いやぁ、新NISA盛り上がってますね。
身の回りレベルではまだ始めていない人の方が多いけど、SNSではS&P500や全世界株式(オルカン)の爆上げの恩恵を受けて、
とか、
なんて声を連日のように見かけるようになりましたね。
現在のルールだと一生で1,800万円のNISA枠があるから、これで全てS&P500を買って、あとは定年まで握り締めとけば8,000万円オーバーの資産を構築するのも決して夢じゃない、と思います。
公務員の場合、2,000万円の退職金に加え、8,000万円の資産で合わせて1億円。
てな訳で、新NISAが凄すぎて、最近「iDeCo」の影が薄くなってるように感じませんか?
「iDeCoとかオワコンでしょwww」みたいな声が聞こえてくるくらい、iDeCoの影は波平負けに薄くなってしまっているのが現状です。
だがしかしたかしですよ、私はiDeCoはまだまだ凄いと思っているし、実際に継続して年間14万4000円をiDeCoで運用しているんですよ。
お金にどれだけ余裕があるかにもよるけど、公務員が出来る数少ない節税対策の筆頭みたいな存在だから、ぜひともiDeCoはやっておいた方がいいと個人的には思っています。
もくじ
iDeCoってなに?【復習から始めます】
iDeCoは、ザックリ言うと「個人で年金を作りましょう」みたいなやつですね。
年金の支給年齢はどんどん伸びてるし、
満額貰えるのは70歳くらいだし、
私たち現役世代の時には少子高齢化がさらに進んでるし、
75歳からじゃないと満額出ません!みたいな事になっているかもしれない。
それと、今は20万円くらい貰えるらしいけど、満額で12万円とかってなると、そもそも年金だけで生活なんて出来なくなる。
というわけで、「老後の資金は自分で何とかしてね!」というのが、iDeCoが作られた経緯なのかなと思います。
で、個人事業主とかの人は毎月68,000円が上限と、かなりの額を積み立てることが出来るんだけど、我々公務員の場合は月の上限が12,000円。
年間で14万4,000円が上限となっています。
NISAに比べたらずいぶん少額に感じる人もいるかもですが、税金面で優遇があるので、まだやっていない方はぜひ検討すべきだと思っています。
iDeCoの最強のメリット
ここまで整理すると、iDeCoは、
- 自分で老後の資金を作るためのもの
- 税金面で優遇がある
とお話してきました。
では、そのメリットとは具体的にどのようなものか、について見ていきましょう。
結論から言いますと、iDeCoの最強のメリットは、
所得税と住民税を節約できる
通常、住民税は収入の10%くらい、所得税は収入が上がれば上がるほど増えていきます。
一方、iDeCoで積み立てた分には所得税と住民税がかからないんです。
我々公務員の場合、掛け金が年間で14万4,000円のためそこまで大きな節税にはならないのだけど、それでも年収500万円で上限の14万4,000円iDeCoをした場合、
一年あたり、3〜4万円の節税になる
NISAは儲けた分が非課税になるので、逆に言えば儲からないと恩恵が無いのに対して、iDeCoは積み立てとけば年に3〜4万円の節税が必ず受けられるってのが大きいですね。
でもですよ、こんな素晴らしい制度なのに、なぜ世の中は「NISAすげぇ!」「NISA最高!」って騒いでるのに、iDeCoについては騒いでないの?
身の回りレベルで言うと、かなり少数の人しかiDeCoをやっていない。
と気になるところですよね。
iDeCoの罠
確かにその通りで、iDeCoにはいくつかの罠があります。
NISAより人気が無い理由としても、やっぱりこの罠の多さなのかなという気がしないでもない。
まず第一に、
この投げやり感だったり、丸投げ感のイメージがそもそも良くないように思います。
だがしかしたかしですよ!
罠をかいくぐったその先には、NISAにも負けないお宝(メリット)があるんです。
(※ あくまで私の感想ですが)
では、その罠とは具体的にどんなものか見ていきましょう。
罠①:途中で引き出せない
まず一つ目の罠だけど、
60歳まで引き出せない
これはiDeCoのデメリットで一番有名なものになります。
NISAでは途中で売ることが出来るけど、iDeCoは出来ないんです。
まぁ、そもそものコンセプトが「年金」だから、60歳を待たずしてお金を引き出すというのを想定していない制度だし、
年金とはいえ資産運用だからお金のない人はそもそもやらなくていい話だし、
さらに公務員の場合、月に12,000円という少額が上限なので、それすら捻出できない経済状況の人は始めからやるべきではないのかなと。
なので、これはデメリットというより、「コンセプトがそういうもの」というものだと思いますね。
罠②:手数料
NISAは手数料がかからないけど、iDeCoは手数料がかかります。
たとえば加入する際、スタート地点に立つだけで3,000円くらいかかる。
あと、口座管理手数料というものが、年間で2,000円くらいかかる。
罠③:最終的に課税される
3つ目の罠は、60歳の時に受け取る時に、税金が取られるってことです。
ただ、出口で税金取られるのは、どう対応するかによって変わってくるんですね。
やりようによっては、「そこまで税金取られなかった」ていうこともある訳ですよ。
罠④:商品が少ない
運用商品なんですが、iDeCoはぶっちゃけ少ないです。
証券会社にもよるのですが、例えばSBI証券には全世界株式(オルカン)が無いし、楽天証券にはついこの前までS&P500がありませんでした。
あと同じS&P500でも、iDeCoで積み立てたとのとNISAで積み立てたものではリターンの差があります。
たとえば、同じタイミングで同じ金額をS&P500に積み立てたとしても、NISAで積み立てた方が圧倒的にリターンが大きい、つまり儲けの部分が大きいんです。
これっておそらくiDeCoの手数料の高さから来てるんだと思われます。
確かにリターンの多い・少ないで言ったらそうなんですが、NISAはいつでも売れるっていうのが逆にネックになりそうなんです。
どういう事かというと、人間の心理として、チョットでも上がったら嬉しくて引き出したくなるもの。
とてもじゃないけど、20年とか30年間放置って出来ない人の方が多い。
一方、iDeCoはやめたくてもお金を引き出したくても60歳までは無理なので、強制的に長期運用が出来るという点ではデメリットが逆にメリットとして働く面白いケースだな、と個人的には思っています。
退職所得控除があるので心配無用
退職所得控除っていうのがあって、これはまとまって一気にお金を受け取るときに使える制度になります。
iDeCoの場合だと、60〜75歳までの間に使うタイミングを自分で選ぶことができるんです。
で、退職所得控除の計算なんですけど、ザックリの計算だと、
800万円 + 70万円 ×(加入期間 – 20)
になります。
大学卒業後、新卒で公務員になってすぐiDeCoを始めて定年まで働いた場合だと、
800 + 70 × (43-20)= 2,410万円になります。
iDeCoの最大の掛け金は、14万4,000円 × 勤続年数(新卒で43年)だから、619万2,000円なので、
公務員の場合、iDeCoで積み立てたお金をもらう時には、4倍くらいまで増やした分までは税金はかからないってことになります。
ただし、退職所得控除には退職金も含まれるので、そうなると退職金の2,000万円とiDeCoを同時に受け取ると、あっさり先ほどの2,410万円を超えてしまうので税金がかかってしまいます。
これについては退職金とiDeCoを受け取る時期をズラすとかでイイ感じの方法があるらしいのですが、もの凄くややこしいのでここでは説明は省かせてもらいます。
とりあえず、今の段階では「税金面はあまり気にしなくて良さそうだ」くらいに思っていただけたらいいと思います。
iDeCo VS NISA
一概にどっちが良いかと聞かれても、金額とか加入年数とかにもよるけど、条件次第ではiDeCoは非常に優秀だと思います。
たとえば先ほどお話した公務員の満額、年間14万4,000円を積み立てる場合だと、毎年3〜4万分円、所得税と住民税を節約することが出来ます。
この場合でNISAと比較するために、以下の条件で比較すると、
- 年間利回り4%
- 30年間積み立て
- 手数料、年間2,000円
30年後、iDeCoは課税前で約1,600万円になる。
一方、NISAの場合は約1,300万円になる。
あくまでこのパターンだとiDeCoに軍配が上がることになります。
もちろん、NISAの場合、S&P500の過去の平均利回りは年に10%だから、こうなるとNISAの圧勝になる訳だけど、同じ利回りならiDeCoの方がリターンは大きいことになります。
iDeCoをやるべき人
数ある罠をかいくぐって、メリットの方が大きい人っていうのはどんな人になるのでしょうか?
結局、iDeCoの一番のメリットは退職所得控除があることになります。
先ほどもお話した通り、公務員の場合は一括で受け取るにしても税金はかからないケースがほとんどでしょうし、
毎年、所得税と住民税が控除されるってのもデカい。
ただ、ここからはちょっとマイナスな言い方になるかもだけど、公務員は退職金が多いから、退職所得控除を最大限活かせない可能性もある。
また、年金は今後どうなるか分からないけど、今と同じ水準で貰えて、しかも比較的早死にしてしまうとなると、イマイチかもしれません。
というわけで、iDeCoは素晴らしい制度なんだけど、優先順位で言うとNISAの方が高いのかなと思います。
もちろん、お金に余裕がある人はiDeCoもNISAも両方やった方がいいのは間違いないし、この記事を書く私も両方やって資産運用に励んでいます。
そのおかげで、40代中盤の今、資産はついに1億円まで増やすことが出来ました。
まぁ、これまでの話をまとめると、
60歳まで引き出せないから、やる・やらないは十分に検討した方がいいと思いますけど、少しでもお金を増やしたいなら絶対にやるべきだと思いますね。
まとめ:iDeCoだって凄いぞ!
NISAもいいけど、iDeCoだって負けてない!
NISAよりも優先順位は低いかもだけど、
- 気長にゆっくり投資したい
- 老後の資金を作っておきたい
- 元本割れのリスクをなるべく少なくしたい
このような方にはむしろNISAよりもメリットが多いので、iDeCoに興味がある方はぜひ検討してみてくださいね。
iDeCoのために証券口座を作ろう
というわけで、長々とお話してきましたが、iDeCoを始めるには証券口座を開設するのが初めの一歩になります。
その場合、『ハピタス』というポイントサイトを経由すると現金化できるポイントがもらえるので、マジでお得だから絶対に利用すべきなんです。
たとえば、SBI証券なら口座開設して利用するだけでタイミングによっては9,000ポイントも貰えます!
楽天証券の場合だと、SBI証券よりもポイントは少なめですが、口座開設して利用するだけで5,000ポイント(5,000円)がもらえます。
(※ 2024年時点 時期によってポイントは変わります)
時期によってポイントがもらえたりもらえなかったりするので、あなたがハピタスに訪れた際にポイントが貰えるなら絶対にそこで口座開設してポイントをもらっておきましょう。
ポイントというと、
と思う方も多いかもですが、ハピタスのポイントは現金化できるので、ぶっちゃけ現金をもらってるのと同じなんです!
さらに、下記のリンクからハピタスのサイトに行くと、お友達紹介になるので追加で1,500ポイントが貰えます。
(※ 2024年時点 こちらも時期によってポイントは変わります)
▶︎ポイントを現金に換えてカンタンにお金を増やせる!
ポイントは、1ポイント1円で現金化できたり、楽天ポイントとかTポイントとか、さまざまなポイントに交換することも可能。
- 楽天ポイント
- Tポイント
- Amazonポイント
- 航空系のマイルポイント
非常にお得なサイトなので、私は身の回りの友人・知人にも勧めています。
広告主が利用者(ユーザー)を集めるためにハピタスにお金を払っていて、ハピタスはユーザーにその一部を還元してくれている訳ですね。
証券会社はユーザーを確保できるし、
ハピタスは広告費用が入るし、
ユーザーはポイントがもらえるしで、
みんながWin-Winな仕組みなんです。
手順も簡単で、
まずはこちらのリンクからハピタスの公式サイトに行って登録します。
そして、検索から「SBI証券」とか「楽天証券」って検索して、【ポイントを貯めるボタン】をクリックして開設すればOKです。
iDeCoにしよNISAにしろ、早く始めたら始めただけリターンの恩恵を受けられる可能性が高まります。
なので、老後の資金作りをなるべく早くするためにも、今この機会にぜひ口座を開設してiDeCoをはじめてみませんか?
▶︎ポイントを現金に換えてカンタンにお金を増やせる!