公務員予備校の超大手であるLECが良さそうだけど、受講料の安さ・キャンペーンの大きさで言うとアガルートも魅力的に感じる人は多いと思います。
そんなあなたが最も知りたいのは、
「やっぱ高いだけあってLECの方がいいの?」
「アガルートの実力ってLECと比べてどうなの?」
という「本当のところどうなの?」という話なのではないでしょうか。
結論から言うと、
アガルートの方が優れている点が多いので、両社で悩んだならアガルートを選ぶべき!
なのですが、これでは詳細さに欠けるので記事内では両社を項目ごとに詳しく比較していきたいと思います。
というわけで、
本文では、
- LECとアガルート、どっちがいいか
- 価格・スペック・学習しやすさの違い
- お得に公務員予備校を利用する方法
について解説しています。
LECとアガルートの比較、公務員試験に合格するにはどっちを選べばいいの?という疑問にしっかり答えていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
大手の安心感を重視するならLEC
数的処理が苦手な人にこそオススメしたい!
もくじ
LECとアガルートの比較結果
まずは結論から。
LECとアガルートを比較した場合、以下のような結果になりました。
「◯」が優れていることを意味します。
LEC | アガルート | |
価格 | ◯ | |
合格実績 | ◯ | |
コースバリエーション | ◯ | |
学習しやすさ | 引き分け | |
カリキュラムの質 | 引き分け | |
面接対策 | ◯ | |
論文対策 | 引き分け | |
WEB学習 | ◯ |
資格スクールとして歴史のある大手LECと、2015年に開校したばかりの新しいスクールのアガルートなのであまり同じ土俵で比較されることのない両社。
一見、知名度も実績もあるLECの方が良さそうに感じるかもですが、実力は互角!
というより、勝っている項目の数でいうとアガルートの方が上ですね!
いきなり最初の比較で結論が出てしまいましたが、これで終わりだと詳しい比較が一切ないので、具体的にどっちがどの項目で有利なのかを遠慮なしに赤裸々に語っていきます。
【LECとアガルート】価格の比較
受講料は、アガルートの方が10万円以上安い!
志望先別のコース料金を比較すると、以下の通り。
LEC | アガルート | |
地方上級・国家一般、専門・裁判所 | 34万6000円 | 24万8000円 |
地方上級・国家一般 | 34万6000円 | 19万8000円 |
教養試験のみの自治体 | 21万5000円 | 10万8000円 |
国家総合職 | 34万6000円 | 29万8000円 |
一目瞭然でアガルートのリーズナブルさが目立ちますね!
アガルートを利用する方の大半が選んでいるコースは「地方上級・国家一般:19万8000円」ですが、こちらをLECと比較すると14万8000円の差があることに。
とはいえLECはWEB学習に加え、通学での生講義も受けられるため、WEB学習のみのアガルートとは単純に比較ができないのも事実。
いずれも公式サイトの情報を参考にしていますが、価格は利用時期・キャンペーンによって変動するので、最新の価格は公式サイトで必ず確認してください。
【LECとアガルート】合格実績の比較
合格実績は、LECの勝ち!
どちらも合格者数を公表していないのですが、受講者の数を考えるとLECの方が多いのは確実ですね。
とはいえ、数十年の歴史のあるLECと新しいスクールであるアガルートで実績を比較するのは少しナンセンスかなと思います。
だって、合格者も多いけど不合格者数も圧倒的にLECの受講生の方が多いですからね。
多くの受験生は公務員予備校の実績を気にしますが、大事なのはあなたが公務員試験に合格できる講義をしてくれるかどうか。
そういった点では、アガルートは決してLECに引けを取らないので心配はいりませんね!
【LECとアガルート】コースバリエーションの比較
コースバリエーションは、LECの勝ち!
まずはLECの公務員試験受験コースを見てみましょう!
- スーパースペシャルコース
- スペシャルコース
- スペシャル(国税・財務併願)コース
- 市役所教養コース
- 国税専門官・財務専門官専願コース
- 裁判所事務官(一般職)専願コース
- 労働基準監督官専願コース
- 法学既習者コース
- 専門科目コース
- 経験者採用専願コース
など・・・
細かいコース設定があるので、どの職種にも対応できるバリエーションがLECの強み!
一方、アガルートのコースは次の通りです。
- 地方上級・国家一般、専門・裁判所コース
- 地方上級・国家一般コース
- 市役所・国立大学法人コース
- 国家総合職コース
- 都庁l類Bコース
かなりシンプルですが、決して「おおまかなので対応できない職種があるのでは・・・」と心配する必要はありません!
公務員を目指す大半の方は②の地方上級・国家一般コースになります。
警察官や消防士のような専門試験が実施されない、教養試験のみの採用試験は③の市役所・国立大学法人コースを選べばOKですね!
それとこれはあまり出まわっていない情報ですが、「コースが細分化されていてもやるべき内容はほぼ一緒」という公務員予備校の裏事情があります。
なので、コースがたくさんあるから良い!という訳ではないことを頭に入れておいてくださいね。
▶︎割引・キャンペーンが豊富な予備校はアガルートのみ!
【LECとアガルート】学習しやすさの比較
学習しやすさは、両社引き分けとします。
ちなみに、両社の学習形態は次の通りです。
LEC | アガルート | |
通学 | ◯ | なし |
WEB学習 | ◯ | ◯ |
LECは通学しての生講義とWEB学習の「ハイブリッド学習」が可能。
例えば平日は通学して講義を受け、分からない箇所を質問し、土日は自宅でWEB学習といったことが出来ます。
一方、アガルートはWEB学習に特化した予備校なので基本的に校舎を構えていないため、生講義はしておりません。
なので、学習方法の多彩さで言うとLECの方が優れているように感じますが、それは今までの話。
というのも、新型コロナウイルスの感染拡大以降、出来るだけ公共機関に乗って通学したくないし、数十人が同じ教室で勉強するという密な状況にあえて飛び込みたくない人も多いはず。
実際、LEC利用者の多くはオンラインで学習しているので、通学して生講義を受けるのってぶっちゃけ時代遅れな学習方法なのかなと思います。
ていうか、毎日通学する時間がもったいないので、その時間と労力を勉強にかけた方がいいのは間違いないですね。
【LECとアガルート】カリキュラムの比較
カリキュラムの質は、引き分け!
知名度があるから、「LECの方が質が高いに違いない!」と思う方もいるかもですが、実はどのスクールもカリキュラム自体はそれほど変わりません。
こんなことを言うと元も子もないのですが、公務員予備校は各社ライバル校の研究を行なっているため、その差は微々たるものなんです。
というのも、公務員試験の内容は劇的に変わるものではないため、毎年同じ勉強をするのですからそりゃ内容も似たり寄ったりになるんです。
なので、「どっちの教材が優れているの?」と気にするのはあまり意味がなく、基本的には料金やコースで決めたり、あとは個人的にピン!ときた方を選べばOKです!
アガルートは数的処理の講義に強みあり!
アガルートには分かりやすい講義を行ってくれる優秀な講師がたくさんいますが、中でも人気なのが数的処理を教えてくれる柴崎直孝さんです。
柴咲さんは数的処理の参考書をいくつも執筆されている公務員試験業界で人気講師で、なんと2016年からアガルートで公務員講座を担当されています。
ご存知の方もいるかもですが、公務員試験は数的処理の出題数が一番多いんです。
つまり、数的処理がで点が稼げたら合格に一気に近づけるし、数的で点が取れなければ不合格の確率が高まってしまいます。
もしあなたが、
- 数的処理に苦手意識がある
- 数的処理でもっと点が稼げるようになりたい!
という思いがあるなら、ぜひアガルートで数的処理を学習してみませんか?
【LECとアガルート】面接対策の比較
面接対策については、アガルートの勝ち!
これまでは、すべての公務員予備校の中で面接対策が最強なのがLECだったのですが・・・。
面接対策(模擬面接)の予約が取りにくいといった声をよく聞くようになりました。
たしかにLECの「リアル面接シミュレーション」は、一人一人に寄り添った指導、そして分析力の高さが素晴らしいのですが、納得いくまで受講できないのであれば効果も半減。
一方アガルートですが、年々重要度が増している面接試験の対策もしっかり行ってくれ、面接対策は回数無制限で何度でも行うことが出来ます!
なので、コミュニケーション能力に自信がなかったり、面接試験の経験値が低いという方にとって強い味方になってくれること間違いナシなんです。
と思う方も多いかもですが、結論から言うと心配ありません!
アガルートはWEB学習専門のスクールなので、そもそも対面で面接対策ができないことは想定内!
だからこそWEBでも十分にノウハウを学べて、面接力が身につくように以下のような優秀なカリキュラムが組まれています。
- 過去の面接試験の内容を分析
- 出題可能性のある質問を厳選
- テーマごとに掘り下げて考えるべきポイント,自分の考えをまとめる方法について講義
- 面接時に話をする流れの組み立て方を説明
- 予行練習としての模擬面接も実施
そもそも、「アガルートだと面接試験に合格できない」としたら、とっくにアガルートは倒産していると思います(笑)
百戦錬磨の面接講師が本当に必要な対策をしてくれるのですから、対面で面接指導をしてもらえないことをあまりナーバスに考える必要はないのかなと。
【LECとアガルート】論文対策の比較
論文対策は、引き分け!
LEC、アガルートともに、論文試験やエントリシート(面接カード)といった「ライティング力」がモノを言う試験には万全の準備ができるよう指導してくれます。
もちろんあなたの書いた論文の添削も経験豊富な講師がプロの目で行なってくれるので、論文に苦手意識がある人でも論理力と語彙力が身につくようになります。
【LECとアガルート】WEB学習の比較
WEB講義は、アガルートの方が上ですね!
アガルートはWEB講義専門のスクールなので、内容・映像ともにハイクオリティ!
オンライン学習に特化したスクールだからこそ講義動画の分かりやすさはアガルートの一番のストロングポイントなので、他社を圧倒しています。
もちろんLECのWEB講義も十分に高品質なのですが、やはりアガルートには「WEB講義一本でやっていく!」という、信条や覚悟のような熱いものをヒシヒシと感じます。
なので、学習は基本的に自宅でオンラインでやりたい!という方はLECではなくアガルートを選ぶべきですね!
LECとアガルートは、どっちがおすすめ?
LECとアガルートどちらを選べば良いかお悩みの方に言いたいのは、
LECもアガルートも申し分ない充実ぶりだけど、だったら安いアガルートを選ぶべき!
ということですね。
記事の前半でお話した両社の比較結果をおさらいすると、以下の通りです。
※「◯」が優れていることを指します。
LEC | アガルート | |
価格 | ◯ | |
合格実績 | ◯ | |
コースバリエーション | ◯ | |
学習しやすさ | 引き分け | |
カリキュラムの質 | 引き分け | |
面接対策 | ◯ | |
論文対策 | 引き分け | |
WEB学習 | ◯ |
上記を踏まえて、LECがおすすめな人はこんな感じ!
- 大手の安心感を重視する人
- 通学もWEB学習も、両方したい人
- 面接指導を対面で行なってほしい人
- 受講料が高くても構わない人
- 合格実績を重視する人
次に、アガルートがおすすめな人はこんな感じ!
- 受講料をなるべく安く抑えたい人
- WEB学習だけでいい人
- 数的処理が苦手な人
- 数的処理で点数を稼げるようになりたい人
- 自分のタイミングで面接対策したい人
- 通学による「ウイルス感染リスク」を回避したい人
LECとアガルートの比較まとめ
以上、LECとアガルートの徹底比較でした。
記事内でもお話した通り、両社の質はほぼ互角、いやむしろアガルートの方が優れている項目が多いくらい。
それに受講料を比較した場合、LECに比べてアガルートは15万円くらい安いので、アガルートを選ばない理由がないですね!
どうしても大手予備校であるLECの安心感を重視したいなら止めませんが、両社を比較するならアガルートを選ぶことをオススメします!
▶︎割引・キャンペーンが豊富な予備校はアガルートのみ!
大手の安心感を重視するならLEC
数的処理が苦手な人にこそオススメしたい!