技能労務職

技能労務職(現業)として働く事のデメリットを4つ徹底解説するよ!

技能労務職(現業)として働くことのデメリットを知りたい。

公務員だけどマイナーな職種である技能労務職に興味があるけど、何やら民営化の動きがあるらしいし・・・

技能労務職でも定年まで安泰なのかどうかを教えてほしい。

こういった疑問にお答えします。

 

本文では、

技能労務職として働くことのデメリット

について解説しています。

 

この記事を書く私は某地方自治体で働く公務員です。

同じ自治体で働く技能労務職員や、友人などから技能労務職の実態を聞きつつ、働くことのデメリットなどを詳しくまとめています。

 

技能労務職という仕事とは?


技能労務職といっても一体どんな仕事なのか見当もつかない人もいると思うので、まずは技能労務職について簡単におさらいしていきます。

技能労務職というのは主に地方公務員の職種の1つで、職種は以下の通りです。

  • 清掃業務員(ゴミの収集)
  • 学校の用務員
  • 給食調理員
  • 下水処理施設やポンプの運転員
  • 上水施設の維持管理員
  • 市営地下鉄、市営バスの運転手
  • 公用車の運転手
  • 守衛など

 

「技能労務職」という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、その仕事内容は生活の中で目にする機会が多い仕事がほとんどですよね。

「こんな仕事も公務員だったんだ」という、新たな発見があった方も多いのではないでしょうか?

 

ちなみに、技能労務職の職員の給料やボーナスなど、お金に関する様々な実体については以下の記事で紹介していますので合わせて読んでみてください。

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【デメリット①】事務仕事ではなく肉体労働である


技能労務職の仕事は、世間の人がイメージしている公務員の仕事とは少し違ったものが多いです。

公務員というと市役所の窓口にいるような人をだいたいイメージしますよね?

そのイメージとは真逆で、技能労務職の仕事は基本的に肉体労働です。

スーツを着てデスクに座りパソコンで資料作成といった、いかにも公務員というような仕事内容ではありません。

 

ゴミ収集にしろ、給食調理にしても基本的には体を使ってやる仕事がメインです。

市役所で働く人たちがホワイトカラーの仕事だとしたら、技能労務職の人たちはいわゆるブルーカラーの仕事であると言えますね。

ホワイトカラーとは、一般には頭脳労働をする人、もしくは背広・ネクタイ姿で仕事をする人(総合職)のことを言う。

一方ブルーカラーとは、現業系・技能系の現場において青襟である作業服を着用して肉体労働している人のことを言う。

※wikipediaより引用

 

以上の事から、体を動かして働く事が苦手な人は技能労務職に就くのは止めておいた方がいいと思います。

逆に朝から晩までパソコンで資料作成したり、窓口で市民サービスに追われる仕事は得意ではないけど、安定、そして身分が保障されている公務員にはなりたい!というあなたには技能労務職は天職かもしれません。

赤ずきんくん
赤ずきんくん
技能労務職の仕事はほとんど市民と接する機会がないから気楽なんだよ!

 

また、技能労務職は仕事量が少ないため、行政職の職員と比べると、1日の実働時間は圧倒的に少ないです。

これはどういった事かと言いますと、技能労務職の中には終業時間前に仕事が全て終わる職種があります。

もちろん市営バスや地下鉄の運転手のように勤務時間中しっかりと働いている職種もありますが、技能労務職には1日2~3時間はのんびりする時間がある職種があります。

 

ちなみに、技能労務職の仕事のラクさについては以下の記事で解説していますので、ゆるく働きたい方は合わせて読んでみてください。

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【デメリット②】人によっては世間の目が気になる


繰り返しになりますが、技能労務職の仕事は基本的に肉体労働です。

ですから夏は汗ダクになったりする為、スーツを着て仕事をするといったスタイリッシュ感はゼロと考えてもらって差し支えないと思います。

また、人によってはその仕事内容を他人に知られたくない、働いている所を見られたくないと思うこともあります。

 

たとえば、「ゴミ収集をしてる姿を知り合いや家族などに見られたくない」という人も世の中にはいるというのが事実。

実際に、私の友人は清掃業務員として採用されて働いてみたものの、プライドを捨てきれずに1年も経たないうちに仕事を辞めました。

 

  • 仕事がラクで、毎日定時に帰れる
  • 1日の実働時間は5時間くらい(残り3時間は休憩)

上記のように、世間の人が知ったらバッシングされそうな仕事内容だったようですが、ゴミ収集をしてる姿を見られたくないといった「世間の目」が気になったようです。

 

被害妄想といってしまえばそれまでですが、人によっては「下に見られている」感じが非常にストレスに感じたようです。

汗ダクになってゴミを集めてる姿ってあまりカッコいい物じゃない・・・という気持ちは解らないでもないですが。

このように、世間の目が気になったりする人にとっては、技能労務職の仕事をすることはデメリットになり得ます。

 

ちなみに、技能労務職の仕事は世間的に下に見られがちですが、その時間の余裕さを活かせるので美味しい仕事だったります。

実は「技能労務職+副業」が公務員の最強の生き方でして、それについては以下の記事で解説しています。

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【デメリット③】行政職に比べて給料が低い


これはシンプルな話ですが、同じ市役所で働く職員同士でも、行政職と技能労務職では給料表が異なります。

たとえば同じ年齢、同じ学歴(高卒もしくは大卒)だったとしても、行政職と技能労務職ではスタート時から給料表が違いますし、昇格スピードや昇格の上限にも違いが出てきます。

 

狼くん
狼くん
昇格の上限ってのはどういうことだ?
赤ずきんくん
赤ずきんくん
行政職だとほんの一握りだけど局長や部長にまで登りつめれる可能性があるんだけど、技能労務職の人は頑張っても係長クラスまでしか出世出来ないんだ。

 

昔はそれほど行政職と技能労務職の給料差は無かったのですが、近年では技能労務職の給料が見直しされ、その格差は徐々に広がっています。

ちなみに、技能労務職の給料や年収・ボーナスなどについては以下の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。

【デメリットその4】民営化の可能性がゼロではない


技能労務職は昔「単純労務職」と呼ばれていたように、仕事内容は単純、そして簡単です。

したがって技能労務職の仕事は専門性が低いと思われたり、公務である必要がないということから全国的に民営化の流れが起きています。

 

狼くん
狼くん
民営化されたらある日いきなりクビなのか??
赤ずきんくん
赤ずきんくん
そういう可能性もゼロじゃないけど、大半は新規採用を止めて自然減少させていくってやり方が一般的だよ。

 

民営化されたらクビになるの?

技能労務職と言えども公務員なので、そう簡単にはクビには出来ません。

技能労務職を無くしたい自治体や政治家と、実際に従事している職員との間でお互いの落とし所は職員の自然減少という形です。

 

たとえば技能労務職の仕事に従事している人が100人いるとします。

年間5人ずつ退職していくとして、新規採用をしなければ20年で職員をゼロにすることができますよね。

このとき、100人いなければ業務が回らない場合どうするかと言うと、仕事を段階的に民間に委託するという方法をとります。

 

100人いきなりクビにしてその仕事を丸々民間に委託するという方法では摩擦が起きる為、このように段階的に民営化していくというやり方をしている自治体が多いようです。

しかし技能労務職員がある日突然クビになる、という可能性もゼロではありません。

 

民営化されてクビになったケース

橋下徹元大阪市長のような過激な手法を取る人が市長になったりすると、いきなりクビのリスクもあります。

実際に大阪市役所では、下水道などの現業部門(技能労務職)が近年民営化されました。

 

民営化された部局で技能労務職として働いていた職員のうち、希望者は行政職への転籍試験を受けて、公務員として働き続けることができました。

しかし、その試験に通らなかった職員は市が出資して作った民間会社にそのまま移籍したようです。

 

このように、ある日いきなり民営化(公務員をクビ)されると困りますが、ぶっちゃけ大阪市のようなケースは稀だと思います。

よほど過激な市長でなければ、自分の任期の間に摩擦が起こるようなことはしたくないはずですからね。

なので、技能労務職といえども「ある日突然民営化されてクビ!」なんてことはほぼ無いと思って大丈夫だと思います。

 

ちなみに、技能労務職の今後がどうなっていくかについては、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

技能労務職をオススメするのはこんな人

以下のような方には、技能労務職をオススメします。

  • お金よりも時間を大切にしたい
  • 出世よりも心のゆとりを大切にしたい
  • 年齢が30歳に近い、もしくは超えている
  • 簡単な試験で公務員になりたい

 

技能労務職の良いところは何と言っても残業がほぼ無いところです。

そして神経をすり減らして出世レースを繰り広げる必要も無いため、精神的にも気楽に働けます。

 

また、ある程度年齢を重ねている人にも技能労務職はオススメです。

なぜなら、多くの自治体で行政職だと30歳くらいまでしか受けれないから。

一方、技能労務職は多くの自治体で35歳まで受験資格があるため、民間で長く勤めたばっかりに公務員への転職に行き遅れた人でも、まだ十分にチャンスがあります。

 

とは言え、若い世代も技能労務職の試験は受けてくるため、勉強のブランクのあるアラサー世代が現役世代と競争するのは少し厳しいかなと。

そして、受験資格の上限が35歳まであるとは言え、1発で合格できるとは限りません。

また、年齢を重ねている人ほど残りのチャンスが少ないので、1年たりとも無駄にできないはず。

そこでオススメなのが「公務員専門学校」を利用することです。

 

ちなみに、私が心からオススメする公務員専門学校については以下の記事で紹介していますので、絶対に最初のチャンスで合格したい方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

  1. 事務仕事ではなく、肉体労働
  2. 人によっては、世間の目が気になる
  3. 行政職に比べて給料が低い
  4. 民営化の可能性がゼロではない

技能労務職(現業)として働く事のデメリットをまとめてみました。

 

技能労務職は時間に余裕があり、精神的にもラクに働けるので控えめにいって最高ですよ。

技能労務職に興味のある方は、ぜひ初めの一歩を踏み出して行動してみてくださいね。

 

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