技能労務職

下水業務員はどんな仕事してるの?試験問題は?について徹底解説します

下水業務員に興味があるんだけど、あまり情報が出回っていなくて困ってる。

下水業務員の採用試験を受けようと思ってるんだけど、仕事内容とか詳しいことが知りたい。

それと、下水業務員の採用試験ってどうやって勉強すればいいのかアドバイスがほしい。

このような疑問にお答えします。

 

本文では、

  • 下水業務員の仕事内容について
  • 下水業務員の採用試験について
  • 下水業務員の試験の倍率

について解説しています。

 

下水業務員の仕事内容について触れつつ、これから下水業務員を目指す方にとって有益な情報をメインに解説していきます。

実際に出題された問題や勉強方法についても紹介しますので、記事の最後までお付き合いください。

技能労務職の下水業務員はどんな仕事?


下水業務員の仕事は大きく分けて2つあります。

 

  1. 下水処理施設において下水浄化業務
  2. 下水ポンプ場においてポンプの運転

 

どちらの仕事もあまりピンとこないかもしれませんので、詳しく紹介していきますね。

下水処理施設での業務

下水処理場に勤務し、下水が適切に処理(浄化)されるための維持管理を行います。

私たちの生活排水である、台所・トイレ・風呂・洗面所での排水はポンプ場を経て最終的に下水処理場へ集められます。

 

そこで微生物の働きにより様々な菌を処理し、最終的に次亜塩素を混ぜて大腸菌などを滅菌させた処理水を海へ放流するのが一連の流れです。

この一連の流れはほぼ全て機械が行なってくれるので、下水業務員が何か肉体労働をするといったことはありません。

よく勘違いされていますが、バキュームカーに乗って家庭のトイレの水を汲み取りに行くといった業務は下水業務員の仕事ではありません。

処理水が正しい数値内に収まっているかを監視したり、数値が異常値の場合は塩素や酸素の量を増やしたりといったことを行います。

ポンプ場においてポンプ運転業務

私たちの生活排水は、まずは下水ポンプ場と呼ばれる施設に流れ着きます。

そこでトイレットペーパーや砂などのゴミを機械で取り除かれた生活排水を、ポンプの力によって下水処理場まで送ります。

このポンプの運転をするのが下水業務員の主な仕事です。

 

ポンプの運転といっても近年では全自動なので、下水処理場と同様、主な仕事は監視業務となっております。

ポンプ場は生活排水だけでなく、降雨による雨水もポンプで排水します。

降雨による雨水は量が尋常じゃないため、下水処理場ではなくそのほとんどをポンプにより海へ直放します。

 

晴天時はほかの技能労務職(調理員、清掃業務員など)よりも仕事は少ないのである意味暇なのですが、降雨があった場合は夜通しポンプ運転をするケースもあるため激務な仕事といえます。

他には、マンホールの中に据えられている小型のポンプを車で巡回しながら点検するといった業務も行っています。

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下水業務員の採用試験について


自治体にもよりますが、下水業務員の試験は35歳くらいまで受験資格があります。

普通、一般職の試験の受験資格は30歳までという自治体がほとんどですが、下水業務員をはじめとした技能労務職の多くは35歳まで受けれる自治体が多くなっています。

これは民間企業を辞めて中途採用で公務員になりたい人のために、少しでもチャンスがあるように一般職よりも受験資格の年齢幅を広くしているという配慮があってのことです。

 

また、下水業務員を受験するのに何か特別な資格は必要ありません。

受験資格のある年齢の方なら義務教育さえ受けていれば誰でも受験することができます。

ただし公用車に乗って様々なポンプ場を巡回したり、夜中の突然の降雨のために呼び出しがかかるといった自治体も多いため、普通運転免許くらいは持っておいた方がいいでしょう。

もし下水業務員の受験を考えていて、まだ普通運転免許を持っていない人は試験までに取っておいて損はないと思います。

 

ちなみに、下水業務員の仕事内容や職場環境の話を中心とした話は以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

下水業務員の1日の勤務内容は?

下水業務員の勤務時間内のタイムスケジュールは以下の通りです。

 

8:30~9:00 引継ぎ、ミーティング
9:00~12:00 下水施設の点検、見回り
12:00~13:00 昼休憩
13:00~15:30 午前中に何かあった場合、修理や対応
15:30~16:30 引継ぎ、ミーティング
17:15 終業

 

下水処理場とポンプ場で若干仕事内容の違いがありますが、午前中の主な仕事は見回り業務です。

 

  • 機械が正常に動いているか
  • 電流値は適正な値か
  • ポンプの試運転

上記のような仕事を行なっています。

 

午後からは午前中に何か機械などにトラブルがあった際、原因を解明して、自分たちで直せるようであれば修理をするといった仕事をします。

業者でないと直せない案件に関しては、担当の職員に見積もりを取らせて、修理または工事を企業に発注するといったことを行います。

 

また、自治体によっては24時間体制のところもあります。

いわゆる夜勤を行っているということですね。

夜勤については自治体によって勤務体系がまちまちのようですが、主な仕事は監視業務なので、何もトラブルがなければ特別何か仕事があるわけではありません。

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下水業務員は異動あるの?その頻度は?


下水業務員にも異動はあります。

下水業務員の異動先はその自治体にある各下水処理場、もしくはポンプ場なので、比較的異動場所は多いといえます。

自治体によっては処理場とポンプ場を合わせると100を超えるケースもあります。

 

そして異動の頻度ですが、市役所や区役所で働く一般行政職の職員と同様、3~5年程度での異動が一般的です。

なので、「最初に配属された下水処理場またはポンプ場で定年まで勤める」といったことはありません。

 

また、下水業務員として採用されるので、下水施設の維持管理以外の仕事をさせられることはありません。

「来年4月からは区役所の窓口で働く」なんてことにはなりませんので、全ての部・局に異動させられて、全く畑違いの仕事を異動のたびにしなければならない一般行政職に比べたら異動のストレスは少ないと言えます。

下水業務員はどんな試験問題が出るの?


技能労務職の試験というのは、地方初級レベルの一般教養試験が行われるのですが、下水業務員の試験もこれと同様です。

下水業務員の試験は清掃業務員、学校用務員などと同一の問題で、問題数は50問(自治体によっては40問)の一般教養試験が行わるのが一般的です。

また試験内容ですが、数的処理、日本史、世界史、地理、物理、化学、生物、時事問題など、一般的な公務員試験と同様、様々な科目から出題されますので、技能労務職といえども本腰を入れて勉強しなければ合格することは難しいでしょう。

技能労務職の中でも調理員は調理に関する専門的な問題が出題されますが、下水業務員の試験では下水に関する何か特別な問題というのは出題されません。

 

ちなみに、実際に自治体の技能労務職の採用試験で出題された問題を「知りたい」「解いてみたい」という方は、82問掲載されたnote(ノート)をぜひご覧ください。

これから試験を受けられる方は問題に慣れる意味でも、購入して目を通しておくことをオススメします。

▶︎実際に自治体の試験で出題された82個の問題はこれだ!

▶︎技能労務職の問題集(note)はこちらから

下水業務員の教養試験対策は?


技能労務職の筆記試験は、一般的な公務員試験と同じく一般教養試験が課されます。

技能労務職の試験の問題や勉強方法については、技能労務職の採用試験の難易度と、過去に出題された問題はこれだ!の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね。

上記の記事内で技能労務職の試験で実際に出題された問題を掲載していますが、「ほとんど解けなかった・・・」という方は試験に合格するのは現状では難しいかもしれません。

 

当たり前の話ですが、技能労務職といえども試験で点を取れないことには合格できません。

しかし、「やっぱりわたしが公務員になるなんて無理だったんだ・・・」と簡単に諦めないでください。

先ほどの問題がほとんど解けない人でも、これから努力して試験勉強をしっかり行えば技能労務職の試験は必ず合格できます。

 

公務員試験の勉強というと「公務員専門学校を利用した方がいいのかな?」という方が多いかもですが、結論からいいますと「技能労務職の試験であればWEB通信でOK」です。

30万円以上受講料を払って、LECやTACといった大手公務員専門学校を利用しなくても技能労務職の試験には合格できます。

受講料のリーズナブルな専門学校(WEB学習)もありますので、そちらを利用すれば下水業務員の試験に合格することは十分可能です。

 

下水業務員になりたい方が利用すべき学習方法とは?

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下水業務員の試験の倍率はどれくらい?


下水業務員の試験の倍率がどれくらいなのか、実際に行われた試験のデータを見てみましょう。

こちらは広島市の下水業務員(技能労務職)の過去の採用試験結果です。

 

年度 1次受験者 1次合格 2次合格 倍率
平成29年度 71 12 4 8.0
平成28年度 96 15 5 19.2
平成27年度 143 12 4 35.8
平成26年度 161 15 4 40.3
平成25年度 173 13 3 57.7
平成24年度 243 18 3 81.0
平成23年度 98 11 3 32.7
平成22年度 236 9 2 118.0
平成21年度 181 8 2 90.5

 

最も倍率の高い年は118倍と、一般行政職よりもはるかに高い倍率となっています。

その年によって受験者数にバラつきがあるので調べてみると、受験者数が多い年は清掃や学校用務といった他の技能労務職の採用試験が行われなかったために、下水業務員に人が集中したようです。

自分が受けるときにその他の試験が行われるかどうかによって受験者数が変わってきますので、そこはもう運によるものが大きいといえます。

 

続きまして、こちらは岐阜県関市の平成29年度の採用試験結果です。

 

年度 1次受験者 1次合格 2次合格 倍率
平成30年度 11 11 4 3.0

 

このように、自治体によって技能労務職は受験者数の人数の多い・少ないが非常にハッキリしているので、なるべく競争相手が少ない試験を受けたいのであれば、採用試験がどこであるかの情報をアンテナを張ってチェックしておきましょう!

下水業務員の給料はどれくらいもらえるの?


下水業務員は技能労務職であるため、市役所や区役所で働く一般行政職の職員に比べると基本給は低く設定されています。

しかし技能労務職といえども公務員であるため、給料は安定していますし、ボーナスに関しては一般行政職の人と同じ4.5ヶ月分支給されます。

 

下水業務員が技能労務職の中でも特殊なのは、夜勤があったり、下水は水道と同じくライフラインであるため土日・祝日も出勤する形態の自治体も多くあることです。

公務員は月曜から金曜まで8:30~17:15が就業時間というイメージが強いかと思いますが、下水業務員はシフト制で働いている自治体も多くあります。

なので、夜勤手当や祝日勤務手当(残業扱い)がつくことで、他の技能労務職はおろか一般行政職よりも給料が多いことも珍しくありません。

「技能労務職は給料が安い」という理由で敬遠されがちですが、下水業務員に関しては様々な手当や時間外勤務手当がつきますので「給料が低くて困る・・・」という心配はないでしょう。

 

ちなみに、技能労務職の給料やボーナスについては以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

下水業務員のこれから

下水業務員の仕事は多くの自治体で民間委託が進んでいます。

また、まだ民間委託ではなく役所が直営で行なっている場合でも、すでに新規採用をストップし、段階的に民間委託を考えている自治体が多くなっています。

「民間委託されたらせっかく公務員になったのに仕事を失うことになるんでは・・・」と不安に思う人もいるでしょう。

しかし、役所というのは現役職員を正当な理由なしにクビにすることは滅多にありません。

先ほども説明した通り、新規採用をストップして自然減少の形に持っていくのがセオリーなので、言いかえれば入庁さえしてしまえば高い確率で定年までは公務員として面倒を見てもらえます。

 

ただし数年前、大阪市においた例外的な事例が発生しました。

 

橋下元大阪市長の方針で、技能労務職の新規採用を停止するだけでなく、一部の現業(技能労務職)職場が廃止されました。

その一部になってしまった大阪市の下水業務員は、任用替え(試験を受けて行政職に身分を変更する制度)した職員を除き、大阪市と民間企業が共同出資して設立した「クリアウォーターOSAKA」という会社に移籍しました。

簡単に言うと、公務員の身分を捨てて民間企業の社員となったということです。

 

ちなみに、これらの詳しい話は以下の記事で紹介していますので合わせて読んでみてください。

まとめ

  1. 下水業務員は、下水処理施設の維持管理が主な仕事
  2. ポンプ場勤務の職員は突然の降雨で呼び出しがあることも
  3. 資格は無くても受験できる
  4. 手当や時間外により技能労務職の中では最も年収が高い
  5. 試験の難易度は地方初級公務員試験と同レベル

 

下水業務員の試験といえども、学校を卒業して何年も勉強から遠ざかった状態で挑むのは大変だと思います。

なので、圧倒的にリーズナブルに利用できるWEB学習システムである「スタディング」を利用して効率的に勉強することをオススメします。

 

公務員は基本的になってしまった者勝ちなので、技能労務職といえども採用されたら定年まで公務員として働き続けれる可能性が高いんです。

なので、「今年ダメでもまた来年・・・」という甘い考えでいては厳しい試験を勝ち抜くことはできませんし、来年もう採用試験がない可能性だってあります。

1度のチャンスも無駄にしないためにもスタディングを利用して、1年でも早く公務員になりましょう!

 

それでは記事の最後になりましたが、これから技能労務職の採用試験を受ける方のために技能労務職の試験問題を紹介しておきます。

 

実際に技能労務職の試験で出題された問題はこれ!

技能労務職の試験とはいえ舐めてかかると絶対に落ちますので、油断しないようにしなければいけません。

繰り返しになりますが、技能労務職の試験は問題の難易度が低い代わりに、8割以上正解しないと合格は難しいでしょうから、まんべんなく学習することが大切です。

また、これはあまり知られていませんが、問題の傾向は毎年似ていますのでなるべく過去問に触れておくことが合格へのコツだったりします。

なので、「絶対に合格したい!」という方は、ぜひ以下のnoteで掲載している問題を解いてみてくださいね!

 

赤ずきん
赤ずきん
これから技能労務職の試験を受ける方は、実際に試験で出題された問題に目を通しておいてくださいね!

\ 技能労務職の試験に合格したい人はチェック! /