・転職するときに理由ってどう言えばいいの?
・施工管理の転職理由の伝え方の具体例が知りたい
と思っている施工管理の方の悩みを解決できる記事になっています。
本記事で解説する「施工管理の転職理由の伝え方」「具体的な回答例」を知れば、どんな業界にも転職できますよ!
なぜなら実際に私は過去に土木の施工管理として働き、その後退職して公務員に転職した実績があるからです。
そこで、
本記事では、
- 施工管理の転職理由の伝え方
- 具体的な転職理由の回答例
- 公務員への転職を成功させるコツ
について解説しています。
実体験をもとに書いているので、転職したい施工管理の方にとって割と参考になる記事になっていると思います。
転職、とくに公務員への転職に憧れる施工管理の方はぜひ記事の最後までお付き合いくださいね!
もくじ
施工管理に限らず、退職理由は本当の理由を言ってもいいの?
本当の理由を言ってもいいのですが、ネガティブな理由を言うのはNGなので気をつけましょう!
多くの施工管理はネガティブな理由で転職しますが、面接官からすると
「こんな文句ばかり言う人と一緒に働きたくないな」
「この人は公務員にふさわしくないな」
と思います。
そのため、「何をどのように伝えるのか?」を常に意識して、出来るだけポジティブな退職理由を伝えるようにしましょう。
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実際の施工管理の転職理由は?ネガティブな理由が多い!?
「業界の将来性が不安」
「残業が多い」
「労働環境が過酷」
など、ネガティブな理由を挙げればキリがないですよね?
私も「残業が多い」「上司が無能」「企業体質が古くさい」といったネガティブな理由ばかりで退職しましたので安心してください(笑)
施工管理が転職理由を伝えるときに意識する5つのポイント
施工管理が転職先、主に公務員試験の面接時にチェックされているポイントは5つあるのですが、順番に解説します。
- 働きたい意欲の高さ
- 一緒に働ける人材かどうか
- 周りの人と合いそうな人材かどうか
- 同じ理由でまた転職しなさそうか
- ポジティブな転職理由かどうか
とくに公務員への転職の場合、①~③はかなり重要視されるので気をつけましょう!
①:働きたい意欲の高さ
その自治体で働きたい!という意欲の高さは最も面接時にチェックされるポイントです。
なぜなら、新卒ではない中途採用はビジネスマナーなどの基礎が身についている前提で採用されることになります。
つまりある程度即戦力となる、そして入庁する可能性が高い人材を採用したい思いがあるからです。
なので、転職理由を伝えるときは「どうしてもこの自治体(会社)」で働きたい!」という熱意が伝わるように工夫しましょう!
②:一緒に働ける人材かどうか
面接官は「この人と一緒に働けるかな?」というフィルターを通して面接をします。
逆にあなたが面接官で、面接を受けに来た人が「この人が部下だったら嫌だなぁ・・・」という印象の人が来たらどうですか?
「この人は普段からこんな感じなんだろうな。一緒に働くと面倒くさそうだな」と思いませんか?
施工管理であればビジネスマナーは備わっている人が多いので問題ないと思いますが、面接ではいつも以上に丁寧な話し方を意識しましょう!
③:周りの人と合いそうな人材かどうか
当たり前の話ですが、どの自治体も「入庁後は定年まで働いてほしい」と考えています。
長く働くのですから、当然「うちの職員と合う人材かどうか」を見られます。
そのため「自治体がどのような人材を採用したがっているか?」をチェックしましょう!
その自治体が採用したい人物像は公式サイトの「採用情報」や「試験案内」に記載されているケースがほとんどです。
ぜひ試験本番までに頭に入れておきましょう!
第二新卒は「これからの伸びしろ」に期待されている
繰り返しになりますが、自治体の採用担当が気にしているのは、
「働きたい意欲の高さ」
「一緒に働ける人材かどうか」
「周りの人と合いそうな人材かどうか」
です。
つまり、施工管理であっても「経験やスキル」よりも「入庁後の伸びしろ」に期待されていますので、「何か特別なスキルを自己PRしなければ・・・!」と不安にならなくて大丈夫です!
ぶっちゃけ転職で最も大切なのは「熱意と人柄」なので、面接官にしっかり伝えるようにしましょう。
④:同じ理由でまた転職しなさそうか
面接官は「あなたがまたすぐに仕事を辞めないか」をチェックしています。
とくに「仕事内容・人間関係・労働条件」が合わずに仕事を辞めた過去が場合、次の転職先でも起こる可能性はあります。
なので、転職理由であなたの努力で改善がみせられる回答ならOKですが、ただネガティブに感じられるだけの回答をしてしまうと、
この人はまた同じ理由ですぐに仕事辞めるんだろうな
と思われてしまいます。
なので、ネガティブな理由だとしても改善するための努力は示せるようにしておきましょう。
⑤:ポジティブな転職理由かどうか
退職理由はポジティブであることが望ましいです。
ちなみに、ポジティブな退職理由を伝える上でのポイントを2つ紹介します。
- 自分の強みをどう生かして貢献できるか
- どんな仕事をしたいのか
自分の強みをどう生かして貢献できるか
面接試験で必ずと言っていいほど聞かれるのが「長所(強み)はありますか?それを仕事にどう生かせますか?」という質問。
多くの受験者をふるいにかけるための決め手とするのに「強み」はどうしても確認したい項目の1つ。
なので、「自分の強みが何なのか、そしてそれを今後の仕事にどう生かせていけるか」を言語化して面接に臨みましょう。
施工管理の転職理由の伝え方は1つだけ!
結論から言いますと、「他にやりたい仕事がある!」という転職理由のみを伝えるべきです。
なぜなら、先程紹介した5つのチェックポイントをすべて満たすことができるからです。
「その自治体で働きたい意欲」は示せますし、「すぐに仕事を辞めないか」という不安を払拭することも出来ます。
そして何より「ポジティブな転職理由」としてアピールすることも出来ます。
公務員への転職を考えているなら、「公共の利益になる仕事をして社会に貢献したい!」という理由だといいですね。
施工管理の転職理由の伝え方!具体的な回答例はこれだ!
重要なのは、「どのように働きたいか?それを実現するためにいかに努力してきたか」を明確にしてポジティブな理由を伝えることです。
以下で具体的な回答例を紹介します。施工管理の方だけでなく、全ての転職希望者に参考になる回答例となっています!
転職理由:他にやりたい仕事がある / 社会貢献
「他にやりたい仕事がある」「社会貢献したい」という退職理由の場合、以下の5点を明確にしましょう。
- どんな働き方をしたいのか
- 「社会貢献したい」と思ったきっかけは
- 施工管理では社会貢献できなかったのか
- なぜ、公務員志望なのか
- なぜ、うちの自治体である必要があるのか
上記は面接で質問される可能性が高い質問たちなので、1つずつ丁寧にあなたの言葉で伝える準備をしておきましょう!
具体的な回答例
どんな働き方をしたい?
『民間企業では顧客よりも利益優先だったので、利益のみを追求するのではなく市民ファーストでサービスを提供する仕事がしたいです!』
※「なぜ建築会社を辞めたのですか?」と聞かれても、上記のように「公共の利益になる仕事がしたい」と答えられたら問題なしですね。
なんで社会貢献したいの?
『年齢を重ねるうちに、「自分は社会に生かしてもらっている」と考えるようになりました。その生かしてもらっている社会のために少しでも役に立てる仕事が出来ればと、社会貢献したいと思うようになりました』
施工管理の仕事で社会貢献はできなかったの?
『施工管理=地図に載る仕事なので、そういった観点で言うと社会貢献はできるのかもですが、利益を追い求めすぎる会社に段々と違和感を感じるようになりました』
『公務員であれば全体の奉仕者という立場から、仕事でたくさんの市民の方のために働けると考えております』
なぜうちの自治体なのか?
ここはどの自治体を受けるかによって回答が異なってきますので、地元の自治体を目指す方向けにお伝えします。
『社会貢献、もっと言えば生まれ育った地元に貢献したいです。また、親もこれから高齢になっていくため老後の面倒を見るために地元に残れる、転勤がない公務員こそ私の希望する働き方が出来ると思い志望させていただきました』
親の老後の面倒を見ると言えば、面接官も「地元志向がありうちに入ってもすぐに辞めなさそうだな」と安心させることができます。
施工管理の転職理由はネガティブばかり!プロに分析を頼るのもアリ!
面接では必ずと言っていいほど「建築会社から転職する理由はなんですか?」と聞かれます。
1人で転職理由を考えると本音=ネガティブな理由ばかりになってしまいがちです。
その際は転職エージェントに相談に乗ってもらい、第三者の目線で言語化してもらいましょう!
転職エージェントであれば、多くの施工管理の転職も担当しているため「こうすればポジティブに聞こえる退職理由になりますよ!」と的確なアドバイスをくれます。
試験の倍率1.0倍の自治体もある!?
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