私は30歳で1,000万円を達成し、その後もどんどん資産を増やして40代になった現在は7,000万円くらいの金融資産を保持してる公務員です。
そんな私はインデックス(投資信託)というものを信仰しています。
これまで日本の株とか仮想通貨とか投資信託などの投資に自分の多くのお金を突っ込んできたけど、やっぱ「安定してお金が増える」という点では、アメリカのインデックス投資が段違いで優秀だという結論に至りました。
インデックスというのは、多くの会社の株をごちゃ混ぜにしたもので、たとえば有名なS&P500だと、「アメリカの主要な企業500社」に投資していたり、
全世界株式(以下オールカントリー)だと、世界の数千社の企業に投資するといった感じです。
最近、このインデックスがとにかく好調なんです!
そうすると、多くの人がこう思うかもしれません。
元々インデックスはパフォーマンスが良かったわけだけど、それが2024年1月に新NISAが始まってからというもの、一段と加速度を上げて盛り上がりを見せています。
「損してる人なんて1人もいないでしょ?」っていっても過言じゃないくらい、インデックスをしてる人全員がお金を増やせているんです。
しかし、このまま下がることなく上がり続けるなんてことは、過去の歴史を見て無いと言っていいでしょう。
たとえば、2021年の終わり頃に4,800円だったものが、2022年の6月くらいには3,700円に下がってしまった。
つまり、100万円をインデックスに投資していた場合、半年で77万円になってしまったみたいなことです。23万円の含み損である。
投資をしたことがない人や初心者ほど、このような感想を持たれるのではないでしょうか?
確かににそうかもしれません。
せっせと貯めたお金が、半年で23万円吹っ飛ぶなんてこれ以上悲しいことはない。
もちろんこの記事を書く私も、過去に何度も暴落の被害に遭っていますが、今なおこうしてポジティブに投資を継続できています。
いやいや、暴落して損もしてるのに何で大丈夫なんだよ!ってツッコミを入れたいところでしょうが、暴落はむしろラッキーだと私は思っています。
何ならもっと下がってくれていいぞ!って思える局面もたくさんあるくらい。
なぜ大丈夫なのか結論を先に言うと、以下になります。
インデックスファンドを積み立てして買ってるから
これが私が常に平常心でいられる大きな理由の1つかなと思っています。それでは、
インデックスファンドについて、
なぜ積み立てをしてたら暴落しても笑っていられるのか、
について詳しく初心者の方でも分かりやすいようにお話していきますね。
もくじ
積み立てって何?
積み立てというのは、毎月同じ金額を買い続ける方法です。
たとえば毎月1万円を積み立て投資すると決め、
- 何を買うか(S&P500とか全世界株式とか)
- 何日に買うか
を設定しておくと、勝手に毎月毎月、一万円分買われていくって感じです。
ちなみに、私は毎月S&P500を5万円、全世界株式を5万円の計10万円を積み立てています。
底で買えるなら一度に買った方が上がったときのリターンを最大限受けられるからそれに越したことはないんだけど、底でなんてなかなか買えないもの。
一方、積み立ては投資方法の中で最も下落に強い買い方だと言われています。
(※下落が逆に美味しいから)
積み立て投資は下落が逆に美味しい
積み立てはさっきも言ったように、毎月決めた額をただひたすら買い続ける投資方法です。
上がろうが下がろうが、どんな時も買い続ける。
積み立てが下落に強い理由は、積み立ては下落時に安く買えるからです。
積み立ては、毎月決めた一定の額を買うから、株価が下がっているときは、たくさん買うことが出来ます。
同じ一万円分を買うにしても、株価が1,000円の時は10枚しか買えないけど、株価が500円だと倍の20枚買えることになります。
そして、この安くたくさん買えた分が、後々大きく上昇したときにお金の増加に貢献してくれるんです。
株は過去の歴史からも、長いスパンで見ると右肩上がりになってるから、途中の下落があればあるほど儲かるような仕組みになっているんです。
まさに「バーゲンで買えたから得をした!」みたいな話ですね。
10年間上がらないってこともある
リーマンショック(2008年)とかITバブル崩壊(2000年)とか、大きな下落があるとしばらく下がったままなんて事も十分に可能性はあります。
これもまた過去の歴史からもハッキリと分かりますね。
リーマンショックとかITバブル崩壊とか、下がった株価が回復するまでに10年とか長い期間がかかりました。
でも、こうした大きな下落時にでも、積み立て投資なら安く買える時期が長くあったから、さっきの話で言うと、元に戻った頃にはガッツリとプラスになっていたという結果になります。
下がってもいずれ株価は右肩上がりに戻る
ITバブル崩壊やリーマンショックとか、教科書に載るほどの大きな金融ショックがあったとしても、株価は強い力で元に戻ってきました。
以下は過去70年間の株価のグラフになります。
長い目で見ると右肩上がりに上昇するというのが一目瞭然ですよね。
株価は過去100年で4万倍とかになっています。
これは全米インデックスや全世界株式は、人類の経済成長とともに上昇するからですね。
日本は少子高齢化で人口が少しずつ減っているから実感湧かないかもだけど、世界の人口は増加を続けていて、2050年には100億人を超えると言われています。
人が増えれば使うお金も増えるのだから、それに比例して投資に回ってくるお金も増える。
そう考えると、待っておけばそのうち上がるっていうのは、適当な話でもなんでもなく、必然の話なのかなと思います。
積み立て投資のデメリット
ここまで良い話ばかりしてきたけど、当然デメリットだってあります。
株価は基本的に右肩上がりに上昇を続けると言いましたよね?
そうやって上がり続けた場合、後半部分は割高で買うことになります。
上がり続けるのって、本来良いことのように感じるんだけど、これは積み立て投資においては不利になります。
もちろん、上がってるんだから損はしないでお金は増えてるんだけど、ただリターンの多い少ないの話で言うと、常に割高の時に買ってるからリターンは少ない。
たとえば新NISAだと、積み立て枠で毎月10万円を積み立てるよりも、年の頭の1月に120万円分まとめて買っちゃった方がリターンは大きいんです。
アメリカのインデックスはこれまでずっと右肩上がりを続けているという歴史から、下がってる時の方が少ない。
だから、一括投資の方が勝てる可能性が高いと言われているんですね。
たとえば、ITバブルの直前の部分、グラフでいうと赤く囲った部分でまとまったお金を突っ込んでいたとしたら、元に戻るのに8年くらいかかり、その後、またリーマンショックを喰らってプラスに転じるまでに合計15年ほどかかってしまう。
一方、積み立てなら15年もかからず、もっと早いタイミングでプラスになります。
つまり、一括購入はリターンが大きいけど、購入するタイミングが悪いと(金融ショックに巻き込まれる)、マイナスの状況がハンパなく続くということです。
これまでの話をまとめると、積み立て投資であれば、下落が来ても、上がり始めたら割と早いタイミングで取り返せるので精神安定上よい。
上昇を続けてると、リターンはそれほどだけど、まぁ一応プラスになる。
国が積み立てを推しまくってる
国も「iDeCo」とか「積み立てNISA」とかで、積み立て投資を推奨しているんですね。
国民に儲けてもらうために、2024年1月からは「新NISA」を開始し、かなり投資をする上で有利な制度を作ってくれました。
こうした国の制度は、基本的には積み立てで買い続ける制度となっています。
国は日本人全体が投資に慣れていない事を知ってるので、みんなが無茶をせずに、失敗するリスクを最小限に留めることができる積み立て投資を推奨しているんですね。
そういえば先日、ゆうこりんが以下のような発言をしたとのことでネットでバズってましたが・・・。
(新NISAには)手を出していないです。国が推してるじゃないですか。国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないか」
「放ったらかしにしてても(大丈夫)とか夢だとか、そんな甘い話は世の中にない。永久っていう言葉も信じていません」
これには賛否両論あると思うのですが、個人的には投資する人としない人の間で格差はどんどん増えていくと思っています。
答え合わせは10年後とか20年後になってしまうのですが、やらない人は厳しい老後を迎えることになっても自己責任・・・って感じですね。
積み立て投資の本当のポテンシャル
私が考える積み立て投資の本当の凄みだったりポテンシャルって、メンタル面にこそあるというところなんですね。
先ほどもお話したように、本来下がったら、「ヤバい・・・元本割れしてるどうしよう・・・」ってメンタルがやられるところですが、積み立て投資における暴落は「安く買えるラッキータイム」ってところです。
このような「下がっても悲観しない」という気持ちの余裕が、
「もうヤバい、やっぱり株なんてやるんじゃなかった・・・」
という気持ちを和らいでくれます。
この理由としては様々あるんだけど、
たとえば、売ってしまったらメチャクチャ上昇した日を逃してしまう。
株をやってる人なら経験が一度はあると思いますが、メチャクチャ上がる日って1日で株価が10%とか上昇したりします。
株をやってるとこんな日がたまにある訳だけど、そのラッキーな日を逃すだけで凄く儲けを減らしてしまう。
10年とか20年のうちの数日を逃すだけで、トータルのリターンが2%とか3%は普通に変わってきます。
2〜3%と言われると小さく聞こえますが、人によっては数百万円変わってきたりするんです。
たまたまラッキーな日に持っていなかったばっかりに、儲けるはずだったお金を逃してしまう。
次に、投資は売って儲かると税金を20%納めなきゃいけません。
売ったり買ったりを繰り返してたら、税金を取られちゃう。
売らずに持ってたら最終的に売るときだけ税金を払えばいいので、税金の観点から考えても頻繁に売るのはオススメできないんですね。
たしかに新NISAは儲けた部分に税金がかからないんだけど、NISAの枠は決まっていて、売り買いするとその大事なNISAの枠を使っちゃうことになるんです。
今後NISAのルールがまた変更することも考えられますが(枠が増えるかもしれない)、とりあえず新NISAではむやみやたらと売らない方がいいかなと個人的には思っています。
次に、積み立ての凄さですが、
プロ投資家のカモにされずに済むってことです。
プロ投資家、主に資金を持った外国人投資家(組織)は素人を食い物にすると言われています。
たとえば、株価が上がっていたとします。
そういう時ってTVや新聞等のニュースで、「株価が最高値を更新しています」とか賑わってきて、「株をやらないと損」みたいな風潮が生まれてきます。
そうなると株の素人が、
みたいなノリで飛びついて買ってしまう。
こうして更なる飛躍を見せる株価を「イナゴタワー」なんてスラングがあるんだけど、プロ投資家はここぞとばかりに盛り上がってる最中に売ってきます。
プロは資金力が個人とは段違いだから、売ると一気に株価は下がる。
けっこう下がったところで、ここでようやく素人が「ヤバいぞこれは。売らなきゃヤバい!」てな感じで慌てて売り始めて、株価はどんどん下がりだす。
売りが売りを呼び、株価はさらに下落をつづける。
そこで下がったところでプロが再び買う。
結局、一般の人がプロ投資家のカモにされるってわけです。
これを聞くと「ほら、やっぱり投資は危ないじゃん!難しいじゃん!」って思いがちですが、こうならない様にするのって実はとってもカンタンなんです。
そもそも売らなければプロにカモられることがない!
この記事だけじゃなく、私が投資の必勝法として耳にタコができるくらい言ってることですが、「買ったら売らない」これだけです。
積み立て投資は下がったら安く仕込めてラッキーなんだから、ちょっとやそっと下がったくらいで大騒ぎしない。慌てない。
インデックス投資で勝てるかどうかは、このカンタンなことが守れるかどうかにかかっています。
特別なテクニックとかは一切要らなくて、必要なのは常に平常心でいるメンタル。それのみです。
そして、投資してたら大きな下落に遭うことなんて、けっこうよくある事なんです。
だから、早く暴落を経験して慣れておくってことも大事なのかもしれませんね。
そういう意味でも、少額からでも始められる積み立て投資を初心者にこそオススメしたいですね。
慣れてきたら一括で買うとか、個別株を買ってみるとか、株だけじゃなく仮想通貨のようなリスクがあるものを組み合わせてみるのもいいかもしれません。
積み立ての凄さは他にもたくさんある!
積み立てのその他のメリットはと言うと、一度設定しておけば後は自動で勝手に買ってくれるから面倒な手間がないことです。
だから、いちいち余計な心配とか考えとかから解放されるところが良いところだと思います。
「今は高いんじゃないか」とか、
「もう少し待てば底で買えるかもしれない」
みたいな、考えても分かるはずもないタイミングを伺ってると、気になって他のことがおろそかになるし、何よりそんなことを考えていると絶対に買うタイミングって無いんですよね。
積み立て投資をやるぞ!と決めたら、あとは長期では上がるから、それだけを信じておけばいい。
本当に積み立ては長期で上がるの?
ここまで積み立ての凄さをお話してきたけど、株をやったことない人からすると、まだまだ踏み出すのは不安で一杯だと思います。
過去の歴史を見ると長期で上がり続けてきたってのは分かるんだけど、日本株で言うと、バブルで勝った人は30年たってようやく同じ値段にまで回復した。
つまり、30年経ってもプラスマイナスゼロにしかなっていない。
バブル崩壊前の日本株は、とにかく割高感が凄かった。
実力以上に株価が上がっていたっていうのがあったと思います。
PERという「株が割高か割安か」を示す指標があるんだけど、ザックリ言うと、実力の5〜6倍は高い数値になってたんです。
本来300くらいしか戦闘力がないのに、1,500はあるんじゃね?って勘違いしてラディッツに挑んだらボコボコにされたみたいな。
(※ ドラゴンボールが分からない人いたらゴメンナサイ)
米国株式や全世界株式(オールカントリー)では、こんな激しい割高化は起こっていないです。
なぜ米国株で起こっていないかには、いくつか理由があると思うんだけど、
第一に、バブルが起きないように中央銀行が調整している点が挙げられる。
上がりすぎたら下げるように調整している。
お金の供給量を増やしたり減らしたりすることで、上手い具合にバブル化しないように防いでいるんですね。
第二に、日本株はダメだから元の株価に戻ってくるまでに30年もかかってしまったってのがあると思います。
日本は悲しいけどIT後進国だし、どんどん人口も減ってきています。
国の発展って、ある程度人口の多さ次第みたいなとこがあるじゃないですか?
だって、人口が多ければモノがその分たくさん売れる。モノがたくさん売れれば企業が儲かって株価が上がる。
その好循環が今の日本には期待できないって訳なんですよ。
一方、アメリカは世界のリーダーみたいな国だから、優秀な人材がどんどん集まってくる。世界中のエリートがアメリカにやってきて働いてるのは周知の事実ですよね?
また、日本は人口が減ってきているけど、世界的に見たら人口はどんどん増え続けているんですよ。
だから、私は投資するならアメリカか全世界が良いと思うし、これからも両者は上がり続けるのではないでしょうか。
もちろん、米国株や全世界株式ばかりを持ち上げて、日本株は上がらないから全部ダメって言ってる訳じゃないですよ!
商社株とかはすごく上がってるし、銘柄はここでは言わないけど、私が買ってる株で5倍の株価になったものもある。
でも、勝つ可能性だとかを考えると、やっぱ米国株を買うのが正義だと思うんです。
結局のところ、未来のことは誰にも分からない
最終的に、こういった株価予想とかって、結局はみんな自分の立ち位置で話してるんですよ。
でも、世界の経済成長は人口増加とテクノロジーの進歩を背景に右肩上がりに続くだろうし、お金の価値がどんどん下がっていってる日本に住んでいるのなら、投資はすべきだと思います。
未来のことは分からないけど、過去を振り返ってみると、人口増加とテクノロジーの進化で経済は発展を続けてきました。
この歴史を見て、あなたは今後どうしますか?ってことですね。
お金を増やしたいならS&P500か全世界株式(オールカントリー)を買って、積み立てをひたすら続ける
以上で今回のお話を終わりにしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
まだ証券口座を開設していない方へ
実はまだ、証券口座を開設していないとか、
メインで使ってる証券口座以外にも他にも証券口座を開設したいって方っていらっしゃいますか?
私のオススメは『SBI証券』です。
(当然、私も使っています)
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