・論文(作文)の対策ってどうすればいいの?
・過去の出題テーマや書き方のコツがあれば教えてほしい!
このような疑問にお答えする記事になっています!
論文(作文)って普段の生活の中で書く機会が無いため、苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか?
かくいう私も公務員試験の勉強を始めるまで、
「論文(作文)とかどう書いていいのか分からない」
「書いていくうちに話がまとまらなくなるんだけど・・・」
このように感じていました。
この記事を読むあなたも教養試験や面接対策は対策をしてるけど、論文(作文)の準備って何をすればいいか分からない・・・といった感じのはず。
そんなあなたにまず伝えたいのは、論文(作文)試験は難しいことはなく、書き方やコツさえ覚えてきちんとした構成を頭に入れておけば、むしろ簡単な試験とすら言えます!
というわけで、
本文では、
- 神戸市:論文(作文)の傾向と対策
- 神戸市:論文(作文)の過去問
- 神戸市:論文(作文)の書き方
について解説しています。
この記事を書く私は正しい論文(作文)対策を行なったおかげで、これまでに受験した採用試験をすべて合格した経験があります。
そんな私が、神戸市の論文(作文)試験で点を稼いで一気に合格に近づけるようになる方法を紹介していきます!
論文(作文)に苦手意識がある方はぜひ記事の最後までお付き合いくださいね!
もくじ
神戸市:論文(作文)の傾向と対策
まずは令和2年度に神戸市の採用試験で出題された論文(作文)テーマをみてみましょう。
本格的な人口減少時代の到来,少子・高齢化の進展など,公共交通を取り巻く環境は急激に変化しています。そこで,上記のような環境の変化が公共交通に及ぼす影響を考察したうえで,公共交通が今後も「市民の足」としての役割を果たしていくためには,行政としてどのような取り組みを行うべきか,あなたの考えを述べなさい。
※神戸市の公式ホームページより引用
論文(作文)試験とは、上記のようなお題が与えられ、問題文(テーマ)に沿って自身の考えを書く試験です。
- 受験生がどのような考え方をしているか
- 論理的な考えを文章にするスキルがあるか
この2点をチェックするために行います。
神戸市の論文(作文)は問題文が長く、内容も難易度が高めです。
論文(作文)テーマが難しいとされている特別区(23区)や大阪市の採用試験と比較しても引けを取らないくらい難易度は高いですね。
神戸市:論文(作文)の文字数と試験時間
神戸市は論文(作文)の文字数と試験時間を公表していません。
ちなみに、他の自治体の論文(作文)はだいたい次の通りになります。
文字数 | 800~1,000文字 |
時間 | 60〜80分 |
通常、公務員試験の論文(作文)は800〜1,000文字を80分のことが多いため、おそらく神戸市の採用試験もこのような感じで行われるはずです。
「80分って長くない?」と感じる人もいるかもですが、実際に書いてみると800~1,000字の論文(作文)を書くのってけっこうアッという間なんです。
なので、論文(作文)試験は時間との勝負!と意識しておくだけで試験への入り方が変わってきますので、「試験時間は少ないんだ!」という情報はぜひ頭に入れておきましょう!
論文(作文)はどの自治体も上限が決められていますが、「◯文字以上書きなさい」という指定はありません。
しかし、上限になるべく近い文量の方がいいのは言うまでもありません。
文字数が少なすぎると減点されますので、何はともあれ原稿用紙の8割を目指して書きましょう!
論文(作文)試験でやってはいけないこと!
論文(作文)ではやってしまうと最悪「一発不合格」になるかもしれない禁止事項があります。
具体的には次の2点になります。
- 極端に文字数が少ない(文字数上限の半分以下)
- 字が汚くて読みにくい
上記は採用担当者からの評価が最低ランクになりますので注意してください。
神戸市:論文(作文)の過去問
神戸市の論文(作文)は問題文の傾向から言って難易度が高いですが、実はコツさえ知っていれば論文が苦手な人でもスラスラ簡単に書けるようになります!
ちなみにそのコツですが、
論文(作文)の過去問を利用して対策すること
になります。
教養試験や専門試験の勉強って、まずは過去問を見て試験のレベルと出題された問題の傾向を把握し、過去問を解きながら進めますよね?
論文(作文)試験の対策も同じで、まずは過去問を知ることから始めます。
大学卒一般枠
過去のテーマ | |
2023年度 | 生物多様性は,人間社会の持続可能性の維持に欠かせないものですが,人々の経済活動による開発に伴う植物の伐採や,気候変動,外来種の侵入等で生態系バランスが壊れ,本来の豊かさが失われてしまう例も少なくありません。このうち,外来種(外来生物)の問題について,あなたの考えを述べてください。 |
2022年度 | 人口減少社会の進展・共働き世帯の増加・児童虐待や子どもの貧困など,子育て家庭や子どもの育ちをめぐる環境が大きく変化する中で,神戸市では「神戸っ子すこやかプラン2024」を策定しています。妊娠・出産期から学齢期において切れ目ない支援を提供することで,子どものより良い育ちの実現を目指しており,取り組む視点として以下の6つの柱を定めています。 そこで,6つの柱のうち一つを取り上げ,現状どのような課題があり,その課題に対し,行政はどのような取組みを行うべきか,あなたの考えを述べてください。
①仕事と子育ての両立支援 ②妊娠・出産・子育て期の支援 ③特に支援が必要な子どもたち・家庭への支援 ④地域における子育て支援・青少年の健全育成 ⑤幼児期の教育・保育の質の向上・小学校教育との連携 ⑥子育てしやすい社会環境づくりと啓発 |
2021年度 | 神戸市では,「神戸 2025 ビジョン」の中で,市民一人ひとりが安心安全で心豊かに幸せを実感できる生活を享受でき,将来を担う若者が輝き,活躍できる持続可能な社会を築く「海と山が育むグローバル貢献都市」を目指すこととしており,以下の6つの基本的な考え方を示しています。 そこで,6つの基本的な考え方のうち一つを取り上げ,現状どのような課題があり, その課題に対し,行政はどのような取組みを行うべきか,あなたの考えを述べてください。〇豊かな自然と文化,多様な価値観が融合する神戸の強みを磨き,活かした新たな価 値・スタイルを創造する 〇人口減少時代に向き合い,神戸のまち・くらしの質を高め,成熟都市の魅力を訴求 し,好循環へ転換する 〇神戸に住み,働き,学び,楽しみ,あらゆる関係者が幸福を実感するまちを実現す る 〇ダイバーシティ推進やジェンダー平等の視点を確保し,女性が活躍できる環境を整 え,外国人市民をはじめとした多様な市民の参画による多文化共生社会を実現する 〇震災から再起した市民の知恵・気風を活かし,あらゆる危機への備え,誰一人とし て取り残さず,人を大切にする安心・安全なまちを実現する 〇テクノロジーの実装・デジタル化の加速による市民生活の豊かさと利便性 向上, 経済活動の回復・成長,環境貢献など,SDGs の達成による持続可能な都市を実現 する |
2020年度 | 本格的な人口減少時代の到来,少子・高齢化の進展など,公共交通を取り巻く環境は急激に変化しています。そこで,上記のような環境の変化が公共交通に及ぼす影響を考察したうえで,公共交通が今後も「市民の足」としての役割を果たしていくためには,行政としてどのような取り組みを行うべきか,あなたの考えを述べなさい。 |
2019年度 | 今後、本格的な人口減少が続く日本で、空き家の発生が加速し、地域が荒廃することが危惧されており、神戸市内においても同様の問題が発生してきています。使える空き家は「活用」・「流通」を図る一方、活用等の見通しが立たず取り残されている老朽空き家は、周辺への影響が深刻化しないうちに早期解消を図ることが必要です。空き家が地域に与える影響を分析したうえで、行政としてどのような取り組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。 |
2018年度 | 近年、大地震や集中豪雨による洪水など大規模災害が多く発生しており、災害対策や防災対策が非常に重要となってきています。神戸市においては、関係各所との連携や協力によって、災害に強いまちづくりをすすめ、大規模災害にも対応できる防災体制を確立することを目的に地域防災計画を作成しています。しかし、災害に強いまちづくりを進めるための対策事業には、多額の経費及び時間が必要となってきます。そこで、どういったものを優先的に実施することが重要か、具体的にあなたの考えを述べなさい。 |
2017年度 | 高度経済成長期に開発が進んだ大規模ニュータウンは、戦後のまちづくりを先導し、経済成長を支える役割を果たしてきました。しかし、ニュータウンの中には、開発時に同世代の者が一斉に入居したことによる居住世代の偏りのため、高齢化と子ども世代の流出による人口減少が急激に進行しており、神戸市内にも同じ課題を抱えるニュータウンがあります。オールドニュータウンの人口減少と高齢化によって生じる問題点を検証したうえで、にぎわいのあるニュータウンに再生するためには、どのような取り組みをすればよいか、あなたの考えを述べなさい。 |
2016年度 | 市では基本構想や基本計画を踏まえて総合計画を策定し、この目標を年次進行に応じて政策形成あるいは計画として落とし込み、実現することになります。これが行政の大切な役割です。しかし、本市のような人口が大変多い政令都市ではその住民ニーズの範囲は多様であり、対応が可能なものとそうでないものとが多数混在しているのが現状です。このような住民ニーズはどのような判断で政策に反映させるべきか、あなたの考えを具体的に述べてください。 |
2015年度 | 商店街・小売市場は、商品・サービスの提供の機能を果たすだけでなく、地域コミュニティの核としての機能やにぎわい・文化を生み出す機能などを果たすことが期待されています。しかし、今日、顧客ニーズの変化や後継者不足、商圏人口の減少などに伴って、商店街・小売市場の衰退が神戸市も含めて全国的な課題となっています。商店街・小売市場の活性化において、あなたが考える課題を取り上げて、その具体的な対策を提案してください。 |
2014年度 | 来年、阪神・淡路大震災から、20年の大きな節目を迎える現在、神戸市では震災経験のない住民が4割を超えています。また、震災を神戸市職員として経験していない人の割合も、全職員中の4割近くにもなっています。震災を経験していない人たちの防災意識の低下が懸念される中で、将来、発生することが想定されている南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備えるために、阪神・淡路大震災の経験と教訓を忘れることなく地域や世代を越えて伝え続け、国内外に広く発信し続けることが求められています。阪神・淡路大震災の経験と教訓を継承・発信するためにどうすればよいのか、あなたの考えを述べなさい。 |
2013年度 | 近年、目覚しい経済成長を続けている新興国では、人口集中に伴う各種都市インフラ整備および投資の需要が高まっています。こういった背景の中、神戸市では、新たな国際交流分野として、水循環システム・都市整備など本市が蓄積してきた経験やノウハウを活用して、地元企業等の東南アジア等への海外展開を支援する取組みを始めています。こうした公民連携の海外展開について、あなたの考えを述べなさい。 |
2012年度 | 平成7年に発生した阪神・淡路大震外の救援活動に延べ150万人ものボランティアが全国各地から駆け付けました。その後、災害ボランティア活動が浸透していき、平成10年には社会貢献活動を促進するための「特定非営利活動促進法」が施行されました。東日本大震災でも被災者支援に、多数のNPO法人が活躍しています。その活動を支えるために、昨年、寄付を促す法改正が実現しました。被災者支援をはじめとして、NPO活動を質・量ともに拡大するためにどうすべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
2011年度 | 六甲山は、神戸港とともに神戸を象徴し、美しい神戸を形成している都市資源だといわれています。これまで100年以上にわたる植林緑化など六甲山を守り、市民の癒しや憩いの場としていかそうという様々な取り組みが行なわれてきました。その一方で六甲山系を総合的に管理・運営する体制が整っていません。六甲山の魅力をより向上させるために、六甲山を総合的にとらえて、保全、利用の具体的な取り組みを提案してください。 |
2010年度 | 昨年5月16日に、新型インフルエンザの最初の国内発生が神戸市内で確認された。その前後から同6月12日までの神戸市の新型インフルエンザ対応について、危機管理の視点から検証した結果によれば、市民や企業は、神戸市が感染拡大防止のために「休校措置」「神戸まつりの中止」等を迅速に決断したことや「ひとまず安心宣言」を出して柔軟な対応をとったことを高く評価している。その一方で、国を含む行政からの十分な情報発信がなされなかったことや、感染した個人や学校への誹謗・中傷が見られたこと、マスコミの過剰報道が風評被害を招いたのではないかなどの意見が市民・企業から多く出された。このような健康危機において、情報伝達をどのようにすべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
2009年度 | 阪神・淡路大震災の発生から15年を迎えようとしています。被災時の地域での助け合いや復興過程での協働のまちづくりなどの経験から「人と人とのつながり(いわゆるソーシャルキャピタル)」の大切さに改めて気づきました。この震災の教訓を踏まえて、神戸市では「新たなビジョン(中期計画)」(平成17年策定)において、重要なテーマの一つとして地域での人と人とのつながりの醸成を掲げています。その一方で、我が国では人間関係そのものが希薄化していると指摘されています。地域での人と人とのつながりの醸成に向けた具体的な対策を提案してください。 |
2008年度 | 現行の政令指定都市制度は、大都市問題に対処する「暫定的な措置」として、昭和31年9月に5大市(横浜市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市)を指定したことから始まったものであるが、当制度創設後、大都市制度の抜本的改革についての議論はまだ十分になされていない。しかし、大都市制度の抜本的な改革は、指定都市が、一般の市町村と共通する役割・機能を果たすとともに、大都市固有の役割・機能を十全に果たすために必要であると考えられている。指定都市が果たすべき大都市固有の役割・機能について、あなたの考え方を述べなさい。 |
大学卒(特別枠)
過去のテーマ | |
2023年度 | ※ 試験の実施なし |
2022年度 | ハザードマップとは,自然災害により予測される災害の発生地点,被害の拡大範囲および被害程度,さらには避難経路,避難場所などの情報を地図に示したものです。神戸市においてもハザードマップを策定し,市民の冷静な判断力や行動力の向上を目指しています。 しかし,約4割の人が「ハザードマップ等を見たことがない」,もしくは「見たことはあるが,避難の参考にしていない」というように,認知度は低いものとなっています。 そこで,ハザードマップの認知度向上に向けた取組はどのようなものがあるか,あなたの考えを述べなさい。 |
2021年度 | 令和 3 年 9 月にデジタル庁の新設が予定されるなど,現在デジタル改革が推進されています。 神戸市では,自宅に居ながら,スマートフォンなどを使って市ホームページ上でオンライン申請や届け出ができる「デジタル市役所」の構築に乗り出すほか,市有施設の IT 化やキャッシュレス化を推進しています。 そこで,民間の事例も含めて,デジタル化をすればより効率的・効果的になると考えられるサービスを提示し,その理由とデジタル化の効果を述べてください。 |
2020年度 | 「食品ロス削減推進法」が令和元年 10 月 1 日に施行されました。この法律は,国や自治体,事業者や国民一人ひとりが食品ロス削減に取り組むための責務等を明らかにしたもので,各自治体が担うべき役割の1つとして,事業者や消費者に食品ロス削減について,知識の普及や啓発活動を行うこととされています。そこで,生産,販売や消費の段階において,まだ食べることができる食品が廃棄されないようにするために,神戸市ではどのような取り組みが必要か,あなたが考える具体的な対策を提案してください。 |
2019年度 | 近年、訪日外国人数は増加しており、2020年の東京オリンピック開催に向けてさらなる増加が見込まれています。その中で、各自治体では、観光産業の振興のため、インバウンド誘致と国内外からの滞在型観光の推進を目指して、様々な施策に取り組んでいます。神戸市でも、公民連携による新たな観光コンテンツ開発や多言語サイトを利用した情報の発信等を行っています。一過性ではなく持続的に、観光客に神戸市を訪れてもらうためには、どのような取り組みが必要か、あなたが考える課題を取り上げて、その具体的な対策を提案してください。 |
2018年度 | わが国の人口は減少に転じ、急速な少子高齢化の進行や、ライフスタイルの大幅な変化など神戸市を取り巻く状況は著しく変わっています。行政としては、このような変化に着実に対応し、スピード感をもって政策を立案し、実行に移していくことが肝要です。特に人口減少は大きな問題ですが、人口減少に対応した都市のあり方を検討し、持続可能なまちづくりを推進することも行政の責務です。神戸市の人口が減少しており、東京一極集中が続く状況を踏まえ、神戸市はどのような点で他都市と差別化を図り、どのような都市を目指すべきでしょうか。あなたの考えを述べなさい。 |
2017年度 | 神戸市では、市民サービスの向上や市域経済の活性化等、さまざまな行政課題の解決に向けて、民間事業者の知恵や資金、技術・ノウハウ等を活かした公民連携事業の実現に取り組んでいます。神戸市のまちづくりにおいて、民間活力の導入を通じて解決をすることが可能な行政課題の具体的な事例を挙げ、それに対するあなたの考えを述べなさい。 |
2016年度 | 我が国では、かつて夫婦の役割は、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」というのが一般的だと言われたことがありました。しかし、時代の変化に伴い女性の社会進出が活発となってきたことから男女共同参画社会の実現に向けて、官民を挙げて取り組むようになりました。本市でも、女性の活躍推進に取り組んでいますが、男女共同参画社会の実現について、あなたの考えを述べなさい。 |
2015年度 | わが国の人口が2008年をピークに減少に転じ、急速な少子高齢化の進展、産業構造の変化など社会経済情勢が大きく変化する中で、今、地方創生という地方の活性化が大きな課題となっています。2014年12月に、政府により雇用創出と人口増加の好循環による地方再生の基本方針が示され、それを受けて、神戸市をはじめ全国の地方自治体は、地方人口ビジョン・地方版総合戦略プランの作成に着手しています。地方創生にあたっては、全国一律ではなく、地域の歴史や資源などを生かした、地域の自主的で自立的な取り組みが求められています。神戸市の活性化において、あなたが考える課題を取りあげて、その具体的な対策を提案してください。 |
短大・高専卒
過去のテーマ | |
2023年度 | 生物多様性は,人間社会の持続可能性の維持に欠かせないものですが,人々の経済活動による開発に伴う植物の伐採や,気候変動,外来種の侵入等で生態系バランスが壊れ,本来の豊かさが失われてしまう例も少なくありません。このうち,外来種(外来生物)の問題について,あなたの考えを述べてください。 |
2022年度 | 人口減少社会の進展・共働き世帯の増加・児童虐待や子どもの貧困など,子育て家庭や子どもの育ちをめぐる環境が大きく変化する中で,神戸市では「神戸っ子すこやかプラン2024」を策定しています。妊娠・出産期から学齢期において切れ目ない支援を提供することで,子どものより良い育ちの実現を目指しており,取り組む視点として以下の6つの柱を定めています。 そこで,6つの柱のうち一つを取り上げ,現状どのような課題があり,その課題に対し,行政はどのような取組みを行うべきか,あなたの考えを述べてください。
①仕事と子育ての両立支援 ②妊娠・出産・子育て期の支援 ③特に支援が必要な子どもたち・家庭への支援 ④地域における子育て支援・青少年の健全育成 ⑤幼児期の教育・保育の質の向上・小学校教育との連携 ⑥子育てしやすい社会環境づくりと啓発 |
2021年度 | 神戸は開港とともに居留地が開かれ,令和 3 年 3 月末時点では過去最多の 49,110 人もの外国人が市内に居住しています。そのような中で,SDGs(持続可能な開発目標)においても「人や国の不平等をなくそう」が掲げられているように,多文化共生は世界的に重要な理念となっています。 そこで,外国人にとっても住みやすい街であるために,神戸市はどのような政策を実施するべきか,あなたの考えを述べなさい。 |
高校卒
過去のテーマ | |
2023年度 | 市役所の仕事のほとんどは、一人で課題に取り組むものではなく、チームで協力して課題に取り組み、解決していく仕事です。チームで仕事をするにあたって必要なものがなにか、またあなたの考えとは対立する意見が出た場合には、どのように振る舞うべきか、その行動や心掛けについて、これまでの経験を踏まえ、あなたの考えを具体的に述べなさい。 |
2022年度 | 市役所は、市民に最も身近な存在であり、色々な背景を持った市民の方が、様々な相談や手続きのために訪れます。来庁される方は、困りごとや心配ごとをお持ちの方も多く、相手の立場に寄り添った姿勢を意識することが大切です。 そこで、①子育て世帯・②高齢者・③外国人の方が相談に来られた場合に、それぞれ、職員としてどのような点に留意しながら対応するべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
2021年度 | 神戸を若者に選ばれるまちにするために,あなたが重要だと考えるキーワードを1つとりあげ,そのキーワードを使いながら,神戸市の現状や抱える課題をふまえ,神戸市としてどのようなことに取り組むべきか,あなたの考えを述べなさい。 |
社会人(総合事務)
過去のテーマ | |
2023年度 | ※ 試験の実施なし |
2021年度 | 持続可能な開発目標(SDGs)とは,「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」にて記載された 2030 年までに持続可能でよりよい世界をめざす国際目標であり,17 のゴール・169 のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。 昨年 10 月には,最先端のテクノロジーを活用して SDGs 上の課題解決をめざすグローバル・イノベーション・センター(GIC)が神戸に開設されるなど,神戸市では,イノベーションを通じた SDGs の実現に向けて,積極的な取り組みを進めています。 そこで,17 のゴールのうち一つを取り上げ,現状どのような課題があり,その課題に対し,行政はどのような取組みを行うべきか,具体策について提案してください。 |
就職氷河期世代を対象
過去のテーマ | |
2023年度 | 神戸のような成熟都市では,これまで市民,民間企業,行政がつくり上げてきたものが必然的に古くなり,老朽化していきます。たとえば,昭和30年代以降の人口増加に対応するため整備された計画的開発団地は,まちびらきのタイミングで同じ世代が一斉に入居したことから,入居世代が偏っており,人口減少・高齢化が進行することで,空き家・空き地の増加,生活利便施設の撤退,施設の老朽化など,さまざまなオールドタウン化の問題が顕在化しつつあります。 そこで,このような住宅団地を再生し良好な住環境を維持するため,また,都市の高質化のために,どのような施策を行っていくべきかについて,あなたの考えを述べてください。 |
2022年度 | 今日、生産年齢人口の減少や、介護・育児をしながら働く人の増加、ワークライフバランスを重視する人の増加などの環境変化を受け、持続可能な未来に向けて、多様な働き方で誰もが活躍できる「働き方改革」が求められています。 限られた財源や人員の中で、行政サービスを低下させることなく、「働き方改革」を推進していく上で必要なことを、推進にあたり生じうる課題点に触れながら述べてください。 |
2021年度 | 新型コロナウイルス感染症拡大により、人との接触機会が制約されたことで、「孤独・孤立」の問題に社会的関心が大きく寄せられています。 このため神戸市では、令和3年4月、こども家庭局に担当局長を新設するとともに、福祉局・健康局・こども家庭局の3局で構成するプロジェクトチームを設置し、総合的・効果的な対策の推進に向けて全庁的に取り組んでいます。 そこで、「孤独・孤立」の問題が発生する背景を考え、問題解決のために取り組むべきだと考える政策について、具体的に述べてください。 |
障がい者を対象
過去のテーマ | |
2023年度 | 【大卒】
神戸市には23もの大学・短期大学があり、約7万人の学生が集っています。 国内の政令指定都市のなかでも大学数は3位、市の人口のうち学生が占める割合も3位と、全国有数の大学都市、「大学都市KOBE」です。一方で、若者の転出者数が多いという課題も抱えています。 そのため神戸市では、学生と地域(地元企業、各種団体等)との交流を通じ、学生自身の成長と市内定住の促進に取り組んでいます。 そこで、あなた自身の学生時代の経験等を踏まえ、どうすれば学生と地域との交流が促進できるか、あなたの考えを述べてください。 【短大・高校卒】 神戸市に在住する外国人の数は2014年頃から増加傾向にあり、2023年7月現在で5万2,945人となっています。 神戸市では、国際都市としての魅力をさらに高めるため、外国人が住みやすく働きやすい環境を整備したり、日本語学習を希望するすべての在住外国人に対し、ニーズに応じた日本語学習環境を提供したりするなど、在住外国人との共生の推進に取り組んでいますが、神戸市民と在住外国人の交流をさらに深めていくためにはどのようなことができるか、あなたの考えを具体的に述べなさい。 |
2022年度 | 【大卒】
現在、神戸市では、市民に市政情報を伝えるために、広報紙の発行のほか、ホームページや、フェイスブック・ツイッターなど、様々な媒体を使って広報を行っていますが、情報が必要な市民に必要な情報が届かないなど改善すべき事項も多く抱えています。 そこで、市政情報をより効果的に広報するためには、どのような取り組みをすればよいか、あなたの考えを述べなさい。 【短大・高校卒】 昨今、新型コロナウイルス感染症の影響や、働き方改革の一環として、様々な組織で、在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス等のテレワークが導入されています。 テレワークを導入した場合のメリットとデメリットを挙げた上で、導入にあたり、職場により大きな効果を生み出すためにはどうしたらよいか、あなたの考えを述べなさい。 |
2021年度 | 【大卒】
神戸市では,「スマート自治体」の実現という中長期的な目指す姿と今後 5 年間の行政運営及び財政運営の方向性を示した「行財政改革方針 2025」を策定しました。 【短大・高校卒】 行政による市民向け広報活動では,行政から発信される情報は市民がほしい情報や興味関心がある情報とマッチしていない,広報の効果を測定できていない,計画的で戦略的な広報ができていないなどの課題が指摘されることがあります。 |
※神戸市の公式ホームページより引用
上の表に神戸市で実際に出題された論文(作文)のテーマを掲載しました。
他の試験区分の論文(作文)テーマは「神戸市の公式ホームページ」から確認してみてください。
なぜ論文(作文)対策をするのに過去問を知ることから始めるかと言うと、その理由はシンプルに、
論文(作文)は過去問と似たようなテーマが出題されるから
です。
論文(作文)テーマは無数にある訳ではなく、だいたい時事問題か自治体が抱える課題について出題されます。
- 少子高齢化
- 環境問題
- 住みやすいまちづくりをするために
たとえば上記の感じですね。このテーマの切り口を少し変えて出題されることがほとんどのため、過去問を知るか知らないかで論文(作文)の出来は大きく変わってきます。
また、他の自治体で出題された論文(作文)テーマが使い回されることも本当によくあるので、論文(作文)対策は過去問を分析・研究することが最も効果がある方法なんです!
論文(作文)を書くには3ステップでOK!
論文(作文)を書くために行う訓練は以下の3ステップになります。
- 過去のテーマを使って論文(作文)を書いてみる
- 複数のテーマで論文を書いて、書くことに慣れる
- 使えそうな知識を1つずつ積み上げて、言葉の引き出しを増やす
これだけでOKです!
でもこのやり方に2つほど欠点があるのですが、それは、
- 論文(作文)を書くのは膨大な時間がかかる
- 自分の書いた論文(作文)が正しいとは限らない
論文(作文)対策は去年出題されたテーマで書いてみたらそれで終了!というほど甘いものではありません。
最低でも10個のテーマを分析し、実際に書いてみないことには論文(作文)に慣れないし、あなたの論文(作文)で使えるフレーズの引き出しは増えません。
けど教養試験や面接対策もしないといけないので、論文(作文)対策にばかり時間をかけてられない・・・。
そのような気持ちももちろん分かります。
だからこそ、出来るだけ効率が良く、かつ確実に効果が出る論文(作文)対策のやり方をこの記事を読むあなたにだけ伝授したいと思います。
論文(作文)は自分では正解が分からない
過去のテーマを用いた論文(作文)を書いてみましょう!と言いましたが、自分の書いた論文(作文)が合格基準を満たしているかどうかはぶっちゃけ自分では分かりません。
なぜなら、論文(作文)の模範解答を自治体は公表していないから。
論文(作文)を実際に書いたあとに以下をチェックしたいのですが、
- テーマの把握はできているか
- 文体は一致しているか
- 文章の構成はおかしくないか
このような論文(作文)の評価に繋がる項目は過去問や参考書を読むだけでは分かりません。
神戸市:論文(作文)の書き方
論文(作文)の対策方法は以下の5ステップになります。
- テーマの理解と分析
- 論理的な構成
- 文体と表現力
- 使い回せるフレーズを自分のモノにする
- 模範解答の活用
①:テーマの理解と分析
与えられたテーマや問題文をよく読み、理解することが重要です。
テーマの核心をつかみ、分析する能力が求められます。
また、テーマを多角的に考え、関連する情報や視点を収集しましょう。
②:論理的な構成
論文は明確な構成を持つ必要があります。
一般的な構成は、序論、本論(論点や論証の展開)、結論の3つのパートからなります。
序論ではテーマの背景や重要性を説明し、本論では主張や論証を展開し、結論ではまとめや提言を行います。
③:文体と表現力
文体は公務員として求められる明瞭かつ公正な表現を意識しましょう。
冗長な表現や曖昧な表現を避け、簡潔かつ具体的な言葉を使うようにすると評価ポイントが高くなります。
また、適切な引用や参考文献を使用できるよう、知識として頭に入れておくといいですね。
④:使い回せるフレーズを自分のモノにする
論文(作文)の模範解答を読み込むと、使い回せるフレーズというのが自然と分かってきます。
というのも、一見テーマが異なるようでも、取り上げられる課題に対する施策で同じものが使えることがよくあるからです。
といったように、模範解答をしっかりと読み込むことで、「この言い回しは何度も出てきたな」といったことに気がつくようになります。
これをそっくりそのまま覚えておけば、使い回せるテーマが出てきたときにオートマチックにスラスラと書くことが出来るので超オススメです!
⑤:模範解答の活用
「論文(作文)はコツさえ知れば誰でもスラスラ書けるようになる」と言っていますが、その最大のコツとは「論文(作文)の模範解答を知ること」です。
模範解答はある意味、テンプレートや雛形に近いもので、テーマで問われる内容、施策に対するフレーズをすべて自分の引き出しとしてプールしておくことが論文(作文)の最大のコツになります。
この「フレーズ」は論文(作文)を書く上で超重要でして、自分でその場で思いついて書いたものはチグハグな文章になったり話が飛んだり、最悪何が言いたいのかよく分からない文章が出来上がってしまいます。
逆に「フレーズ」を知っていれば、文体の一致や文章の構成が自然と身につき、どんなテーマでも悩むことなく、面白いように言葉が降ってきて書けるようになります!
また、過去のテーマで書いてみた文章は似たテーマの時に使い回すことが出来るため、模範解答と同レベルの論文(作文)が簡単に書けるようになります。
ちなみに論文(作文)の頻出のテーマ + 模範解答を知る方法は、
私が執筆したノウハウnoteを読み込むこと
この方法で自然と身につけることが出来ます。
模範解答(正しく書かれた論文)というのは、構成・文体がきちんとしていますからね。
ちなみにノウハウnoteについては記事の最後で紹介していますので、このまま読み進めてください!
神戸市・論文攻略ガイドまとめ
この記事を読んでいるあなたは、
どんなテーマでもスラスラ論文(作文)が書けるようになりたい!
このように考えているのではないでしょうか?
現在、インターネット上では、
大量の論文(作文)ノウハウがあふれかえっています。
公務員アドバイザーを名乗る人の発信するLINEに登録してみたり、
書店で参考書を購入したりして、「論文(作文)を書く方法」について勉強している方も多くいらっしゃると思います。
しかし!
現在のインターネット上、もしくは参考書で解説されている論文(作文)ノウハウには、1つの大きな問題があることにあなたは気づいているでしょうか?
再現性のないテクニックでは上達しない
現在、あなたが
「これなら書けそうだ!」
と感じている(勉強している)ノウハウは、以下のような内容ではないでしょうか?
- 過去問を調べろ!
- 過去問を用いて自分で実際に書いてみろ!
- 書いた論文を添削してもらえ!
このように、いわゆる
「過去問を解いて経験値を増やせ!」
というノウハウです。
過去問を研究するという勉強法は確かに有効です。
実際私が進めるテクニックも過去問を用いて実際に自分で書いてみようという内容なので、基本路線は同じ。
しかし、実際に自分で論文(作文)を書いてみたところで、
- 書き方を知らない
- 論文(作文)の構成を知らない
このような人が行っても、実行するのに膨大な時間がかかってしまいます。
論文(作文)1つにつき90分、10テーマ書くと900分。15時間以上・・・。
公務員を目指すあなたは論文(作文)をまず書いてみるだけで15時間も時間をかけれるほど暇ではありませんよね?
また、書いた論文を添削してもらえ!と言われても、公務員予備校に通ってるとかじゃないと「誰に添削してもらえばいいの?」ですよね。
つまり、
多くの公務員アドバイザーが提唱しているノウハウは、
再現性が非常に低い
とは思いませんか?
ノウハウを実行すると合格できるというより、ノウハウを実行すること自体が難易度が高すぎるのです。
再現性のないノウハウで、お金と貴重な時間を時間を浪費するのはそろそろやめにしませんか?
あなただけに教える!論文(作文)をマスターする方法
私自身は、公務員予備校に通って努力し、受験したすべての公務員試験に合格してきました。
これは特別私が優秀だったからでも何でもなく、ただ単に「正しい努力」を「正しい量だけ行った」からなんです。
もちろん、公務員予備校で教わった知識・ノウハウ・テクニックをもとに猛勉強をしました。
ただ、それと引き換えに貴重な時間とお金をたくさん犠牲にしてきました。
この記事を読むあなたにはそんな私が行ったよりももっと効率が良い方法で対策してほしい、ましてや巷(ちまた)にあふれる再現性の低いノウハウに振り回されてほしくないんです。
そんな訳で、大学卒業程度の試験区分の採用試験を受ける方のために、頻出・出題が予想されるテーマを合計35個厳選し、さらに35テーマ分、すべてで模範論文を作成しました。
また、高卒区分の試験を受ける方のためには、作文テーマで頻出のものから30テーマ分を厳選し、こちらも試験でそのまま使える模範作文を作成しました。
そこらへんに転がっている小手先のテクニックよりも、もっと効率が良く、汎用性の高いフレーズがギッシリ詰まっています。
また、すべて1つの流れで書いているので、この模範解答で型を覚えれば、どんなテーマが出題されようとスラスラ書けるようになります。
神戸市の採用試験に合格したいと考えているなら、この模範解答は真っ先に見るべきです。
ノウハウnoteを見ながら、しっかりと勉強すれば、あなたは確実に変われます。
一生条件の悪い仕事のまま、朝から晩まで働かなくて良いんです。
公務員になれば定年まで安定した生活ができ、あなたの小さい頃からの憧れ、夢を実現させることが出来ます。
少し興味が湧いてきましたか?
何度も言いますが、私が執筆した模範論文、模範作文を読めば文章スキルを劇的に向上させることができます。
本気で
「論文(作文)の書き方を学びたい!」
「公務員に絶対になるんだ!」
「安定した人生を生きる!」
という強い意志のある方は、ぜひ下記のnoteを手にとって活用してみてください。
私の論文(作文)ノウハウnoteは、「大卒区分」「高卒区分」「社会人経験者区分」と、それぞれ受験する試験に合わせたものを用意しております。
公務員になるというあなたの夢を実現するためにも、今この機会にぜひ私のnoteを手に取って試験対策をしてみませんか?
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大卒区分で論文試験がある方向け
高卒区分で作文試験がある方向け
社会人経験者区分で論文(作文)がある方向け