本文では、
- 島根県庁:集団討論の傾向
- 島根県庁:集団討論の過去問
- 島根県庁の採用試験に合格する対策法
について解説しています。
この記事をはじめ、様々なノウハウに触れて知識ばかり増やしただけでは集団討論のスキルは上達しません。
ノウハウを学んだら、実際に集団討論に必要な知識を自分の引き出しとして増やすことで自信を持って試験に臨めるようになります。
一見、集団討論は難しく感じるかもですが、対策法さえ知っておけば他の受験生を大きくリードすることができるので、決して諦めることなく勉強を進めていってください。
というわけで、今回は受験した公務員試験にすべて合格した私が実際に実践していた集団討論の対策方法を紹介します。
あなたの勉強のお役に立てれば幸いです。
島根県庁:集団討論の傾向
島根県庁の集団討論は2次試験で実施されます。
集団討論の流れ
試験の流れは以下の通りです。
- 人数分け
試験会場ではまず始めにグループ分けが行われます。(1グループは6~8人)
他の自治体同様、集団討論は6人くらいで行われるため、島根県庁の集団討論はスタンダードと言えますね。 - 試験の説明
受験生同士で集団討論型の試験が行われます。
試験の説明が担当者からされて、試験開始時刻になると討論スタートです。 - 試験(討論)
3人の面接官が見守る中、集団討論をします。
まず始めに15分ほど一人で考える時間が与えられ、その後60分程度集団討論を行います。
集団討論では、
- 司会者を決める
- 討論の際は他の受験生を番号で呼び合う
- 発言するときは自分の番号を言ってから行う
上記のルールがあります。
聞かれる内容としては、与えられたテーマに対する自分の意見はもちろんのこと、「他の受験生の意見に対してどう思うか?」なども聞かれます。
なので、緊張しているからといって他の受験生の発言をしっかりと聞いていないと質問に答えられないという事になりますので、常に他者の発言には耳を傾けておきましょう。
島根県庁:集団討論の過去問
行政A
| テーマ | |
| 2025年度 | ・日本全体の人口が減少する中で、地方自治体が人口を維持・増加させていくのは難しい状況です。 各自治体は、人口の流出(社会減)に歯止めをかけるため、移住・定住支援の事業を打ち出しPRしており、島根県も「第2期島根創生計画」を策定し、対策に取り組んでいます。 その一方で、人口や産業、政治、経済、文化などが東京都および首都圏に集中する東京一極集中といわれる状況が続いています。こうした状況を踏まえ、東京一極集中について、以下の観点から自由に討論しなさい。 (1)東京一極集中によってどのような問題が生じるか(国、地方自治体それぞれの視点からの問題など) (2)東京一極集中をどのように是正するか ・島根県を含む多くの地域で急速な人口減少が進んでおり、その影響で小学校・中学校・高等学校の統廃合が検討、実施されています。統廃合について、以下の観点から自由に討論しなさい。 |
| 2024年度 | ・近年、県内各地で公共交通機関の減便や路線廃止が相次いでいます。このことによりどのような問題が生じるか、またその問題に対してどのような対策を講じるべきか、自由に討論しなさい。
・昨今、島根県では、県政に関する様々な情報を発信する媒体として、広報誌、ホームページ、テレビ、新聞、ラジオ、SNS等を活用しています。国及び地方選挙における若年層の投票率を向上させるためには、どのような情報を、どの媒体を使って、どのように発信すると効果的か、自由に討論しなさい。 |
| 2023年度 | ・島根県では、「多様な就業の支援」を推進しています。生産年齢人口が減少傾向にある中、県内企業等では優秀な人材を確保することが経営上の重要な課題となっています。そのためには、島根県で働く魅力をアピールし、県内外の幅広い人材に県内就職を選択してもらうことが必要です。県内企業等に就職してもらう人を増やしていくためには、どのような取り組みが必要だと思いますか。自由に討論しなさい。
・島根県では、農業者の高齢化による離農の増加や耕作放棄地の増加など、農業・農村全体の活力が失われつつあります。このような状況を改善し、地域の特性を活かして農業・農村全体の活力を取り戻すために、県としてどのような施策を進めていく必要があるか、自由に討論しなさい。 |
| 2022年度 | 島根県の離島・中山間地域においては、人口高齢化・過疎化が進み、空き家が増加しています。空き家が増加することにより生じる問題点を挙げ、その問題点を解決するためにはどのような対策が有効か、自由に討論しなさい。 |
| 2021年度 | 新型コロナウイルス感染症の収束後(いわゆる「アフターコロナ」)における島根県の施策について自由に討論しなさい。 |
| 2020年度 | 今後、日本において人材不足の深刻化が予測される中で、外国人労働者の増加が見込まれる。このことについて、以下の観点から討論しなさい。 (1)外国人労働者の受け入れをめぐって発生しうる問題や課題は何か。 (2)(1)の問題や課題に対して、どのような施策が有効か。 |
| 2019年度 | 島根県で育った若者に県内で就職してもらうためには、県としてどのような取り組みが有効か。自由に討論しなさい。 |
行政B
| テーマ | |
| 2025年度 | ・働き方改革が進む中、民間企業や官公庁において、テレワーク、フレックスタイム制やメンター制度など、様々な制度が整備されているところです。 誰もが働きやすくなるために、民間企業・官公庁問わず、どのような制度や働き方ができるとよりよいと考えるか、自由に討論しなさい。・我が国の2024年の訪日外国人旅行者数は3,687万人、外国人延べ宿泊者数は1億6,360万人泊と、ともに過去最高を記録しました。しかしながら、島根県の外国人延べ宿泊者数は8万2,510人泊と全国で最も少ない状況です。 島根県を訪れる外国人旅行者を増やすために、県としてどのような施策が考えられるか、自由に討論しなさい。 (注)人泊…宿泊人数(人)×宿泊日数(泊) |
| 2024年度 | ・近年、AI技術の活用がさまざまな分野で広がっており、ChatGPTなどの生成AIも注目されているところです。このようなAI技術の利活用について、以下の観点から自由に討論しなさい。 (1)メリットとデメリットについてどう考えるか (2)行政分野での活用についてどう考えるか・島根県では、島根創生計画の「笑顔あふれるしまね暮らし宣言」で掲げる「島根らしさ」を、「誰もが、誰かの、たからもの」のキーフレーズから始まる文章で表現しています。島根暮らしの良さでもある「島根らしさ」について、以下の観点から自由に討論しなさい。 (1)「島根らしさ」とは何であると考えるか (2)(1)を県内において伸ばしていくためにはどのような取り組みを行うとよいか (3)(1)を県外にアピールしていくためにはどのような取り組みを行うとよいか |
| 2023年度 | ・県内に就職した高校や大学等の新規卒業者が就職後3年以内に離職する割合は、近年高い水準で推移しています。こうした若者の早期離職を防止するためには、どのような取組が必要か、自由に議論しなさい。
・島根県では、Uターン・Iターン等で移住した「定住人口」でもなく、観光等で訪れた「交流人口」でもない、都市部にいながら地域や地域の人々と多様に関わりたいと希望する「関係人口」の拡大を推進しています。島根県内の多様な地域の強みを活かして、関係人口を増やしていくためにはどのような取組が有効か、自由に討論しなさい。 |
| 2022年度 | 昨今、全国各地の自治体でオリジナル動画を制作するところが増えており、島根県においてもYouTube「しまねっこチャンネル」等のWebやSNSにより、様々な情報を発信しているところです。全国に島根県の魅力をPRし、島根県の良さを知ってもらうためにはどのような手法が有効か、自由に討論しなさい。 |
| 2021年度 | 地球温暖化が世界的な問題となっているが、今後、地球温暖化対策を推進するためにどのような施策が有効か自由に討論しなさい。 |
| 2020年度 | まだ食べられるのに捨てられている食べ物を「食品ロス」と言います。日本ではこの食品ロスが年間600万トンを超え、日本人1人ひとりが毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算になります。この食品ロスを減らすためには、どのような取組が有効か自由に討論しなさい。 |
| 2019年度 | 島根県で育った若者に県内で就職してもらうためには、県としてどのような取り組みが有効か。自由に討論しなさい。 |
※島根県庁の公式ホームページより引用
テーマは社会問題もしくは時事ネタに関することが取り上げられています。
なので、普段からニュース等を見て時事ネタはもちろん、そのニュースに対しての自分の意見を考える習慣を身につけておきたいですね。
そんな島根県庁の集団討論ですが、他の受験生よりも高評価を得るためには、問題解決策を述べるだけでなく、解決策を講じることによるメリット・デメリットも挙げ、「どうすればデメリットを解消できるか」の施策まで考えること!
たとえば、「◯◯をするには経費がかかる」とデメリットだけを挙げるだけなら誰でもできます。そうではなく、
経費がかかるが、複数の自治体で共有すれば自治体一つ一つの負担を軽減することができる
このような解決案も発表できると面接官からの印象が良くなりますね。
では次に、実際に集団討論のお題が与えられてどのように考えていくかを解説します。
新型コロナウイルス感染症の収束後(いわゆる「アフターコロナ」)における島根県の施策について自由に討論しなさい。
※島根県庁の公式ホームページより引用
上記は令和3年度に島根県庁の集団討論で実際に出題されたテーマになります。
このテーマで議論する場合、考えるべきことは次の通り。
- 新型コロナ収束後に必要なことについて
- 島根県の施策について具体案を挙げる
- 施策により考えられるデメリットとその解消案
このように与えられた議題を順序立てて考えていきます。
①は、まず「新型コロナ収束後に必要なこと」について説明する
次に②ですが、ここが討論の本題になります。
新型コロナ収束後に島根県の施策について、どのような施策を取るべきかを挙げる訳ですが、
- 対策のために何を
- どのように
- どうするか
上記を順序立てて意見を出します。
そして最後に、施策を講じることによる考えられるデメリットとその解消案を挙げます。
多くの受験生はただやみくもに方策を挙げ、たくさん挙げれたからどうか評価してくださいね!という流れに持っていきますが、それだと面接官からあまり高い評価は得られません。
また、集団討論で発表する施策については、「行政」「住民」「協働」の3本柱で意見を挙げることが評価される集団討論に繋がります。
行政ができること、住民ができること、そして行政と住民、もしくは行政と民間が協力して行えることを分けて考えるといいですね。
島根県庁:集団討論の予想問題
次に、過去問だけでなく
「島根県庁の採用試験でこれから出題が予想される集団討論のテーマ」
は以下の通り。
| 予想テーマ | |
| 1 | 人口減少と持続可能な地域社会の構築
島根県では全国的にも早いペースで人口減少と高齢化が進んでおり、とりわけ中山間地域では集落の維持そのものが課題となっている。こうした状況の中で、行政としてどのように地域の機能を維持しつつ、将来にわたって持続可能な社会を構築していくべきか、具体的な施策を含めて議論せよ。 |
| 2 | 若者の流出防止と定着促進のための施策
進学や就職を機に若者が県外へ流出する傾向が強く、地域の担い手不足が深刻化している。若者が島根県に魅力を感じ、住み続けたいと思える環境を整備するために、雇用、教育、生活環境の観点からどのような取り組みが必要か議論せよ。 |
| 3 | 中山間地域における生活基盤の維持と再構築
島根県には中山間地域が多く存在し、交通、医療、買い物などの生活基盤の維持が難しくなっている地域もある。限られた資源の中で、住民の生活の質を確保するためにどのような工夫や新たな仕組みが考えられるか議論せよ。 |
| 4 | 観光資源の活用と持続可能な観光振興
歴史や自然など多様な観光資源を有する一方で、観光客の増加が地域に与える影響も考慮する必要がある。地域経済の活性化と住民生活の調和を図りながら、持続可能な観光振興を実現するための方策について議論せよ。 |
| 5 | 移住・定住促進と地域コミュニティの活性化
地方移住への関心が高まる中で、島根県への移住者を増やすための取り組みが求められている。一方で、受け入れ側の地域コミュニティのあり方も重要である。移住者と既存住民が共に地域を支える仕組みについて議論せよ。 |
| 6 | 農林水産業の振興と担い手確保
島根県の基幹産業である農林水産業において、担い手の高齢化や後継者不足が進んでいる。産業としての魅力を高めるとともに、新たな担い手を確保するためにはどのような施策が有効か議論せよ。 |
| 7 | デジタル技術の活用による地域課題の解決
人口減少や地理的制約を抱える中で、デジタル技術の活用が期待されている。行政サービスの向上や地域課題の解決に向けて、どのようにデジタル化を推進すべきか、具体例を挙げて議論せよ。 |
| 8 | 防災・減災対策と地域の安全確保
近年、豪雨災害などの自然災害が全国各地で発生している。島根県においても、災害に強い地域づくりが求められている。行政と住民が連携し、被害を最小限に抑えるための防災・減災対策について議論せよ。 |
| 9 | 子育て支援と少子化対策の強化
少子化が進む中で、安心して子どもを産み育てられる環境づくりが重要である。保育、教育、働き方などの観点から、子育て世代を支援するための具体的な施策について議論せよ。 |
| 10 | 小規模自治体における行政サービスの維持と効率化
人口規模の小さい自治体では、財政や人員の制約の中で行政サービスを維持することが課題となっている。サービスの質を保ちながら効率化を図るために、どのような取り組みが必要か議論せよ。 |
島根県庁・集団討論攻略ガイドまとめ
島根県庁の採用試験で実施される「集団討論」について解説してきました。
正直、集団討論にコミュニケーション能力は関係ありません。
話上手な人だろうが、話下手な人だろうが一切関係なく、誰でも高評価を得るチャンスは平等にあります。
しかし、
「集団討論=よく話し、目立った者が評価される」
という勘違いをしている人が大変多いんですよね。
また、自分はコミュニケーション能力が低いから集団討論で評価されるのは難しい・・・と思っている方も多いと思います。
そのように考えてしまっていたら、「集団討論で評価される本質」からどんどんズレていってしまうため、
面接官から評価されず、頑張っているのに合格から遠ざかってしまうという事態におちいってしまいます。
記事内ですでにお話しましたが、集団討論で大切なのは、
「集団討論のテーマが与えられた時に次々とアイデアが頭に浮かぶ状態になれるかどうか」です。
行政が抱える課題の事例、そしてその課題に対して行政が行うことで解決できる案と、住民が行うことで解決できる案をいくつか提案すること。
また、解決策を実施するのに想定されるデメリットとデメリットを解決するための案も発言できれば他の受験生よりも評価が高くなること間違いなし!
グループワークにおいて次々とアイデアを出すことは一見難易度が高そうですが、私が執筆した『集団討論をマスターするための手引き【頻出 + 出題が予想されるテーマを徹底解説】』を読むだけで、必要な施策などのアイデアを次々とストックしておくことが出来ます。
当ブログの読者様の多くが、この方法で努力し、結果を出しています。
グループワークで高評価を獲得している人は、コミュニケーション能力に優れているとかではなく、正しい対策を正しく継続した結果だと私は思います。
だから、この記事を読んでくれているあなたは、
グループワークでどうなるか不安・・・
という考えを捨てて、
模範解答を読み込んでグループワークで高評価を得る
という考えを持って欲しいです。
私が渾身の力で書き下ろした集団討論ノウハウを使えば、
🔑行政・自治体が抱える問題
🔑その課題に対して行政が取るべき施策
🔑取るべき施策に対するメリットやデメリット
が書かれているため、あなたはただ読むだけでグループワークで勝てるスキルが身につくようになります。
集団討論に自信のない方はもちろん、自信がある方にとっても圧倒的な知識武装になるので、ぜひ手に取って活用してください。
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▶︎集団討論はこれであなたが主役になれる!















