本文では、
- 横浜市:論文(作文)の傾向と対策
- 横浜市:論文(作文)の過去問
- 横浜市:論文(作文)の書き方
- 横浜市の採用試験に合格する対策法
について解説しています。
論文試験は、応募者の総合的な能力を評価するための手段として活用されます。
公務員としての業務には、問題解決能力や論理的思考能力、コミュニケーション能力などが求められますが、論文試験はこれらの能力を総合的に評価するための手段となります。
また、横浜市の採用試験では、公務員としての政策提言や意思決定の能力を評価することが重要とされています。
受験者が特定のテーマや課題に対して論理的に考えを展開し、解決策や提案を行う能力を評価するための手段として活用されます。
そして、横浜市の職員には地域に関する知識や理解が求められます。
論文試験では、応募者が横浜市に関連するテーマや課題について適切な知識や理解を持ち、それを論理的に展開するスキルが求められます。
というわけでこの記事では、論文(作文)の傾向と対策はもちろんのこと、模範解答を利用する「論文(作文)の最強対策法についても紹介していきます。
もくじ
横浜市:論文(作文)試験の傾向
論文(作文)試験とは、社会問題や行政が抱える課題についてあなたの考えを述べなさい、という形式の試験になります。
「◯◯でした」「◯◯だと思います」といったあなたが学生時代に書いた作文のような文章ではなく、与えられたお題に対して事実やデータに基づいた内容を論理的に書く必要があります。
当然、事実やデータに基づいた内容を書くには社会問題や行政が抱える課題等について、日頃からニュース等を見ることで知識をつけてないといけません。
では、令和4年度に横浜市の採用試験で出題された論文(作文)テーマをみてみましょう。
【事務(大卒程度)】
次の2つの資料から、性別にかかわりなく誰もが個性と能力を発揮し、活躍できる社会の実現のために、あなたが考える課題及び横浜市が進めるべき具体的な取組を述べなさい。
【学校事務】
学校現場においてICTを有効に活用していくために、必要なことは何か、また、そのために学校における事務の専門職としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。
※横浜市の公式ホームページより引用
なんだか難しく感じる人もいるかもですが、論文(作文)テーマはスタンダードな内容なことがほとんどのため、特別難易度が高いという訳ではないですね。
ちなみに採用側が論文(作文)試験を行う理由ですが、大まかに言うと次の2点になります。
- 受験生がどのような考え方をしているか
- 論理的な考えを文章にするスキルがあるか
論文(作文)を課すことによって、受験生が横浜市の課題や社会問題に対してどのような見解を持っているか。
そして、その考えをしっかりと構成立てて文字に起こすスキルがあるかどうかをチェックするために行います。
横浜市の論文(作文)は他の自治体同様、
- 近年の社会的な問題
- 横浜市が抱える課題や施策について
上記2つを題材にしていることがほとんどです。
もちろん絶対上記のテーマが出題されるとは言い切れませんが、近年の傾向からいって社会問題や横浜市の抱える問題が取り上げられる可能性は高いですね。
普段からニュース等を見る習慣が無い人にとっては、
と感じるかもですが、今からでも遅くないのでまずはヤフーのトップニュースを暇なときに見ることから始めてください。
それと横浜市を含め、他の自治体でも頻出のテーマがよく出題されるという「公務員試験あるある」があります。
横浜市:論文(作文)の試験時間と文字数
横浜市の論文(作文)の時間と文字数は次の通り。
区分 | 文字数 | 時間 |
大卒程度 | 750文字 | 60分 |
高卒程度 | 750文字 | |
社会人採用 | 800文字 |
通常、公務員試験の論文(作文)は800〜1,000文字を80分のことが多いため、横浜市は若干ボリュームが少なめといえますね。
しかし、論文(作文)は与えられたテーマを読み・理解し、問題の事例を挙げ、解決策を考え、構成立てて文章を書くには、想定以上に時間がかかるもの。
なので、「時間は足りない」くらいに思っていた方がいいですね。
論文(作文)はだいたいどこの自治体も文字数の指定があります。
文字数は多い方がいいのは間違いないのですが、何はともあれ与えられた用紙の8割くらいを目指して書くことを心がけましょう!
論文(作文)試験で絶対にやってはいけないこと
論文(作文)試験にはいくつか「やってはいけないこと」があります。
具体的には以下の2つです。
- 極端に文字数が少ない(用紙の半分以下)
- 字が汚くて読みにくい
絶対やってはいけないことの1つ目は、文章量が少ないこと。
信じられないかもですが、用紙の半分にも満たない量しか書いていない受験生がたまにいます。
これは採用担当者からの評価が最低になりますので注意してください。
絶対やってはいけないことの2つ目は、字が汚いことです。
どんなに内容が素晴らしい論文(作文)でも、字が汚いというだけで評価されなくなります。
もちろん文字の綺麗さは個人差あると思いますが、あなたが書ける最高の綺麗さで書きましょう!
横浜市:論文(作文)の配点
横浜市の試験の配点(事務・大卒程度)を見てみましょう。
教養試験 | 510点 |
論文(作文) | 100点 |
個別面接 | 200点 |
上記を見ると、論文(作文)は最も配点が少ないから、
と考えがちですが・・・。
たしかに面接試験よりも圧倒的に論文(作文)の配点が少ないのですが、実は受験生の中で最も差が出るのは論文(作文)試験なんです。
どういったことかと言うと、多くの受験生は教養や面接対策はしっかり行って試験に臨むため、それほど受験生の間で差が出ないんです。
一方、論文(作文)は前述の通りぶっつけ本番だったり甘く見たりする人は少なくありません。
つまり、論文(作文)に重きを置く人が少ないからこそ、力を入れることで他の受験生に大きく差をつけることが出来るんです。
受験生の差が最も大きく出るのは教養試験でも面接試験でもなく、論文(作文)試験なのは間違いないですね。
横浜市:論文(作文)の過去問
以下が実際に横浜市で出題された過去の論文(作文)テーマです。
令和5年度
区分 | 課題 |
事務 | 近年、気候変動に伴う風水害等の激甚・頻発化や、多くの被害が想定される大規模地震発生の切迫など、自然災害に対するリスクは年々高まっています。こうした状況の中でも、持続可能な都市として発展し続けるため、横浜市では災害から人命と社会経済活動を守る安全な都市の実現に向けて、地域防災力の向上など防災・減災と強靱化の取組を総合的・継続的に進めています。市民一人ひとりに「自らの命は自らで守る」防災意識の浸透を図るための取組を進めるため、横浜市職員としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。 |
学校事務 | 近年、気候変動に伴う風水害等の激甚・頻発化や、多くの被害が想定される大規模地震発生の切迫など、自然災害に対するリスクは年々高まっています。こうした状況の中でも、持続可能な都市として発展し続けるため、横浜市では災害から人命と社会経済活動を守る安全な都市の実現に向けて、地域防災力の向上など防災・減災と強靱化の取組を総合的・継続的に進めています。市民一人ひとりに「自らの命は自らで守る」防災意識の浸透を図るための取組を進めるため、横浜市職員としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。 |
事務(高卒) | 横浜市職員として、意欲を持ってチームで協力して仕事に取り組むにはどのようなことが必要か、これまでの経験を踏まえ、あなたの考えを書きなさい。 |
資格免許職 | 近年、少子高齢化により、社会のあらゆる分野で人手不足が懸念され、横浜市役所においても行政サービスの維持が課題とされています。今後も継続的に質の高いサービスを提供していくために、どのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。 |
障がい者を対象 | 職位や経験年数に関係なく意見交換ができる職場風土づくりを実現するため、どのようなことを大切にしていくべきか。あなたの経験を踏まえて書きなさい。 |
令和4年度
区分 | 課題 |
事務 | あなたが、周囲の人と互いに認め合いながら成長するために大切だと思うことについて、経験を踏まえて書きなさい。 |
社会福祉・保健師・技術職 | 新型コロナウイルス感染症による影響がある中で、横浜の新しい未来を切り拓くために求められることはなにか、また、あなたは横浜市職員としてどのように取り組んでいきたいか、考えを述べなさい。 |
心理 | 行政機関における市民等からの相談場面には、目の前の困りごとの解消を求めている方や、周囲からの強い勧めから相談に来られる方も少なくありません。支援者として相談者の抱える問題を理解するために、どのような視点や姿勢が求められるか、また、適切な支援を行うために行政の心理職として意識すべきことは何か、これまでの体験などを踏まえて、あなたの考えを述べなさい。 |
デジタル | 我が国では、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけにデジタルの重要性があらためて社会全体に認識され、急速なデジタル化が進められています。医療・福祉分野においてもデジタル化に向けた取り組みが進められているところですが、これまで新型コロナウイルス感染症への対応における行政のデジタル活用に関しては様々な問題が発生しています。これについて、あなたが知っている具体的な問題事例を取り上げ、その原因を考察したうえで、今後、行政はどのように取り組んでいくべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
学校事務 | 学校現場においてICTを有効に活用していくために、必要なことは何か、また、そのために学校における事務の専門職としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。 |
事務(高卒) | あなたが、周囲の人と互いに認め合いながら成長するために大切だと思うことについて、経験を踏まえて書きなさい。 |
資格免許職 | 横浜市は、「誰もが自分らしさを発揮し、いきいきと安心して暮らすことができる街・横浜」を目指し、子ども・子育て支援や多文化共生の推進等取り組んでいます。その実現に向けて、日々多様化・複雑化するニーズや社会問題に対応するために専門職としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。 |
社会人 | 現在、私たちの暮らしのあらゆる場面においてデジタル化が浸透しており、行政手続においても、より快適なサービスが求められています。このような社会情勢を踏まえて、デジタル化の推進に向けて横浜市が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べなさい。 |
障がい者を対象 | 目標を達成するために努力することの大切さについて、あなたの経験を踏まえて書きなさい。 |
令和3年度
区分 | 課題 |
事務 | 同僚とより良い関係を築くために大切なことは何か。これまでの経験を踏まえて、良好な関係を築くことの必要性に触れ、あなたの考えを述べなさい。 |
社会福祉・技術職 | 横浜市では、市民力と創造力により新しい「横浜らしさ」を生み出す都市を目指しています。その実現のために、横浜市職員としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい |
心理 | 横浜市職員には、職責を果たすことはもちろん、自ら主体的に能力開発に励み、成長することが求められています。 「行政の心理職」に求められる職業的成長のプロセスを複数の視点から挙げなさい。また、あなたの体験を踏まえて、「行政の心理職」としての成長促進の取組について述べなさい。 |
デジタル | デジタル改革関連法の成立によって、国や地方公共団体を含む社会全体のデジタル化が推進されていくこととなります。一方で、「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」で示された「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を実現していく必要があります。 今後、行政のデジタル化を推進していく上で重要なことは何か、市民と行政の双方の視点から具体的な例を示し、あなたの考えを述べなさい。 |
保健師 | 我が国の年間自殺者数は、2006年の自殺対策基本法制定以降、国を挙げた総合的な対策等により、2010年以降は10年連続で減少していましたが、2020年に新型コロナウイルス感染症の影響等から増加に転じており、現在も深刻な状況にあります。 この課題について、誰もが生きがいを持って暮らすことのできる社会を目指すために、あなたが横浜市の保健師として、どのような取組をしていくべきか、考えを述べなさい。 |
学校事務 | 横浜市では豊かな教育環境の整備を進めています。あなたが考える豊かな教育環境とはどのようなものか、また、その実現のために、学校における事務の専門職として取り組むべきことは何か、述べなさい。 |
就職氷河期 | 横浜市では性別や年齢等にかかわらず、全ての職員が意欲と能力を最大限に発揮できるよう組織づくりを進めており、組織の活力を高めることで、行政サービスの充実、市民満足度の更なる向上を目指しています。 全ての職員が意欲と能力を最大限に発揮できる組織を実現するために、あなたは横浜市職員としてどのように働いていきたいか、現在の社会状況を踏まえて考えを述べなさい。 |
事務(高卒) | 同僚とより良い関係を築くために大切なことは何か。これまでの経験を踏まえて、良好な関係を築くことの必要性に触れ、あなたの考えを述べなさい。 |
資格免許職 | 横浜市は、子ども・青少年の一人ひとりが、自分の良さや可能性を発揮することのできるまちを目指しています。その実現のために、横浜市職員としてどのように取り組んでいきたいか、あなたの考えを述べなさい。 |
社会人 | 近年、感染症の影響等によって人々の不安が高まる中、市民の暮らしを守り支えるために、横浜市にどのような取組が求められているか。また、その中であなたの経験をどのように生かすことができるか、述べなさい。 |
障がい者を対象 | 周囲の人から信頼されるためには、どのようなことが大切か、あなたの経験を踏まえ、述べなさい。 |
令和2年度
区分 | 課題 |
事務 | 市民の方の立場や気持ちに寄り添うために、横浜市職員としてどのように行動すべきか、これまでの経験を踏まえ、あなたの考えを述べなさい。 |
社会福祉・技術職 | 横浜市ではコンプライアンスを「単に法令を遵守するにとどまらず、市民や社会からの要請に全力で応えていくこと」と位置づけ、重視しています。 あなたの受験職種に求められるコンプライアンスについて、考えを述べなさい。 |
心理 | 横浜市職員行動基準には、「私たちは、市民から信頼されるよう誠実・公正に行動します」や「私たちは、市民の安全・安心を第一に行動します」と定められています。これらは行政職員として働く心理職にとって、特に重要な基本姿勢の一つです。 横浜市の心理職として働く際に大切だと考えることについて、上記に加え、それ以外の姿勢や視点、考え方、これまでの経験などを踏まえて、あなたの考えを述べなさい。 |
デジタル | 横浜市では、風水害や地震などの発災やその恐れがある時、また昨今の感染症等にかかる緊急事態時において、社会的混乱の防止、市民生活の安定化、被災者の生活再建の促進等を目的として、テレビやラジオ、インターネットなど様々な媒体による広報を行っています。 近年は、利用者自身も情報を発信・展開し、形成することが可能なメディアである「ソーシャルメディア」の普及が進み、横浜市でも、従来型であるテレビ・ラジオ、ウェブサイトによる情報伝達に加えて、SNSやメッセージングアプリを活用し、災害時、緊急時の迅速な広報、情報発信に努めています。 行政機関が災害時、緊急時の広報手段としてソーシャルメディアを利用するにあたって、どのような活用方法が考えられるか、またその際にどういう点に留意すべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
保健師 | 少子高齢化や人口減少が進み、世帯の小規模化、住民同士のつながりの希薄化など社会状況は大きく変化しています。 国ではこのような状況を踏まえ、「地域共生社会」の実現を掲げています。このことを踏まえ、あなたは保健師として、担当地区の活動にどのように取り組むべきか、考えを述べなさい。 |
学校事務 | 子どもが豊かに学び育ち、教職員がいきいきと働くことができる学校づくりのために、学校経営に参画する行政職員として必要なことは何か、あなたの考えを述べなさい。 |
就職氷河期 | 横浜市では、「コンプライアンス」や「ICTスキル」など、日々の業務や研修で身に着けることが求められる「基礎的マインド・知識」を定めています。あなたが考える、公務員として必要な「基礎的マインド・知識」を挙げ、横浜市職員としてどのように働いていきたいか、述べなさい。 |
事務(高卒) | 市民の方の立場や気持ちに寄り添うために、横浜市職員としてどのように行動すべきか、これまでの経験を踏まえ、あなたの考えを述べなさい。 |
資格免許職 | 社会全体で働きやすく、子育てにやさしい環境づくりを促進・支援するため、横浜市が取り組むべきことは何か、あなたの考えを述べなさい。 |
社会人 | 横浜市では、生産年齢人口の減少が続き、財政需要の増大と税収減少が中長期的に見込まれています。この課題に対し、行政としてどのような取組が必要か、また、これまでのあなたの経験をどのように生かすことができるか、述べなさい。 |
障がい者を対象 | 働くうえで、ルールを守ることの大切さについて、あなたのこれまでの経験を踏まえ、述べなさい。 |
令和元年度
区分 | 課題 |
事務 | 仕事をしていく中で、チームワークを発揮するために大切なことは何か、また、そのチーム内で、あなたはどのような役割を果たしたいか、考えを述べなさい。 |
社会福祉・技術職 | 誰もが安心して、自分らしく健やかに暮らせる地域づくりを進めるために、横浜市職員として、どのように取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
心理 | 行政で働く心理職にとって、個別のケースへの心理的援助に加え、援助の対象者に関わる他の専門職(福祉、司法、教育、医療等)と連携し、チームとして援助する「協働」の役割が特に重要です。心理職以外の専門職との連携・協働やチーム援助の際の留意点について、あなたの考えを述べなさい。 |
情報処理 | 横浜市では、今年、市の人口がピークを迎えると推計しており、人口減少と高齢化は今後の永続的な行政課題です。解決に向けて、AI、IoT等のICT先端技術に期待が高まっています。一方で、政府がe-Japan戦略で「電子政府の実現」を掲げてから18年を経過しても、行政の電子化は十分とは言い難い状況です。 今後の人口減少・超高齢社会において、横浜市はどのようにICT利活用に取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。 |
保健師 | 健康増進法の一部改正により、望まない受動喫煙を防止する観点から、多数の人が集まる場所での喫煙の制限などの措置が、平成31年(2019年)1月から段階的に施行されています。 あなたは、市民の健康を守るために、横浜市の保健師としてどのような活動をしていくべきか、考えを述べなさい。 |
事務(高卒) | 仕事をしていく中で、チームワークを発揮するために大切なことは何か、また、そのチーム内で、あなたはどのような役割を果たしたいか、考えを述べなさい。 |
資格免許職 | 横浜市では「未来を創る多様な人づくり」の推進を目標として、子どもたちの健やかな育ちを守る取組を進めています。その実現のために、専門職として、どのような役割が期待されているか、考えを述べなさい。 |
社会人 | 市民ニーズや地域の抱える課題は複雑化・多様化しており、行政だけの力では様々な課題への対応が難しくなっています。そのような中で、市民満足度の向上を図るためには、行政としてどのような取組が必要か、また、これまでのあなたの経験をどのように生かすことができるか、述べなさい。 |
※横浜市公式ホームページより引用。
基本的に社会問題や自身のこれまでの経験を絡めた内容がお題として出題されています。
この過去のテーマが論文(作文)対策をする上で最も重要なのですが、その理由はシンプルに、
論文(作文)は過去問と似たようなテーマが出題されるから
論文(作文)のテーマは無数にある訳ではありません。
- 少子高齢化
- 環境問題
- 住みやすいまちづくりをするために
このような公務員試験で頻出のテーマが取り入れられ、テーマの切り口を少し変えて出題されています。
だからこそ過去問を知るか知らないかで論文(作文)の書きやすさは大きく変わってくる訳ですね。
もっと言えば、横浜市の過去問がそっくりそのまま出題されることはないので、研究すべきは他の自治体の論文(作文)の過去問。
特に、他の自治体の試験で出題されたテーマは横浜市でもこれから出題される可能性が高いため、分析・研究するなら他の自治体の過去問と模範解答を活用するのが一番賢い対策法ですね。
横浜市:評価される論文(作文)の書き方
論文(作文)の対策方法は以下の5ステップになります。
- テーマの理解と分析
- 論理的な構成
- 文体と表現力
- 使い回せるフレーズを自分のモノにする
- 模範解答の活用
①:テーマの理解と分析
与えられたテーマや問題文をよく読み、理解することが重要です。
テーマの核心をつかみ、分析する能力が求められます。
また、テーマを多角的に考え、関連する情報や視点を収集しましょう。
②:論理的な構成
論文は明確な構成を持つ必要があります。
一般的な構成は、序論、本論(論点や論証の展開)、結論の3つのパートからなります。
序論ではテーマの背景や重要性を説明し、本論では主張や論証を展開し、結論ではまとめや提言を行います。
③:文体と表現力
文体は公務員として求められる明瞭かつ公正な表現を意識しましょう。
冗長な表現や曖昧な表現を避け、簡潔かつ具体的な言葉を使うようにすると評価ポイントが高くなります。
また、適切な引用や参考文献を使用できるよう、知識として頭に入れておくといいですね。
④:使い回せるフレーズを自分のモノにする
論文(作文)の模範解答を読み込むと、使い回せるフレーズというのが自然と分かってきます。
というのも、一見テーマが異なるようでも、取り上げられる課題に対する施策で同じものが使えることがよくあるからです。
といったように、模範解答をしっかりと読み込むことで、「この言い回しは何度も出てきたな」といったことに気がつくようになります。
これをそっくりそのまま覚えておけば、使い回せるテーマが出てきたときにオートマチックにスラスラと書くことが出来るので超オススメです!
⑤:模範解答の活用
「論文(作文)はコツさえ知れば誰でもスラスラ書けるようになる」と言っていますが、その最大のコツとは「論文(作文)の模範解答を知ること」です。
模範解答はある意味、テンプレートや雛形に近いもので、テーマで問われる内容、施策に対するフレーズをすべて自分の引き出しとしてプールしておくことが論文(作文)の最大のコツになります。
この「フレーズ」は論文(作文)を書く上で超重要でして、自分でその場で思いついて書いたものはチグハグな文章になったり話が飛んだり、最悪何が言いたいのかよく分からない文章が出来上がってしまいます。
逆に「フレーズ」を知っていれば、文体の一致や文章の構成が自然と身につき、どんなテーマでも悩むことなく、面白いように言葉が降ってきて書けるようになります!
また、過去のテーマで書いてみた文章は似たテーマの時に使い回すことが出来るため、模範解答と同レベルの論文(作文)が簡単に書けるようになります。
ちなみに論文(作文)の頻出のテーマ + 模範解答を知る方法は、
私が執筆したノウハウnoteを読み込むこと
この方法で自然と身につけることが出来ます。
模範解答(正しく書かれた論文)というのは、構成・文体がきちんとしていますからね。
ちなみにノウハウnoteについては記事の最後で紹介していますので、このまま読み進めてください!
横浜市:論文(作文)攻略ガイドまとめ
この記事を読んでいるあなたは、
どんなテーマでもスラスラ論文(作文)が書けるようになりたい!
このように考えているのではないでしょうか?
現在、インターネット上では、
大量の論文(作文)ノウハウがあふれかえっています。
公務員アドバイザーを名乗る人の発信するLINEに登録してみたり、
書店で参考書を購入したりして、「論文(作文)を書く方法」について勉強している方も多くいらっしゃると思います。
しかし!
現在のインターネット上、もしくは参考書で解説されている論文(作文)ノウハウには、1つの大きな問題があることにあなたは気づいているでしょうか?
再現性のないテクニックでは上達しない
現在、あなたが
「これなら書けそうだ!」
と感じている(勉強している)ノウハウは、以下のような内容ではないでしょうか?
- 過去問を調べろ!
- 過去問を用いて自分で実際に書いてみろ!
- 書いた論文を添削してもらえ!
このように、いわゆる
「過去問を解いて経験値を増やせ!」
というノウハウです。
過去問を研究するという勉強法は確かに有効です。
実際私が進めるテクニックも過去問を用いて実際に自分で書いてみようという内容なので、基本路線は同じ。
しかし、実際に自分で論文(作文)を書いてみたところで、
- 書き方を知らない
- 論文(作文)の構成を知らない
このような人が行っても、実行するのに膨大な時間がかかってしまいます。
論文(作文)1つにつき90分、10テーマ書くと900分。15時間以上・・・。
公務員を目指すあなたは論文(作文)をまず書いてみるだけで15時間も時間をかけれるほど暇ではありませんよね?
また、書いた論文を添削してもらえ!と言われても、公務員予備校に通ってるとかじゃないと「誰に添削してもらえばいいの?」ですよね。
つまり、
多くの公務員アドバイザーが提唱しているノウハウは、
再現性が非常に低い
とは思いませんか?
ノウハウを実行すると合格できるというより、ノウハウを実行すること自体が難易度が高すぎるのです。
再現性のないノウハウで、お金と貴重な時間を時間を浪費するのはそろそろやめにしませんか?
あなただけに教える!論文(作文)をマスターする方法
私自身は、公務員予備校に通って努力し、受験したすべての公務員試験に合格してきました。
これは特別私が優秀だったからでも何でもなく、ただ単に「正しい努力」を「正しい量だけ行った」からなんです。
もちろん、公務員予備校で教わった知識・ノウハウ・テクニックをもとに猛勉強をしました。
ただ、それと引き換えに貴重な時間とお金をたくさん犠牲にしてきました。
この記事を読むあなたにはそんな私が行ったよりももっと効率が良い方法で対策してほしい、ましてや巷(ちまた)にあふれる再現性の低いノウハウに振り回されてほしくないんです。
そんな訳で、大学卒業程度の試験区分の採用試験を受ける方のために、頻出・出題が予想されるテーマを合計35個厳選し、さらに35テーマ分、すべてで模範論文を作成しました。
また、高卒区分の試験を受ける方のためには、作文テーマで頻出のものから30テーマ分を厳選し、こちらも試験でそのまま使える模範作文を作成しました。
そこらへんに転がっている小手先のテクニックよりも、もっと効率が良く、汎用性の高いフレーズがギッシリ詰まっています。
また、すべて1つの流れで書いているので、この模範解答で型を覚えれば、どんなテーマが出題されようとスラスラ書けるようになります。
横浜市の採用試験に合格したいと考えているなら、この模範解答は真っ先に見るべきです。
ノウハウnoteを見ながら、しっかりと勉強すれば、あなたは確実に変われます。
一生条件の悪い仕事のまま、朝から晩まで働かなくて良いんです。
公務員になれば定年まで安定した生活ができ、あなたの小さい頃からの憧れ、夢を実現させることが出来ます。
少し興味が湧いてきましたか?
何度も言いますが、私が執筆した模範論文、模範作文を読めば文章スキルを劇的に向上させることができます。
本気で
「論文(作文)の書き方を学びたい!」
「公務員に絶対になるんだ!」
「安定した人生を生きる!」
という強い意志のある方は、ぜひ下記のnoteを手にとって活用してみてください。
私の論文(作文)ノウハウnoteは、「大卒区分」「高卒区分」「社会人経験者区分」と、それぞれ受験する試験に合わせたものを用意しております。
公務員になるというあなたの夢を実現するためにも、今この機会にぜひ私のnoteを手に取って試験対策をしてみませんか?
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大卒区分で論文試験がある方向け
高卒区分で作文試験がある方向け
社会人経験者区分で論文(作文)がある方向け