これまでの記事では、「投資で勝ちたいならインデックス投資(積み立て)しかない!」とたびたびお話してきました。
なので、投資の重要性だとかインデックスの魅力とかについてはだいぶ理解を深めて頂けたと思います。
で、一生死ぬまで積み立てするなら悩みは無いのだけど、多くの人が「積み立てのゴールは定年の時」と設定しているのではないでしょうか?
そこで今回は、投資の出口戦略についてお話していきたいと思います。
今回対象とするのは、私も買いまくってる米国S&P500と全世界株式(オールカントリー)の二大人気インデックスファンドでやっていきますね。
記事を書いてたらすご~く長くなったので、今回はその第一話ということでお願いします。
お金は増やし続けるだけじゃなく、いつかはパーっと使いたいですよね。
せっせと節約して投資に勤しんで、お金を子供や孫に残して死ぬために投資するのが目的って人は少ないはずだから。
この記事を書く私なんかは、なるべく子供にお金をたくさん残してやりたいなって思いで頑張って資産運用しているわけですが、普通は定年後に海外旅行だとかしたいじゃないですか。
また、年金だけじゃ不安だから生活費の足しにしたいとか、子供の教育資金とかマイホームの資金とかにも回したいじゃないですか。
こうした、「自分の中でのゴールを設定して投資をする」ってのは、すごく大事なことかなと思います。
出口を意識することで、今いくら投資すべきかの目安にもなると思います。
で、私の戦略というか、最終的にどうしようと思っているかを話していきますけど、結論としては、
全体の3%を毎年切り崩していく。
贅沢するためとか生活のためとか、使い道は色々あると思いますが、老後は年金以外にも現金を確保するということですね。
そして、まとまったお金が必要な場合は、必要になる5年前くらいに売る。
4%ずつ売っていくと積み立てた資産はどうなるか?
高配当にシフトするタイミングはいつ?
全ての株を売却する時はどうするべき?
大暴落したらたぶんこうなる
出口戦略というか、投資をやめるタイミングで大暴落を起こしていたら、それが一番怖いじゃないですか。
ゴールを定年にしていた時、定年間際にリーマンショッククラスの暴落が起きていたらマジで洒落にならないですもんね。
ただただ右肩上がりに上昇を続けてくれるなら何も考える必要なく売ればいいんだけど、でも大なり小なり暴落ってあると思うんですよ。
どの株にも言えることだけど、長期に見れば右肩上がりといえども、実際は上のチャートのような感じでギザギザしながら、たまにドカンと暴落を挟みます。
これまでせっせと頑張って投資をしてきて資産もイイ感じに増えてきたのに、大暴落を喰らったらそれまでの含み益が吹っ飛んでしまうことも。
たとえば、リーマンショッククラスの暴落が起きたら、6割オフの下落をすることになります。
まぁ、リーマンショッククラスの暴落ってチョット想像しにくいと思うので、とりあえずこれを見てください。
突然ですが、私は65歳の狼くんです。
これまで20年以上、毎月3万円頑張ってきた積み立て投資は、3,000万円になった。
元本は約1,000万円だから、大体3倍にすることが出来た。
退職金も2,000万円ほど出たし、これで海外旅行に行ったりと、楽しい老後を送ることが出来そうだ。
ん!?さっきからニュースが騒がしいんだけど、何かあったのかな?
えぇぇえ~!!!株価が暴落!?
1日にして12%の下落??
たった1日で300万円以上も資産を減らしてしまった・・・。
まぁ、これまでも暴落は何度も経験してきたし、放っておいたらまた元に戻るでしょ!
それから2年後。
あの日からさらに下落して、株価は6割も下落してしまった。
3,000万円あった僕の資産は900万円になってしまった。
2,100万円吹っ飛んで振り出しに戻ったどころか、元本が割れてしまった・・・。
20年以上、贅沢もせずにコツコツと積み立ててきた結果がこれか。
でも、30年かけて積み立てたものが、30年の終盤に暴落して大きくマイナスに。
こんな恐ろしいことがあり得なくもないんですよね。
大暴落は誰にも予想できない
じゃあ勉強してたらとか、準備してたら暴落に巻き込まれないで済むかというと、まぁ不可能なんですよ。
私の考えとしては、「暴落を予測できた」みたいな人がたまにいるけど、みんな好き好き勝手に予想してるんだから、そりゃ誰かの発言は当たるでしょと。
それって予測とかじゃなくて100%たまたま当たっただけだから、暴落をキチンと予測することはとんでもなく難しいんじゃないかと思います。
コロナショックだって、あんな世界を巻き込むパンデミックが起こるなんて予測していた人はそうそう居ないでしょうしね。
なので、話をまとめると「暴落を予測するのは不可能」と考えるのがいいかもしれないですね。
歴史は大暴落を乗り越えてきた
しかし、そうは言っても、日経で言えばバブル崩壊を30年かけて乗り越えたし、米国株や全世界株式だって大暴落を乗り越えてきたことも事実です。
※ http://www.multpl.com/から引用
これはS&P500の過去150年間のチャートになります。
教科書に載るような大暴落を何度も乗り越えてきました。
次にこちらは全世界株式の200年間のチャートになりますが、同じく暴落を経験しつつも力強く右肩上がりを続けてきました。
この事から言えることは、出口戦略としては、
「大暴落は必ず来る、だけど必ず乗り越えられる」
という前提で戦略を立てたらいい、ということだと思います。
また先ほども言ったように、大暴落を予測するのは不可能なので、大暴落の前に売り抜けるなんてことは誰にも出来ません。(※ ただしラッキーは除く)
だからこそ、大暴落で50%オフになること前提で出口戦略を立てればいいんです。
積み立ての逆を行う
インデックス投資って、一括とかスポットで買うよりも積み立てで買う人の方が多いと思います。
私も積み立てでインデックス投資をしているのですが、理由としては株価が下がれば安く買えるし、株価が上がったら儲かるので、どちらに転んでも美味しいというリスク管理ができるからです。
出口戦略としては、この逆をやるのが良い手段だと言われているんです。
たとえば投資信託でこの戦略をやろうとする場合、毎月いくらか指定して、定期的に売って現金に変えることが出来ます。
毎月5万円分売るとか、そういうように指定さえしていれば自動で現金化できるので、メチャクチャ楽なんですよね。
確かにこのような定額で売っていく方法だと、安いときにはたくさん売ることになります。
たとえば株価が5,000円の時だと、5万円分確保するには10枚売ればいいけど、株価が2,500円だと倍の20枚売らないと5万円分にならない。
一方、定率で売っていく方法もあります。
こちらはパーセンテージを決めて売っていくので、たとえば積み立てた資産の合計が100万円だったとして、毎月5%切り崩したら5万円の現金化をすることになる。
でも、暴落に遭って株価の総額が50万円になってる期間は、5%の切り崩しで25,000円しか現金化できないことになります。
定率と定額のどちらがいいかは人それぞれだけど、個人的には定額の方がいいかなと思っています。
また、年に4%の切り崩しであれば、長期で積み立てた資産が無くなりにくい、という研究結果をアメリカの大学の偉い先生が出しています。
いわゆる「トリニティスタディ、4%ルール」というやつだけど、その言葉を覚える必要はなくて、ざっくり4%の切り崩しだったらゼロにはなりにくいよ、ってニュアンスで理解しておいてください。
次回予告【PART2の話】
そんな訳で、この話の続きはPART2で行いたいと思います。
次回はこの「4%ルール」について掘り下げてお話していきますね。
知識を入れておいた方が、仮に暴落したときのメンタルの持ちようが変わってくるんじゃないかと思っています。
あと、4%ルールって取り崩し期間が30年間の話だし、それに全世界株式の話ではないんです。
この辺りの話もしていきたいなと考えています。
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