いきなり質問なのですが、「貯金50万円」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
おそらく大半の人が、「少ない」と思ったのではないでしょうか。
また、この記事のタイトルを見て、
と思った人もいるでしょう。
確かに貯金50万円は多い・少ないで言ったら、決して多いとは言えない金額ではあります。
だけど断言します。
貯金ゼロの人と比べたら、その差は天と地ほどの差があるということ。
言い換えると、貯金50万円を貯めることさえ出来れば、人生を変えるスタートラインに立つことが出来ます。
ていうか、1億円の資産形成も最初は10万円、30万円、50万円と、コツコツとした道ですから、50万円を舐める人はその後大きく資産形成は出来ないでしょう。
というわけで、
本文では、
- 貯金50万円を達成できない人は多い
- 貯金50万円は可能性しかない
- ゼロからでも貯金50万円貯める方法
について解説しています。
この記事を書く私は現在40代半ばで、資産1億円を達成することが出来ました。
ちなみに私は実業家とか親がメチャクチャ金持ちとかでもなんでもなく、ただの地方公務員です。
こんな私でも正しい努力を正しい方向にしただけで1億円という大きな資産を築けたので、おそらく皆んなにチャンスがある。
そして、決して1億円は手が届かない金額じゃない、と思っています。
なのでこれから大きな資産を作りたい!という思いのある方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
貯金50万円を達成できない人は多い
貯金50万円もない人は意外と多い、みたいな話をすると、
と思った方もいるかもしれません。
でも、50万円を貯めている人、特に若い人の場合、それは意識が高いから貯金することが出来ているんです。
世の中50万円を貯めることが難しい人が意外といます。
あなたが思ってる以上に多く存在します。
その根拠ですが、「令和4年 家計の金融行動に関する世論調査」というデータがあるのですが、この調査では年齢や収入などが発表されています。
それによると、単身世帯の貯金額は、
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
貯金ゼロ | 42.1% | 32.4% | 35.8% | 39.6% |
中央値 | 20万円 | 75万円 | 53万円 | 53万円 |
上記の通りでして、全体の半分くらいは貯金50万円を持っていない。
で、貯金50万円持ってれば、だいたい真ん中あたりに位置している、と言えるわけです。
おそらくですが、貯金がなくてこの記事を読んでいる人は、
というジレンマと戦いながら生活してると思うんですよ。
もちろん、資産は他人と比べるものじゃなく、あくまで「自分と向き合うための数字」なのは前提ですが、
それでも50万円貯めれば、真ん中くらいのポジションに行けると思ったら、ちょっと頑張ってみようかな、と思えるのではないでしょうか?
また、私がなぜここまで「まずは50万円貯金しよう」と言ってるかと言いますと、それは「世間の中間ポジションについて安心しよう」ということではありません。
50万円という額は一見少ないように感じる金額ですが、人生において大きなインパクトを与える最初の一歩であるからです。
いや、あえて厳しい言い方をすると、
50万円を貯めれない人は、一生お金に困る人生を送ることになる。
といっても過言じゃないんです。
では、次の章では「50万円で実際に何が変わるのか?」についてお話していきたいと思います。
貯金50万円は可能性しかない
「100万円は人生を変える」みたいなフレーズをどこかで聞いたことがある人もいるかもです。
私はこの言葉に完全に同意なのですが、ぶっちゃけ若い人ほど100万円への道のりはまぁまぁしんどいです。
だから途中で挫折する人が多いのも事実だし、そうなると結局人生を変えることができません。
だからこそ最初の目標を100万円じゃなく、緩めの50万円にすることでお金を貯める成功体験を経験して欲しい、と思っています。
①:長期的な視点を持てる
50万円の貯金を達成すると、貯金することの楽しさとかを経験でき、結果的に長期的な視点を持つことができるようになります。
たとえば、目先の「今が楽しければそれでいい」みたいな欲求を我慢することができます。
貯金がない人って、
- 欲しいものがあれば買う
- 食べたいものがあれば食べる
みたいな、ある意味「動物みたいなノリ」で生活している、という気がします。
身体に悪いからと分かっていてもジャンクフードをお腹一杯食べてみたり、
お酒やタバコをやめられなかったり、
損するのが分かってるのにギャンブルを続けてしまう。
それで健康を害したり支出が増えたりして、いっこうにお金が貯まらない・・・という負のループにおちいる訳ですね。
でもこれって逆に言えば、少しでも貯金ができれば判断や考え方を少しずつ変えることができる、ということです。
最初はしんどいかもですが、徐々に本能を理性で抑え、長期的な視点を持つことができるようになります。
で、本能を理性で抑えて、長期的視点が持てるようになるスタートラインが貯金50万円くらいだと思います。
貯金がない状態だと、ついつい、
といった感じで投げやりになって本能に支配されてしまいがち、という気はします。
でも50万円は違います。
「短期的な欲に負けないようにしよう」という理性が働きやすくなるんですね。
自分を律して、貯金50万円を達成することができれば必ず人生が好転していきます。
なのでぜひ歯を食いしばって、本気で50万円貯めることなら始めて欲しいと思います。
②:借金の恐怖からの解放
生きていると想定外のことが色々起こると思います。
たとえば、勉強したいこと・やりたい事が見つかったとか、家族・親戚の具合が悪くなったとか、車が故障して高額の修理費が必要になったとか。
こうした時に貯金が無いとどうなるでしょうか?
勉強しようにも学べないし、交通費がないなら見舞いにも行けないし、修理費等はローンで対応するしかないでしょう。
ローンには当然、利息がかかります。
ただでさえお金が無いのに、無駄な支出で生活はますます苦しくなります。
このように、お金が無いと自分の行動が制限されますし、常に借金と背中合わせで不安にまとわりつかれた状態での生活になりがちです。
一方、50万円でも貯金があれば状況は全然変わってきますよね。
先ほどの勉強代や交通費、車の修理費もなんとかなるはず。
つまり、貯金ゼロと比べたら行動を制限されませんし、選択肢が広がるし、人生から転落する可能性をグッと減らすことができる、という気はします。
もちろん、貯金500万円とか1,000万円に比べたら貯金50万円なんてちっぽけな額ですから、出来ることに限りはあるでしょう。
ですが、50万円あれば未来を良くすることや、自分の身を守ることは十分できるようになります。
③:お金の大事さが分かる
お金を積み上げていく過程で「お金の大事さ」が分かるようになります。
どういうことかと言いますと、貯金が50万円ないということは、後先考えずに使ってしまう人なのではないでしょうか。
そんな人が50万円貯めようと思ったら、そりゃもう苦労でしかないわけですよ。
これまでの生活をすべて見直さないとお金を貯めることは出来ないのですから、我慢することや考えることだらけでストレスがのしかかるはず。
だからこそ、50万円は我慢とか努力の結晶なわけですから、達成する前と後では違った景色が見えるはずなんですよ。
今までは飲み会でなんとなく使っていた1万円でも、お金を貯める過程を経験することで「いかに1万円が大切か」が分かるようになります。
病気をして健康の大切さに気がつくのと同じように、お金もその大事さが分かると、
って気がつけると思うんですよ。
そうなると必然的にムダ遣いをしなくなるんですよね。
④:堅実な思考への変化
貯金が50万円にも満たない状態だと、ついつい一発逆転の思考になりがちなんです。
で、楽にお金を得る手段ばかり考えるようになります。
具体的には、
当たるわけがない宝くじを買ってみたり、
儲かる系の情報商材に手を出してみたり、
ギャンブルで一花咲かせようとしてみたり。
このような状態って絶対に貯金に繋がっていきませんから、貯蓄のスタートラインにすら立てていない、という気がします。
でも50万円あれば話が変わってきます。
50万円貯めるというのはそれなりに大変だし、その過程において我慢とかストレスとか必ずあるはずなんですよ。
で、その我慢とかストレスと向き合って成果を出したということですから、客観的に見て貯蓄のスタートラインには立てていますし、
「一発逆転」みたいな思考がいかにバカであるか、に気がつくと思うんですよ。
それでも、
と思う方もいるかもしれません。
確かにそれも一理あるのですが、何事も最初の一歩が一番キツいんです。
勉強だってダイエットだって副業だって、成果が出るまでが地獄だから、そこを踏ん張れるかどうかが成否を左右するのは間違いありません。
ダイエットとか副業がそうですが、結果が出る前に辞めちゃう人がメチャクチャ多いのですが、貯金もそれと同じです。
でもだからこそ最初の一歩を踏み出して、結果が出るまで踏ん張ることができれば、たとえ小さい結果でも成功体験を積めれば、それは本当に価値がある行動なんです。
重い腰を上げて、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、スタートラインに立ってしまえば、あとは二歩目、三歩目と上手く進んでいくものです。
だからぜひ、50万円を貯めて、貯蓄のスタートラインに立って欲しい、と思います。
ゼロからでも貯金50万円貯める方法
ここまで、50万円は生活を好転させるだけの力があることをお話してきました。
では、今現在、貯金ゼロの人がどのように50万円貯めていくのかですが、
先取り貯金(給料から天引き貯金)をすること
これが最善の方法なのではないか、と思います。
給料が入ったら、まずは貯金分を確保しておいて、余ったお金で生活するという方法ですね。
というのも貯金が出来ない人の場合、基本的に「節約」という思考や習慣が身についていないと思います。
そんな人が
「収入 - 支出 = 貯金」
というスタイルでお金を貯めようとしても、まぁ十中八九うまくいかないでしょう。
だからこそ先にお金を貯蓄用の別口座に入れるなどして、
「収入 - 貯金 = 支出」
のスタイルでお金を貯めるようにすることが大事ですね。
理由はシンプルに、「強制的に貯まるから」です。
強制的に貯まるのですから、ある程度の時間をかければ50万円どころか、その先の100万円も200万円も作れるはずなんですよ。
もちろん、先取り貯金も決して簡単な訳じゃないですから、貯金へのモチベーションを維持しつつ、我慢やストレスと向き合う必要は必ずある、と思います。
でも貯金というのは同じことの繰り返しですから、みんな最初はゼロでそこから積み上げてきたわけですから。
なので、あなたも諦める事なく、未来をより明るくさせるんだ!という強い意志のもと、毎月少しずつでもいいのでお金を貯めていって欲しいです。
coming soon・・・