人事異動の発表が怖い・・・。
こんな方って多いんじゃないでしょうか?
かくいう私も、公務員として働く20年間、毎年異動の辞令が発表される日が近づくとソワソワし、とにかく嫌で嫌で仕方ありませんでした。
とくに公務員の場合、局・部・課によって仕事内容がまったく異なるなんて事も珍しくないため、
なんて憂鬱になったし、行きたくない部署だった場合は、絶望のあまり上手く気持ちを整理できなかった。
希望の部署だった場合でも、「またイチから頑張るぞ!」って変に気合い入りすぎて空回り・・・なんてこともありがち。
いずれにしても公務員にとって異動とは、蓋を開けてみるまでどこに行かされるか分からない「ガチャ」のようなもので、「人事ガチャ」なんて言葉が生まれるくらい。
しかし、私のように異動を10回以上経験するようになると、「ガチャによる命運」も、なんとか気持ちに折り合いをつけて気持ちの上下の振り幅を小さくすることが出来るようになったように思います。
というわけでこの記事では、
不本意な異動を命じられたり、
信頼関係を築けていた上司・同僚が変わるなどで、
働く環境が劇的に変わってしまった場合の対処法についてお話していきたいと思います。
もくじ
異動のつらさの種類が変わっていく
異動は公務員にとって避けては通れないものとはいえ、やっぱ慣れないものは慣れないし、つらいものはつらいです。
若いころ、年齢を重ねれば異動は怖くなくなるものだと思っていた。でも、むしろ自身が経験を積み、公務員としてのキャリアを重ねていくにつれ、「中堅」としての働きを求められるため、異動はむしろ若い時よりも不安になったんです。
もちろん若い頃は若い頃で、口うるさい人がいる部署は嫌だなとか、残業の多い激務の部署は嫌だなとか当然ありました。
でも、若いというだけで周りはかわいがってくれたし、今と違って良くも悪くも「公務員体質」だったから、「仕事をキッチリ全力で!」みたいな空気もなく職場環境は和やかでした。
大変なのは30代半ばを過ぎたころから。
これまでは「若者ムーブ」をしておけば何とかなったけど、気がつけば自分の後輩が1/3近くを占めるようになっていた。
気がついたらおじさんになっていたし、逃げも隠れもできないくらい明確に「中堅」のポジションになっていた。
つまり、これまでの立ち回り方とはまったく別物のムーブメントが必要になってしまった。必要とされていることが180度変わってしまったくらいの感じでした。
いや、中堅の立ち回りがまったく出来ないわけではないのだけど、やっぱ中間管理職的なポジションってシンプルに面倒だし、ストレスが多い。
こんな過去の私のように、異動のタイミングで自分の立ち位置が変わったことに改めて気がつくケースって多いと思います。
このケースの問題点は、「自分のやり方を変えなければ!」と、やたらと力んでしまうこと。
自分の力ではどうしようも出来ない異動による環境の変化に対して、「何とかしなければ!」というプレッシャーを必要以上に感じてしまうのが、より一層のストレスを抱えることになる原因なのではないでしょうか。
不本意な異動を憂いても何にもならない
人事目線で言うと、公務員の異動は誰をどこに異動させようとか、適材適所とかそんなことはあまりよく考えられていない。
100%とは言わないけど、かなり運というか、ガチャ要素が大半です。
もちろん、前年度に何かやらかしたり、勤務態度が悪いとかだと人事ペナルティ、すなわち不本意な異動が待っている訳だけど、そうじゃなくても不本意な異動は日常茶飯です。
本人からすると不本意な異動が面白くなく腐っていたとしても、動かした方は「この人はここが良さそうだね」と良かれと思ってるケースだってある。
あるいは「この人なら頑張ってくれるだろう」と期待されての、いわゆる白羽の矢が立った異動だったりもする。
それでも人間というのは隣の芝生が青く見えるものだから、自分よりも楽しそうにやってる、楽そうにしている人が気になるものです。
自分よりも先に出世した同期・後輩や、花形の部署に異動した人を見て、「なんで自分は評価されないんだ・・・」と思ってしまう。
いずれにしても公務員にとって、毎回自分が納得する形の異動になることはなかなか難しいのである。
つまり、不本意な異動なんて日常茶飯事なのだから、「なんだ自分だけ・・・」なんて思ったところで仕方ないのです。
不本意な異動に対してあなたが出来ること
若いうちは異動先で「後輩ムーブ」をしておけば、多少仕事ができなくても可愛がられて何とかなる。
でも中堅となるとそうはいかない。
どの部署に回されたとしても、ある程度の即戦力具合を見せないとポンコツ扱いされることになるのでそれなりにプレッシャーがかかるし、その重圧に負けて病んでしまう人も少なくない。
だけど、中堅ならではの「広い視野」を持つことで異動先でもストレス少なく立ち回ることができる。
異動すると、ついつい新しい部署のことで頭が一杯になってしまいますよね?
新しい上司とどうやって上手くやっていこうか。
同僚・後輩との間でどのように立ち回っていこう。
そして経験したことのない仕事をしっかりとこなせるだろうか。
こういった悩みや心配ごとで頭が一杯になってしまうのは、ぶっちゃけ最悪です。
異動になった時こそ、これまでに培ってきた経験からくる広い視野で、自分の周りの環境を見てください。
いつ、誰が、何を、どのように。
部署全体を見渡すことで、これから自分がどのように取り組んでいくべきか少しずつ分かるようになってきます。
最初はしんどいかもですが、そのしんどさはあなたがこれから成長するための準備期間であることは間違いないので、そうやって視野をドンドン広げていけたらワンランク上のあなたになれるハズです。
自分の得意な領域を持てば異動なんて怖くない
広い視野と同じくらい大事なものがもう一つだけあります。
それは、「自分の得意な領域を展開すること」です。
長く働いていると、自分が得意なこと、好きなことって誰もが1つや2つあるはず。
仕事環境が変わると、ついつい新しく覚えなきゃいけない事ばかりに意識が向きがちだけど、そういう時こそ「これなら得意だから大丈夫!」と思える領域を持つことが大切です。
たとえば私の場合なら、パソコンスキルは部署内レベルであれば誰にも負けない自信があるくらい得意です。
新しい部署だと、そこに2〜3年いる人にはどう足掻いてもその部署における知識・経験の点で勝てる訳がない。
そこで勝負しても勝てる訳がないんだから、だったらまず自分が出来ることから、自分の足元を少しずつ固めていく働き方がベストじゃないのかなと思います。
そうすることで周りから頼ってもらえるし、そうなると必然的に同僚との関係性も良くなり、自分の領域をどんどん広く展開していくことが出来るようになります。
広い視野と自分の領域。この2つさえあれば、異動した先で上手く立ち回ることなんてどうって事ない!
さいごに:人事ガチャが不安なあなたへ
公務員にとって、異動は「ガチャ」でしかありません。
自分でコントロール出来ないし、次は誰と一緒になるとか、どこに配属されるかなんて考えても始まらないし、最適な答えなんて出せるはずもありません。
なので、あなたがやるべき事は悩み苦しむことではなく、広い視野を持ってなるべく遠く、深くまで観察すること。
そして、得意な領域を展開して、周りからの評価を上げるように立ち回ることです。
もちろん長い公務員生活だから、100%の力で働ける時期もあれば、力を出せないでパフォーマンスが低下することもあるでしょう。
そんなことを踏まえた上で、まずは少しずつ自分の足元を固めていけばいいのではないかと思います。
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