「新潟市の公務員としてやりたい仕事は？」に絶対通る答え方【志望動機の本質も解説】

新潟市を志望する公務員受験生なら必ず面接で聞かれるのが、

面接官

あなたが新潟市の職員としてやりたい仕事は何ですか？

という質問です。

一見シンプルですが、実は非常に奥深く、この答え方次第で評価が大きく変わります。

本記事では、ただ「地域のために頑張りたい」といった漠然とした回答ではなく、面接官にしっかり伝わる答え方と、その意図・考え方を徹底解説します。

さらに、実際の模範回答例も3つ用意しましたので、自分の経験に置き換えながら活用していただけます。

最後には、面接官からの掘り下げ質問「民間企業ではダメなのか？」への適切な切り返し方や、面接試験対策のまとめノウハウnoteのご紹介もありますので、ぜひ最後までご覧ください！

4つの視点を意識するべき理由
面接官がこの質問をする意図とは
新潟市の公務員としてやりたい仕事の模範回答例
「民間企業ではダメなのですか？」という掘り下げ質問の切り返し方
まとめ：新潟市の公務員としてやりたい仕事
ライバルに差をつけて内定を勝ち取りたい方へ

4つの視点を意識するべき理由

新潟市を含む自治体の公務員には、民間と異なる4つの大きな使命があります。

社会的責務：住民の命と暮らしを守る使命
公平性：利害に左右されず、誰もが等しく行政サービスを受けられる環境づくり
民間が担えない領域：採算性を度外視してでも維持しなければならない公共事業・福祉・防災など
未来を支える長期計画：すぐに利益を生まないまちづくり、次世代への資産形成

志望動機ややりたい仕事を語る際、この4つを意識し、自分の経験や想いを絡めて答えることで、説得力とオリジナリティが生まれます。

面接官がこの質問をする意図とは

この質問の本質は以下です。

📌受験者が自治体職員の役割を理解しているか

📌新潟市の特徴や課題を具体的に把握しているか

📌そのうえで自分の経験・能力とどう結びつけ、貢献しようとしているのか

つまり、あなたが「市役所の仕事を知ったうえで志望しているか」と、「配属後も主体的に行動する人材か」を見極めるための質問です。

新潟市の公務員としてやりたい仕事の模範回答例

①：地域交通ネットワークの改善と高齢者支援

私は大学時代に祖母の介護を経験し、交通の不便さから通院や買い物にも苦労した姿を間近で見てきました。

特に新潟市は広域な地理特性ゆえに公共交通の維持が困難であり、高齢者の移動手段確保は喫緊の課題です。

そこで私は、高齢者の外出支援や交通弱者を守る施策の企画・実施に携わりたいと考えています。

具体的には、地域コミュニティバスの運行改善やデマンド交通の導入、市民との意見交換会の開催などを通じ、住民にとって本当に使いやすい交通ネットワークを構築したいです。

民間では採算性の壁がありますが、行政なら公平性と福祉の観点から実現できると確信しています。

②：防災力の強化と災害に強いまちづくり

私は大学で地域防災を学び、地域の自主防災組織の活動にも参加しました。

新潟市は過去に中越地震や水害を経験し、地震・水害リスクが高い都市です。

その経験を活かし、市民が自ら命を守る力を育む啓発活動、防災計画の改善、避難所運営マニュアルの見直しに取り組みたいと考えています。

特に外国人や障がい者、子育て家庭など災害弱者への配慮も欠かさず、市民全体が安心できる体制づくりを推進したいです。

これは行政が社会的責務として担うべき領域であり、民間では実現しにくいと感じています。

③：若者の地元定着支援と地域活性化

私は大学卒業後、一度民間企業で都市開発の仕事を経験しました。

その中で「若者が都市部に流出し、地元に戻らない現状」を痛感しました。

新潟市でも若年層の人口流出が課題です。

私は、地元企業と連携した就職支援イベントの企画や、移住促進施策、地元魅力発信プロジェクトに取り組み、若者が「新潟市で暮らしたい」と思える環境づくりを実現したいです。

民間だけでは実現困難な地域と一体となった長期施策を行政主導で推進し、持続可能なまちづくりに貢献したいと考えています。

「民間企業ではダメなのですか？」という掘り下げ質問の切り返し方

この質問に対しては、民間と行政の役割の違いを明確にしたうえで答えるのがベストです。

民間企業でも社会貢献はできます。

しかし、民間はどうしても採算性が求められ、利益が出ない分野には取り組みづらい側面があります。

特に防災や高齢者福祉、人口減少対策など、採算が合わなくても長期的に取り組まなければならない課題こそ、行政の役割だと考えています。

私は自分の経験を活かし、そうした分野で市民の生活基盤を守り、未来のまちづくりに貢献したいので、新潟市職員として働きたいと考えました。