・現場監督から転職するのって難しいの?
・施工管理の具体的な転職先はどこ?
上記のような悩みや疑問を解決できる記事になっています。
新卒でゼネコンに就職し、わずか1年も経たずに仕事を辞めて公務員に転職した私が「施工管理が転職を成功させるポイント・施工管理の具体的な転職先」について解説します。
この記事を読めば、
「建築業界の将来性ってどうなの?」
「今すぐ施工管理を辞めたほうがいい?」
「これから自分はどうすればいい?」
といった悩みが無くなりますよ!
まずはあなただけでなく、多くの現場監督が「仕事を辞めたいと思っている」という事実を知りましょう。
もくじ
みんな施工管理を辞めたがっている
「人手不足に対する企業の動向調査」によると、建築業界の人手不足は「メンテナンス・警備・検査」と「教育サービス」に次ぐ順位となっています。
建築業界は辞めたいと考えている人が多く、また新しい働き手も少ないことから人材不足におちいっています。
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20代現場監督の5つの転職理由
私が施工管理を辞めて公務員になりたいと思った理由を5つにしぼって紹介します。
誤解がないように最初にお伝えします。
以下で紹介することは私個人の偏った考えではなく、日本中にある建築会社(ゼネコン)に共通する部分が多いということです。
- 「やりがい」よりも「ラクな仕事」を優先したかったから
- 無駄なことに時間を浪費したくなかったから
- 忙しくて自分の時間がほとんど取れないから
- 仕事を続ける先に待つのは家庭の崩壊しかないから
- 自分の意思で生きていきたいから
①:「やりがい」よりも「ラクな仕事」を優先したかったから
「自分のした仕事が地図に載る」というのは確かにやりがいを感じる部分かもしれませんが、それよりもラクな仕事をすべきかなと思います。
ここ20年くらいで建築業界はどんどん不人気に、そして公務員は人気が高まっています。
別に公務員にこだわる必要はありませんが、土木や建築を学んだ方は公務員になりやすいのでそれを利用しない手は無いはずです!
だからこそ「ラクな仕事を選ぼう!」と決意し、私は施工管理を辞めて公務員になりました。
②:無駄なことに時間を浪費したくなかったから
日本中の施工管理のスケジュールには無駄が溢れかえっています。
- 毎日、事務作業のために残業
- 毎日、ラジオ体操をするだけの朝礼
- 必要もないのに現場にいなければならない
このようなことが非常に多いです。
私はこんな無駄なことに「自分の人生の貴重な時間を浪費する」のが我慢できませんでした。
③:忙しくて自分の時間がほとんど取れないから
施工管理を辞めた友人の話を聞いても「残業が多すぎる」という理由で辞めた人が非常に多いです。
- 土曜日も祝日も基本的に仕事
- 朝7:30に職場に行き、夜21時過ぎまで働く
- 定時で帰れそうな日は職場の飲み会に連れて行かれる
私はアフターファイブや土日・祝日は「自分のために時間を使いたかった」ので辞めました。
④:仕事を続ける先に待つのは家庭の崩壊しかないから
大学時代の友人はだいたいみんな建築会社に就職したのですが、飲み会ではみんな仕事の愚痴を話すことが多かったです。
- 頻繁に転勤があるので家族と一緒に過ごせない
- たまにしか子どもに会えないのでなついてくれない
- 朝早く出社して夜は帰りが遅いので、家族とすれ違いが多い
奥さんや子どもとなかなか一緒に過ごせず、自由な時間もない生活。
「なんのために自分は働いているんだろう・・・」と真剣に悩む人は多い。
そして、このまま現場監督として働き続けた先に「幸せはない」という結論に至りました。
⑤:自分の意思で生きていきたいから
毎朝5時半に起き、片道100キロの距離を運転し、現場に行って炎天下の中で仕事して、22:30に上司と共同生活するアパートに帰る。
私の人生なのに「自分の好きな所にも住めない」という地獄を味わってました。
ぶっちゃけみんな「現場監督を辞めたい」と思っています。しかし、ネガティブな転職理由を伝えても面接官は「この人は不平不満ばかり言う人だな」と思われます。
そのため、もしあなたが今の仕事を辞めて転職する際はポジティブな転職理由を面接官に伝えなければいけません!
施工管理からの転職は有利!公務員では歓迎される
実際にさまざまな自治体の倍率を調べて感じたのですが、土木施工管理から公務員への転職って圧倒的に有利です!
技術職の公務員には土木・建築・機械・電気などがありますが、特に土木は公務員試験に圧倒的に合格しやすい。
なぜなら、
公務員の業界でも土木の人材は人手不足だから
シンプルに試験を受ける人が少ないんです。
どのような業界が施工管理の転職先になるのか?
施工管理の年齢によって転職先が変わるのですが、大きく分けて次の2パターンになります。
- 30歳以上の施工管理は「同業他社」が主な転職先
- 29歳以下の施工管理は「公務員」が主な転職先
「なぜ若手現場監督は公務員が転職先になるのか」も踏まえて解説します。
30歳以上の施工管理は「同業他社」が主な転職先
30歳以上の方はゼネコンを辞めて造園会社とか、橋梁会社、CAD系システムの会社など、同業他社が主な転職先になるケースが多いです。
【主な転職先が建築業界になる2つの理由】
- 同業の方が転職先として手っ取り早いから
- 今さら新たな業種に飛び込む勇気が無いから
施工管理として10年以上働いて習得できるのは「建築業界でしか役に立たない知識やスキル」しかないため、新たな業界、たとえば営業とか事務とかは厳しいです。
また30歳以上の施工管理の多くは結婚しているため、「転職先をじっくり選ぶ時間の余裕がない人が多い」ですね。
とはいえ、中にはIT業界やWEBマーケティング会社など、他の業界に転職している人もいるので「あくまでどの業界に転職する人が多いか」の話です。
29歳以下の施工管理は「公務員」が主な転職先
29歳以下の施工管理は公務員への転職に成功している人が多いです。
この記事を書く私もその1人で、私の転職を知り、友人たちも次々と公務員試験を受けて転職していきました。
【公務員に転職できる理由】
- 若いからまだチャンスがあるから
- 金銭的にも住居的にも「安定」が得られるから
受験年齢は近年引き上げられており、29歳ならだいたいどの自治体でも受験することができます。
また20代であればまだ独身の方も多く、実家暮らしであれば仕事を辞めて公務員試験の勉強に全集中することも可能。
こういった理由から若ければ若いほど公務員への転職成功率は高いですね。
20代の施工管理は色んな業種に転職できる!
後先考えずに仕事を辞めるのは怖いかもですが、20代なら転職先はたくさんありますよ!
とくに23歳~26歳くらいだと社会人のマナーは身についてるけどまだフレッシュな人材としてカウントされるので、第二新卒として有利に採用されやすいです。
また、「理系卒なので真面目と思われ、資格を持っている」っていうのは非常に魅力的に映るようです。
なので26歳以下の人は公務員はもちろん、他業種への転職も実現可能だということを覚えておいてください!
26歳以下の施工管理は「IT・マーケティング・ベンチャー」にも就職可能
20代半ばで施工管理を辞めた友人の一人は「IT系の企業」に転職しました。
「ITやベンチャー」といった業界は「世の中の変化に合わせて柔軟な業界」なので、今の若者の価値観にマッチすると思います。
具体的には「転勤がない」、「残業もあまり無い」、「リモートワーク可能」、「副業も可能」と、すべてにおいて柔軟性が高いです。
転職先の業界の「知識やスキル」がなくても大丈夫
いざ転職するとなると、「知識、スキル、経験も無いから不安・・・」と思うかもですが、ぶっちゃけ全く気にしなてOKです!
企業の面接官って第二新卒までの若者がスキル・経験が無いことくらい知っています。
見ているのはスキルや経験ではなく、「これからうちの会社に貢献してくれそうかどうか」、つまり『将来性』を見ているんです。
だから、未経験の業界だからとかビビる必要は何もありません!
施工管理からの転職をお考えのあなたへ
施工管理からの転職をお考えなら、あなたに該当する以下の2つのどちらかをまずは行いましょう!
- 自分に最適な仕事を明確にしよう
- 公務員になりたいなら概要を学ぼう
①:自分に最適な仕事を明確にしよう
「自分に向いている仕事」をある程度把握すると、その仕事に必要な「知識・スキル・働き方」がイメージしやすくなります。
あとは「自分の適職」である仕事を探して就職活動すればいいだけですね。
「転職エージェント」とはリクルートなどの求人・転職の企業が運営する転職支援サービスで、誰でも登録してアカウントさえ作れば無料で利用することができます!
あなたが働くにあたって重要視していることを面談を通じて答えていき、その回答を元に『あなたの適職』を転職のプロである「転職エージェント」が導いてくれます。
転職エージェントを利用したからといって転職しなければいけない、なんてことは無いので、この機会に一度相談だけでもしてみたらどうでしょうか?
▶︎今の仕事が不満なら、まずはあなたの適職を調べてみよう
②:公務員になりたいなら概要を学ぼう
突然ですがあなたに質問です!
公務員になりたい人がまずやらなければならない事が何かご存知ですか?
「筆記試験の勉強?」
「面接試験の対策?」
両方違います!
「施工管理から公務員になりたい!」という方がまずやるべきことは、
公務員試験の概要を学ぶ
です。
公務員を目指すにあたり、最低限頭に入れておかなければいけない情報があります。
それは次の通りです。
- 公務員試験の日程
- 公務員試験に出題される科目
- 一般試験と社会人経験者試験の違い
- 忙しい社会人が勉強をすすめるコツ
当たり前の話ですが最低限上記については知っておく必要があります。
でも、まだ公務員試験の右も左も分からない状況だと自分で調べるのって大変ですよね?
そこで紹介したいのが『社会人のための公務員転職ハンドブック』です!
自分で調べると時間がかかってしまうことも『社会人のための公務員転職ハンドブック』なら、公務員に転職したいあなたが知りたい情報がすべて掲載されています。
入手方法は簡単、資格のスクール『クレアール』に資料請求するだけで誰でも無料でもらえます!
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なので、この機会にぜひ手に入れてみてくださいね!
▶︎施工管理から公務員へ転職したいなら絶対に読んでおくべき!
実は土木経験者って公務員になるのが超カンタン!
試験の倍率1.0倍の自治体もある!?
公務員になりたい現場監督の方へ