技能労務職

学校用務員はどんな仕事してるの?試験問題は?について徹底解説します

学校用務員に興味があるんだけど、あまり情報が出回っていなくて困ってる。

学校用務員の採用試験を受けようと思ってるんだけど、仕事内容とか詳しいことが知りたい。

それと、学校用務員の採用試験ってどうやって勉強すればいいのかアドバイスがほしい。

このような疑問にお答えします。

 

本文では、

  • 学校用務員の仕事内容について
  • 学校用務員の採用試験について
  • 学校用務員の試験の倍率

について解説しています。

 

学校用務員の仕事内容について触れつつ、これから学校用務員を目指す方にとって有益な情報をメインに解説していきます。

実際に出題された問題や勉強方法についても紹介しますので、記事の最後までお付き合いください。

技能労務職の学校用務員はどんな仕事?

まず最初に学校用務員について軽くお話します。

 

私が小学校の頃、学校用務員は各学校に1人配属されていて、蛍光灯の交換をしたり、ごみ焼却場で生徒から受け取ったごみを燃やしたりする業務を行っていました。

そのような記憶がある人もいるのではないでしょうか?

そもそも学校用務員は、幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校で働く職員のことで、その仕事は以下の3つが主なものになります。

 

  1. 学校の備品などの維持管理
  2. 学校行事の補助
  3. 巡視・警備

 

上記のように、仕事内容は多岐に渡ります。

学校用務員の仕事は雇用主である自治体から詳細に決められているわけではなく、その学校の校長からの指示によるものが大きくなっています。

ですから、「仕事はどこからどこまでやる」といった線引きが学校によって大きく異なります。

①:学校の備品などの維持管理

学校の備品などの維持管理が学校用務員のメインの業務となります。

先ほども少し触れましたが、教室やトイレの蛍光灯や電球が切れた場合、交換するのは学校用務員の仕事です。

交換するだけでなく、蛍光灯などを購入・発注したりする調達業務も行っています。

 

そして、現在は環境問題の観点から枯れ葉やゴミを学校内で燃やすということは行なっていませんが、収集車が取りにくるまでゴミを保管しておくことも学校用務員の仕事です。

また、小学校では滑り台やブランコといった備え付けの遊具から、一輪車や竹馬などを揃えている学校もあります。

それらの遊具が故障した際に修理したり、塗装が剥げたりサビが出てきた時にペンキや補修剤を用いて塗装するのも学校用務員が行う仕事です。

あとは、学校内の草花や樹木に水をあげて、枯らさないようにするといったことも大事な仕事の1つです。

②:学校行事の補助

入学式、卒業式、運動会など、学校には色々と行事がありますよね?

入学式や卒業式において舞台に飾る国旗や垂れ幕などの設営、そして運動会ではテント、入退場門、トラックのライン引きやロープの杭打ちなどを教師とともに行います。

 

行事は土日・祝日に行われるため、その日は休日出勤となります。

休日出勤する代わりに平日に代休を取るか、休日出勤分を時間外勤務手当で支払われるかは自治体によって異なります。

③:巡視・警備

校舎の巡回や警備も学校用務員の仕事です。

入学式や卒業式などの行事には、普段学校に入ることのない人がたくさん訪れます。

中には保護者でもなんでもない「不審者」が紛れ込んでいる可能性もありますし、登下校時に露出魔や痴漢が現れることもあります。

そのような際、児童の安全を確保するために警備、巡回業務も学校用務員はこなしています。

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学校用務員の採用試験について


自治体にもよりますが、学校用務員の試験は35歳くらいまで受験資格があります。

普通、一般職の試験の受験資格は30歳までという自治体がほとんどですが、学校用務員をはじめとした技能労務職の多くは35歳まで受けれる自治体が多くなっています。

これは、民間企業を辞めて中途採用で公務員になりたい人のために、少しでもチャンスがあるように一般職よりも受験資格の年齢幅を広くしているという配慮があってのことです。

 

また、学校用務員を受験するのに何か特別な資格は必要ありません。

受験資格のある年齢の方なら義務教育さえ受けていれば誰でも受験することができます。

ただし、資格を持っていれば面接試験で自己アピールに繋がるので、有利になることは間違いありません。

中でも「二種電気工事士」や「危険物取扱者」は学校用務員にマッチした資格なので、取得するにはおすすめの資格だと思います。

 

というのも、学校の維持管理においてコンセントなどの電気系のトラブルはよく起こります。

また、冬になると教室に設置するストーブの灯油を補充するのは学校用務員の仕事なんです。

これらの業務をするのに資格を持っておいて損はないので、取得した方がいい資格をあえて挙げるなら、この2つの資格をおすすめします。

 

ちなみに、学校用務員の仕事内容や職場環境の話を中心とした話は以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

学校用務員の1日の勤務内容は?

学校用務員の勤務時間内のタイムスケジュールは以下の通りです。

 

8:30~9:00 ミーティング
9:00~12:00 学校の備品の修繕、樹木の水やり
12:00~13:00 昼休憩
13:00~14:00 学校の備品の修繕、樹木の水やり
14:00~15:30 ごみの整理
15:30~17:00 教室の戸締り
17:15 終業

 

学校によって若干仕事内容の違いがありますが、1日のタイムスケジュールはだいたい上記の感じです。

とはいえ、学校用務員の仕事は「何か物が壊れた」や、「何かトラブルが起きた」といったことがなければ、清掃や調理員のように「その日必ずやらなければいけない」といった仕事が毎日あるわけではありません。

 

また、かつては1つの学校に1人の用務員が配属されていたので、その学校だけを担当していればすみました。

なので、仕事も余裕があり楽だったのですが、最近は人員縮小をしている自治体も多いため、1人で何箇所もの学校を担当しなければならないので昔に比べて仕事量は増えています。

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学校用務員は異動あるの?その頻度は?


学校用務員にも異動はあります。

学校用務員の異動先はその自治体にある学校なので、比較的異動場所は多いといえます。

自治体によっては幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校を合わせると数十箇所にのぼるケースも珍しくありません。

 

そして異動の頻度ですが、市役所や区役所で働く一般行政職の職員と同様、3~5年程度での異動が一般的です。

なので、最初に配属された学校で定年まで勤める、といったことはありません。

 

また、学校用務員として採用されたので、学校の維持管理以外の仕事をさせられることはありません。

「来年4月からは区役所の窓口で働く」なんてことにはなりませんので、全ての部・局に異動させられて、全く畑違いの仕事を異動のたびにしなければならない一般行政職に比べたら異動のストレスは少ないと言えます。

学校用務員はどんな試験問題が出るの?


技能労務職の試験というのは、地方初級レベルの一般教養試験が行われるのですが、学校用務員の試験もこれと同様です。

学校用務員の試験は清掃業務員、下水業務員などと同一の問題で、問題数は50問(自治体によっては40問)の一般教養試験が行われます。

 

数的処理、日本史、世界史、地理、物理、化学、生物、時事問題など、一般的な公務員試験と同様、様々な科目から出題されますので、技能労務職といえども本腰を入れて勉強しなければ合格することは難しいでしょう。

技能労務職の中でも調理員は調理に関する専門的な問題が出題されますが、学校用務員の試験では学校用務に関する何か特別な問題というのは出題されません。

 

ちなみに、実際に自治体の技能労務職の採用試験で出題された問題を「知りたい」「解いてみたい」という方は、82問掲載されたnote(ノート)がワンコイン(500円)で販売されています。

これから試験を受けられる方は問題に慣れる意味でも、購入して目を通しておくことをオススメします。

▶︎実際に自治体の試験で出題された82個の問題はこれだ!

▶︎技能労務職の問題集(note)はこちらから

学校用務員の教養試験対策は?

技能労務職の筆記試験は、一般的な公務員試験と同じく一般教養試験が課されます。

技能労務職の試験の問題や勉強方法については、技能労務職の採用試験の難易度と、過去に出題された問題はこれだ!の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね。

上記の記事内で技能労務職の試験で実際に出題された問題を掲載していますが、「ほとんど解けなかった・・・」という方は試験に合格するのは現状では難しいかもしれません。

 

当たり前の話ですが、技能労務職といえども試験で点を取れないことには合格できません。

しかし、「やっぱりわたしが公務員になるなんて無理だったんだ・・・」と簡単に諦めないでください。

先ほどの問題がほとんど解けない人でも、これから努力して試験勉強をしっかり行えば技能労務職の試験は必ず合格できます。

 

公務員試験の勉強というと「公務員専門学校を利用した方がいいのかな?」という方が多いかもですが、結論からいいますと「技能労務職の試験であればWEB通信でOK」です。

30万円以上受講料を払って、LECやTACといった大手公務員専門学校を利用しなくても技能労務職の試験には合格できます。

受講料のリーズナブルな専門学校(WEB学習)もありますので、そちらを利用すれば学校用務員の試験に合格することは十分可能です。

 

下水業務員になりたい方が利用すべき学習方法とは?

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学校用務員の試験の倍率はどれくらい?


学校用務員の試験の倍率がどれくらいなのか、実際に行われた試験のデータを見てみましょう。

こちらは広島市の学校用務員(技能労務職)の過去の採用試験結果です。

 

年度 1次受験者 1次合格 2次合格 倍率
平成29年度(採用なし)
平成28年度 43 5 1 43.0
平成27年度 38 5 1 38.0
平成26年度(採用なし)
平成25年度 65 5 1 65.0
平成24年度(採用なし)
平成23年度 184 11 2 92.0

 

上記を見ると、採用がない年度が頻繁にあることから学校用務員の数を減らしたい自治体の思惑が感じ取れます。

それか、その年は退職者が1人もいなかったということが考えられます。

公務員というのは基本的に退職者により、減った人数と同じだけの人数を採用するのが一般的です。

もし退職者がいるにもかかわらず新規採用をしていないとなると、技能労務職員の数を減らし、段階的に民間委託をしたいという思惑が自治体側にある可能性が高いと言えます。

 

次に倍率を見てみましょう。

ここ最近は採用試験があるものの、採用人員が1人もしくは2人と、非常に少ないため倍率も高くなっています。

 

続きまして、こちらは愛知県豊橋市の採用試験結果です。

年度 1次受験者 1次合格 2次合格 倍率
平成30年度 104 39 10 10.4
平成29年度 169 35 9 18.7
平成28年度 170 43 14 12.1
平成27年度 171 40 9 19.0
平成26年度 215 42 12 17.9
平成25年度 209 20 8 26.1
平成24年度 284 39 9 31.6
平成23年度 277 24 10 27.7
平成22年度 244 18 5 48.8
平成21年度 319 27 11 29.0

 

愛知県豊橋市の技能労務職は、学校用務と清掃業務員の仕事両方を行うため、採用試験結果は清掃業務員と同じものを掲載しております。

学校用務員の給料はどれくらいもらえるの?


学校用務員は技能労務職であるため、市役所や区役所で働く一般行政職の職員に比べると給料は低く設定されています。

しかし、技能労務職といえども立派な公務員であるため、給料は安定していますし、ボーナスに関しては一般行政職の人と同じ4.5ヶ月分支給されます。

 

年齢、職歴によって給料表のスタートラインがそれぞれ変わってくるので、「学校用務員の1年目の年収は◯万円くらい」とは言えませんが、清掃や下水業務員のように手当がつく仕事ではないため、技能労務職の中でも給料は低いと思っておいた方ががいいでしょう。

ざっくり言うと、30代の人が学校用務員に採用されて1年目の年収は、400万円台くらいではないでしょうか。

 

また、学校用務員は課長補佐級の出世ポストがないため、出世は「主任技師」で頭打ちになります。

なので、「課長や部長まで出世して稼ぎたい!」という人は、技能労務職ではなく一般行政職で入庁したほうがいいということになります。

 

ちなみに、技能労務職の給料やボーナスについては以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

学校用務員のこれから


学校用務員の仕事は多くの自治体で民間委託が進んでいます。

また、民間委託ではないにしろ、非正規職員(アルバイト)を採用して、退職者の不足分をカバーし、新規採用はストップしてゆくゆくは民間委託を考えている自治体が多くなっています。

 

「民間委託されたらせっかく公務員になったのに仕事を失うことになるんでは・・・」と不安に思う人もいるでしょう。

しかし、役所というのは現役職員を正当な理由なしにクビにすることは滅多にありません。

 

先ほども説明した通り、新規採用をストップして自然減少の形に持っていくのがセオリーなので、言いかえれば入庁さえしてしまえば高い確率で定年までは公務員として面倒を見てもらえます。

なので、学校用務員を考えている人は、希望の自治体の採用が無くなる前に、1年でも早く試験に合格して公務員になりましょう。

 

ちなみに、技能労務職の今後については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

まとめ

  1. 学校用務員は、学校の備品などの維持管理が主な仕事
  2. 学校行事の補助や巡視などの業務も行っている
  3. 資格があると有利に働く
  4. 一般の公務員に比べると給料は低いが、ボーナスは4.5ヶ月分支給される
  5. 試験の難易度は地方初級公務員試験と同レベル

 

学校用務員の試験といえども、学校を卒業して何年も勉強から遠ざかった状態で挑むのは大変だと思います。

なので、圧倒的にリーズナブルに利用できるWEB学習システムである「スタディング」を利用して効率的に勉強することをオススメします。

 

繰り返しになりますが公務員はなってしまった者勝ちなので、技能労務職といえども採用されたら定年まで公務員として働き続けれる可能性が高いんです。

なので、「今年ダメでもまた来年・・・」という甘い考えでいては厳しい試験を勝ち抜くことはできませんし、来年もう採用試験がない可能性だってあります。

1度のチャンスも無駄にしないためにも、公務員専門学校や通信講座を利用して、1年でも早く公務員になりましょう!

 

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