投資をすべき。
新NISAをやらない奴はバカ。
投資をする人・しない人との間で格差が生まれる。
このような事は耳にタコが出来るくらい聞いたし、実際に投資デビューしようと思ってるんだけど、投資に詳しい人って「S&P500」と「全世界株式」をだいたい勧めてますよね。
で、実際、「S&P500」と「全世界株式」のどちらを選べばいいの?という疑問って多くの人が感じていると思います。
過去のデータを見ると、上記のようにS&P500の方がリターンが大きい、つまり儲かった訳ですね。
S&P500を推奨派の人は、
- 全世界株式も6割はアメリカ株で構成されている
- 世界はアメリカがリードしてるんだから、アメリカ株だけに投資すればOK!
というような事をだいたい言いますよね。
GAFAM(Google・amazon・facebook・Apple・Microsoftの総称)を生んだのはアメリカだし、マクドナルドやコカコーラもアメリカ。
世界的な企業の大半がアメリカの会社だから、
でいいんじゃないか、といった感じはぶっちゃけたところします。
でも自分で投資について勉強したり、他の投資家の方に話を聞いていると、全世界株式も負けてないんじゃないか、という気もするんです。
もくじ
世界の株式の動向
まずは以下のグラフを見てください。
これは世界の株価の推移なんだけど、アメリカの株式の比率は世界全体で見ても高いんですね。(上のグラフは水色が日本、藍色がアメリカの割合)
しかし、1980年代だと日本の方が高かった。
その少し前からグラフの左端の時代らへんは、アメリカの比率がメチャクチャ高い。
こんな感じで移り変わって来たのだけど、なぜ1980年代に日本の比率が高かったかというと、それはバブル時代で日本の景気がイケイケドンドン状態だったから。
今はGAFAMを筆頭としたIT企業が伸びているからアメリカの株価が高いけど、その時代がずっと続くとも限らない。
経済成長と株価は必ずしも連動しない
経済成長と株価は連動しているように思うけど、実は必ずしも経済が成長すれば株価も上がるって訳じゃないんです。
たとえば中国だけど、中国はここまで経済成長を続けているけど、株価のリターンは思ったほど大きくはない。むしろ低いくらいです。
一方で、ブラジルの経済成長は横ばいだけど、株価のリターンは高かった。
このように、株価は何を材料に上がるかが分からないから、成長を予想するのは非常に難しいんです。
もしかすると今のアメリカの株価はバブルなのかもしれないし、まだここから更に上昇を続けるかもしれない。
現代のポートフォリオ理論
次に紹介したいのが、現代のポートフォリオ上では「全世界株式」が安心感がありそうって事です。
株価って上がる・下がるの振れ幅があるわけですが、この変動幅のことを「リスク」と呼びます。
リスクと聞くと「株で損する可能性」みたいなのをイメージするかもですが、専門用語では「振れ幅」とか「変動幅」のことを指すんですね。
で、ポートフォリオ理論とは、この変動幅を出来るだけ小さくするための理論のことです。
たとえば、Aという動きの株があるとして、一方で違う動きのBという株があったとする。
この両者を組み合わせたら、トータルとしてだいたい真ん中、グラフにしたら右肩上がりの直線になる、つまり組み合わせることで変動幅を小さくすることができる。
株価って右肩上がりと言っても、実際は上下動を繰り返しながら上がっていってるんです。
で、その上下動の振り幅が大きいと、下げてる時って不安になるじゃないですか?
毎日何%も増減していたら、一喜一憂して心穏やかにはいられない。
なので、リスク(変動幅)を小さくすることが出来れば、精神衛生的に理想的ってわけですね。
で、この振り幅が小さい、かつリターンが大きい最強の組み合わせが「市場ポートフォリオ」というものになるんです。
ポートフォリオっていうのは、この世の変動幅のある全ての資産のことを指します。
つまり、この世のすべての株などのことをポートフォリオって言う訳ですよ。
で、ポートフォリオっていうのは「S&P500」のようにアメリカの企業のみで編成されたものよりも、全世界株式(オールカントリー)に近い。
全世界株式に投資しとけば、イイ感じに振り幅を小さくして、なおかつイイ感じのリターンを受け取れるってわけです。
ポートフォリオ理論とか市場ポートフォリオとか、ややこしい言葉が出てきたけど、ここでは、
「全世界株式に投資するのが最強じゃね?」
みたいな感じで認識していただけるといいと思います。
どれを買えばいいとか、どのタイミングで買えばいいとか、ややこしい事を考える必要は一切なく、みんな全世界株式を毎月少しずつ買っとけばいい。
で、株に手を出しすぎるのは危ないし不安かも・・・って思うなら、ある程度の現金も確保しておけばいい。(現金比率を上げる)
逆に、もっとリターンを狙いたい、儲けたいって思うなら株の比率を上げればいいんです。
あくまで私の個人的な思いなんですけど、株の売買で世界中のお金が動いてるわけだけど、お金が動いてるところに全投資するみたいな感じですね。
結局、現金だったり株だったりが世界中で移動していて、人気のある国(企業)にお金が集まって株価が上がるし、その逆も然り。
一方、どこかの国に限定して投資してしまうと、調子がいい時はいいけど、なんかの拍子でその国にお金が集まらなくなったら大損することになる。
だから、なるべくたくさんの国(企業)に投資しておけば、変動幅が少なくなるんじゃない?っていう感じの理論だと思われます。
なので、我々個人投資家は全世界株式と現金のみ持ってればいいんだ、という理論には一本筋が通っているように思いますね。
リターンが悪いと最適とは言えないんじゃないか?
でも、過去の実績を見ると、S&P500の方が成長率が高い、つまりS&P500の方が全世界株式よりも儲かったわけじゃないですか。
リターンが高いなら、全世界株式よりも多少振り幅が大きくてもS&P500を選ぶべきなんじゃないか、って声もあります。
その意見に対してですが、たとえば、下のグラフは2006年から2021年のデータですけども、
横軸は振れ幅(リスク)で、縦軸はリターンの大きさとした場合、全世界株式の方がS&P500よりもリスクは確かに少ない。
だけど同時にリターンも少ない。
ということは、「儲かるんだからS&P500の方がいいだろ!」って思いますよね。
まぁしかし結局のところ、これって過去のデータだから、これから先どうなるかを保証する話じゃないんですよね。
よく言われるのは、振れ幅(リスク)は今後も過去のデータにならっていくけど、リターンについては過去のデータ通りにはならない、ということ。
だったら、S&P500の長所である「リターンの高さ」と全世界株式の長所である「振れ幅の小ささ」を比較した場合、過去のデータに信頼性が担保されている全世界株式を選んだ方がいいよね、って話なんですよ。
つまり、今後のリターンはよく分からんから、リスクを抑える方に舵を切った方がいいのではないか、といった感じですね。
ちなみに私はこうしてる
ここまで全世界株式の素晴らしさ、安心感をお話してきましたが、わたくし赤ずきんは当然、全世界株式派なんだよね?って思うじゃないですか。
ちなみにですが、私は16%が全世界株式で、84%をS&P500という比率で買っています。
全世界株式 | 16% |
S&P500 | 84% |
確かに先ほどの話の通り、理論上は全世界株式がいいのかもしれません。
ただ、私の場合は「安定よりもリターンのデカさに賭けたい!」という理由からS&P500の比率を高くしてます。
また、やっぱ何だかんだ言ってもアメリカンドリームだよな、みたいなのもあるんですね。
たとえば、インドはかつての中国みたいに、これから爆発的な伸びが期待されてたり予想されてたりする。
でもカースト制度があって、生まれにして就けない職業があったりと、我々日本人からするとよく分からないしがらみとかがあったりする。
そんなこんなでインドの優秀な人材ってアメリカに渡って働いてる人が多いんだけど、これはインドだけじゃなく、世界中の優秀な人材がアメリカに集まってるように思うんですよ。
また日本を取ってみても、何百年経った今でも儒教の教えが色濃く残っていて、それが日本を社会主義的国にさせてたり、いまだに年功序列みたいなクソみたいな制度の中で働くことになってる。
別に各国の文化を批判したりディスりたい訳じゃないけど、経済の発展の邪魔になってることは正直否めない気がしている。
だから、優秀な人材が集まるアメリカがこれからも世界をリードするだろうし、経済成長の恩恵を最も受けるならアメリカにベットするべきだろう、と考えています。
パソコンに興味がある人なら知っているであろう、「AMD」とか「NVIDIA」はトップが台湾系の人だし、テスラやX(元Twitter)で有名なイーロンマスクも南アフリカ出身だったりする。
また、アメリカは他国が成長して脅威に感じるとぶっ潰しにかかるとことか、控えめに言ってジャイアンなので、そういう強さも「賭けたい」と思わせるところかもしれないですね。
でも、安定とかを大事にしたいなら全世界株式がイイと思うし、なんならチョットだけでもその安定にすがりたいという思いから、私は16%くらい全世界株式を買っているんですよ(笑)
まぁ結論としては、S&P500と全世界株式どっちでもいいし、私のように両方買うのもいいんじゃないかなっていう気はします。
これだけはやったらダメ
これだけはやったらダメなことが一つだけあって、それは、
途中で迷いが生じて売ってしまうこと
なぜなら、売却してしまうとそれまでの間に作り上げた含み益に税金がかかってしまうから。
(※ 新NISAは税金かからないけど)
ぶっちゃけ、全世界株式とS&P500、どっちが儲かるなんて未来のことは誰にも分からない。
そんな考えても分からないことについて頭を悩ませる暇があったら、無心で淡々と毎月積み立てていけば高い確率でお金を増やすことが出来る、と思うんですよ。
また、売るタイミングを誤ると「爆上げラッキーDAY」、つまり株価が急上昇する日を逃してしまうこともある。
とにかく、全世界株式もS&P500も、両方素晴らしい投資先であることに変わりはないのだから、一度買ったら簡単に手放さないこと。
投資で最も稼げる方法って、「買ってホールドし続ける」を実践することが出来るかどうかだと言われています。
だから私はこれまで買ってきた、そしてこれから買い続ける全世界株式もS&P500も売らずにがっちりホールドしていきたいと考えています。
なので、この記事を読むあなたにも投資の知識を身につけて、買った株はしっかりとホールドし続ける握力を身につけて欲しいなと思います。
ネットの記事を読んでると、
だとか、
とか色々言われているけど、結局ホールドさえしとけばそんな事どうでもいいんですよね。
じゃあホールドする握力を身につけるためには、
株価が下がり続けてうろたえないメンタルを養うためには、インデックスに対する知識も大切なのかなと思いますね。
まとめ:S&P500 VS 全世界株式
安心を重視するなら全世界株式、リターンを重視するならS&P500
ちなみに、私はS&P500を推しています。
まだ証券口座を開設していない方へ
実はまだ、証券口座を開設していないとか、
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私のオススメは『楽天証券』、もしくは『SBI証券』です。
(当然、私も使っています)
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(※ 2024年2月現在)
下記のリンク経由じゃないと口座開設で9,000ポイントも、お友達紹介からの1,500ポイントも貰えないので注意してくださいね。
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