公務員試験の合否を決める最大関門である面接。
2次、3次と進んでいくほど、面接官から様々な質問で「あなたの人柄」を掘り下げられることになります。
そして、面接で聞かれる質問の中でテッパンの一つが、『自己アピール』に関する質問です。
自己アピールと聞くと、「長所を答えればいいんだろな」と解釈してる人が多いのですが・・・それは半分正解で半分不正解。
まず始めに伝えておきたいのは、面接において「自己アピール=具体的なエピソード」だと認識しておかないと、後で痛い目に遭いますので注意が必要です!
つまり、
- 学生時代に取り組んだことを、何かエピソードとともに教えてください
- 学生時代に感動したエピソードを聞かせてください
- これまでで最大の失敗経験は何かありますか?
こういった質問は公務員試験で必ず聞かれるのですが、回答の中に「自己アピール」を入れ込むことが出来たら、面接官から高い評価を得ることに繋がります。
しかし、胸を張って「これ!」と言えるような具体的なエピソードが無くて困っている人も多いのではないでしょうか?
そのようなあなたに向けて、
本文では、
自己PRで、これといったエピソードが何も無いときの対処法
について解説しています。
面接で自己PRに失敗すると、
自身の魅力や適性をうまく伝えられず、
自己PRが漠然とした表現になり、具体性や説得力に欠け、
自身の目標や意欲を明確に示せないため、将来に対するビジョンや熱意が欠如していると評価される可能性があります。
そのような事になって悔しい思いをしない未来を迎えないためにも、ぜひ記事の最後までお付き合いいただき、参考にしていただけたら幸いです。
もくじ
面接官がエピソードを聞きたいホントの理由
面接官が、受験生のエピソードを求めている理由は次の通りです。
①:エピソードを聞くことで人柄をチェックしたいから
「エピソード=あなたの経験談」です。
学生時代にどのような活動をして、そこから何を学んだのか。
友人関係はどんな感じで、これまでトラブルや悩みの経験はあるのか。
そういった質問を通じて、面接官はあなたがどんな人であるか、もっと言えば「公務員にふさわしい人材かどうか」を確かめたいと考えています。
人にはそれぞれ、これまでの体験や経験があり、たとえ同じ経験をしたとしても、感じ方や得たものは異なりますよね?
なので、面接官は「具体的なあなたのエピソード」を話してもらうことで、あなたがどんな人かをチェックする狙いがあります。
②:公務員になった後のイメージをつかみたいから
受験生の学力も気になるポイントですが、それ以上に「周りと上手くやっていけるかどうか」を面接官は最重要視しています。
具体的なエピソードで人間性を図り、公務員になった後に周りの同僚と上手くやっていけるかをイメージしやすくするために、エピソードを合否の材料にするのです。
公務員はチームプレイで仕事をすることが多いので、優秀さよりもむしろ人間性が評価ポイントになりますね。
公務員試験に強い自己PRのエピソードとは?
自己PRでエピソードを話すときに大切なのは、自分の優秀さを自慢することでも、成功体験をひけらかすことでもありません。
面接官や採用担当者があなたに魅力を感じ、興味を持ってもらうための話をすることが大切です。
ちなみに、公務員試験で役に立つエピソードは次の通りです。
公務員試験で役に立つエピソード
- これまでに力を入れて取り組んだこと(▶︎熱量を伝える)
- 結果より、むしろその過程における努力の話をする(▶︎結果よりも過程が重要)
- 自分だけのオリジナルな話を織り込む(▶︎他の受験生との差別化)
- 自分の強みの根拠となるバックボーンの話を織り込む(▶︎根拠を話すことで信頼度を上げる)
- 採用後にどのように活躍できるかを伝える(▶︎実はこれを面接官は一番知りたがってる)
15〜20分程度の面接試験内で、これら全てを網羅するのは難しいかもですが、どれか1つでも伝えることで、自己アピールの印象が変わります。
天下分け目の面接試験を有利に進めるためにも、自己アピールの内容は練っておくと良いでしょう。
知らないとヤバイ!自己アピールでやってはいけないこと
自己アピールのエピソードを話すときに、一つだけ大きな注意点があります。それは、
自慢話をひけらかさないこと
全国大会に出たとか、ものすごい難関な資格を持っているとか、人はついつい自分の自慢話をしたいと思いがち。
でも、面接官はそんな華々しい成績トークを聞きたいわけじゃなくて、あなたの人柄をチェックしたいんです。
いくらこれまでの実績を延々と話されても、「すごいですね」としか思いませんし、なんなら「自慢話ばかりで面倒な人だな・・・」と思われる可能性まであります。
実績をサラッと伝えるくらいならいいですが、そこにフォーカスして自慢話大会を繰り広げるのだけはやめましょう。
エピソードが何も無いときの対処法
自分をアピールするもなにも、具体的な話が一つもない・・・と困ってしまう人もいるでしょう。
でも安心してください!
「何もアピールすることが無い」なんて人は誰もいなくて、実は何もないと勝手に思い込んでいるケースがほとんどです。
エピソードが何も思い浮かばないという人は、まずは以下の二つを試してみてください。
幼少期から自分自身を振り返ってみる
自己アピールする材料がないと悩むなら、幼少期からの自分を振り返ってみましょう!
人は誰でも20年程度生きていたら、何かしら努力をした経験があり、成果をあげた経験があるはずです。
また、他の誰かに褒められた経験を思い出すとかもいいですね。そのエピソードから逆算してあなたの強みを考えてみましょう。
たとえば、
小学生の頃に習い事をしてたピアノやサッカーを、大人になってからも趣味で続けている。
この場合、人に誇る腕前じゃなくても、「継続力がある」「コツコツと努力を続けられる」という自己アピールになりますよね!
「コンテストで優勝した」とか「全国大会に出場した」といった華々しい成績がないと、自己アピールで使えないんじゃないか・・・と心配されるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
華々しい結果よりもむしろ、「努力した経験」とか「継続するスキル」というのは、公務員試験で大きな武器になることを忘れないでくださいね。
自分でもまだ気づいていない長所を探る
短所はいくらでも思い浮かぶのに、自分の長所となるとなかなか・・・という人も多いはず。
先ほどもお話した通り、あなたに長所が無いのではなく、
実は何もないと思い込んでいる
だけなんです。
そんな方にオススメしているのが、『コンピテンシー診断』という、あなたの強みが分かる診断です。
コンピテンシー診断とは、就活・転職サイトのミイダスの公式サイト内で誰でも無料で行える自己診断ツールです。
いくつかの質問に答えていくだけで、「あなたがまだ自分でも気がついていない長所」を割り出してくれるだけでなく、
- あなたの素質
- ストレスをどんな時に感じやすいか
- どのような上司と相性がいいか
こんなことも言語化してくれるんですよ!
あなたがまだ気づいていない長所を知ることができれば、公務員試験の面接で自己アピールする時に役に立ちますし、
どのような上司と相性がいいのかを事前に知っておけば、「私の長所は◯◯な上司と仕事をするときにこのような立ち回りをして役に立てると考えています」といった切り口で自己アピールをすることも出来ますよね!
ミイダスに登録するだけで、誰でも無料でコンピテンシー診断は出来るので、
という方は、ぜひこの機会にコンピテンシー診断をしておきましょう!
▶︎エピソードが何も思い浮かばないなら今すぐやってみよう!
面接試験はあなたを売り込む時間!エピソードを添えて強みをアピールしよう!
面接における自己アピールの時間は、面接官にあなたを知ってもらう最大のチャンスです。
「あなたがどんな人なのか」
「これまでにどのような経験をしてきた人なのか」
様々な質問を通じて、採用担当者はあなたという人間のことを知りたいと考えています。
記事内でもお話してきましたが、自己アピール=自慢話ではありません。
華々しい成績などはこれっぽっちも必要なくて、ただあなたが経験したことから、強みが伝わるエピソードを話せばOKです!
自己アピールは公務員試験に合格するためには必ず必要なので、自分の魅力をアピールできる時間と考えて、しっかりと最高の準備をしてみてください。
その際、ミイダスのコンピテンシー診断が必ず役に立ちますので、ぜひこの機会にやってみませんか?
▶︎自分の強みを知って、最大限の自己PRをしよう!