜め込みがち。
人間関係のストレスを解決する3つの方法
体感として、公務員の7割は人間関係のストレスを感じています。
なので、ストレスを感じてるのはあなただけではないので、まずは「自分はなんてダメな人間なんだ・・・」と、自分を卑下しないこと。
つぎに、人間関係のストレスに悩んでいる方は以下の3つを心がけましょう。
- 極力、人との関わり合いを減らす
- 職場で敵を作らないようにする
- 給料以外の収入を増やす
①:極力、人との関わり合いを減らす
人間関係のストレスで悩んでいる人ほど、飲み会に誘われたら断れないといったように、人との関わり合いが多い傾向があります。
公務員はただでさえ、市民対応があるだけでヘトヘトになってしまいます。
なので、最小限の人付き合いだけで済むように以下を実践するようにしましょう。
・気心が知れてる人とだけ関わる
・同僚との関わり合いは基本的に勤務時間内のみ
馬が合わない人と関わるから疲れがたまるので、業務上問題がない程度に、気心が知れてる人とだけ会話をすればOK。
②:職場で敵を作らないようにする
極力、他人と関わらないようにするって言われてもなかなか出来ない・・・という方は、逆の発想をしましょう。
むしろ積極的に周りと関わっていきましょう。
どういう事かと言うと、関わることで敵を無くしていくんです。
社内で敵がいないことが居心地の良い職場といっても過言ではありません。
歓送迎会や忘年会で上司に顔と名前を覚えてもらい、先輩には積極的に話かける。
たったこれだけの努力で職場での居心地は圧倒的に変わってきます。
また、別の部署の人と仲良くなれば、異動の際に顔を合わした時に人間関係もスムーズですよね。
③:自分自身と敵を知る
対人関係でストレスを抱えているあなたに1つ聞きたいことがあるのですが、ストレスを感じやすい相手がどんなタイプかしっかりと言語化できますか?
・やたら仕事を振ってくる人
・短気ですぐ怒鳴る人
・ネチネチと説教してくる人
ストレスを与えてくる人は上記のように様々なタイプがいますが、相手についてもっと深掘りして、相手に応じた対策ができたらストレスを未然に回避することが出来ますよね?
そして、自分がどんなタイプで、どんな上司と相性が良いのか、はたまた悪いのか。
ここをしっかりと把握しておけば、同僚との関わり合いの解像度がグっと上がりますよね?
結論から言いますと、転職サイトのミイダスが公式サイト内で利用できる『コンピテンシー診断』には「上下関係適性」という項目があります。
この上下関係性では、
- 自分が部下・上司の時の性格傾向や思考パターンがわかる
- 相手の性格傾向に合わせて、上司と部下との相性がわかる
- 上記の診断結果から、各タイプごとに仕事での関わり方(※応用知識がいる)
上記のことが分かり、しかも詳細に言語化してくれるんです!
なんだか凄く役に立ちそうなコンピテンシー診断ですが、診断をするにはミイダスで無料会員登録が必要なんです。
その気持ちすごく分かります。
でも、会員登録はチャチャッとやれば3分もあれば終わるので、それほど面倒でもないんです!
▶︎自分と敵のことを把握して、心地よい職場環境を作り上げよう!
まとめ:ストレスを抱えやすい公務員へ
人間関係のストレスを感じる主な原因は、「周りの目を気にしすぎること」で、その解決方法は以下の通りです。
- 極力、人との関わり合いを減らす
- 職場で敵を作らないようにする
- 自分自身と敵を知る
公務員は元々真面目な人が多いので、仕事や人間関係に悩みがちですよね?
私が働いていた職場でも、対人関係のストレスが原因で精神的に病んでしまって、長期休暇を余儀なくされている職員もそれなりにいました。
なので、あまり真面目に考え過ぎずに、自分が職場で居心地が良い方法を探りましょう!
というわけで今回は以上です。
本記事が、人間関係のストレスに悩んでいるあなたが生きやすい選択が出来る手助けになれたら幸いです。
▶︎自分と敵のことを把握して、心地よい職場環境を作り上げよう!