通常の公務員試験の面接と違い、社会人経験者(民間企業経験者)枠の面接で必ず聞かれるのが、
前職の退職理由
採用する自治体側からすると、「転職者がうちで長く定年まで働いてくれそうか」というのは気になるポイントなんです。
ちなみに面接官は、社会人経験者枠の試験を受ける方の退職理由から、
- 職場選びで何を重視しているか
- 仕事に対する基本的な考え方や姿勢
上記2点をチェックし、「同じような理由で再び退職しないかどうか」を判断します。
もくじ
社会人枠の面接:退職理由を答える時の3つのポイント
まず初めにお伝えしたいのは、「退職理由を赤裸々に語ればいい」という訳ではないという点です。
「正直者はバカを見る」ということわざは、公務員試験でも当てはまります。
どんなに前職の労働環境・条件がブラックで、「誰が聞いても辞めて当たり前」みたいな会社であったとしても、面接官は「前職の不平不満を延々と語る人」を採用したいとは思いません。
せっかく内定を出しても、また不平不満を言って辞めてしまうのでは・・・と不安になるからです。
社会人経験者枠の面接で退職理由を聞かれたら、下記のポイントを抑えた回答ができるよう、あらかじめ自身の回答を用意しておいてください。
- ポジティブな回答を心がける
- 前職の悪口を言わない。むしろ感謝の言葉を述べる
- ハキハキと簡潔に答える
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
①:ポジティブな回答を心がける
不平不満をタラタラ語るのではなく、「ポジティブな回答」になるよう心がけましょう。
※ 前の仕事では「残業時間」が多く、プライベートの時間が少なかった場合。
(回答例)前職では、労働時間が長く、終電で帰ることも珍しくない状態でした。残業ありきの労働体質をなんとかしようと、作業内容を見直して業務改善を試み、会社へもツールの導入や業務の効率化を提案したのですが、なかなか変えることは難しく、スキルアップのための勉強時間や体力や健康の維持に必要な時間を取ることが難しかったので、将来のことも考えて退職を決意しました。
ただ「残業が多いので嫌になって辞めました」では、社会人として幼稚だし、「いかなる理由でも残業してくれない人」、つまり「非協力的な人・協調性のない人」という印象を与えることになります。
本音は大切かもしれませんが、相手に悪い印象を抱かせないためにも、なるべくポジティブな言い回しにすることが必要です。
「残業時間の多さ」が理由の場合は、「終電」やといった言葉を使って、努力をしたけど残業の度合いが大きすぎたという印象に変える。
そして、「健康維持や勉強の時間を確保したかった」という表現を追加することで、面接官に与える印象を良くすることを心がけましょう。
②:前職の悪口を言わない。むしろ感謝の言葉を述べる
2つ目に、「お世話になったので感謝しているのですが~」や、「貴重な経験をさせていただき、ありがたく思っているのですが~」といったように、前職の会社への感謝の言葉を話すことも印象を良くする上で大切です。
納得いかないことや、辞めたくて仕方がなかった事情があったとしても、面接官は不平不満ばかりを口にする人を採用したいと思いません。
このように思われてしまいます。
どれほどブラック企業に勤めていたとしても、前職の不平不満はグッと胸に閉まっておいて、感謝の言葉を添えることで、「ポジティブな人材」「信頼できる人材」という印象を残すようにしましょう。
③:ハキハキと簡潔に答える
退職した理由がどうあってもポジティブな印象で与えられない場合、ついモジモジしてしまいがちですよね。
でも、煮え切らない物言いだと、
「何かやましい理由があるのかもしれない」
「何か問題を起こしたのではないか?」
と、余計な誤解を生んでしまいます。
社会人経験者枠の面接で退職理由を話す際には、堂々と自信を持って、ハキハキと答えることを意識しましょう。
公務員試験の面接はコツさえ分かれば合格できる!
公務員試験の面接で高評価を得る、すなわち合格率を上げるために知っておくべき「通常枠と社会人経験者枠の面接の違い」について、色々とお話してきましたが、一番伝えたいのは「面接はコツさえ分かれば合格できる!」ということです。
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その「ちょっとしたノウハウ」は?ですが、それは私が書いた「公務員試験の面接で勝てる、自信作のnote」です。
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あなたの成功を願っています!
公務員に転職したい社会人の方はこれで勝てる!
もっと退職理由を極めて試験に勝ちたい方へ!
転職する理由を明確にして面接官を納得させろ!
これをすぐに答えられないと正直ヤバイです!