最近何かと話題の『新NISA』ですけど、難しいというか、情報が少なくて悩むのって50代とか60代の方々なのではないでしょうか?
みたいなのって、誰もが抱えている悩みだと思います。
で、2024年1月から新NISAが始まったわけですけども、「ベテラン世代の公務員はどうすればいいの?」という相談をあまりにもいただくので、
本文では、
新NISAを50代とか60代でもやった方がいいの?
やるなら何すりゃいいの?
についてお話していきます。
この記事を書く私は公務員でありながら、しかも40代で資産1億円を達成した実績がありますので、割と信頼性のあるアドバイスが出来ると思います。
手元にある余剰資金を使って資産運用をしてみたい!という思いのある方はぜひ記事の最後までお付き合いくださいね。
もくじ
50代、 60代が取るべき新NISA戦略
公務員の方って安定した収入があって、老後の心配とは無縁な人たちのように感じるからこそなのか、投資をしてる人って少ないんですね。
もういきなり結論を言っちゃいますけど、そんな「投資初心者」にこそ、勝てる確率の高い「インデックス投資」が合っていると思うんですね。
とは言え未来のことは誰にも分からないので、もちろん100%上手くいく保証はないため、あくまで投資は自己責任なので「絶対にやれ!」とまでは口が裂けても言えません。
でも、少なくとも私は投資で金融資産1億円を達成しているので(2024年11月時点)、割と信頼のおける発言かなとも思いますし、
この記事で紹介する「インデックス投資」は新NISA向けの王道中の王道のやり方の一つと言ってもいいかもしれません。
なので、50代、60代はもちろんのこと、というより全ての公務員は新NISAで、
- S&P500
- 全世界株インデックス(オールカントリー)
のどちらか好きな方、もしくは両方を毎月コツコツと積み立てればいいと思います。
新NISAに自分が許容できる範囲のお金を投入して、iDeCoと違っていつでも積み立ては辞められるし、必要なら現金に変えて引き出せばいい。
で、50代とか60代ということでお金に余裕があるなら積み立てたものはひたすら放置して、10年間とか20年間とか、まとまった期間、投資を継続できれば60代からでも長期投資は可能になるんですね。
ちなみに、株投資は長ければ長いほど勝てる確率が高くなると言われており、
「勝つためのコツは長期投資すること」
なんて鉄則があるくらい長期投資は正義なんです。
もしこれから投資を始める人だとしたら、
「下手に色々と考えて悩み過ぎて結局始められない」とか、
変な商品に手を出して損してしまった、みたいなことをやりかねないと思うんですよね。
結局のところ、S&P500とオールカントリーをコツコツと買っていく戦略がシンプルだけど、最強なんじゃないかという気がしますし、個別株で一喜一憂するよりも精神安定出来るし良いんじゃないかなと。
基本的な考え方としては、S&P500とオールカントリーと現金を持っておいて、あとはお好みで株主優待目的で個別株を買えばいいし、特にこれから投資を始める人は「S&P500だけ」とか「オールカントリーだけ」でも全然OKだと思っているわけです。
新NISAの概要をザックリ解説
まだ投資をやったことがない50代とか60代の方に新NISAを勧める前に、まず新NISAとはなんぞや?についてザックリ解説していきます。
普通、投資で儲けた分には税金がかかるんですね。
通常、儲けた分の約20%が税金で持っていかれるのですが、新NISAだとこれがかからない。
あと、旧NISAは積み立て枠の上限が40万円だったのが、新NISAになって年間120万円になった。
で、積み立て枠のほかに「成長投資枠」ってのがあって、こちらは年間の上限が240万円だから、積み立て枠と合わせて年間360万円分、新NISAで投資が出来る、かつ儲けた分は税金がかからないってことですね。
つみたて投資枠 | 年間の上限120万円 |
成長投資枠 | 年間の上限240万円 |
ただし、年間360万円、一生で1,800万円が新NISAで投資できる上限なので、年間に全部枠を使い切るなら5年間で上限に達するわけです。
ちなみに先ほどお話した「成長投資枠」だけど、この枠でもS&P500とかオールカントリーといった投資信託を買えるので、最大で年間360万円分、S&P500とかオールカントリーを買えるんですね。
でも、「積み立て枠」とか「成長投資枠」とか言われても、投資初心者の人にとっては何のことかよく分からないし、面倒だし、ややこしいし、こんがらがっちゃうじゃないですか。
そもそも別々に考えなくてもいいんじゃない?というわけで、私は成長投資枠も積立投資枠もどちらも「S&P500」か「オールカントリー」を買っておけばいいと思うんですよ。
S&P500とオールカントリー、どっちがいいの?
S&P500とオールカントリーのどっちがいいか?
これって多くの人が疑問に思うわけですが、まぁ、ぶっちゃけどっちでもいいです。好きな方というか、ピンと来る方を買えばOK!
「どっちがいいの?」について個人的な見解ですが、以下を参考にしてもらって、自分がどちらがイイと思うかで決めればいいかなと思います。
- S&P500:アメリカ最高!な人にオススメ。良くも悪くもアメリカの経済成長に左右されます。リスクを避けたいなら他の国の株も含まれるオールカントリーがいいかも。ちなみに私はS&P500派です。
- オールカントリー:全世界まんべんなく、より平均的なものに投資したい方向け。中国の比率が高いので、そこをプラスと取るかマイナスと取るかで個人の評価が分かれるところ。
じゃあ私が買っているS&P500は何故いいのか、をザックリ説明していきますね。
S&P500はアメリカの主要な企業の株を500社まんべんなく買うというようなものです。
これを買うとアメリカの経済成長の恩恵を受けることができる。
アメリカは何だかんだ言って世界のリーダー的国家だし、経済力も他国と比べて段違いなわけですよ。
たとえばマイクロソフトやアップル、amazonといった新しいものを生み出してる企業はアメリカの会社だし、こういう覇権を握っている会社を抱えているアメリカに投資しとけば間違いないだろ!っていうのが一番大きな理由ですね。
頑張って株の勉強しまくって一生懸命あれこれ試行錯誤しなくても、S&P500を持って放置しておくだけで右肩上がりで儲かっていく。
アメリカの名だたる会社500社の平均って感じで、そこには前述のマイクロソフトやアップルとかが入ってます。
まぁ正確には誰もが知ってる企業もあれば、日本人だと聞いたこともない企業も入ってるけどって感じではありますけどね。
これから投資を始めようとしている人は何も勉強しなくても「S&P500」を持っておけば、アメリカの経済成長の恩恵を受けられるってことですね。
このように、ひたすらS&P500に投資すると何も特別な勉強をしなくても常に世界を牽引する企業に投資できるというなので、控えめに言って「楽」ですね。
それと、手数料が安いのもいいですね!
私は楽天証券を利用して投資してるんですけど、ネットで買える最安の手数料(信託手数料)で、楽天証券で扱っている『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』だと0.09372%という、もはやタダみたいな手数料。
一方、銀行の窓口で買おうものなら手数料1%くらい取られるんですよ。
ここまでの話を聞くと、S&P500の良さが何となくでも分かっていただけたと思います。
暴落時のリスクはどのように考えたらいいの?
でも、リーマンショックみたいなことが起きた時に、50%以上下落するとかあるでしょ?
そこまで激しく暴落する可能性があるような危ないものに投資するなんて怖いんだけど・・・。
もちろん、若ければ暴落時に安く積み立てられるから、それはそれでいいのかもしれないけど、老後が迫っている50代とか60代にとってリスク高すぎない?
こんな意見も当然あると思います。
まぁそれはそうなんですけど、たとえばリスクの低いものだと債権とか金とかがありますよね。
債券は相手が国だから安心感がある、金はすでにある量が決まってるから安定している。だから株よりもリスクが低いと言われています。
でも、
「リスクが低い=そこまで儲からない」
という誰もが理解できる方程式があります。
アメリカ国債を買ったとしても、売りたいときに円換算したらすごく利益が目減りしてしまった・・・なんてことも十分あり得るんです。
最近アメリカ国債が4%くらいになっている理由は利上げをしているのが原因なんですね。
これが最近の円安ドル高の直接的な原因になっている訳ですが、もしこの利上げが終わり、今度は利下げが始まれば・・・一気に円高ドル安になるでしょう。
つまり、債券は4%と良い時はいいけど、結局は為替の影響で儲けなんて吹き飛んでしまう可能性だって全然あるってこと。
投資初心者の方からすると、なんだか話がややこしくてよく分からん話かもですが、イメージで言うとドル円って為替が70円台から150円くらいまで2倍以上変動していきます。
よくニュースとかでやってる「1ドル140円になりました」みたいなやつです。
で、4%の利回りで元本を2倍に増やすのってだいたい20年くらいかかる。
20年間やっとの思いで運用しても、買ったときに1ドル140円で、売りたい時に1ドル70円になっていたら利益は全部消し飛んでしまう。
もちろん株も影響を受けるでしょう。
S&P500やオールカントリーの平均利回りは切り取る期間によるけれど、たとえば2008年から2024年までを見てみると、配当込みで年利8%とかそのくらいの利回りがあります。
8%というと、元本が2倍になるのにだいたい10年くらいなので、先ほどの債券よりも2倍の速さで投資したお金を2倍にすることが出来る。
なので、どうせ重い腰を上げて投資するのなら、債券じゃなくてインデックス(投資信託)の方がいいよねって感じじゃないですか。
しかも、せっかく儲けた分に税金がかからない新NISA枠なんだから、債券なんかで枠を消費してしまうのはもったいない、と思うんですよ。
現金と投資の比率ってどうすればいいの?
次に考えるのは、現金と投資の比率をどうするの?
現金をいくら残して、S&P500やオールカントリーにいくら投資すればいいかが知りたいですよね。
結論から言うと、
リーマンショッククラスの大暴落が起きても生活していけるくらいの防衛資金を現金で持っておく。
つまり、余剰資金で投資しましょうね、という話になります。
でも、じゃあ防衛資金はいくら必要なのさ?というなかなか難しい話になってくると思います。
人の数だけライフスタイルがあるし、ご家庭の事情もさまざまありますからね。
ただ、一つアドバイスをするならば、10年以上とか20年以上とか、長期になればなるほどインデックス投資は損することは少ないという過去のデータがあるわけですけど、
そういう意味では10年以内にまとまったお金、使うお金がある人は現金の比率を高めにしておくといいと思います。
たとえばお子さんがこれから大学に進学予定とかで教育費用とか仕送りとか、もしくは家のリフォームの予定があるとか物入りな時はまとまったお金を投資に回さない方がいいんじゃないでしょうか。
ちなみに私の場合で言うと、子供の教育資金はすでに貯めているし、家を買う予定も無いため、けっこうシッカリと投資に回しています。
新NISA枠で言うと、S&P500を5万円、オールカントリーを5万円の合わせて月に10万円、1年で120万円を積み立て設定してるので、これだけで積み立て枠は完了してることになります。
そのほかにも新NISAの枠ではないけど、インド株とかにも毎月積み立てをしているのですが、こちらはリスクが無い訳ではないので今回の記事では紹介しないでおきます(笑)
すべての人に言えることは、すぐに使うお金とか、まとまって必要になる可能性のあるお金は投資に回さずに、銀行に預けているだけでしばらく何も使い道のないお金があれば投資に回してもいいんじゃないかと。
投資は長期で考えるとどうしても若いうちから始めた方が有利だという話になりがちですが、10年、15年なら50代60代の方でも長期投資は可能です。
だって、人生100年時代とか言われてるから、50代で投資を始めて20年経ってもまだ70代。20年なら十分「長期投資」と言っていい期間だし、なんなら40年投資だって長生きすれば出来る。
そして、もし全く投資をしなければ、長生きすればするほど物価上昇やインフレの影響を受けて貯金してるお金の価値は落ちていってしまいます。
もしかすると、40年後にカップラーメンが1個1,000円とかの時代が来るなんて話も、決して冗談半分なんかじゃない気もしますね。
物価上昇やインフレのことを考えると、投資しない方で銀行にコツコツと貯金している方がむしろ危険なのかな、と個人的には思っています。
なので、余裕があるなら少しくらい投資に回してもいいんじゃないかな、という気はしますね。
まとめ:50代、60代からでも新NISAを始めよう
50代、60代の人も「S&P500」もしくは「オールカントリー」を積極的に、そして長期に積み立てしよう!
ここまでの話をまとめると、50代、60代から新NISAで投資をするなら「S&P500」もしくは「オールカントリー」を可能な範囲の余剰資金で投資するのが1つの王道のやり方って感じですね。
あとは、徐々に投資の知識とか経験が身についてきたら、「高配当株」とか「優待目的の株」とか買ってみたりしてもいいのかなと。
いずれにしても、一生死ぬまで投資していきましょう!
そして、ガッツリとお金を増やして楽しい人生を謳歌しましょう!
まだ証券口座を開設していない方へ
実はまだ、証券口座を開設していないとか、
メインで使ってる証券口座以外にも他にも証券口座を開設したいって方っていらっしゃいますか?
私のオススメは『楽天証券』、もしくは『SBI証券』です。
(当然、私も使っています)
インデックス投資信託を買う場合、ポイントが付くのですが、その還元率が一番高い点がオススメですね。
で、証券口座を開設する場合、『ハピタス』を経由すると、ハピタスのポイントが貯まってお得です。
たとえばSBI証券の場合、タイミングによって9,000ポイントも貰えます!
(※ 2024年2月現在。時期によってポイントは変わります)
下記のリンクからハピタスのサイトに行くと、更に追加で最大1,500ポイント貰えます。
(※ 2024年2月現在)
下記のリンク経由じゃないと口座開設で9,000ポイントも、お友達紹介からの1,500ポイントも貰えないので注意してくださいね。
▶︎ポイントを現金に換えてカンタンにお金を増やせる!
ハピタスのポイントは、1ポイント1円で現金化したり、
- 楽天ポイント
- Tポイント
- Amazonポイント
- 航空系のマイルポイント
などに交換できます。
ハピタスは怪しいサイトでも何でもなく、非常に良心的なサイトなので同僚とかにも勧めています。
ちなみに、「なぜこんなにポイントが貰えるの?」についてですが、ハピタスはSBI証券といった証券会社を紹介することで広告費をもらっています。
その広告費の一部をユーザーに還元(ポイントバック)してくれているって訳ですね。
証券会社はユーザーを集客して口座開設を促せるし、
ユーザーはポイントが9,000ポイントも貰えるから、全員がWin-Winなお得な仕組みなんです。
もちろん、手順も簡単です。
まずはリンク経由でハピタスにアクセスして、そこで会員登録をします。
会員登録が済んだら、ハピタスの検索から「SBI証券」でも「楽天証券」でも開設したい証券会社を検索して、【ポイントを貯める】をクリックして開設していただくだけです。
新NISAのビッグウェーブに乗り遅れないためにも、今この機会にぜひ口座を開設して、試しに5万円でもいいので全世界株式かS&P500を買ってみませんか?
▶︎ポイントを現金に換えてカンタンにお金を増やせる!