2024年1月から始まった「新NISA」ですけど、皆さんはもう始めてるでしょうか?
※金融庁のホームページより引用
通常、投資で儲けた部分には約20%の税金がかかりますが、新NISAを活用すれば儲けの部分も非課税、つまり丸々利益がもらえる太っ腹のシステムなのが新NISAです。
私のような投資が趣味みたいな人間からすると、新NISAは迷いもなく始めているわけですが、
普通の人であれば、いざ活用しようとすると次のような悩み・疑問が出てくるのではないでしょうか?
そんな疑問や不安にお答えするために、
本文では、
- 新NISAでの投資先、運用状況
- 新NISAを6ヶ月やった結果
- 新NISAをやる上で絶対知っておくべきこと
についてお話していきます。
私が実際に半年間、新NISAを運用した途中の状況を赤裸々に公開しますので、「新NISAのリアル」が分かると思います。
これから資産形成したい!って方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
新NISAでの投資先、運用状況
結果の前に、まずは私が新NISAで何にいくら投資しているかですが、
成長投資枠では、年初に240万円を一括で「eMAXIS Slim S&P500」にぶち込んでいます。
つみたて投資枠は月に5万円ずつ、同じく「eMAXIS Slim S&P500」と「eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)」に積み立てしてるので、半年間では、
成長枠 | つみたて枠 | |
全世界株式 | ー | 30万円 |
S&P500 | 240万円 | 30万円 |
上記のとおりに投資してることになります。
総額で言うと、240万円+60万円=300万円
新NISAの年間の枠は360万円で、私は最短の5年で枠の上限である1,800万円を埋める方向で考えています。
で、投資先は先ほどお話したS&P500と全世界株式にすべて投資するつもりです。
新NISAを6ヶ月やった結果
結論から言うと、300万円を新NISAで投資した結果、381万3558円まで増えました。
投資額 | 現在の含み益 | |
全世界株式(つみたて) | 30万円 | 35万1684円 |
S&P500(つみたて) | 30万円 | 34万5278円 |
S&P500(成長枠) | 240万円 | 311万6596円 |
計 | 300万円 | 381万3558円 |
なお、S&P500の年平均リターンは8〜10%と言われているので、今年はこれまで13%ですから、かなり大きなリターンになっていますね。
一応言っておきますと、これは私の投資スキルが高いからでもなんでもなく、
インデックス投資という、
- 最もシンプルでいて、
- かつ合理的で、
- 王道中の王道である
投資をしていただけで、世界とアメリカの株価の好調の波に乗った、ただそれだけのことです。
なので、2024年の1月からS&P500とかオルカンとか、何かしらのインデックスファンド(投資信託)に投資をしていた人であれば、
誰でも私と同じくらい、半年間で13%くらいの含み益を得ているハズです。
というわけで、まだインデックス投資を始めていない人からすると、何とも羨ましい運用報告になっているのではないか、と思います。
ただ、本記事で私は自慢話がしたいわけじゃないんです。
私が本当に皆さんにお伝えしたいのはここからです。
それが何かと言いますと、
今の年利13%という状況は「出来すぎている」
ということです。
なので、順調に右肩上がりに株価は成長しているけど、決して手放しに喜べるものではない、という気がします。
あと含み益が出ていると、ついつい調子に乗りがちですが、その気の緩みが投資においては一番の敵になります。
そうなると結果的に新NISAでの資産形成に失敗し、人生計画に狂いが生じることもあるでしょう。
そこで含み益が出ている絶好調の状況だからこそ、調子に乗ることなく、絶対に知っておくべきことについてお話します。
これからお話することを知る・知らないによって将来の資産が数百万円、いや、数千万円単位で変わる可能性もあります。
新NISAをやる上で絶対知っておくべきこと
これから投資をする上で判断を誤らないためにも、知っておくべきことを3つ紹介します。
今からお話することを実践することで、資産形成の成功に繋がると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
今の好調は為替の影響が大きい
新NISAでも人気を集めているS&P500や全世界株式(オルカン)は、海外の株です。
つまり、円安になると円換算したときの額が上昇し、逆に円高になると額が目減りします。
この記事を読むあなたならご存知でしょうが、近年は円安が進んでおり、
2024年1月は1ドル141円だったのが、2024年6月末には1ドル160円を超えました。
2024年1月 | 1ドル141円 |
2024年6月末 | 1ドル160円 |
つまりS&P500やオルカンが好調なのは、円安によりリターンがかさ上げされている、という状況なわけですよ。
でも逆に考えると、仮にこれから1ドル160円が110円くらいになれば、それだけで含み益が消し飛ぶことになる。
為替が動くだけで利益が消し飛ぶのですから、そこに株価の下落が合わされば一気に含み損生活に突入するわけですよ。
実際、2008年のリーマンショック時には円高と株安のダブルパンチによって多くの投資家が投資の世界から離脱していきました。
『一度あることは二度ある』なんて言葉があるのですから、好調の今だからこそ冷静になって最悪の状況を想定し、そこに合わせて準備をしておくことが重要なのではないか、という気がしますね。
具体的には、暴落時のバーゲンセールで買い増せるように、いくらか現金を確保しておく。
それと、仮に持ってる株が半値になっても冷静でいられる、生活に困らないくらいの余剰資金で投資をする。
これを守れていれば、いざ悪い状況におちいっても慌てることなく、投資の世界に居続けることができる、と思います。
今の状況は「最高」ではない
新NISAを活用して、これから資産形成をしていく段階の人。
この記事を書く私も、この記事を読むあなたもその段階だと思いますが、そういう人にとって今の状況は「最高」ではありません。
なぜ「最高」ではないと私が思うかと言うと、理由は以下の通りです。
今の状況では株を安く仕込むことが出来ないから
たとえば株価が1,000円で、この株に毎月6万円ずつ積み立てしていくとすると、
この場合、毎月60株買えるわけですけど、仮に株価が1,500になると40株しか買えないことになる。
逆に株価が500円に下落すれば、毎月120株買えるので、言うなれば「バーゲンセールで買える」みたいな感じになる。
今のような右肩上がりの状況だと含み益がドンドン増えていってテンションが上がりがちだけど、
安く仕込めない、バーゲンセールで買えない状況なので、お得感は全くありません。
資産形成をしている段階の私たちからすると、株を売って現金に変えるのはまだまだ先の話なので、
今の株価が右肩上がりの状況は「手放しに喜べる状態ではない」と言えます。
リスク許容度を把握しておく
リスク許容度とは、投資をする際に自分がどれくらいの下落まで耐えられるか、を示す度合いのことです。
含み益が出てアゲアゲ相場の今だからこそ、冷静に自分自身を確認する、ここから大暴落が起きて、どこまでのマイナスなら耐えられるかを理解することはすごく大事なことです。
で、今の株価も為替も追い風の状況では、リスク許容度を超えた投資をしがち、という気がします。
とくに、現在はブログやYouTubeといったネットを見てもTV等のメディアを見ても、
こんな声が大きいし、よく目立ちます。
このような意見に影響された結果、
みたいな思考になって、過度なリスクを取ってしまうのは投資あるあるなんですよね。
過度なリスクを取ったあとに大暴落が来ると、
- 生活資金が足らなくなった
- 家のリフォーム代が無くなった
- 子供の教育資金が足らなくなった
みたいな状況になり、本来バーゲンセールである暴落時に焦って株を狼狽売りすることになりかねません。
このようにライフプランを計画通り実行するためにも、どの程度の損失なら耐えられるかを再度確認し、必要に応じて現金の比率を上げるのも手でしょう。
まとめ:新NISAを6ヶ月やった結果
新NISAが始まって6ヶ月、S&P500と全世界株式に投資してきた結果、得られたリターンはプラス13%と、まさに絶好調も言える結果になりました。
おそらくこの記事を読んでいるあなたも、新NISAで相当な含み益が出ているのではないでしょうか?
でもぶっちゃけ、6ヶ月での成績なんてそんなの関係ねぇでして、あくまでゴールは20年後、30年後ですから。
- アゲアゲの今だからこそ冷静になること
- 最悪を常に想定し、来るべき暴落に備えて現金を確保
- 今は一喜一憂することなく淡々と投資を続ける
これが出来れば新NISAを活用した資産形成の成功や、豊かな将来に繋がっていくのではないか、という気がします。
まだNISAを始めていない、という方がいらっしゃいましたら、月に1万円からでもいいので今すぐ始めることを強くオススメします。
新NISAで行うインデックス投資はあれやこれや考えないでも最強のリターンを受けることができ、
非常に合理的、かつ王道中の王道の投資方法であり、
始めるタイミングとかも一切考える必要がない、「楽ちんな投資」だと言われています。
なので、いつ始めるか?
「今でしょ!」
でして、株価は基本的に右肩上がりを続けていくでしょうから、なるべく早く始めた方が最終的なリターンは大きくなる、という大きなメリットがあります。
今後も私と一緒に貯金・資産形成を頑張っていきましょう!
まだ証券口座を開設していない方へ
実はまだ、証券口座を開設していないとか、
メインで使ってる証券口座以外にも他にも証券口座を開設したいって方っていらっしゃいますか?
私のオススメは『楽天証券』、もしくは『SBI証券』です。
(当然、私も使っています)
インデックス投資信託を買う場合、ポイントが付くのですが、その還元率が一番高い点がオススメですね。
で、証券口座を開設する場合、『ハピタス』を経由すると、ハピタスのポイントが貯まってお得です。
たとえばSBI証券の場合、タイミングによって9,000ポイントも貰えます!
(※ 2024年2月現在。時期によってポイントは変わります)
下記のリンクからハピタスのサイトに行くと、更に追加で最大1,500ポイント貰えます。
(※ 2024年2月現在)
下記のリンク経由じゃないと口座開設で9,000ポイントも、お友達紹介からの1,500ポイントも貰えないので注意してくださいね。
▶︎ポイントを現金に換えてカンタンにお金を増やせる!
ハピタスのポイントは、1ポイント1円で現金化したり、
- 楽天ポイント
- Tポイント
- Amazonポイント
- 航空系のマイルポイント
などに交換できます。
ハピタスは怪しいサイトでも何でもなく、非常に良心的なサイトなので同僚とかにも勧めています。
ちなみに、「なぜこんなにポイントが貰えるの?」についてですが、ハピタスはSBI証券といった証券会社を紹介することで広告費をもらっています。
その広告費の一部をユーザーに還元(ポイントバック)してくれているって訳ですね。
証券会社はユーザーを集客して口座開設を促せるし、
ユーザーはポイントが9,000ポイントも貰えるから、全員がWin-Winなお得な仕組みなんです。
もちろん、手順も簡単です。
まずはリンク経由でハピタスにアクセスして、そこで会員登録をします。
会員登録が済んだら、ハピタスの検索から「SBI証券」でも「楽天証券」でも開設したい証券会社を検索して、【ポイントを貯める】をクリックして開設していただくだけです。
新NISAのビッグウェーブに乗り遅れないためにも、今この機会にぜひ口座を開設して、試しに5万円でもいいので全世界株式かS&P500を買ってみませんか?
▶︎ポイントを現金に換えてカンタンにお金を増やせる!