公務員試験の面接でよく聞かれる質問の1つに「あなたの長所(強み)」があります。
そして、「あなたの強み」は志望動機や自己PRでも必ず必要になってきます。
そんな中、
自分にはこれといった強みが無いのですが、どうすればいいでしょうか?
といった内容の質問を受けるのですが、これはあまり気にしないでいいというのが結論です。
- 強みを作ろう
- 強みを発掘
といった内容の話をよく聞きますが、無理矢理探さなきゃいけない強みなんて、強みとは言えないんです。
そして、「強み(長所)が無い」なんてことはあなたの勘違いで、実は誰でも強みは持っています。
結論からいうと、あなたは強みが無いのではなく、ただ気付いてないだけなんです。
本文では、
・強みに気付いて無いのは当たり前
・強みに気付く方法
について解説しています。
公務員試験で求められる強みは「役所に貢献できる存在であるかどうか」です。
それをPR出来て、はじめて「強み」があると言えるわけです。
「自分には強みがない・・・」と思い悩んでいる方は、ぜひ本記事を読んで「役所に貢献できる存在である」ということに繋がる「あなたの強み」に気付くきっかけにしてくださいね。
公務員試験に必要な「強み」とは
まず始めに、公務員試験で求められる「強み」が何かご存知ですか?
答えは1つではないのですが、ここでの強みを簡単に定義すると、「自治体の活動に貢献できるかどうか」のことです。
たとえば、公務員の仕事で考えてみましょう。
公務員というのは全体の奉仕者です。
全体の奉仕者とは、市民の財産を守り、一部ではなく全体が生活しやすいように行政を運営することです。
それはつまり、多くの人の役に立つことであり、利益を追求することなく、全体の利益のために働くこと。
それらの活動の中で「自身の長所を活かす」というのが「強み」です。
- 公務員として働く際に、他者に負けないものがあるのか?
- 行政を運営するために、力になれる強みがあるのか?
ざっくり言うと上記の2点であって、人柄・スキル・知識・経験といった強みがあったとしても、公務員として働くのに直結しないと強みには一切なりません。
もっと言えば、東大に合格しようが、何十個といった資格を持っていようが、公務員として働く上で役に立たなければ、強みでもなんでもないわけです。
面接官からしたら「だから何?」で終わります。
「他者にできない」
「これまでに努力して身につけた」
など、様々な強みがありますが、たとえ他の人ができなかろうと、これまでに努力していようと、それだけでは面接官からしたら「だから何?」なわけです。
その強みが、自治体の仕事に繋がっていたり、貢献するのにプラスに働かなければ意味がないんです。
そのスキルや知識や経験を面接官が求めていて、それを他の人が持っていない時に、ようやく強みとなるわけです。
なので、強み(長所)が公務員の仕事と直接結びつかなければ、「公務員試験で求められる強み」とは言えません。
ちなみに、強みは自己分析で診断することが出来るのですが、公務員試験に合格する人の大半がやっている自己分析(無料)については、以下の記事で解説・紹介しています。
強みに気付いて無いのは当たり前
冒頭でも触れましたが、あなたは強みが無いのではなく、ただ気付いてないだけなんです。
なので、強みがないからと言って悩んだり気にする必要は無いのですが・・・
強みがない人に限って、ありきたりな強みを武器にして面接を乗り切ろうとするんです。
ちなみに、ありきたりな強みとしてよく使われるのは以下の通り。
- リーダーシップがある
- 責任感がある
- 努力家である
上記の中でも特によく使われる強みとして挙げられるのが「リーダーシップがある」ですが、ある意味これが最も面接官をガッカリさせるという事実があります。
部活やサークルでの活動を通じて、リーダーシップを発揮していたという強みですが、ぶっちゃけリーダーシップは公務員の仕事をする上で役に立つことはありません。
ご存知の方もいるかもですが、公務員の仕事はチームワークでして、その中でこれから新人として働く人にリーダーシップが求められることはないです。
なので、面接で長所を聞かれてリーダーシップがあると答えた場合、「その長所を今後公務員の仕事でどのように活かしていけますか?」と聞かれた場合・・・
答えにつまづく可能性が高いと思います。
このように、とりあえず当たり障りのない強みを挙げて、面接で掘り下げられて困るようなら、無理に強みを用意する必要なんてないんです。
じゃあ強みがない人は公務員試験に合格できないのかと言われると、答えはNOです。
強みがないからといって悲観することはなく、それはごく当たり前のことです。
自信を持って人に誇れる長所なんて、ある人の方が少ないので心配はいりません。
というより、そもそもあなたに強みがないわけではなく、気付いてないだけなんです。
では強みに気付いてない場合どうしたらいいかと言いますと、結論から言うと「自己診断してみましょう」です。
ちなみに、公務員試験では長所だけでなく短所を聞かれることもよくあります。
そのときに印象が悪くならないように短所を伝える方法については、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
自己診断で自分の強みに気付く方法
「自分の強みが何か分からない」
「面接で強みといえるようなものがない」
という人は、ぜひ自己分析をしましょう。
自己分析というのは、質問に答えるだけであなたの個性(長所)を客観的に診断してくれるもので、ここでは無料でできる自己分析ツールを紹介します。
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大手転職サイトのリクルートが運営する「リクナビNEXT」のグッドポイント診断なら、無料であなたの長所(強み)を分析することができます。
グッドポイント診断では2択、もしくは4択の質問に答えていくだけであなたの強みを客観的に診断してくれます。
そして、その診断結果では「あなたの強みを客観的に診断したもの」を知ることができます。
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グッドポイント診断で自己分析をしてしっかりと準備しておけば、面接で長所を聞かれても慌てる必要はありません。
グッドポイント診断は、あなたが自分では気づかなかった長所を詳しく、そして具体的に教えてくれます。
なので、面接ではグッドポイント診断で得られた結果を元にして、あとは自分の言葉で言いやすいように伝えるだけでいいんです。
「でも公務員試験に合格する人がみんなやってるなら、人と被ってしまってむしろ悪い印象にならないの?」と思われた方も安心してください。
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そのため、他の受験者と長所や短所が被るなんてことはほぼ無いと思って構いません。
そのため、あなたは診断結果をいかにも自分の言葉のように自信を持って答えるだけでいいんです。
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