本文では、
- 高知県庁の面接の傾向と対策
- 高知県庁の面接カードの書き方
- 高知県庁の面接でよく聞かれる質問
- 高知県庁の面接試験を有利にすすめるテクニック
について解説しています。
「面接対策を始めたいけど、どうせやるなら高い評価を得れるようになりたい」
「すでに面接対策をやってるけど、もっとスキルを伸ばしていきたい」
このように考えている人も多いのではないでしょうか。
面接対策には様々なノウハウが出回っていますが、面接の本質を把握するために必要な情報に限って世の中に出回っていないんですよね。
というわけで、本記事ではこれまで受験した公務員試験にすべて合格した私が実際に行ってきた最強の面接対策を紹介します。
もくじ
高知県庁の面接:傾向と対策
突然ですがあなたに質問です。
面接官はいくつかの質問において、受験生の何をチェックしていると思いますか?
コミュニケーション能力?
学力がどれくらいあるか?
いいえ、違います。
面接官が質問することによりチェックしたい事は主に以下の3点になります。
- 人間性
- やる気(熱意)
- 公務員としてふさわしいかどうか
冒頭でもお話した通り、公務員試験に合格した人の大半はこういった面接において把握しておくべきことが頭に入っています。
合格できるかどうかは面接の意図を把握しているかどうか
といっても差し支えないほど、面接において予備知識は重要になります。
大事なのは「あなたのエピソード」
面接ではなるべく良い人、優秀な人に思われようと、「見栄を張った回答」をする人がいますが、面接官側の視点に立つと、学力的に優秀な人を欲しい訳ではありません。
「自分はこんなに優秀なんだ!」という回答よりも、むしろ失敗したエピソードを話して人間味を出し、それを克服してきた努力できる姿勢、つまり「あなたのエピソード」を伝える方がよっぽど効果的なんです。
たとえば東大卒の協調性も人間性もないタイプの人よりも、人間関係を形成するのが得意で、周りと上手くやっていける人の方が公務員試験では評価されます。
この「評価の本質」を知らない受験生が非常に多いんですよね。
なので、あなたが伝えるべきは輝かしい実績とかではなく、
- どのような経験をしたか
- その中でどう感じたか
- どのような困難があったか
- どうやって困難を乗り越えたか
そういった「あなたのエピソード」を話すことで、面接官にあなたという人間をしっかりと理解してもらうことが重要になります。
面接でチェックされるポイント
高知県庁の面接試験でチェックされることは次の通りです。
- 県民の皆さまとの対話を通じて共感を得ながら課題を自ら見出し解決に向け前進する人
- 課題に真正面から向き合い、創造性やチームワークを発揮しながら果敢に挑戦する人
- 外部からの情報や知見を積極的に取り込み、全国区の視点を持って判断し行動する人
- 時代の潮流を的確に捉え、これまでの取組をさらに発展・進化させていく人
- 全体の奉仕者として、高い倫理性、コスト意識を持って行動する人
つまり、「高知県庁が採用したい人物像に近い人材かどうか」をいくつかの質問を通じてチェックします。
「これまでに努力してきたことは?」
「苦手な人はどんなタイプの人ですか?」
例えばこのような質問を通じて「あなたの人柄と熱意」を面接官は知りたがっているので、回答の中で自己アピールすることが必要不可欠になります。
面接試験の時間と面接官の人数
時間 | 20~30分 |
面接官 | 3人 |
高知県庁の面接官は中堅、ベテラン職員合わせて3人いて、比較的和やかな雰囲気の中、面接が行われます。
しかし、和やかとはいえ面接。どうしても萎縮したり緊張してしまうもの。
なので、あれもこれも伝えようと焦るのではなく、自分の強みをしっかりと伝えれるように話すエピソードは絞って組み立てるように準備しておきましょう。
高知県庁:面接でよく聞かれる質問
面接の傾向と対策を抑えたところで、次は「高知県庁の面接でよく聞かれる質問」を紹介します。
- 高知県を志望した理由は何ですか?
- 高知県の魅力や特徴をどう評価していますか?
- 高知県庁でどのように貢献したいですか?
- 公務員を志望したきっかけは何ですか?
- 高知県が抱える主要な課題は何だと考えていますか?
- その課題解決に向けて、どのように取り組みたいですか?
- 高知県の地域振興にどのように貢献したいですか?
- チームで働く上で重要だと考える点は何ですか?
- 最近の高知県に関するニュースで印象に残ったことは何ですか?
- あなたの強みと弱みを教えてください。
- 困難な状況をどのように乗り越えた経験がありますか?
- リーダーシップを発揮した経験はありますか?
- 失敗を経験したことがありますか?それをどのように克服しましたか?
- 高知県の観光業をどう活性化させたいですか?
- 高知県の産業振興についてどのように考えていますか?
- なぜ他の県ではなく、高知県を選んだのですか?
- 高知県庁で希望する部署とその理由は何ですか?
- 公務員として求められる資質とは何だと考えていますか?
- 高知県の人口減少問題にどう対応したいですか?
- 高知県の災害対策にどう取り組みたいですか?
- 公務員としての責任や使命感をどのように感じていますか?
- 高知県の農業や漁業をどのように支援したいですか?
- 県民との信頼関係をどう築きますか?
- 意見が対立した場合、どのように解決しますか?
- 高知県の伝統文化をどのように守り発展させたいですか?
- 高知県のインフラ整備についてどのように考えていますか?
- 5年後、10年後の自分の姿はどのように考えていますか?
- 公務員としてキャリアを積む上での目標は何ですか?
- 理想の公務員像はどのようなものですか?
- 高知県の未来について、どのようなビジョンを持っていますか?
上記は頻出の質問30個になります。
公務員試験の面接というのは、回答に困る意地悪な質問はなく、基本的にド定番の質問ばかり聞かれるのが特徴。
なのでよくある質問を洗い出しておき、万全の回答を準備しておくことで緊張する面接本番でも実力を発揮できるようなります。
面接本番はあなたが思っている以上に緊張するものです。
質問されてその場のアドリブで答えようとすると、絶対に回答につまづいたり、「えーと・・・」といったようにトークの瞬発力を出せないので、ぜひ事前準備は万全にしておきましょう。
併願状況は正直に答えていいの?
「他の自治体を受験しているか」
「民間企業の採用試験も受けているのか」
については本当のことを話していいのですが、その時守って欲しいのは、
高知県庁が第一志望であることをしっかりと伝えること
当たり前の話ですが、「高知県庁は第一志望ではなく、本命は別の自治体です!」なんて人を採用したい訳ないですからね。
自治体側は採用した人にはうちで働いて欲しいと思っているため、せっかく採用したのに他の自治体、もしくは民間企業に逃げられたという事態は出来るだけ避けたいもの。
なので、高知県庁が第一志望であること、高知県庁に入りたいという熱意を面接官に伝えることは面接で一番あなたがしなければならないことなんです。
他にも高知県庁の面接でされる質問には必ず面接官が知りたいこと、そして受験生の何をチェックしたいのか、必ず「狙い・意図」があります。
高知県庁:面接カードの書き方
面接カードで面接をコントロールする
面接カードの設問に対する回答は誰もがよく考え抜いて書いていると思いますが、その時に最も大事なのは「面接試験本番を想定して書くこと」です。
ご存知の方もいるかもですが、面接での質問というのは面接カードの内容に沿ってされるため、
面接本番を想定しながらカードを書けば面接をコントロールすることができる
ということが言えます。
ちなみに面接を想定しながら書くにはどうするの?ですが、書いた内容に対して「常になぜ?」と問いかけながら書くことが面接カードの秘訣になります。
たとえば、
高知県庁の公務員になってどんな仕事がしたいか?
▶︎いつからそう思うようになったか
▶︎その仕事によって市民生活にどのような変化があるか
▶︎その仕事ができなかった場合どうするか
このように質問に対して、「なぜ?なんで?どうして?」と問いかけをして掘り下げられる質問に準備します。
掘り下げ質問に対応することが出来れば、面接で回答に困ってフリーズしてしまう事態を避けることができます。
面接官からの掘り下げ質問にもスラスラ答えることが出来れば高い評価が得られるようになるので、採用試験に合格する可能性がグッと近づきます!
面接カードの内容
高知県庁の面接カードで問われる質問は以下の通りです。
- 学歴
- 職歴(アルバイト含む)
- 得意な科目、苦手な科目
- 趣味、スポーツ
- 余暇の過ごし方
- 自己PR
- 最近気になった事柄(ニュース等)
- 志望動機
高知県庁の面接カードは設問の数、内容ともにスタンダードと言えますね。
基本的には面接カードでよくある設問ばかりですが、⑤の「余暇の過ごし方」のような他の自治体にはない設問もあります。
また、⑧の「志望動機」や⑦の「最近気になった事柄」といった質問は絶対に面接試験で聞かれますので、しっかりと回答を準備しておく必要があります。
志望動機
志望動機は高知県庁に限らず、どの自治体の採用試験でも必ず聞かれる質問です。
基本的にはあなたが高知県庁を志望する理由を自由に書けばいいのですが、一点だけ気をつけて欲しいことがあります。
それは、
「どのような分野のどのような仕事に携わりたいか」
「なぜそのように思ったのか」
「高知県にどのように貢献できるか」
までをしっかりと書く必要があります。
たとえば、子育て支援の仕事がしたい!で終わるのではなく、
高知県庁の職員になって子育て支援の仕事を行ってみたい。
多くの自治体同様、高知県もこれから高齢化の影響を受けて人口が減少していくので、活気あるまちづくりをするために子育て世代を増やしていきたい。
そのためには女性が働きやすい環境を作るため、保育所制度の改善・見直しを含めた保育システムの多様化。また、住民満足度を上げるために市民サービスを提供する側として尽力していきたい。
これは一例ですが、求められている問いに答えられていますし、行政が抱える課題についても触れているので、こういった書き方がベストではないでしょうか。
こうやって書いておくと、面接本番で、
といった掘り下げの質問をある程度予測して準備することが出来ます。
高知県庁・面接攻略ガイドまとめ
本文では高知県庁の採用試験で実施される面接試験と面接カードについての対策法を解説しました。
コミュニケーション能力に優れている人や、自分よりも先に公務員試験の勉強を始めている人にどうやったら勝てるのか?
公務員を目指すことを決めて最初のうちは「絶対に合格するぞ!」と意気込んでいながら、心のどこかで「本当は勝てないのは分かってる・・・」と思っている受験生は少なくありません。
しかし、公務員になりたいなら勝つしかないんです!コミュ力とか先に勉強を始めてる人が有利とかそんなこと言ったってしょうがないんです。
魔法のようなテクニックではなく結局努力が必要なのか・・・とガッカリしたかもしれませんが、言わせてください。
公務員を目指す人の多くは本気です!
その本気の人たちの中で勝ち抜くには、その人たちの倍の努力をすること。これしかありません。
結局、いかに努力・時間・お金をかけたかが全ての世界です。
これは私の経験上、間違いありません!
最後に、面接対策の手順は以下の3ステップになります。
- 面接の流れを把握する
- 面接でよく聞かれる質問を把握する
- 話す内容を考える
というわけで、長々とお話してきましたが、公務員の採用試験で合格したいなら「他の受験者よりも圧倒的に質の高い準備」をすることが最強の一手になります。
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たとえば、どう答えたら正解か分からない自身のことについての質問や、答えにくい市政や職場での立ち回りの質問もバッチリ回答できるようになります。
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⚠️ ノウハウが広まり過ぎても読者のメリットにならないので、段階的に値上げしていきます。つまり「今」が最安値になります。
面接試験で狙われる質問は決まっていますから、セオリーを押さえつつ、他者とは差別化を図ることが出来る回答をマスターして欲しいと考えています。
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