これは投資界隈の真実なんですけど、
って熱い思いで投資を始めたにも関わらず、なんと9割の人が株の世界から撤退していく。
9割も?それは大袈裟なんじゃないかって、投資歴20年の私は思ったわけなんですけど、よくよく考えたら私の周りでも投資を続けてる人って10%くらいかもしれません。
これって私の肌感覚だけの話じゃなくて、実際にデータとして、長期保有を前提としてる投資信託ですら平均保有年数がだいたい4年くらいでやめちゃってるらしいんです。
※公益財団法人 日本証券経済研究所より引用
で、これって投資意識の低い日本人だからって訳でもなくて、投資するのが当たり前みたいな感覚のアメリカ人ですら同じくらいの4年で大半がやめちゃってるって感じなんです。
確かに私もアメリカ人って投資意識が高くて、インデックスファンド(投資信託)を毎月積み立てて資産運用してるイメージでした。
でも実際のところは日本人と変わらず、買った株を握っておけていないんです。
もくじ
長期投資が最強と言われてるけど
本来、S&P500とかは15年以上保有してたら、これまで過去70年間のデータを見ると元本割れをすることはありませんでした。
つまり、15年以上保有してたらどんな金融ショックの被害に遭ったとしてもプラスになったってことですね。
だから、売らなきゃ誰でも勝てるんだけど、それでも結局途中で売っちゃう。
まぁ本当に9割の人が売ってるのかどうかは、このデータからでは分からないけど、まぁ、それでも15年以上保有するっていうのは実際メチャクチャ難易度の高いことなのかもしれないですね。
長く持てば持つほど、
- ITバブル崩壊(2000年)
- ライブドアショック(2006年)
- リーマンショック(2008年)
こういった激ヤバな金融ショックに遭う確率も高くなるわけなので、むしろ長期保有できる人の方が変態で、手放すのは致し方ないのかもしれません。
私自身、2006年と2008年の金融ショックに巻き込まれており、この時は売りたくても売れない状況で、握ってはいたけど何年も含み損を抱えることを余儀なくされました。
しかも、YouTuberとかブロガーが
とか、
みたいな発信もあるから、
それなら利益のある今のうちに売っといた方がいいのでは・・・?と思ってしまう気持ちも分かります。
でも、だからと言って大暴落を予想することなんて誰にもできないんだから、暴落が来る前に手仕舞いしてしまうのは勿体ないな、と思うんですよ。
これまでも株式というのは過去200年、暴落を経験しながらもひたすら右肩上がりの上昇を続けてきたわけですよ。
暴落したとしても、待ってたらいつかは復活して、買った値段を上回ってくるハズなんです。
で、どうすればいいの?
で、結局インデックスの場合、ほとんどの人が積み立てで買ってるでしょうから、暴落が来たとしても売らずに放置しとけばいいんです。
でも、頭では分かっていても、いざ暴落を目の当たりにすると精神的に耐え切れない人が多いというのも事実です。
投資をする人のメンタルを研究している「行動ファイナンス」っていうものがあるんですけど、これを学ぶと色々と気づきが多いんですよ。
投資の世界では「織り込み済み」という言葉があるんですけど、これは効率的市場仮説とも言うんですね。
チョットややこしく感じるかもですが、簡単に説明するのでこのまま読み進めてください。
有名な投資家とか銀行とか、株の世界のエキスパートな人たちが株価の予想についてあれやこれや言うけど、いや、けっこうマジで当たらないんですよ(笑)
それは何故かと言うと、そういう人たちが言ってるようなことは既に株価に織り込まれているからなんですよ。
この効率的市場仮説に反論できるのが、「行動ファイナンス」という学問なんですね。
行動ファイナンスってなに?
人が正しく情報を読み取って、その正しい考えのまま合理的に行動するなら、効率的市場仮説は確かに成り立ちます。
でも、人間っていつ何時も冷静に、合理的な判断のみに従って行動できるわけじゃないんですよ。
たとえば、ダイエットしたいなぁって思っていても、近くにお菓子があったら食べちゃうし、っていう感じです。
投資をしている人全員が余計な感情に左右されず、ロボットのごとく売買できるようであれば、「行動ファイナンス = 非合理的な行動」を取らずに済むのかもしれない。
だけど実際問題、株価が大きく下落したらあたふたして過剰にビビったり、その逆で、右肩上がりで資産が増えていってる時はイケイケドンドンで、冷静な判断が出来なくなったりするでしょう。
投資の世界は自分の大切なお金がかかっているから、上がるにしろ下がるにしろ、冷静な判断を取ることは難しいように思います。
こういう感じで、人は状況によって非合理的、つまり「訳のわからん行動を取ってしまう」
この訳のわからん行動をなぜ取ってしまうのか?
そして、その訳のわからん行動が市場にどのように影響していくか?
を研究するのが「行動ファイナンス」ということですね。
この行動ファイナンスの一例なんですけど、人は得する喜びよりも損をする悲しみの方が大きいっていう「プロスペクト理論」というものがあります。
株の世界で言うと、株価が上がって儲かってる時はそれなりに嬉しい。
でも、株価が下がってせっかくの含み益がゼロになったらメチャクチャ悔しいってやつです。
本来、資産の変化で言えば「プラマイゼロ」なのに、なんだか損したかのごとく悲しくなるのがこのプロスペクト理論ですね。
株が順調な時におちいる心理
順調に株での利益が伸びているときに、人は調子に乗りやすい、なんてよく言われます。
たとえば株価が上がってるときは、
って、下がるときの事を想定出来なくなってしまう。
また、身の回りの人が「株で儲けてる」と聞くと「自分もやらなきゃ!」っていう、勝ち馬に乗りたくなる心理。
それと、これは私もあるあるなので自戒の意味も込めてですが、株で稼ぐと、
みたいな感じで、ついつい自画自賛してしまうんです(苦笑)
でも勝てた要因は「ただ運が良かっただけ」かもしれないのに、そういう謙虚な気持ちを忘れがちになってしまうことも投資あるあるですね。
投資で有効なのは心理学とメンタル
投資って、「チャートの見方を勉強しなければ!」みたいな方向に考える人が多いですが、私が思うに、株本来の勉強よりもむしろ、
- 心理学
- メンタル術
これらの方がはるかに大事かなって思います。
ていうか、そもそもS&P500とか全世界株式(オールカントリー)等のインデックスを毎月コツコツ積み立てる王道の投資をするなら、
とか、
みたいなことは一切考えなくてもいい。
もっと言えばチャートが読めようと読めなかろうと、15年とか20年かけて右肩上がりになるのを信じて買うんだから、どのタイミングで積み立てを始めたとしても誤差でしかない。
そしてさらに言えば、基本的に右肩上がりなんだから、早く始めたらはじめただけリターンが大きくなるはずなんですよ。
だから、株についてあれこれ勉強するよりも、暴落を喰らったときにあたふたして売ることなく、ドッシリ構えて積み立てを淡々と続けるメンタリティの方がずっと大切なわけです。
脱落しないためにどうすればいいの?
株の世界から脱落しないため、言い換えると、「長期投資を続けていくため」には、何が必要なのでしょうか?
その回答として、まずは本文で得たような知識をコツコツと身につけていくこと。
次に、メンタルとか心理とか、そういった「株のテクニック以外の知識とか経験」を身につけることが出来ると強いと思いますね。
詳しくは下記の記事でお話しているのですが、株が下落した時はボーナスタイムだと思え!っていうメンタリティがあるのですが、興味のある方は下記の記事を併せて読んでみてください。
あと、これはチョット上級者向けのテクニックですが、大暴落して、世間が総悲観のときに買いまくれ。
そして、世間がイケイケドンドンの時に売れ!
(※ 個別株のケースです)
(※ 積み立て投資の場合は売っちゃダメ)
これですね。
でもこれはなかなか出来るもんじゃなくて、投資歴20年の私ですら頭では分かってるんですけど、暴落して自分の資産がどんどん目減りしていってる時に買いまくるってビビって出来ないものなんですよ(笑)
現状維持で良いじゃないか作戦
長期投資をしようとする場合に意識すること、
「現状維持でいいじゃないか」
と思うことですね。
人は変化に対して恐怖だったり不満を抱いたりする性質があります。
たとえば職場でも新しいやり方がたとえ合理的であったとしても、それを新しく覚える行為が面倒ってことになりがちですよね?
つまり、人は現状維持に留まりたい性質があるってことです。
でも逆に言えばこれを利用するとなると、凄く良いのは「積み立て投資」なんです。
毎月いくら積み立て投資すると決めて、後はひたすら放置。
たとえばS&P500を毎月3万円積み立てすると決めたら、設定はそれだけであとは放ったらかし。
つまり、積み立てする今もこの先も現状維持にしていくって訳ですね。
あと、個人的にオススなのが「心をかき乱すものから離れる」ということです。
株の場合だと、
- 株価を見ない
- チャートを見ない
これですね。
長期に積み立てするんだから、極端なことを言えば確認するのは15年後とかでも全然良いんですよ。
もし大暴落するようなことがあったとしても、その間は安く買えるんだから心配することは何もないですしね。
まだ証券口座を開設していない方へ
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