・面接ではどんなことを聞かれるんだろう?
・面接カードについても書き方を教えてほしい
このような疑問を解決する記事になっています!
特別区に限らず、公務員試験の面接で聞かれる質問というのはある程度「お決まり」があります。
なので事前に質問されることを調べ、そしてその質問に対する100点満点の解答を用意しておくことで面接試験は比較的簡単に対応することが出来ます!
ただし、特別区では最初に3分間PRがあるのが悩みの種になりがち・・・。
というわけで、
本文では、
- 特別区3類の面接試験について
- 面接カードの書き方
- 特別区3類の面接でよく聞かれる質問
について解説しています。
特別区は2次試験で面接一発勝負のため、面接ができるかどうかに全てがかかっているといっても過言ではありません。
なので、「特別区3類の試験に必ず合格したい!」という方にとって参考になると思いますので、ぜひ記事の最後までお付き合いくださいね!
もくじ
特別区3類の面接試験:傾向と対策
まず始めに、特別区3類の試験内容について見ていきましょう。
- 1次試験:教養試験・作文試験
- 2次試験:面接試験
- 区面接:個別面接等
このように、1回目の面接は2次試験、2回目は区面接と、最終合格までに合計2回の面接試験が実施されます。
区面接は個別面接だったり集団討論だったり、その区ごとに微妙に内容が異なります。
ここでは2次試験で実施される面接試験について主にお話していきます。
ちなみに、面接カードは以前は1次試験の合格者にのみ郵送されていましたが、現在は申し込み時に入力する形に変わっているので、受験者全員が面接カードを記入(入力)しなければいけません。
また、面接において面接官は3人、時間は25分程度となっています。
面接対策の基本は面接カードから!
面接カードについておさらいです。
面接カードとは面接に使う資料のことで、面接官はあなたが書いた面接カードの内容をもとに聞きたいことを質問してきます。
そのため、聞かれたら困ることは書かないなど、ある程度書く内容は自分でコントロールする必要があります。
面接カードの内容
令和3年度(2021年)の面接カードでの設問は次の通りです。
- あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中でもっとも困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力してください。(250文字以内)
- あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中でもっとも困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力してください。(250文字以内)
- 目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに入力してください(250文字以内)
面接カードの書き方
面接カードを書くときに大事なのは、「説得力を持たせること」です。
なぜなら、説得力のない文章は面接官に刺さらないし、何より「あなたの人柄」が把握できないからです。
以下の文章を見てください。
私はコツコツと努力を積み重ねることが大切だと思っています。小学校の頃からずっと野球を続けています。周りよりも上手くなりたい一心で朝練も自主的に行っていました。その結果、中学・高校とずっとスタメンで出ることが出来ました。
この自己PR文を読んでどう思いますか?
私からすると「野球の練習を毎日頑張ったんだね。すごいね。」くらいにしか思いませんでした。なぜなら、「やってきたことしか書かれていない」からです。
面接カードは面接での質問の材料に使われると言いましたが、「やってきたことしか書いていない文章」ではあなたの性格や人柄を把握するための質問が出来ません。
じゃあ、どうすれば面接官に評価される文章になるの?ですが、それは説得力、つまり「根拠」を添えてあげればOKです。
根拠を文章の中に入れよう
先ほどの例文で「コツコツと努力を積み重ねることが大切」という表現をしましたが、これに根拠を入れて書いてみます。
私はコツコツと努力を積み重ねることが大切だと思っています。なぜなら、努力すれば出来ないことを克服できるからです。小学校の頃からずっと野球を続けていますが、足も肩も周りより劣っていました。少しでも周りに追いつきたい、そして追い越したい一心で朝練を自主的に行い基礎体力の向上に励みました。そのおかげもあり、中学生からはずっとスタメンで出ることが出来ました。これからも日々努力を続けていきたいです。
先ほどの例文と主張は同じ内容ですが、こちらの方が話に説得力がありますよね?
「やってきたこと」しか書かれていない文章よりも、あなたの考え方や思いが伝わってきたはずです。
面接カードを書くときは「やってきたこと+根拠」をセットで書くようにすれば、読んだ人に伝わりやすく、話に説得力のある文章を書くことが出来ますよ。
特別区3類の面接試験:よく聞かれる質問
特別区の採用試験でよく聞かれる質問の一部は次の通りです。
- 昨日はしっかり眠れましたか
- 会場まで迷わずに来れましたか
- 特別区を志望する理由は
- 他の自治体も併願しているか
- あなたが公務員になってやりたい仕事は
- 民間企業と公務員の違いは
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- あなたはリーダータイプ?それともサポートタイプ?
- あなたの長所、短所
- 苦手な人はどんなタイプですか
- ストレスを解消する方法はありますか
- 最近気になるニュースはありますか
- 上司と意見が対立したらどうする
- 人間関係で苦労した経験はありますか
- 友達は何人くらいいますか
- どんな職員になりたいですか
質問内容は他愛のない話から学校生活、そして仕事の話まで幅広いです。
そしてその質問にはすべて「面接官の意図」があり、質問によってあなたの人柄や熱意をチェックしようという狙いがあります。
面接に落ちる理由の大半は準備不足
特別区の面接試験では冒頭に3分間のスピーチを課せられます。
時間が決まっているので早かったり、時間をオーバーしてしまうのはマイナスですし、何より人前で話すことって日常生活の中でないため緊張感マックスですよね?
当たり前の話かもですが、上手くスピーチするコツは練習あるのみなので、3分間に収まる話を作り、イメトレでもいいので普段から人前で話すよう意識して話す練習をしましょう!
また、話すときは相手に説明する意識も大事です。
試験で評価が低い人というのは、たいてい独りよがりで抑揚もなくダラダラと話をする人が多い印象です。
たとえ作り上げた解答が立派だったとしても、表情や話し方が固かったら人間味が伝わらないですよね?
家族でも友人でも誰でもいいので、話をするときは誰かに見てもらって客観的な感想をもらうようにしましょう!
特別区の面接はこれでバッチリ!最強の面接対策方法はこれ!
SNSで特別区の内定を勝ち取った合格者を見て、
「自分もこうなりたい」
「特別区の公務員になりたい」
と羨ましく思ったりしますよね。しかし、残念ながら多くの人が採用試験に落ちてしまいます。
なぜなら、ほとんどの人が羨ましく思うだけで、実際に合格するための行動に移さないから。
何となくやってる勉強を続けていればいつか合格できるだろうと甘く考えているし、失敗したときのことを考えると怖くて行動できないし、「ここで頑張らないと!」と思っても結局は次の日にはその熱意は冷めてしまっている。
ほとんどの人はこういった感じで、成功するための行動を起こしません。
そして、行動に移せたごく一部の人もほとんどが継続することが出来ないでいます。
これが特別区の試験で内定を勝ち取る人間がごく少数しか存在しない理由です。
私の好きな言葉に、
やる気があればなんでも出来る!
というものがあります。
やる気があればなんでも出来るし、やる気がなければ何も出来ない。でもほとんどの人は最初から「できない」と決めつけてやる気を出そうとさえしません。
人って何か目標があるとき、感情が動いたときにもっとも行動することが出来るんです。私も「自分が目標とする姿」、つまり公務員試験に合格している姿をリアルに想像して、「俺ならできる!」と信じて行動し続けました。
新卒で入社したブラック企業を抜け出すために全力で行動した結果、受験した公務員試験にすべて合格することが出来ました。
民間企業はどれだけ大手に勤めても終身雇用も年功序列型の給料制度もほぼ終わっています。
多くの人が、
「今のままではダメだ」
「何か行動しないと」
と思ってはいるものの、すぐに熱が冷めてしまったり、最初から「できない」と決めつけて行動に移さない。
できないって想像して、できない未来を自分で作り出しているのではないかと思います。
特別区の採用試験に合格して公務員になりたいのなら、「あなたの望む未来」は自分で作り出すしかありません。
そんな覚悟で『【特別区の面接質問集】面接官の心をガッチリ掴むスーパー模範回答はこれだ!』を読んで他人よりワンランク努力すれば、そして未来の自分のために自己投資して一歩踏み出すと意外と簡単に成功して、今の生活を変えることが出来ますよ!
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