・何歳まで受験できるのか知りたい
・試験に合格する秘訣とかコツとかあれば教えてほしい!
こんな疑問にお答えする記事になっています!
宝塚市が全国で初めて行った『就職氷河期世代を対象とした採用試験』ですが、令和2年度から特別区でも開始されました!
この記事を書く私も就職氷河期世代ドンピシャの世代なので、一人でも多くの方に公務員になって人生を変えて欲しい!と心から思い筆を走らせています。
まず始めに特別区の就職氷河期世代を対象とした試験は、一般の特別区の公務員試験に比べてシンプルな内容となっています。
まず、勉強するのに時間も労力もかかる専門試験がありません。
また教養試験の問題数も少ないため、試験勉強のハードルはグッと下がっていると言っていいと思います。
その分、受験者が多く採用人数が少ないため倍率はとてつもない事になっていますが、勉強時間がそれほどかからないので誰でもワンチャンある試験なんです!
「今の仕事に不満がある」
「公務員になって人生を変えたい!」
という思いのある方にとって参考になる記事となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
もくじ
特別区:就職氷河期世代の受験資格
受験資格は年齢だけで、令和3年度の試験では下記の通りです。
昭和45年4月2日~昭和61年4月1日までに生まれた人が対象
大学で特別なにか選考していた経験が無くてもいいですし、そもそも大卒である必要もありません。
高卒、フリーター、無職でも誰でも受験OKです!
上記の年齢だけクリアしていれば、東京都に住んでいようと地方に住んでいようと構いません。
なお、就職氷河期世代を対象とした採用試験は就職活動時に雇用状況が最悪だった人たち、いわゆる就職氷河期世代の方を救済する目的のために実施する試験です。
なので、現在安定した仕事をしている方、たとえば上場企業に勤めている人とかは不利になる可能性があります。
現在安定した仕事がある人で公務員になりたい方は就職氷河期世代の試験ではなく『経験者採用枠』があるので、そちらを受けることを推奨されています。
つまり、優先的に採用されるのは、以下の人ということになります。
- 非正規雇用の人
- 働きたいけど働き口がない人
もちろん、何もせずただ怠けているだけの無職の人とかは無職でいることの正当性を面接でしっかりと説明出来なければ落とされてしまいますので、働いていなければOKという話ではありません。
特別区の採用スケジュール
ちなみに、合格までの流れをザックリ説明すると以下の通り。
- 特別区採用試験の受験申込
- 特別区採用試験を受験
- 特別区採用試験に合格
- 各区面接の受験
- 各区面接の合格(内定)
上記を見れば分かる通り、特別区が行う試験と各区が行う試験の2つに分かれています。
つまり、特別区が行う試験(1次と2次試験)に合格するだけでは、まだどこの区の職員になるか決まらないということです。
区面接と呼ばれる試験によって、どこの区の職員になるかが決定します。
では、令和4年度の合格までのスケジュールを見ていきましょう。
◆6月23日
試験案内・申込書の配布、情報開示
◆6月23日~7月14日
受験申し込み
※原則インターネットによる申し込み
※この段階で希望する区を第1希望から第3希望まで選ばなければいけません
◆9月4日
1次試験
試験内容:教養試験・論文試験
◆10月21日
1次試験の合格発表
※合格通知に2次試験の試験日や集合時間などの情報が記載されています
◆11月3日
2次試験
試験内容:個別面接
◆11月18日
合格発表
◆11月19日~
区面接
合格順位・希望区などから、特定の区から面接の連絡がある
※受験者は自分で面接を受けたい区を選べないので、ただひたすら連絡を待つのみ
◆採用内定
面接を受けた区から採用内定連絡が来たら採用!
※もし面接試験で落ちた場合、別の区から再び面接の案内が来ます。
このように、特別区の採用試験に合格したあとにファイナルステージともいえる「区の面接試験」があります。
ちなみに、国家公務員試験の官庁訪問のように、自分から受けたい区を選ぶことはできません。
特別区の採用試験の順位をもとに、あなたにとって適切な区が選ばれ、その区からあなたのもとに連絡が来ます。
つまり、合格順位が高ければ第一希望の区を受けることが出来るし、合格順位が低ければ不人気だったり、あなたの希望する区へ行けない可能性が高まるということになります。
また、区面接で不合格になったとしてもまだチャンスはあります!
区面接で落ちた場合、また別の区の面接試験に受けに行くことになり、基本的にはどこかに採用されるまで面接を受け続けることになります。
特別区:就職氷河期世代の試験内容
これまでにお話したように、特別区の職員として採用が決定するまでは以下の3つの試験に合格しなければなりません。
そして、各試験に合格するための対策方法も紹介していきます。
- 1次試験
- 2次試験
- 区面接
①:1次試験
すべての受験者が受けるのがこの1次試験です。
教養試験・論文試験の順番に行われ、1日ですべてを受験しなければいけないためなかなかハードです。
ちなみに、最も配点が高いとされているのが論文試験で、ぶっちゃけ論文が出来る・出来ないで合否が左右するといっても過言ではありません。
それくらい超重要な試験となります。
教養試験
時間:1時間45分
一般教養についての五肢択一式
必須科目(30題)
文章理解(英文を含む。)、判断推理、数的処理、資料解釈及び空間把握、社会事情
選択科目(15題中5題選択)
人文科学、社会科学及び自然科学
極めてスタンダードな内容で、「ザ・公務員試験」といった内容・科目ですね。
特別区Ⅰ類採用試験(通常枠の試験)と出題範囲は同じですが、難易度が低めで問題数も少ないのが特徴です。
対策方法としては特別区Ⅰ類の過去問集や地方上級の過去問をやり込めばOKですね。
オススメの過去問は?
定番中の定番は「過去問500」ですね。
こちらの問題をやっていて正答率が上がれば間違いなく特別区の教養試験は乗り越えることが出来るはずです。
しかし、特別区の採用試験は論文の配点が異常に高いというちょっと特殊な試験なので、教養試験にばかり時間をかけるのではなく、論文対策に全集中するのが合格への近道となります。
論文試験
時間:1時間30分
課題式(2題中1題選択解答)
字数は1,200字以上1,500字程度
※減点を受けないためにも、出来れば文字数は1,300以上書きたいところ。
特別区はⅠ類だけでなく、就職氷河期世代を対象とした試験も論文のウェイトがむちゃくちゃ高いと言われています。
配点は公表されていませんが、一説によると1次試験の6割が論文で占められるという話です。
なので、論文ができれば合格できるし、論文で失敗するとそこでゲーム終了となります。
また、希望の区があるなら採用試験で上位合格する必要があるので、論文試験で点を稼ぎまくる必要があるわけです。
ちなみに、過去に出題された論文は以下の通り。
- インターネットを活用した誰もが利用できる行政手続に向けた取組について
- 接続可能な財政運営と区民サービスについて
2つのテーマからあなたが書きやすい方を選んで論文を書くことになります。
出題テーマは特別区経験者採用試験の論文と全く同じなので、今年度も同じテーマとなる可能性が高いと思われます。
なので、特別区経験者採用試験の論文の出題を見れば、就職氷河期世代の試験も分かるということになります。
では、「論文で出題が予想されるテーマは何か?」ですが、
- 行政と地域社会との関わり
- 行政運営のあり方
地域社会には様々な問題があります。たとえば、少子高齢化や治安の悪化、外国人の増加・・・など。
これらの課題に対して行政がどう取り組んでいくべきか、また、どうあるべきかを論述する必要があります。
とはいえ、いざこのテーマで論文を書けと言われても書ける人の方が少ないと思います。
ほとんどの受験者が論文を苦手にしていますが、実はそれは正しい対策方法を知らない人が多いからなんです。
逆に、対策方法さえ知っていれば論文試験って怖くもなんとも無いんですよね!
結論から言いますと、過去に特別区で出題された論文の模範解答を活用すればOKです!
実際、論文で高得点を叩き出し、希望の区へ採用されることが出来た方の多くが模範解答を使っており、下記は過去17年分、合計34テーマの模範論文を収録しています。
これを読めば使いまわせるフレーズや対策方法が満載ですし、自然と論文の構成も身につくようになっています。
②:2次試験
1次試験に合格した受験者は、その後2次試験に進みます。
令和4年度は11月3日に行われる予定です、
試験内容は「個別面接のみ」になります。
シンプルがゆえに、失敗が許されない一発勝負の試験となります。
③:区面接
通常の自治体では最終試験に合格したら採用決定なのですが、特別区はさらに「区面接」と呼ばれる最終試験が実施されます。
あなたの希望と試験成績を総合して、もっとも適切な区から連絡が来ます。
ここで合格すれば、その区の公務員となることが決定します!
試験内容は区によって微妙に違いがあり、個別面接のみの区もあれば集団討論を行う区もあります。
特別区:就職氷河期世代の倍率
特別区は日本で最も人気の高い自治体で、しかも就職氷河期世代は倍率が特に高く、採用人数も少ないのが特徴です。
試験区分 | 受験者 | 1次合格 | 最終合格 | 倍率 |
令和4年度 | 855 | 164 | 53 | 16.1 |
令和3年度 | 974 | 174 | 42 | 23.2 |
令和2年度 | 1514 | 204 | 40 | 37.9 |
就職氷河期世代の試験に合格するのは簡単ではありませんが、万全の面接と論文対策をすれば不可能なことではないので、ぜひ自分の力を信じてチャレンジしてみてください!
知らないとヤバい!特別区の採用試験の特徴と対策
希望の区に入りたいなら採用試験で上位合格しなければならない
馴染みのある区、憧れのある区などから第一希望から第三希望を決めることになりますが、希望の区に入りたい場合、採用試験で上位の成績をおさめる必要があります。
たとえば港区や千代田区あたりは人気が高いため、採用されるには配点が高い論文試験と面接試験で点を稼がなければいけません。
試験はリセット方式ではない
1次試験の結果を最終合格の判断材料に使わない、いわゆる「リセット方式」で採用を行う自治体が多いですが、
特別区の就職氷河期世代を対象とした採用試験はリセット方式ではないため、1次試験の成績も最終合格の材料に使用されます。
なので、2次試験の面接の結果がイマイチだったとしても、1次試験の教養・論文で点数を稼いでおけば何とかなるという戦略を取ることが出来ます。
論文試験を制する者は試験を制す
繰り返しになりますが、特別区の採用試験の特徴は論文試験の配点が圧倒的に高いことです。
具体的な配点は公表されていませんが、多くの公務員予備校の研究によると1次試験の6割が論文で占めると言われています。
つまり、
「論文試験を制するものは試験を制す」
という訳です。
合格するには論文での失敗は許されませんし、希望の区に入るために上位合格したいのであれば、論文と面接に力を入れなければなりません。
特別区の採用試験は勉強を始めて半年くらいで合格する人も多いですが、それは論文の配点が非常に高いからだと言われています。
ぶっちゃけ論文ができれば受かるので、論文対策だけは甘く見ずにしっかり対策しておきましょう!
しかし、論文は我流でやるとどうやって書けばいいか分からないですし、配点が高いだけあって一般的に難易度が高い試験とされています。
まとめ:特別区の就職氷河期世代・完全攻略ガイド
特別区の就職氷河期世代を対象とした採用試験は一見難易度の高い試験だと思われがちですが、万全の対策さえすれば可能性はグッと高まります。
Ⅰ類のように学力が高い学生がライバルな訳ではありませんし、基本的に時代に恵まれなかった人たちとの争いとなります。
国がお情けで実施してる採用試験とは言え、採用後は特別区の職員です。
給料は公務員の中でトップクラスですし、何より都会の中で定年まで安定して働ける自治体なので、ぜひ合格を勝ち取ってください!
そのためには論文と面接対策を万全にしなければいけません!
しつこいようですが、特別区は論文と面接の配点が圧倒的に高いからです。
上記のように、教養と専門の配点が低いため、論文の点数だけでどうとでもなってしまうという現象が起こります。
したがって、特別区の採用試験に合格したいなら、「特別区のための論文と面接対策」をすることが最短距離であり、最も有効な勉強方法になります!
特別区の論文試験で大失敗したくないあなたはこのテクニックを使うべき!
特別区の合否を左右する負けられない戦い。それが論文試験です。
誰もが苦労する論文試験に臨む前に、1つだけあなたに勧めたい武器がある。
それは魔法のテクニックでも、予想的中のテーマでもなんでもない。
論文試験で最も威力を発揮するものが1つだけある。
それがこの『【特別区の論文攻略法】絶対に負けられない試験を制するパーフェクト解析術」』
他でもないこの解析術を知っていないばかりに、特別区の論文試験で大失敗する苦い思い出をあなたに味わって欲しくないからオススメしています。
あなたも知っていると思いますが、特別区の論文試験のテーマは難しい。
説明文が長いし、書いていくうちに論点がズレてしまうなんてこともザラに起こり得ます。
合格できる論文を書くには、論文の書き方、構成の方法、自分の意見の入れ方を身につけてないといけませんが、
ここで『【特別区の論文攻略法】絶対に負けられない試験を制するパーフェクト解析術』を読まないと大変な思いをするでしょう。
ご存知かもですが、特別区は論文試験の比重がむちゃくちゃ高い。
今も昔もその採用システムはずっと変わらないでいます。
なのであなたが論文試験の対策方法を我流で身につけようとすると、予想以上に労力がかかります。
いや、むしろ頑張ってはみたものの結局上手くいかず試験本番で失敗する羽目になる。
これが多くの人がやってしまう失敗なんです。
考えてみてください。
我流で何とかなると思ってたけどなんともならず、年に一度しかチャンスのない採用試験に落ちてしまうことを。
「またもう1年勉強しなければない・・・」というガッカリな状況を。
「今年がラストチャンスだったからもう特別区の公務員になれない・・・」という絶望を。
そもそも、我流で身につけた論文の書き方が間違っていたら?
一瞬で論文が台無しになること間違いありません。
「論文はそこそこ点を取れればいい」
「教養と専門で点を取ればいい」
そう考える人もいるかもしれない。
たしかに特別区でなければその考えでもいいかもしれない。
でも、特別区は違うんです!
1次試験の配分を論文は6割を占めると言われているので、ぶっちゃけ論文に失敗すると即終了なんです。
途中で論点がズレてしまったり論文の構成が悪かったら最後、競争率の高い特別区の採用試験で不合格になる羽目になる。
そんな悔しい思いをあなたはしてもいいのでしょうか?
『【特別区の論文攻略法】絶対に負けられない試験を制するパーフェクト解析術』を学ぶだけで、あなたはきっと笑顔になる!
この機会に行動を起こしてそうなって欲しいと心底願っています。
特別区の採用試験に合格するには、論文対策からは絶対に避けられない。
他の受験生に負けないためにも、最強の論文術を身につけてみませんか?
▶︎特別区の論文試験は正しい書き方を知るかどうかで9割決まる!
特別区の採用試験を受ける方はまずはこの記事から!
特別区を目指す方へ!オススメの公務員予備校
これで就職氷河期世代の面接試験はもう怖くない!