公務員とはいえ、大学まで出てする仕事じゃない気がするし・・・
技能労務職についてよく知る人の意見を聞きたい。
このような悩みにお答えします。
本文では、
- 大卒で技能労務職になるのがNGではない3つの理由
- 技能労務職で大卒の経験を発揮する方法
- 大卒で技能労務職になっても「もったいなくない」という話
について解説しています。
この記事を書く私は公務員歴15年以上の政令指定都市で働く職員です。
これまでたくさんの技能労務職の方を仕事で見てきましたので、その実体験やヒヤリングを元に記事を書いているため、わりと参考になる話だと思います。
技能労務職の仕事をしつつ、大卒の経験を生かせる方法も解説しています。
不安なく技能労務職の仕事に就くことが出来るよう解説しますので、記事の最後までお付き合いください。
もくじ
大卒で技能労務職になるのがNGではない3つの理由
理由は以下の通りです。
- 高卒よりも初任給が高い
- 働く前から向き不向きは分からない
- 行政職よりも圧倒的に時間の余裕あり
大手企業よりも公務員の方が年休が取得しやすかったり、高待遇だったりします。
また、残業が少なく年間休日も多め。
性格的にデスクに座って資料作りが向いていなくて、単純業務をする技能労務職の方が向いているケースもあります。
大事なのは学歴と見栄にこだわることより「無理なく働ける仕事に就くこと」です。
①:高卒よりも初任給が高い
公務員はどの職種も、高卒と大卒ではスタート時の給料が違います。
当たり前の話かもですが、大卒だと高卒の人よりも2~3万円ほど月額基本給が高いので、1年目の年収は高卒よりも30万円以上多いことになります。
大卒は出世しやすい
行政職、技能労務職に関わらず、公務員は大卒の方が出世しやすい傾向にあります。
技能労務職といえども自治体、職種によっては課長補佐あたりまでの出世は可能です。
実際、私の働く自治体でも技能労務職の方で、課長補佐まで出世している人はいます。
なので、技能労務職といえども年収1000万円プレーヤーを目指すのは不可能ではありません。
②:働く前から向き不向きは分からない
大卒だからといって大企業に勤めたり、難しい仕事をしても続かなければ意味がありません。
人は何事も「損すること」を極端に嫌う傾向があります。
なので、大卒なんだから一流企業、もしくは行政職として公務員にならないともったいないと考えがち。
でも、仕事の向き不向きはその人によりけりなので、行政職よりも技能労務職の方が向いている大卒の人はたくさんいます。
大企業に就職=幸せではない
大企業に勤めることを目的にすると不幸になりがちです。
というのも、就職で大事なのは「自分に合った仕事をする」とか「条件のいい仕事をすること」でして、大企業に勤めたからといってそこがゴールではありません。
大企業で競争に負けてツライ思いをするよりも、技能労務職の職場でのほほんと働いた方が幸せなケースって多いと思います。
単純業務も立派な仕事
大卒なのに技能労務職の仕事をするのが恥ずかしいと思う人もいるかもですが・・・
しかし、技能労務職だって立派な仕事ですし、公務員であることに変わりはありません。
もし単純業務が嫌なら出世して管理職になればOKですし、もしかしたら技能労務職がめちゃく向いていて天職かもしれません。
③:行政職よりも圧倒的に時間の余裕あり
技能労務職の仕事ってホント楽なんです。
- 勤務時間:8:30~17:15。基本的に残業無し
- 年間休日:135日以上(年休含む)
- ボーナス:4.5ヶ月。行政職と同じだけもらえる
仕事で疲れないし、残業が無く定時で帰れるのでアフターファイブが充実します。
若いうちは遊ぶのも良し、これからスタンダードになっていく「公務員の副業」をするも良しです。
低ストレスな生活を目指すこと
ポイントは公務員の出世による高収入を捨てること。
公務員が出世しようとすると、出世コースに乗らないといけません。
すると激務な部署に配属されることになり、残業も責任も増えて疲弊します。
それよりも公務員としての仕事で出来るだけストレスと疲れを溜めず、プライベートを充実させることで低ストレス化を実現させます。
収入の少ない部分は投資なり、副業で穴埋めをします。
とくに技能労務職+副業は最高に賢いスタイルの1つです。
なので、選択肢の1つとして考えてみてください。
副収入があると「出世を捨てる選択肢」が選べます。
これってあまり知られていませんが、むちゃくちゃ大きなメリットなんです。
ちなみに、出世することに固執しなくなると下記のようになれます。
- 責任がのしかからない
- 職場の飲みに付き合わなくていい
- ハードワークに耐えなくていい
出世のために精神的にも肉体的にも疲弊してる人って公務員の中にはたくさんいますが、それがなんて愚かなことか気づくようになれますよ。
大卒で技能労務職になっても「もったいなくない」という話
先ほどすでにお話しましたが、就職で大事なのは見栄とかではなく、低ストレスでずっと働けるかどうかだと思います。
なので、大卒で技能労務職になるのがもったいないなんてことはありません。
仕事をする上で最も重要なのは「時間のゆとりがあるかどうか」だと私は考えています。
たとえ一流企業に勤めたからといって、毎日日付が変わるまで残業とかって、控えめにいって地獄ですよね。
一方、技能労務職ならほぼ毎日定時で帰れるので、家族サービスをするも良し、趣味に没頭するも良し、副業をするも良しだと思います。
最近の技能労務職員はみんな大卒
私の働く自治体でも、技能労務職で大卒の方は増えています。
というより、ここ10年以上、新規で採用される方の大半が大卒です。
公務員人気は以前として高いので、技能労務職といえども受験者が多く、その狭き門をくぐり抜けて来るのはやはり大卒といった事実があります。
なので、大学を出てまで技能労務職になるのはちょっと・・・という人は多いかもですが、ぶっちゃけ大卒じゃないと受からない職種にすでになっています。
技能労務職が底辺という世間体を利用しましょう
人によっては「技能労務職=底辺」という認識を持っています。
でも、これって実は美味しいんですよ。
- 仕事で多くを求められない
- 世間に公務員と知られにくい
- ハードルが下がりがち
上記の感じでして、行政職のように公務員バッシングの対象になりにくいので控えめにいって「気楽」です。
まとめ
見栄や学歴を意識して仕事を選ぶと「本当に自分に合った仕事」を見失ってしまいます。
そうなるの仕事が長続きしないので、どんどんキャリアが無駄になります。
まとめになりますが、大卒でも技能労務職になるのがNGじゃない理由は以下の通りです。
- 高卒よりも初任給が高い
- 働く前から向き不向きは分からない
- 行政職よりも圧倒的に時間の余裕あり
仕事で大卒の経験を生かすことばかり考えるのではなく、副業とかその他の活動で大卒の経験や知識を生かす方向で考えてみましょう。
そうすることで生活が豊かになったり、人としての幅が広がるので控えめに言って最高ですよ。
それでは記事の最後になりましたが、これから技能労務職の採用試験を受ける方のために技能労務職の試験問題を紹介しておきます。
技能労務職になりたい人必見!実際の試験で出題された問題はこれ!
まず始めに、『技能労務職の試験問題が知りたいあなたへ!実際に技能労務職の試験で出題された過去問はこれだ!【157問掲載】』についてご紹介させてください。
技能労務職の試験問題が知りたいあなたへ!実際に技能労務職の試験で出題された過去問はこれだ!【82問掲載】は、実際に出題された「ガチの問題」を集めた、技能労務職になりたいすべての方のために公務員試験を知り尽くした私がまとめたnoteです。
これはあまり知られていませんが、問題の傾向は毎年似ていますのでなるべく過去問に触れておくことが合格へのコツだったりします。あまり出回らない「技能労務職の試験問題」ですので、有益な情報を手に入れることが出来ます!
なぜオススメするかと言うと、ここで掲載している問題を知れば、「技能労務職の採用試験の対策方法が圧倒的に分かるから」です。
本気じゃない人には勧めませんが、技能労務職の試験に絶対合格したい人や現在の仕事にウンザリして公務員に転職したい人には絶対に読んでもらいたい内容になっています!
しつこいかもですが合格したいなら絶対に読んでおくべきでして、「問題を知らなかったばっかりに公務員試験に落ちた・・・」という苦い経験をあなたにしてほしくないのでぜひ手に取って欲しいと思います。
ただ1つだけ注意点があるのですが、それは「絶対に合格したい人向け」ということ。
リーズナブルとはいえ有料ですので、真剣な人にだけ読んでほしいと思っています。
絶対に合格したい!周りに負けたくない!という方は、ぜひ自己投資として以下の記事を読んでみませんか?
合格したい人や、試験の難易度や傾向を知りたいならオススメ!
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- 周さまざまなタイプの問題を合計157問掲載
- 技能労務職の試験の難易度や対策が分かる
技能労務職をあなたにオススメしたい理由
社会人から公務員へ転職する方へ
公務員になりたい学生の方へ