政令指定都市シリーズ

【特別区の採用試験まとめ】合格する人の特徴は、面接官に自己アピールができる人

特別区の採用試験を受けようと思ってるんだけど、日本の自治体で最も受験者が多いから尻込みしてしまう・・・

それと、面接や論文試験もあって合格への道が険しそう。

なので、面接試験や論文試験のコツや対策法とかあれば教えてほしい。

ついでに、特別区が採用したい人物像についても知りたい。

そんなあなたのために、特別区の公務員採用試験について、どこよりも分かりやすく説明します。

 

本文では、

  • 特別区の採用試験の流れ
  • 採用試験について
  • 論文試験について
  • 面接カードについて
  • 採用試験の倍率
  • 特別区の給料

について解説しています。

 

特別区は最終合格までに面接試験、そして論文試験も課せられるのが特徴です。

そのような厳しい試験を通して、自治体サイドとしては「とにかく熱意があり、人柄の良い人が欲しい」という思いがあることが分かります。

特別区を志望する方のために、採用試験について分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事は、令和元年度の採用試験情報を元にまとめています。試験概要に変更があればその都度更新しますが、特別区の採用試験を受けられる方は必ず最新の特別区採用情報を確認ください。

特別区の採用試験の流れ

特別区の採用試験の申し込みから最終合格までの流れは以下の通りです。

  1. インターネットによる受験申し込み
  2. 1次試験実施 & 1次試験合格者発表
  3. 2次試験実施 & 最終合格者発表

①:インターネットによる受験申し込み

特別区の採用試験を受けるには、まずはインターネットによる申し込みをしなければいけません。

大半の自治体では、インターネット(電子申請)と郵送による申し込みのどちらかが選べるのですが、特別区は「原則的にインターネット申込のみ」となっています。

ちなみに、特別区の採用試験を受けるためのインターネットによる申込みのやり方については、採用試験案内で詳しく説明されています。

②:1次試験実施 & 1次試験合格者発表

特別区では1次試験で筆記試験(教養と専門両方)と論文試験が行われます。

特別区の試験は極めてシンプルでして、筆記試験と論文と面接がそれぞれ1度のみとなっています。

自治体によっては「筆記」「面接」「集団討論」「論文」といった試験を全て行うことも珍しくありません。

また、近年どこの自治体も面接試験に重きを置いているため、最終合格までに行われる試験で毎回面接が課せられる自治体もあるくらいです。

それに比べて特別区は面接も1度しか行われないので、「一発勝負」といった感じで分かりやすく、集中しやすいところが特徴ですね。

 

特別区の採用試験日程は、5月の第1日曜日に行われます。

ちなみに、令和2年の採用試験は以下の日時で開催予定となっております。

試験 日程
Ⅰ類一般方式 5月3日(日)
Ⅰ類(土木・建築新方式) 5月3日(日)
Ⅲ類採用試験 9月13日(日)
経験者採用試験 9月6日(日)
障がい者対象 9月13日(日)

 

今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、5月3日(日)に予定していた令和2年度特別区職員 I 類採用試験【一般方式】、【土木・建築新方式】の1次試験は延期することとしましたので、お知らせいたします。

③:2次試験実施 & 2次試験合格者発表

特別区は2次試験が最終でして、面接試験のみが行われます。

ご存知の通り、特別区は自治体の中で最も受験者が多い試験なので、面接を何度も行ったり、様々な試験でふるいにかける時間の余裕がありません。

なので、試験はシンプル。

あれこれ対策せずに済むのは考え方によっては楽かもですが、当日体調を崩したら・・・挽回は効かないので健康管理には万全の注意を払いましょう。

 

特別区は最終合格までの試験を通じて、以下のような人を採用したい思いがあります。

 

  • 人の思いを理解し、誠実に聴く。そうして自分のことのようにまっすぐ向き合う人
  • 向上心を持って、自ら学ぶ。そうして自分を磨き、人として成長していく人
  • 想像力、そして創造力豊かに、人々が笑顔になるための方法を考える。そうして、「私は、こう考えます」とポジティブに表現できる人
  • チャレンジする気持ちを忘れず、周りに働きかけて行動する。そうして、チームの中で自分の役割を果たしていく人

 

面接での受け答えや、あなたのビジネスマナーを見ることにより「上記に当てはまる人材かどうか」を品定めされることになります。

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特別区の採用試験について


令和2年度採用試験の「採用予定人員」と「募集職種」は以下の通りです。

 

Ⅰ類一般方式

事務 906名程度
土木 48名程度
造園 6名程度
建築 50名程度
機械 16名程度
電気 21名程度
福祉 87名程度
心理 26名程度
衛生 33名程度
化学 5名程度
保健師 78名程度

 

Ⅰ類(土木・建築新方式)

土木造園 8名程度
建築 6名程度

 

Ⅲ類採用試験

事務 130名程度

 

経験者採用試験(1級職)

事務 101名程度
土木造園 10名程度
建築 14名程度
機械 6名程度
電気 6名程度
福祉 20名程度
児童福祉 10名程度
児童指導 7名程度
児童心理 6名程度

 

経験者採用試験(2級職)

事務 43名程度
土木造園 5名程度
建築 9名程度
福祉 15名程度
児童福祉 12名程度
児童指導 5名程度
児童心理 5名程度

 

経験者採用試験(3級職)

児童福祉 6名程度
児童指導 1名程度
児童心理 3名程度

 

障がい者対象

事務 89名程度

 

1次試験

  • 教養試験(120分):48題中40題解答
  • 専門試験(90分):55題中40題解答
  • 論文試験(80分):1000~1500文字程度。2つのテーマから1つを選択

2次試験

  • 面接試験

 

特別区の特色は、筆記試験で教養試験と専門試験が両方出題されること。

そして、最終合格までに面接・論文試験が実施されることです。

論文試験とは、与えられたテーマにしたがって作文を書く試験のことで、政令指定都市のような受験者の多い自治体では、必ずといっていいほど行われる試験です。

狼くん
狼くん
論文試験なんて、どう書けばいいか分からないんだけど・・・
赤ずきんくん
赤ずきんくん
大丈夫!論文には書き方のコツがあるんだよ!

 

▶︎どんなテーマでもサクサク書ける、論文のテンプレートを知りたい方へ

▶︎公務員試験の論文の正しい書き方【これさえ読めば論文は怖くない】

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特別区の論文試験について

論文試験があるとなると、「作文が苦手だからどうしよう」とか、「書き慣れてないから何を書けばいいか分からない」というように考える方も多いかもですが・・・

実は、公務員試験の論文には書き方のコツがあって、それさえ把握しておけば何も怖くありません。

むしろ、何を聞かれるか分からない面接試験よりも、圧倒的に準備がしやすいんです。

特別区に合格したいならまずは論文試験で失敗しないことでして、そのためには試験本番までに論文の書き方のコツを知っておきましょう。

 

公務員試験で論文を行う意図とは?

論文試験と聞くと、「文章の流れが分からない」といったように苦手意識が強い人が多いのが事実。

では、なぜ自治体サイドが多くの受験者が苦手意識のある論文試験を行うかというと、理由は以下の通りです。

 

自治体と同じビジョンを持っている人を採用したいから。

 

論文試験で与えられるテーマは、その自治体のビジョンについてだったり、抱える問題だったりします。

その与えられたテーマについてのあなたの考えが、自治体サイドの思いと似たものであればOKというわけです。

それと、論文試験を通じて自分の考えを整理して文章にまとめるスキルを見られています。

 

公務員試験の論文の書き方

論文は論理的な文章を書けばいいのですが、文章を書き慣れていない人にとっては難易度の高いことだと思います。

しかし心配は要りません。

結論から言いますと公務員試験の論文の書き方にはテンプレートがありまして、その雛形に合わせて書けば、どのようなテーマであれどんどん筆が進んでいきます。

 

ちなみに、論文をサクサク書けるようになるテンプレートについては、以下のnoteで解説しています。

「論文なんてどうやって書いたらいいか分からない・・・」という方は、ぜひ以下のnoteを参考にしてみてくださいね。

▶︎どんなテーマでもサクサク書ける、論文のテンプレートを知りたい方へ

▶︎公務員試験の論文の正しい書き方【これさえ読めば論文は怖くない】

特別区の面接カードについて

特別区では面接カードを提出することになりますが、面接カードが何に使われるかご存知ですか?

結論から言いますと、面接カードは面接試験の質問の材料にされます。

どういったことかと言いますと、面接カードに書かれた内容を元に面接官は質問して来るのですが、そこに書かれた内容を1歩、2歩踏み込んだことを聞いてきます。

なので、特別区の採用試験の合格のカギは面接でして、それには面接カードを万全の状態に仕上げる必要があります。

 

面接カードの書き方

面接カードと聞くと、「ただ質問に答える形で書けばいいんでしょ?」と、甘く見る人が多いのですが・・・

それだと間違いなく面接試験で落とされることになります。

結論から言うと、「面接をコントロールするように書くこと」が合格へのカギとなります。

 

ちなみに、面接試験をコントロール出来るように面接カードを書く方法については、以下のnoteで解説しています。

「面接をコントロールするように面接カードを書く方法なんて分からない・・・」という方は、ぜひ以下のnoteを参考にしてみてくださいね。

▶︎面接試験をコントロールするには、エントリーシートを万全に仕上げるべき

▶︎公務員試験に合格したいなら、人事担当者にとって都合のいい面接カードを書くべき

特別区の採用試験の倍率

令和元年度の採用試験の結果は、以下の通りです。

 

Ⅰ類一般方式

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
事務 11501 4244 2032 5.7
土木 309 267 153 2.0
造園 60 52 37 1.6
建築 147 131 95 1.5
機械 75 69 48 1.6
電気 126 110 64 2.0
福祉 486 392 246 2.0
心理 224 135 73 3.1
衛生 149 127 76 2.0
化学 33 24 7 4.7
保健師 360 265 159 2.3

 

Ⅰ類(土木・建築新方式)

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
土木造園 102 63 33 3.1
建築 40 39 28 1.4

 

Ⅲ類採用試験

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
事務 3663 1059 476 7.7

 

経験者採用試験(1級職)

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
事務 1601 337 173 9.3
造園土木 29 25 16 1.8
建築 33 29 22 1.5
機械 24 21 12 2.0
電気 19 19 10 1.9
福祉 53 49 27 2.0
児童福祉 8 8 6 1.3
児童指導 15 13 9 1.7
児童心理 3 3 2 1.5

 

経験者採用試験(2級職)

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
事務 870 185 61 14.3
造園土木 41 31 10 4.1
建築 34 17 6 5.7
福祉 47 42 15 3.1
児童福祉 6 6 6 1.0
児童指導 18 16 11 1.6
児童心理 1 1 0

 

経験者採用試験(3級職)

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
児童福祉 3 3 3 1.0
児童指導 1 1 1 1.0
児童心理 1 1 1 1.0

 

行政職の全国平均は7倍くらいなので、特別区の行政事務は5.7倍ということから、全国平均よりも倍率は低めですね。

 

ちなみに、令和元年よりも前の採用試験結果のデータ(倍率)が見たい方は、下記の記事で掲載しています。

特別区の給料・ボーナスその他まとめ

特別区(行政職)の給料やボーナスといった各種データは以下の通りです。

 

平均年齢 43.2歳
平均年収 741万4108円
平均月額基本給 32万677円
平均総支給給料(月額) 46万1359円
ボーナス 187万7800円
退職金(60歳定年) 2394万5000円

 

ちなみに、地方公務員の給料やボーナスなどのより細かい情報は、以下の記事で紹介しています。

さいごに

特別区の採用試験情報についてまとめてみました。

 

記事内でも解説しましたが、特別区は筆記試験に加えて面接、論文試験が実施されます。

ということは全ての試験をオールマイティにこなさなければならないので、多くの人が苦手にしている「論文試験」でも失敗するわけにはいきません。

作文が苦手な方ほど「論文とかどうやって書けばいいかサッパリ分からない」と思うかもですが・・・実はそれほど思い悩む必要はありません。

繰り返しになりますが、論文には書き方のコツというかテンプレートがありますので、それに従って書けばテーマがどんなものであれスラスラ書けるようになります。

 

最後におさらいですが、特別区が採用者に求める人物像は次の通りです。

 

  • 人の思いを理解し、誠実に聴く。そうして自分のことのようにまっすぐ向き合う人
  • 向上心を持って、自ら学ぶ。そうして自分を磨き、人として成長していく人
  • 想像力、そして創造力豊かに、人々が笑顔になるための方法を考える。そうして、「私は、こう考えます」とポジティブに表現できる人
  • チャレンジする気持ちを忘れず、周りに働きかけて行動する。そうして、チームの中で自分の役割を果たしていく人

 

上記を図る手段が面接試験と論文試験なので、もしあなたが「絶対に特別区に合格したい」という思いがあるなら、以下の2点を実践してみてください。

1つは先ほどから繰り返し説明している、論理的な論文を書くこと。

そしてもう1つは、面接で自己PRや長所といった、「あなたを売り込むための質問」が来たときのために、自己分析をしっかり行っておくこと。

 

自己分析をする方法

特別区では面接カードを提出することになると思いますが、面接試験では面接カードに書いてあることを中心に質問されることになります。

なので、「長所と短所」と「志望動機」については、面接カードに書いたからもう終わり!という訳ではなく、それらを掘り下げて質問されることになります。

質問を掘り下げられて困らないためにも、面接本番までに自分の性格(長所と短所)についてはしっかりと把握しておきましょう。

じゃあ、自分の性格を掘り下げて把握するには?ですが、結論から言いますと、グッドポイント診断を試験本番までにしておきましょう。

グッドポイント診断とは?

グッドポイント診断とは、リクナビNEXTが無料で提供している自己診断ツールでして、簡単な質問に答えていくだけで、あなたが自分でも気づいていなかった性格を言い当ててくれます。

自己分析で有名なのはストレングスファインダーですが、唯一の弱点がありまして、それは有料であること。

一方、グッドポイント診断なら誰でも無料で出来ますし、その診断結果はとても無料とは思えないほどの充実ぶりなんです。

 

公務員試験の面接で、面接官が長所を聞く意図は「あなたの分析力」を図ること。

「分析が出来ていない=自分のことが見えていない」ということなので、そういう人は控えめにいって公務員には向いていないですよね。

また診断結果で得た長所は、志望動機と絡めて話すことで「特別区で働きたい熱意」に根拠を持たらすことができます。

以上のことからも、公務員試験において長所を把握しておくことは大変重要ですので、試験で落とされたくないならグッドポイント診断だけは絶対にしておきましょう。

▶︎自分の強みを把握しておきたいなら、グッドポイント診断をしておきましょう

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