こんにちは。私は地方自治体の職員として公務員歴25年になります。
今や多感な時期の子どもを持つ親世代。
自分の子どもからも、進路の話をしていると、
と言われたことがあります。
正直、その言葉を聞いて少し胸がチクリとしました。
ですが、25年間この仕事を続けてきて思うのは、
だということ。
今回は、そんな私自身の体験談を交えながら、「公務員は夢がない」と感じる子どもたちに、そしてそれを支える親御さんへ向けて、私だからこそ伝えることが出来るリアルな話をまとめました。
もくじ
夢って「目立つこと」じゃない
今の子どもたちにとって夢というのは、
📌 有名になる
📌 大金を稼ぐ
📌 派手な職業につく
そんなイメージが強いように感じます。
確かにYouTubeやSNSを開けば、若くして成功している人が目に入る時代。
私たちの時代のように、町工場のおじさんが夢の語り手だった頃とは違います。
けれど私は25年間公務員を続ける中で、派手じゃないけど誇れる仕事にいくつも出会ってきました。
「地味な仕事」が誰かの支えになるという実感
例えば、私がまだ20代の頃。
大雨で川が氾濫しそうになり、夜中に土嚢を積む作業に駆り出されました。
正直、他の友人たちは居酒屋や遊びに出かけている時間。
なぜ自分だけ・・・とやるせない思いもありました。
でも翌朝、避難所で泣いているお年寄りに、
と手を握られたとき。
これも夢のひとつの形だなと感じたんです。
誰かに感謝されること。誰かの安心を守ること。
それができるのは、公務員という縁の下の力持ちの仕事だからこそ。
波風立たない人生を歩めるありがたさ
私はITバブル崩壊、リーマンショック、そしてコロナも経験しました。
そのたびに、民間企業で働く友人たちはリストラの危機や会社倒産に直面し、家族の暮らしを守るのに必死でした。
一方で私の収入は大きく減ることもなく、家族を路頭に迷わせる不安は皆無だった。
これは想像以上に価値のあることなんです。
特に今の社会は物価も上がり、不安定な時代。
「安定」は贅沢でも夢のない選択肢でもなく、家族を守る強い手段だと実感しています。
公務員でも、夢は描ける
「夢がない」と子どもが言うのも分かります。
ですが、公務員だって、
🌸 地域の安全を守る夢
🌸 子育て支援をする夢
🌸 街の景観を整える夢
🌸 災害時に命を守る夢
小さくても確かな夢を持ちながら働ける場所なんです。
私自身、今は防災担当として「災害時に犠牲者ゼロを目指す」という目標を掲げ、日々の備えを進めています。
誰にも気づかれないかもしれない。でもそれでもいい。
夢の形は派手さじゃない、想いの強さと続ける覚悟だと胸を張って言えます。
子どもには、人生の「安全牌」があることを教えたい
私が子どもに伝えているのは、こういう話です。
公務員は、その暮らしの土台を確保しながら夢を描ける数少ない職業です。
もし夢が破れても、失業の心配もなく、家族を養い、老後も暮らしていける。
夢を追うならば、その裏に安全牌がある人生設計もあっていい。
それを伝えられるのが、親の役目だと私は思っています。
25年働いて思う、公務員の魅力と課題
正直、公務員もいいことばかりではありません。
💀 異動の多さ
💀 古い体質
💀 理不尽なクレーム
そんなこともたくさんありました。
それでも私は辞めずに続けてきた。
なぜなら、「守るもの」が自分の中にあったからです。
- 家族
- 地域の人たち
- そして、自分の生活
それらを守るために、目立たず、でも確実に役目を果たす。
25年経っても、この選択に後悔はありません。
子どもに伝えたい、もうひとつの夢の形
今の子どもたちは、「夢はひとつ」と思いがちです。
でも人生の夢は、年齢によって変わってもいいし、いくつ持ってもいい。
私も若い頃はミュージシャンになる夢を持っていました。
それが叶わず公務員になり、今は防災の仕事に夢とか責任を感じている。
さらに退職後は、のんびりインターネットビジネスでもしながら好きな音楽活動をする夢を持っています。
公務員になったら夢が終わるんじゃない。
公務員になっても、夢は描き続けられる。
それを自分の背中で子どもたちに見せていきたい。
まとめ:親として伝えたい本音
公務員は夢がない仕事ではありません。
目立たず、波風を立てず、家族を守り、自分らしい暮らしを手にする夢が叶えられる職業です。
そして、人生の夢はひとつじゃない。
夢を追うことも、暮らしを守ることも、両方あっていい。
親として子どもに伝えたいのは、
というメッセージです。
もし進路選びに迷う子どもがいたら、親の実体験として、この話をしてあげてください。
きっと子どもたちなりの夢の捉え方が、少し変わるはずです。
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