今さら言うまでもありませんが、コロナ禍やら円安やら世界の紛争とかによる影響を、みなさん何かしら受けていて大変な状況だと思います。
先日、ショッピングモールに食材を買いに行ったのですが、明らかに色んな物が値上がりしていて・・・まぁ、どう考えても家計を直撃していますよね。
だがしかしですけど、コロナだろうが円安だろうが、状況が悪い時ってボヤいたり文句を言ったりする前に、「自分の視野が狭くなっているに違いない」と考えることが非常に重要だと思います。
よくあるのが、お金に困った時に、「一発逆転に賭ける」をやりがちですが、普通に考えて、「これまで一発逆転なんて経験したことないのに、なぜ今さら期待を持つの?」ということじゃないですか?
つまり、平常時に「手段として良くない」と認識してたハズの打ち手なのに、非常事態になった途端、「もう、これしかないっ!」となってる。
「冷静さを欠いている」というよりも「視野が狭くなっている」というところで、最も大きな問題は「視野が狭くなっている自覚がない」というところだと思います。
なので、かなり高い確率で状況が悪い時って、さらに傷口を広げることになるんです。
成功よりも失敗事例をリスト化すること

私は、公務員を辞めた後にメディア運営や作曲など、様々な仕事をしているのですが、大事なのは「勝つこと」よりも、「負けないこと」なんですね。
「負けなければチャンスはまたある」みたいなことです。
で、この記事を読んでいる公務員の方で、いわゆる「上司」と呼ばれるポジションの方もいらっしゃると思うので、釈迦の説法になってしまうのですが、「勝ちパターン」よりも圧倒的に「負けパターン」の方が存在します。
勝ちは「水モノ」、つまり運に左右される事も多いのですが、「負け」は必然なんです。
「運悪く負けた」とかって、実はほぼ無い。
なので、まず、やらなきゃいけないのは「負けパターン」を熟知して、徹底的に潰していくことです。
「これをやったら失敗するよね」を、なるべくたくさん頭に入れること。
今、公務員といえども、決して生活は豊かだったり余裕だったりなんてことはないハズ。
まぁ、ウイルスによるパンデミックなんて100年に一度レベルの頻度ですから、ぶっちゃけ誰にも正解が分からない。
だから、試行錯誤を繰り返さなきゃいけない。
先ほど「勝つよりも負けないことが大事」と言いましたが、まず私たちがやらなくちゃいけない事は、「どうすれば成功するか?」を探ることではなく、「どうすれば失敗するか?」をリストアップして、組織で共有することだと思います。
媚びを売るだけの人を評価すると組織は回らなくなる

話は変わるのですが、これだけは今すぐにやめた方がいいなぁと思うことがあって、あの「上司に媚びる人」っているじゃないですか?
私は、「媚びるヤツは全員アウト」と言っている訳ではないのですが、まずは、「媚びる人たち」の中にも、「頑張っている人」と「頑張っていない人」がいることを理解し、そこは別の人種だということは理解しておいた方がいいですよね。
で、ここで議論したいのは、特に後者の人のことなんですけども・・・。
公務員って、基本的に成果主義の戦場で働いてないじゃないですか?
与えられた仕事を淡々とこなして、他者との競争なんか特にない。
そんな感じなのでサボろうと思えばいくらでもサボれるし、けど周りに迷惑がかかるから日々頑張って働いてるわけじゃないですか?
それに対して、一部の要領がイイだけの「頑張らない人」が飲み会などで上司に媚びを売って、仕事面でも高い評価を受けている現状がある。
ここは大きく間違っているなぁと思っていて、頑張ってる人も上司に媚びを売ればいいじゃん、という問題ではなく、上司が正しく評価をすべきだと思うんです。
つまり、「頑張っている人を正しく評価しろ!」ということです。
まったく仕事をやらないけど、飲み会には毎回参加して上司に媚びを売るだけが得意な人が評価されがちなので、「だったら仕事なんて頑張る意味が無くなって、職場が回らなくなるよ」となる。
公務員の職場はみんなが頑張ることで、スムーズに仕事が回り、より良い人間関係が構築されるわけで、頑張らない人が評価されてしまうと組織は上手くいかなくなるんです。
上司が守るべきことは1つだけ

今、上司がやらなきゃいけないのは、仕事を頑張らない要領がイイだけの人が評価される現状は看過しちゃいけない。
自分にすり寄ってくる人を評価するんじゃなくて、「媚を売る暇があったら日々の仕事を頑張れ」と言わなきゃいけない。
この件は、出世を左右する大きな問題です。
だから、「自分にすり寄ってきて可愛げがあるから評価した」ではダメなんです。
人当たりがイイだけの無能な人が組織にとって一番の癌なので、そこは絶対に評価しちゃいけない。
ただ、その人は「自分なりの正義」で動いているので、相当、言葉を選ばないといけないですが、でも注意はしなきゃいけない。
その瞬間は多少恨まれると思いますが、たったそれだけのことで組織が上手く回るのであれば別にいいじゃないですか。
上司がやるべきことで「何をすれば職場のみんなが納得して働けるようになるか」を考えた時に、パッと思い当たるのが今回のこと。
「頑張っている人を正しく評価する」です。
私は公務員として20年近く働いた後、今は公務員になりたい人、そして現役公務員の方を応援するメディアを運営しているのですが、公務員時代に正しく評価しない上司をたくさん見てきました。
もし今も公務員として働いていたとしたら、中堅からベテランの領域に入るので、「頑張っている人を正しく評価する」という基本的なことは絶対に守りたいと思います。
それが上司の仕事ですからね。
出世させてはいけない人の特徴を知ることで出世は近づく!
これを読めば人事ガチャが怖くなくなる
お金と心に余裕のある生活をしたい全ての人へ