公務員試験を有利に戦う方法があるなら知りたい。
官公庁もインターンを募集してるって聞くけど、メリットを始めとした詳しいことを聞いてみたい。
こういった疑問に答えます。
本文では、
- 公務員(官公庁)のインターンに参加するメリットは3つ
- 公務員(官公庁)のインターンで覚えておくべきこと
について解説しています。
この記事を書いている私は、公務員歴が15年以上の地方公務員。
新卒でブラック企業に就職して、1年足らずで退職した後、公務員へ転職しました。
こういった背景の私が、今回は「公務員志望者が官公庁のインターンを利用するメリットや方法」について解説していきます。
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官公庁のインターンに参加するメリットは3つ
公務員志望者が官公庁のインターンに参加するメリットは以下の通りです。
- 公務員の仕事を実際に体験できる
- 選考で有利になる可能性がある
- 志望動機に説得力を持たせることができる
①:公務員の仕事を実際に体験できる
公務員になりたい人は世の中にはたくさんいますが、公務員が実際にどんな仕事をしているか知っている人ってあまり多くないはず。
それもそのはずで、一般の市民が思い浮かぶ公務員というのは、市役所の窓口で働く職員だと思います。
しかし、市役所の窓口で働く公務員は全体のごく一部であり、その他の仕事はあまり知られていないはず。
そんな中、インターンとはいえ、実際に公務員が働く職場の中に入って実際の仕事ぶりを見るのは貴重な経験になるはず。
公務員の日常の業務に溶け込むことは、この先公務員試験を受ける方にとって非常に大きなことだと思います。
なので、官公庁のインターンを経験することは正解です。
インターンにおいて大切なこと
あなたが働きたい自治体に近い所でインターンを経験すること
こういった感じでインターンを経験すると、「公務員の仕事」がどんなものか分かりやすいです。
あと、仮に公務員の仕事が思っていたものと違ったとしても、学生のうちに「あ、やっぱ公務員は違うかな」と、働く前に気がつくこともできます。
せっかく努力して公務員になっても、「思ってた仕事と違う」となり、すぐ辞めてしまうのではもったいないですからね。
余談:インターンは効果が大きい
大学生から「公務員を目指すのに何かした方がいいことはありますか?」と聞かれたら「官公庁のインターンを経験しておくべき」と答えます。
募集している自治体があれば、どんどん申し込んでチャレンジしましょう。
②:選考で有利になる可能性がある
インターンをする前提の話ですが、インターンをしておくと、公務員試験の選考で有利になる可能性があります。
インターンをしたからといって優先的に採用してもらえることはありませんが・・・やるとやらないのでは大違いです。
というのも、「公務員として働きたい」といっても、「公務員はどんな仕事をしているかご存知ですか?」と質問で聞かれたら・・・返答に困る人も多いはずです。
一方で、実際に公務員の職場で働いていたら、その経験を元に色んな角度から発言することができるようになります。
「返答に困る=試験で落とされる」といえる状況にもなりかねません。
しかし、官公庁のインターンを経験しておけば、発言に説得力が出て面接官への印象も良くなります。
余談:インターン経験者はやはり有利
インターンで働いていた時に出会った人が、あなたが採用試験を受けた際の面接官だった・・・なんて偶然が起こる可能性もゼロじゃありません。
そうなるとかなり試験結果は有利に働くはずです。
面接官からすると、インターンに参加するくらい熱意のある人をできれば採用したいと思うはずですからね。
③:志望動機に説得力を持たせることができる
公務員試験の面接で必ず聞かれるのが以下の2点です。
- 公務員になってどんな仕事がしたいか
- 公務員になったらどのように貢献していきたいか
これらの質問はどの自治体でも必ず聞かれるけど、そもそも「どう答えるのがいいか悩む」という人も多いはず。
基本的にその自治体で働きたいという熱意を伝えればいいですが、どんな仕事がしたいかは、仕事内容を知らないと答えにくいですよね。
先ほども触れましたが、公務員がどんな仕事をしているかの全体像は一般人にはあまり見えてこないので・・・ありきたりのことしか答えられないと思います。
それだと他者と差別化を計れないので、面接を勝ち抜くには少し不安だと思います。
官公庁のインターンを経験することができれば、しっかりと志望動機を答えれることに繋がります。
余談:賢い人はインターンを経験している
公務員になりたい学生は筆記試験の勉強にばかり労力を割いているけど・・・よくよく考えたらインターンを経験する方が費用対効果は大きいです。
公務員試験の対策は「勉強」と「面接対策」という人が多いですが、勉強よりもインターンを優先すべきですね。
ちなみに、大学生が独学で公務員試験を合格する手順の1つに「官公庁のインターン経験」がありまして、それについては以下の記事で解説しています。
官公庁のインターンのデメリット
たとえば、せっかくインターンに参加できても、そこでのあなたの働きっぷりの評価が低ければ、むしろマイナスになります。
真面目にテキパキと働いて、「この人がうちの市役所を受験してくれたらいいのに」と思われたらインターンした甲斐があったと言えますが、「こんな人は絶対に採用したくない」なんて思われたら・・・やらない方がマシです。
バイト気分ではなく、「実際に公務員として働いている」くらいの気概で働くことが大事ですね。
対処方法:とにかく真面目に誠実に働けばOK
インターンに採用されたら、とにかく真面目に誠実に働けばそれだけでOKです。
普通に働いていれば、「やる気のある若者だ」という評価に繋がると思いますので。
評判が下がるくらいならやらない方がいいという人もいますが、私は公務員になりたい学生こそインターンをすべきだと思います。
それくらい貴重な経験を積めると思いますので。
官公庁のインターンで注意すべきこと
官公庁のインターンで注意すべきことについては、以下の記事で解説しています。
インターン希望の方は合わせて読んでみてくださいね。
官公庁のインターン募集の探し方
最後に、官公庁のインターン募集の探し方についてです。
結論から言いますと、リクナビNEXTを利用しましょう。
基本的に就活サイトであるリクナビNEXTですが、官公庁のインターン募集の情報も掲載されており、
自治体の概要や体験内容、受け入れ期間、参加条件、募集人員といった情報を知ることができます。
リクナビNEXTは無料で利用できるため、まずはアカウントだけでも今のうちに作っておくことだけでもしておきましょう。
リクナビNEXTは面接に必須である「自己診断」も行える
リクナビNEXTは官公庁のインターンの募集情報を知ることができるだけじゃなく、自己診断も無料で行うことができます。
というのも、公務員試験の面接を臨むにあたって自分自身を把握すること、いわゆる「自己分析」が出来ていないと高い確率で面接で落とされてしまいます。
面接ではほぼ100%の確率で以下の質問をされます。
- あなたの長所を教えてください
- 公務員の仕事に活かせるあなたの強みは何ですか?
上記の質問に答えるには「自分自身について」をしっかりと把握しておかなければ答えることが難しく、「リーダーシップがある」などと、ありきたりの回答をするのはNGです。
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」なら質問に答えていくだけで、かなり詳細なあなたの強み(長所)を診断してくれます。
まだ自己分析をしたことがないという方は、これを機に自己分析を1度やっておきましょう。
繰り返しますが、グッドポイント診断は無料なので、負担なく今からでも行うことができますよ。
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というわけで今回は以上となります。
官公庁のインターンは人気が高く、希望すれば誰でも参加できるというわけではありません。
しかし、自治体や職種を限定しなければ選択肢は意外と多くあります。
なので、公務員になりたい、そして時間に余裕のある方はぜひ官公庁のインターンに参加して、貴重な経験を積むことをオススメします。
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