・どのように書いたらいいのか分からない
・書き方のコツとかテクニックとかあれば教えてほしい!
このような疑問や不安を解決する記事になっています!
特別区の就職氷河期世代枠の試験に合格したいなら面接カードのクオリティを最大まで上げる必要があります。
なぜなら、配点比率の高い面接試験において、「あなたが面接カードに書いたことに沿って質問されるから」です。
つまり、面接を有利に進めることが出来るかどうかは面接カードにかかっているといっても過言ではありません!
なので、もし「面接カードの正しい書き方を知らない」「面接をコントロールする面接カードの書き方を知らない」なら、ぜひ記事の最後までお付き合いくださいね!
もくじ
特別区の面接カードってどんなもの?
令和3年度の試験から、受験申し込みの段階で面接カードの提出が義務化されました。
これまでは1次試験合格者に対してのみ面接カードが郵送され、記入したカードを持って2次試験に臨む方式でしたが、令和3年からは受験者全員が面接カードの提出を求められます。
「面接カードくらいサラっと書いたらいいんじゃないの?」
「難しく考えなくてもOKでしょ!」
このように楽観的に考えている人もいますが、面接カードに書いたことを元に面接試験で質問されることになるので、じっくりと面接を想定しながら書かなければ後で大怪我をすることになってしまいます。
ちなみに面接カードで求められる設問は3つ。内容は特別区Ⅰ類(大卒程度)の採用試験の面接カードと同じものになります。
特別区の面接カードで聞かれる設問その1
あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に入力してください。(250文字以内)※面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションしていただきます。
1つ目の設問では、
- どのような仕事に挑戦したいか
- あなたの強み
- 志望動機
上記3点について書かなくてはいけません。
面接本番では多くの受験者が苦手にしているプレゼンテーションが実施されます。
なので、面接カードにはプレゼンテーションで話すことになる内容のダイジェスト、つまり要約した内容を書きましょう。
特別区の面接の流れは、冒頭にアイスブレークの質問があり、その後に3分間のプレゼンテーションをすることになります。
アイスブレークとは、
たとえば「今日の朝ごはんは何を食べた?」、「試験会場まで迷わずに来れた?」、「昨日はしっかり眠れた?」といった雑談テイストの質問のことです。
目的としては、受験者の緊張をほぐすために行われます。
特別区を受験する人は、他の自治体や裁判所事務官などと併願している人が多いため、内定辞退者が多い。
なので、特別区の採用側からすると「合格したらうちに来てくれる人材を採用したい!」という思いがあるため、プレゼンテーションで「その人の本気度」を見極めようとしています。
3分間で自分の何を売り込めばいいか分からない・・・という人も多いですが、練習をすれば少しずつ慣れていきます!
なので、やる前から「無理・・・」と諦めるのではなく、「よし、やってやるぞ!」という挑戦する気持ちで臨むことが重要です。
さて、面接カードの書き方ですが、書くべき内容は次の通りです。
- あなたの強み
- 強みの具体的なエピソード
- 志望動機
- 挑戦したい仕事
自分の強みって何だろう・・・と悩む方は自己分析をしてみてください。
有名なのは「ストレングスファインダー」と「グッドポイント診断」ですが、有料でもいいならストレングスファインダーを。
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自己分析をして強みが固まれば、その強みを裏付けるエピソードを書きましょう。
エピソードは3分間のプレゼンテーションで話すので、面接カードでは長々と書くのではなく要約した文章でまとめるのがポイントです。
次に志望動機ですが、先ほどの強みのエピソードと関係性を持たせて書けると高ポイントですね。
最後に、挑戦したい仕事についてですが、こちらは志望動機と関連性を持たせるといいですね。
話しの流れとしては、
◯◯の仕事に挑戦したいから特別区を志望しました
上記のような流れであると自然ですし、説得力もあります。
強みのエピソードは結果よりも過程が重要
特別区の面接はコンピテンシー面接なので、つまり、結果よりもその過程におけるあなたの行動や考え評価されることになります。
たとえば、下の2つの例文のうち、面接官から評価されるのはどちらのエピソードか分かりますか?
- 人一倍努力できることが強みで、その結果、高校時代に甲子園に出場できた
- 個人プレーよりもチームワークを大切に考えており、学生時代、部活で意見が対立した時に意見の調整役だった。
一見、結果が華やかな①が評価されると思われがちですが、特別区の採用試験では②のようなエピソードの方が評価されます。
これを知っているのと知らないのでは大きな差になりますので、結果よりもあなたの行動や考え方にフォーカスさせたエピソードを作りましょう!
特別区の面接カードで聞かれる設問その2
あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中でもっとも困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力してください。(250文字以内)
この質問では主に「ストレス耐性」と「仕事を最後までやり抜く力があるか」をチェックされます。
ご存知の通り、公務員は住民のクレーム対応をしなければならない場面があります。
そのようなストレスがかかる状況の中でも対応できるか、嫌になってすぐ辞めてしまう人ではないかを採用側はこの質問でチェックしようとしています。
また、公務員は全体の奉仕者であり、いかなる時も住民の命と財産を守らなければなりません。
そのような責任感のある仕事ですので、困難な状況でも歯を食いしばって頑張れる人材かどうかをチェックされています。
この質問も先ほど同様、コンピテンシー、考えや行動を評価されることになります。
これまでにどんなことをやり遂げ、その中でどうやって壁を乗り越えてきたか、というあなたのエピソードから、「忍耐力」や「自ら行動できる人かどうか」を判断されます。
特別区が採用したい人物像の一つに「自ら考えて行動できる人」がありますが、自分がその人材であるとPRできる説得力あるエピソードを回答したいですね。
特別区の面接カードで聞かれる設問その3
目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに入力してください(250文字以内)
特別区も他の自治体も、公務員というのは個人プレーよりもチームワークで行う仕事がほとんどです。
営業マンのように1人で成果を挙げる仕事はありませんし、一匹狼では組織の歯車として上手く機能しません。
なので、採用側は「組織の中で上手く立ち回れる人」、「協調性のある人」を採用したいという思いがあります。
この設問の中での「役割」というのはリーダーや参謀役、もしくはムードメーカーといった役割を意味します。
この質問から、面接官はあなたが特別区の職員になった場合、どのようなポジションで力を発揮してくれるのかをチェックします。
一見、リーダーと回答するのが良いと思われがちですが、リーダーとしてのカッコいい役回りよりもむしろ話の一貫性や説得力の方が重要です。
たとえば、リーダーなのに長所が「縁の下の力持ち」だったり、短所が「人見知り」とかだと一貫性が無いように感じますよね?
「独自のアイディア」と言われると難しく感じますが、誰もやったことがない方法について話さないといけない訳ではありません。
しっかりと「自分で考えて行動し、周りと協働した」というエピソードが欲しいわけです。ただ単に役割をこなすだけではなく、状況を考えてチームに貢献したかどうかを面接官は知りたがっています。
ここで一つ注意点なのですが、設問の本質は「あなたの活躍についてのエピソード」です。
チームが優勝したとか、ものすごい成果をあげたとか華々しい結果を長々と語る人がいますが、これは完全にNGです!
チームで達成した目標はサラっと伝える程度でOKで、その時の考えや行動にフォーカスして話を練り上げましょう!
これまでにお話した通り、特別区の面接はコンピテンシー面接です。
どんな結果をあげたかよりも、課題やこれまでに遭遇した壁に対してどのような行動・考えを発揮したか、が本質になります。
なので、複数の質問に対して行動や考えを合わせる必要があります。
そうしなければ「一貫性がない=質問によって嘘をついている=公務員にふさわしくない」という評価をされます。
この設問に対しては、目標を達成するにあたっての困難に対して、あなたがチームで「何を考え、どのように行動したか」をアピールしてください。
さいごに
特別区の面接カードに記載する設問は以上になります。
ちなみに、面接カードを記載する際に意識することですが、面接官はカードに書かれている内容であなたがどんな人間であるかを想像します。
なので、あなたの熱意と人柄が伝わるように書くことが重要です!
自分はこんな人間なんだ!特別区の公務員になりたいんだ!という熱意のこもった面接カードであれば、自然と面接官からプラスの印象になります。
プラスの印象から入ることが出来れば面接試験本番でも高得点を付けてもらいやすくなるものなんですよね。
また、面接本番で大事なのは事前にどんな質問をされるかを知り、面接官がその質問をする意図を知ること。
そしてその質問に対して100点の回答を事前に準備しておくことです。
特別区の面接はこれでバッチリ!最強の面接対策方法はこれ!
SNSで特別区の内定を勝ち取った合格者を見て、
「自分もこうなりたい」
「特別区の公務員になりたい」
と羨ましく思ったりしますよね。しかし、残念ながら多くの人が採用試験に落ちてしまいます。
なぜなら、ほとんどの人が羨ましく思うだけで、実際に合格するための行動に移さないから。
何となくやってる勉強を続けていればいつか合格できるだろうと甘く考えているし、失敗したときのことを考えると怖くて行動できないし、「ここで頑張らないと!」と思っても結局は次の日にはその熱意は冷めてしまっている。
ほとんどの人はこういった感じで、成功するための行動を起こしません。
そして、行動に移せたごく一部の人もほとんどが継続することが出来ないでいます。
これが特別区の試験で内定を勝ち取る人間がごく少数しか存在しない理由です。
私の好きな言葉に、
やる気があればなんでも出来る!
というものがあります。
やる気があればなんでも出来るし、やる気がなければ何も出来ない。でもほとんどの人は最初から「できない」と決めつけてやる気を出そうとさえしません。
人って何か目標があるとき、感情が動いたときにもっとも行動することが出来るんです。私も「自分が目標とする姿」、つまり公務員試験に合格している姿をリアルに想像して、「俺ならできる!」と信じて行動し続けました。
新卒で入社したブラック企業を抜け出すために全力で行動した結果、受験した公務員試験にすべて合格することが出来ました。
民間企業はどれだけ大手に勤めても終身雇用も年功序列型の給料制度もほぼ終わっています。
多くの人が、
「今のままではダメだ」
「何か行動しないと」
と思ってはいるものの、すぐに熱が冷めてしまったり、最初から「できない」と決めつけて行動に移さない。
できないって想像して、できない未来を自分で作り出しているのではないかと思います。
特別区の採用試験に合格して公務員になりたいのなら、「あなたの望む未来」は自分で作り出すしかありません。
そんな覚悟で『【特別区の面接質問集】面接官の心をガッチリ掴むスーパー模範回答はこれだ!』を読んで他人よりワンランク努力すれば、そして未来の自分のために自己投資して一歩踏み出すと意外と簡単に成功して、今の生活を変えることが出来ますよ!
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