・どんな内容について議論するのか知りたい!
・集団討論の流れとか事前に把握しておきたい!
このような疑問にお答えします!
川崎市の採用試験では一部の試験区分で集団討論が行われます。
集団討論って大半の人が経験ないため不安に思うかもですが、集団討論の流れ、そして過去の議題や対策法を紹介していきますので安心してください!
川崎市:集団討論の傾向
川崎市の集団討論は一部の試験区分を除いて2次試験で実施されます。
集団討論の流れ
試験の流れは以下の通りです。
人数分け
試験会場ではまず始めにグループ分けが行われます。(1グループは最大12人)
通常、他の自治体では集団討論は6〜8人くらいで行われます。一方、川崎市は人数が多いため、「発言する少ないチャンスを活かせるかどうか」が評価の鍵になります。
試験の説明
受験生同士で集団討論型の試験が行われます。
まずテーマが書かれている紙と白紙の紙が両方配られ、試験の説明が担当者からされて試験開始時刻になると討論スタートです。
試験(討論)
3人の面接官が見守る中、集団討論をします。
まず始めに5分ほど一人で考える時間が与えられ、その後30分程度集団討論を行います。
川崎市の集団討論では、
- 発表者を決める
- 討論の際は他の受験生を番号で呼び合う
- 発言するときは自分の番号を言ってから行う
上記のルールがあります。
聞かれる内容としては、テーマに対する自分の意見はもちろんのこと、「他の受験生の意見に対してどう思うか?」なども聞かれます。
なので、緊張しているからといって他の受験生の発言をしっかりと聞いていないと質問に答えられないという事になりますので、常に他者の発言には耳を傾けておきましょう。
川崎市:集団討論の過去問
時事的な話題や行政課題などを中心とした幅広いテーマで討論を行なっていただきます。なお、討論を行う前に、5分間ほどテーマについて各自で検討する時間を設けます。その後、約30分間で討論を行い、社会性、伝達力、積極性、論理性などを評価します。
では次に、川崎市の「討論テーマ」は次の通りです。
過去に出題された集団討論のテーマ
川崎市はAIを使った子育て支援を始めた。AIを活用することでの行政側と市民側のメリット・デメリットについて討論せよ。
AIを使った子育て支援のメリットとして大きなものは、やはり「AIによる保育所利用調整業務の省略化」ですね。
行政側のメリットは「選考の時間短縮」「職員の業務負担の軽減」、市民側のメリットとしては「入所不可だった場合の迅速な対応」「円滑な復職」などが挙げられます。
またデメリットとして、行政側では「経費がかかること」、市民側では「必ずしも最適解になる保証がない」ということ。
集団討論で他の受験者からリードするには、メリット・デメリットを挙げるだけでなく、「どうすればデメリットを解消できるか」の施策まで考えること!
たとえば、「経費がかかる」とデメリットだけを挙げるだけなら誰でもできます。そうではなく、
経費がかかるが、複数の自治体でシステムを共有すれば自治体一つ一つの負担を軽減することができる
このような施策案も発表できると面接官からの印象は大きく良いものへと変化するでしょう。
さて、別のテーマを見てみましょう!
川崎市人口推移変化が「自然増」指標で全国1位になりました。今後、川崎市はどのような都市作りを行なっていけばよいか。
このテーマで議論する場合、考えるべきことは以下について。
- 人口が増えて考えられるメリット・デメリット
- 人口が増えて起こりうるデメリット解消に向けて行政はどんな施策が取れるか
- 住民満足度を上げるためにどうすればいいか
たとえば、人口が増えるとそれに比例して犯罪が増えます。
犯罪が増える=治安が悪く、住民が住みにくい街になる。
治安を良くするために行政が取るべき施策は、見回りを強化して犯罪から市民を守る。
行政だけ、市民だけの努力では限界があるため、お互い「協働」して、川崎市の治安維持を推進していく必要がある。
このようにテーマが与えられた後にスラスラと頭の中にアイデアが浮かぶようにならなければいけません。
川崎市・集団面接攻略ガイドまとめ
川崎市の採用試験で実施される「集団討論」について解説してきました。
一般的に、集団討論において成功するには以下のポイントが重要と言われています。
- グループ内コミュニケーション:集団討論は協力とコミュニケーションの場です。他の参加者と積極的にコミュニケーションを取り、意見を交換しましょう。
- リーダーシップとフォロワーシップ:集団内でリーダーシップを発揮し、議論を進めることも大切ですが、他のメンバーの意見も尊重し、協力的に行動しましょう。
- リスニングスキル:他の参加者の発言を注意深く聞き、彼らの意見や主張を理解しましょう。これは建設的な反応や対話を促進するのに役立ちます。
- 論理的思考:議論を論理的に構築し、論理的な根拠に基づいて主張を展開しましょう。感情や主観的な意見だけでなく、客観的なデータや事実に基づいて議論を進めることが重要です。
- 時間管理:集団討論は通常、制限時間内で行われます。時間を有効に活用し、議論を進め、結論に導く方法を考えましょう。
ですが、先ほどお話した通り、集団討論で最も大事なのは、
「集団討論のテーマが与えられた時に、次々とアイデアが頭に浮かぶかどうか」
にあります。つまり、
- 行政が行うべき施策
- 課題を解決できない場合に生じるデメリット
- 課題を解決した時に本市がどうなるか
上記に対する施策とか回答を10個くらいスラスラ思い描けるかどうか。
その状態までしっかりと事前に準備することができれば、他の受験生よりも評価が高くなること間違いなしです。
このように聞くと「アイデアが次々と思い浮かぶようになるとか無理・・・」と思う方もいるかもですが、私が執筆した『集団討論をマスターするための手引き【頻出 + 出題が予想されるテーマを徹底解説】』を読むだけで、必要な施策などのアイデアを次々とストックしておくことが出来ます。
公務員試験に合格する人は、集団討論でしっかりとした知識を発言できた人です。
逆に集団討論でモブキャラと化してしまうと、いくら個別面接が上手くいっても厳しいでしょう。
集団討論に自信のない方はもちろん、自信がある方にとっても圧倒的な知識武装になるので、ぜひ最強ノウハウを手に取って活用してください。
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