こんにちは、赤ずきん(@akazukinkun2018)です。
23歳で民間企業から公務員に転職して、気がつけば中堅職員という位置付けになりつつあります。
最近ふと思ったのですが、民間から公務員に転職した人の多くが、会社を2年以内に辞めて公務員を目指している気がします。
別に公務員になることが正義じゃないけど、公務員になった人の大半は「もっと早く会社を辞めて公務員になればよかった」と言いますよね。
かくいう私も新卒で入社した会社を1年足らずで辞めて公務員になったので、このあたりの「実際の体験談」を交えつつ、あとは「身の回りの公務員についての話」なども紹介していきます。
20代で転職して、公務員になれた人の共通点とは
公務員になれた人の共通点は「早く動き出した」ということです。
民間経験は公務員になった後に活きません
私は民間経験が7ヶ月だけなのですが、ぶっちゃけ「民間企業」と「公務員」の働き方は、完全に別物です。
【民間企業の働き方】
・基本的に毎日残業
・利益を追求する
・上司が仕事を教えてくれない
【公務員の働き方】
・激務な部署以外は基本的に定時で帰れる
・利益を追求しない
・周りが親切に仕事を教えてくれる
ざっくり過ぎるかもですが、民間企業と公務員の違いは上記の通りでして、いくら自分1人が頑張ったからといって民間企業では定時に帰るなんて夢のまた夢でした。
また個人的な経験でいうと、民間企業に勤めて得た経験は公務員になって活きることは無いので、「できるだけ民間企業で経験を積む」ということにこだわる必要はないという気がします。
公務員になりたいなら、早くチャレンジすべき
私の勤める市役所に毎年採用されて入庁してくる新人を見て思ったことですが、公務員になる人は民間企業を早く辞めています。
つまり、「早い段階で民間企業に見切りをつけた」ということです。
♠歳を重ねたら、公務員への転職はしんどい
23歳で民間企業を辞めた私が思うことですが、ぶっちゃけ年齢が上がると公務員への転職はどんどんしんどくなると思います。
理由は以下の通りです。
・家庭を持つと仕事を辞めづらくなる
・気力と暗記力の衰え
・採用する側が若い人を欲していることが多い
上記の感じでして、あまり語られることがないですが「気力と暗記力の衰え」が1番重要なのではと思います。
というのも、公務員試験に合格しようと思うと「圧倒的に勉強する」必要がありまして、人にもよりますが、その期間は1日5時間を半年以上するほどだと思います。
これを実現できれば合格の可能性がグッと高まるのですが、とはいえシンプルに暗記力がないと勉強の効率が上がりませんからね。
失敗しても、またチャンスがある
若ければ若いだけチャンスの機会は多くあります。
公務員試験というのはどうしても「焦り」や「不安」からは逃げられないわけでして、1度のチャンスで合格できる保証はありません。
このようにただでさえ緊張して本来の実力が出せない試験の場で、「年齢的にもう後がない!」といった心理的ストレスが加わると・・・
なので、公務員を目指すならなるべく若いうちにチャレンジした方が有利なのは言うまでもありませんね。
転職するなら一流企業よりも公務員
今の会社に早く見切りをつけることも大切なのですが、それと同じか、それ以上に大切なのが「転職先」かなと思っています。
上昇志向が強くないと、民間企業では生き残れない
結論からいうと、公務員のように安定した仕事じゃないと、疲弊したり定年まで生き抜くのはハードモードだと思います。
一流企業は給料などの待遇はいいのですが、その分競争が激しく、競争が激しいということはそれだけ「負ける可能性がある」ということですよね。
若いうちはいいですが、50過ぎてまで会社の利益のために競争を続けるのってキツイですよ。
それよりも、ゆるく公務員の世界で過ごした方が楽かなと思います。
民間企業で戦うのは、消耗する
私は過去にゼネコン(建設会社)に勤めていましたが、業界の体質が古いと本当にしんどいですね。
毎月残業100時間超えは当たり前ですし、新入社員は一人暮らしさえ許されないといったブラック企業ぶりでした。
また、超大企業に勤めている私の友人はと言いますと、業績の悪い部署は人間ごと他の企業に売却されるため、定年までその会社で働ける保証はどこにもないと悲壮感を漂わせてました。
一方、公務員は不祥事を起こさない限りはクビになることはありませんし、これから副業が解禁されれば経済的にも豊かになる可能性があります。
そして、私のような勤労意欲のない人間としては、そういった公務員の安定・安泰の恩恵を受けつつ、プライベートを充実させて生きていく、みたいな感じがベストな選択だと思います。
公務員の安定に感謝です。
現代ほど、公務員になりやすい時代はない
私が公務員になった頃と比べて、現代は素晴らしいです。
たとえば、私の頃は就職氷河期真っ只中でしたので、職種によっては倍率100倍超え!なんて当たり前のようにありましたからね。
それが今では倍率が高くてもせいぜい20倍くらいなので、10数年前に比べると非常に楽な時代になっています。
それに、公務員として若いうちの安月給を我慢して乗り切れば、30歳になる頃には年収500万円を余裕で超えてます。
そしてこれからはどんどん副業が解禁されていきますので、上手くいけば若くして年収1000万円の公務員も出てくるという神ってる状況がやってきます。
さいごに
公務員になれた人をみると「うらやましい・・・」と思ったりするでしょうが、公務員は特別優秀だからなれるわけでも何でもありません。
元々国立大学を卒業して頭のいい人もいますが、公務員の大半は偏差値50台の普通の大学を卒業した人たちです。
その代わりに苦労した時代があり、「今の仕事から抜け出したい」という切羽詰まった状況から努力した人たちなんです。
じゃあ、これから公務員になりたい人はどうしたらいいかというと「早いうちに苦労して、早く挑戦して、努力する」ということですね。
役所の中で中堅職員である私が思いますが、公務員の安定からくる精神的余裕は他の仕事では味わえないものです。
その分、合格するための勉強はしんどいですが、そこを乗り越えれば明るい社会人生活が待っていると思います。