公務員の人に聞きたいけど、毎年どれくらい貯金してるんだろう?
それと、30歳でどのくらい貯金してれば安心なのか教えてほしい。
1,000万円とか貯金があったらさぞかし安心できるんだろうなぁ・・・
このような疑問にお答えします。
本文では、
- 公務員が1,000万円の貯金をしても安心感は得られない
- 安心感を得るには何が必要か?
について解説しています。
結論から言いますと、貯金が1,000万円以上あっても、安心感なんて得られません。
現在公務員歴15年以上で、30歳の時点で1,000万円の貯金があった私の体験談を元にお話していきます。
1,000万円の貯金をしても安心感が得られない理由
最初に書いておきますが、公務員として6年間働いて30歳の時点で貯金が1,000万円を超えた時の私の状況は下記の通りです。
- 独身で実家暮らし
- 家に3万円生活費を入れる
- 車を所持
上記だけです。
株で貯金を圧倒的に増やした訳ではなく、純粋に給料とボーナスを貯めるだけでほぼ達成しました。
当たり前の話ですが、20代のうちに結婚していたり、1人暮らしをしていると1,000万円の貯金は無理だと思います。
なお、私の24~30歳の期間の年収は420~650万円ぐらいでした。これくらいの年収があれば、基本的に無駄な出費を抑えるだけで1,000万円の貯金は十分可能です。
それでは本題に入りますが、1,000万円の貯金があっても安心感が得られない理由は以下の通りです。
- 何かあると3年で貯金が尽きる
- 将来に備えるには少なすぎる
- そもそもお金で安心は得られない
①:何かあると3年で貯金が尽きる
1,000万円貯金があっても、大病をしたり、何かしらの理由で働けなくなった場合、3年ほどで貯金が尽きます。
公務員はケガや病気で「病気休暇」というものが取得できるので、これによりいくらかの延命措置は出来ますが・・・
とはいえ、いつまでも取得できる訳ではないので、1,000万円あっても精神的な安定とは程遠い。
結局は、一生遊んで暮らせるお金ではない限り、安心感を感じることはできません。
②:将来に備えるには少なすぎる
人生で大きなお金が必要な場面が3つあるのですが、それは以下の通り。
- 住宅資金
- 子育て資金
- 老後資金
悲報ですが、1,000万円の貯金があったとしても、上記3つのうちのどれか1つでもまかなうことが出来ません。
ちなみに、大手ハウスメーカーで建てた場合、私の住むエリアだと土地込みで4,500万円は必要になります。
そして子供1人育てるのに、大学まで進学した場合、1人につき2,000万円かかります。
老後資金も、政府が言うには2,000万円が必要だとのこと。
もちろんどこに住んでいるか、子供が何人いるかによって必要なお金は変わってきますが、1,000万円程度の貯金ではどれもまかなうことができません。
100万円も貯金がない人からすると、「1,000万円貯金があれば将来安泰なのになぁ」と思うかもですが・・・
それは完全な勘違いで、1,000万円貯金があったからといって安心とは程遠いですね。
③:そもそもお金で安心は得られない
人生で幸福を決定づけるものは「健康」や「友人」、そして「家族」でして、お金は必ずしも重要ではありません。
1,000万円貯金があったからといって健康に過ごせる訳ではなく、人間関係が円滑に進む訳でもありません。
もちろん、お金が無いよりもあった方がいいのは当たり前ですが、「お金がある=幸せ」ではないのは疑いようのない事実なんです。
貯金が100万円くらいしかなかった過去の私は、「1,000万円貯金があったら精神的に楽だろうなぁ」と思ってましたが、それが勘違いだったと今なら分かります。
ちなみに私よりさらに貯金のある友人と話をしましたが、「3,000万円持ってるけどこの先安心なんて思ってないよ」とのこと。
億というお金を持ってるなら話は別でしょうが、結局はいくら貯金があっても安心感で満たされることはないのでしょうね。
ちなみに、1,000万円の貯金があっても安心感が得られないことを本記事では解説していますが、公務員の年収がキャリアハイの1,000万円になると、リアルにこんな生活になるという話を以下の記事で解説しています。
安心感を得るために何が必要なの?
公務員として15年以上働き、中年という年齢になった私が思うことは以下の感じです。
- 1,000万円程度のお金では安心感は得られない
- 変化の波に上手く乗り続けること
- 身の回りの人を大切にする
若く、独身の方にはまだ伝わらないかもですが、年齢を重ねるとお金ではどうにもならない悩みが増えてきます。
子供のことについてや、家族の健康についてなど、いくらお金があっても解決しない問題が徐々に出てきます。
もちろんお金があれば解決するための選択肢は増えますが、とはいえお金で全てが解決できる訳ではありません。
また、「生きていく=変化していく」なので、その変化の波に上手く乗り続けることの方がお金を貯めるよりも重要だったりします。
そして最後の「身の回りの人を大切にする」は綺麗ごとに聞こえるかもですが・・・
私も「家族や友人は最高の財産だなぁ」と感じる年齢になりました。
繰り返しになりますが、安心感を得るにはお金ではなく、
- 1,000万円程度のお金では安心感は得られない
- 変化の波に上手く乗り続けること
- 身の回りの人を大切にする
上記の3点だなとつくづく思います。
ちなみに、公務員が今乗るべき波は「副業の波」でして、今ならまだ先行者優位を取れます。
公務員が副業をすることで裕福になりやすい理由については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
まとめ
- 何かあると3年で貯金が尽きる
- 将来に備えるには少なすぎる
- そもそもお金で安心は得られない
1,000万円の貯金があっても安心感が得られない理由をまとめてみました。
1,000万円貯めるのは確かに凄いことだし、大変なことですが、だからといって安心感を得られるかと言われたら答えは「NO」ですね。
さらに多くの貯金、たとえば1億とかあればまた感じ方は変わってくるかもですが、公務員が1億円の貯金をするのは・・・まぁ無理ですよね。
それに安心感をお金に求めるのはナンセンスでして、それよりも大事なものがあることに年を重ねると気がつくようになります。
家族、友人、健康、時間など、いわゆる「お金で買えないもの」を大事にする方が心の満足度は高いかなと思います。
それでは今回は以上となります。
公務員が1,000万円の貯金をしても安心感は得られない理由を、私の体験談も元にお話しました。
お金はたしかに大事ですが、あまりそれだけにとらわれるのではなく、身の回りの人や健康を第一に考える人生の方が、楽しく有意義に過ごせると思うので参考にしてみてくださいね。
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