この記事を読んでくださっているあなたはおそらく、公務員の組織で働いている方だと思います。
そんなあなたが働く職場において、
って感じることってよくあるのではないでしょうか?
これって、
「出世させたらいけない人を出世させている」から組織が上手く回らないようになっており、結果的に下の人間が働きにくい、って感じるようになっているんですよ。
というわけで、
本文では、
出世させてはいけない公務員の特徴
についてお話していきます。
組織を束ねて行かなければならない課長補佐級以上の方はもちろん、
これから出世を希望する方にとっても「特徴」を知ることで、上手い立ち回りをすることが出来るようになると思うので、
ぜひ記事の最後までお付き合いください。
人の上に立つには「徳と才」が必要
人事の公平公正なルールの中で、それを一つ一つしっかりとクリアしていき、自分のスキルを少しずつ高めていく。
これが出世の成功法則であるのですが、今回はもう少し踏み入った話をしたいと思います。
出世というか、人の上に立つには「徳と才」が重要なのですが、ここで言う「徳」とは人徳を意味します。
言い方を替えると「人柄」でして、周りから信頼される人かどうか。
そして、「才」は才能、すなわち数字を作れる実力とか仕事そのものをこなす力ですね。
で、このどちらか一つしか持ち合わせていない人を上の役職につけた時に、組織はギクシャクし始めて上手く回らなくなります。
徳があって才が無い人のケースはまだマシなんだけど、才はあるけど徳がない人が上に立つと地獄にしかならない。
理由はシンプルに、「人がついてこなくなる」でして、
不誠実な人とか、
口先ばかりで無責任な人とか、
周りの手柄を自分のモノにする人って、やっぱ上に立たせるべきじゃないんですよ。
もちろん、組織がまともであれば上記のような「徳のない人」を出世させるわけないんですけど、
残念ながらまともじゃない組織が何とも多いことか・・・。
現実問題として、媚びを売ってゴマをすってりゃ上にいける組織なんて山ほどあるわけで、これはもう公務員の話のみならず社会全体そうだと思うんですけど、
他人を蹴落としてでも手柄を取るタイプの人間を上のポジションにつけると、下の人間の離職は進みますよね。
良い上司と悪い上司の差
良い上司というのは、仕事はチームプレーであり、成果はいつだって全員のものっていうように考えるんですよ。
ところが、残念な上司というのは、
みたいな発想をして、下の人間の頑張りとかだったり気持ちだったりといったものに一切配慮がない。
言うまでもなく、働いていて楽しかったり、やりがいのあるのはチームプレーを重視してくれる上司であり、本来このような采配が出来る人を上の役職につけて、
自分だけが良ければいい、というタイプの人は専門員とか、そういった部下のいない専門職で頑張ってもらった方がみんな幸せに働ける、という気はしますよね。
なので、人事評価をくだす人は、
その人が本当に信頼に足るかどうか
を慎重に吟味して欲しい、と思うと同時に、
今現在、公務員として日々頑張って働いている人には、
にフォーカスして欲しいと思います。
政治力がある人の落とし穴
でも現実問題として、
上司にすり寄るのが上手かったり、なんだか自分中心に仕事が回ってる風に見せるのが上手いとか、シンプルに口が上手いとか、そういった、
「自己プロデュースの才能がある人」って、ついつい登用してしまいたくなるとかあると思うんですよ、上の立場の人からすると。
政治力、言い換えるなら「上に取り入るスキル」ですけど、それって好き嫌いは別にして、上に行きたいなら絶対に必要なスキルってことに皆んなもう気がついてる訳じゃないですか?
仕事を淡々と黙ってこなしてるだけじゃ評価が爆上がりするなんてことはなくて、じゃあ、上司に気に入られるためにどうすればいいか?
ですけど、そりゃもう政治力なわけですよ。
ただ、私個人の意見になりますけど、やっぱ上の人には下の人の意見を聞きながら、
・働いていて楽しいかとか、
・働いていて嫌なこと(嫌な人)はないかとか、
そういった配慮とか気遣いみたいなものを持っていてほしいし、そういう「優しさ」を持っている人を見逃さなずに上に配置してほしい、と思いますね。
あと、これは実際にあった話なんですけど、とある部署に政治力のある人がいて、その人は仕事もそこそこ出来る人だった。
で、本人は上から気に入られてるから、
と疑うことなく思っていました。
でも人事異動のフタを開けてみると、その人は出世できず、代わりに別の人、政治力のある人からすると後輩が出世していた。つまり追い越された訳ですよ。
当然、その人からすると、
ってなるわけですよ。
で、その人が評価されなかった理由ですけど、彼は下の人間を全然育てていなかったんですね。
自分自身はきちんと仕事をこなし、上に取り入るスキルも申し分なかった。
でも、部下の1人1人をきっちりとマネージメント出来ていなかったので、そこの部分がマイナス評価につながってしまったんです。
上司の仕事は「職場の雰囲気作り」
これは出世している人でもよく理解できていないことが多いのですが、上司の仕事というのは、
下の人間が働きやすい職場の雰囲気作りだったり、
仕事にやりがいを少しでも感じられるようにするのが上司の仕事なんですよ。
だから、いくら上に取り入るスキルが高かろうが、本人のワンマンプレーで仕事ができていようが、それは上に立つ人間の本来の仕事ではない。
つまり「職場の雰囲気作り」がこれから上に立つ人間に必要なことだから、下の人間は上司や先輩を見るときに、ぜひこういう視点を持って見るようにしたらいいのではないか、と思います。
そして、これから上に立つことを望む人は、この視点を持つこと。
そして上に立つ人間すべてがこういう視点だったり価値観で働いてくれたら、きっと組織は働きやすい環境になって、風通しの良い職場になるはずなんですよ。
でも、人はみんな自分にすり寄って来てゴマをすってくれる人が可愛いから、ついついそういう無能を登用してしまう。
これがそもそもの間違いでして、私からすると、いつも周りの人間をフラットに見ているし、イチ個人に大して思い入れもへったくれもないから、そういう「政治力」に惑わされることはないんです。
だからこそ後輩のフォローは全力でするし、
後輩のフォローを全力をしてる人がいれば、そこを最大限評価してあげたいな、と思っています。
まとめ:出世させてはいけない公務員の特徴
人間的にズルいというか、やはり得と才が無い人間はダメですよね。一言でいうと。
逆に言えば、得と才のある人を見誤らずにしっかりと評価して上に登用すれば、組織は必ず上手くいくようになります。
自分にすり寄ってくるとか、可愛いげがあるとか、そういうのは関係ない。
得と才がなければ上には上げない。
これが公務員の出世の結論になります。
将来出世したい若手公務員には絶対に読んでほしい!
これを読めば人事ガチャが怖くなくなる
30歳までに〇〇円持ってたら将来に困らない!?