・どの科目を得点源にすればいいの?
・どの科目を選択すればいいかオススメがあれば教えてほしい
このような疑問にお答えします!
出題される科目数が多い公務員試験に合格できるかどうかの分かれ目は、やるべき科目と捨てる科目を決めて効率よく勉強できるかどうか。
もちろん、全教科勉強して万全の準備で臨みたい気持ちも分かります。でも、そのような思考の方は途中でパンクして挫折しています。長年受験生を見てきた経験から間違いありません。
というわけで、
本文では、
- 特別区の1次試験の対策方法
- オススメの選択科目
について解説しています。
特別区の1次試験を効率よく乗り切る方法をお話していますので、「特別区に合格したい!」という方はぜひ記事の最後まで読んでみてくださいね!
これさえ読めば面接試験はもう怖くない!
もくじ
特別区:1次試験の配点は?
1次試験の配点
突然ですが質問です!
特別区の1次試験で配点が高い試験は何でしょうか?
クイズを出しときながら申し訳ないのですが、特別区は試験の配点を公開していません。
ですが、過去の受験生からの話や大手予備校の分析から予測すると、以下の配点で間違いないと言われています。
分かりやすいように円グラフにしてみたのですが、どうでしょうか?
論文試験の割合めちゃくちゃ高けぇぇえ!!!
と思いましたよね?
その通り、論文試験の配点比率が60%を占めます。ムチャクチャ高いです。
これこそが特別区の採用試験の特徴な訳ですね!
公務員試験というと、ついつい教養や専門試験の勉強に重きを置きがちですが、極端に言うと特別区は論文が書ければ合格できる、論文で失敗すると落ちるといっても過言ではありません。
足切りはあるの?
配点同様、足切りの有無も公表されていませんが、これまで聞いてきた話だと足切りは行っていないようです。
実際、私の友人が特別区を受けた際、「専門試験が散々な出来だった・・・オワタ・・・」と意気消沈していましたが、結果は1次試験合格!
このことから分かるように、教養と専門試験で点数が低くても落とされることは無いので、やはり力を入れるべきは論文対策ですね。
合格のボーダーラインはどれくらい?
私の肌感覚としては、まず教養と専門試験は5割程度正解すれば合格できると思います。
もちろん論文試験が満点に近いのか、それとも合格点ギリギリかによって教養と専門で取らなければならない点数は変わってくるので正確なボーダーラインを知ることは難しいです。
また、特別区の採用試験は相対的な合否試験です。
どういうことかと言いますと、60点以上取った人は全員合格!という採用システムではなく、
1次試験通過は100人だから、上位から順番に100人を合格するよ!というのが相対的な合否。
つまり、その年に優秀な人が多ければ6割取っても2次試験に進めないし、その逆の場合は5割でも2次に進むことが出来るということ。
自分の受験する年に賢い人が多いか少ないかによる「運ゲー」と言えばそれまでですが、だいたい教養と専門試験は半分正解すれば2次試験に進めるはずです。
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特別区:教養科目と出題数
特別区の教養試験は次の通りです。
必須科目 | 28問 |
選択科目 | 12問 |
合計 | 40問 |
内訳は次の通り。
必須科目 | 問題数 |
現代文 | 5 |
英文 | 4 |
判断推理 | 6 |
数的推理 | 5 |
資料解釈 | 4 |
空間把握 | 4 |
選択科目 | 問題数 |
法律 | 2 |
政治 | 1 |
経済 | 1 |
倫理・哲学 | 1 |
日本史 | 1 |
世界史 | 1 |
地理 | 1 |
時事 | 4 |
物理 | 2 |
科学 | 2 |
生物 | 2 |
地学 | 2 |
必須科目は数的推理・判断推理、空間把握と、大半の文系の方が苦手とする「数的処理」のウェイトが高いです。
これは特別区だけでなく公務員試験全体の特徴でして、市役所や都道府県庁といった自治体の試験も数的処理の割合が高く取られています。
なので、公務員になりたいなら数的処理で点を稼ぐべし!というわけですね。
選択科目はどれを選べばいいの?
教養試験の選択科目は20問の中から12問を選択して回答します。科目と出題数は次の通りです。
選択科目 | 問題数 |
時事 | 4 |
法律 | 2 |
物理 | 2 |
化学 | 2 |
生物 | 2 |
地学 | 2 |
政治 | 1 |
経済 | 1 |
倫理・哲学 | 1 |
日本史 | 1 |
世界史 | 1 |
地理 | 1 |
先ほど必須科目は数的処理のウェイトが大きいので文系に不利とお話しましたが、選択科目も理系科目の方が出題数が多いため圧倒的に理系有利と言えますね。
まぁ有利とか不利とか関係なく合格するにはとにかく点を取らないといけない訳ですが、効率よく点を稼ぐなら、
時事・法律・政治・経済・生物・地学
上記がオススメの選択科目となります。
理由についてですが、まず時事は4問も出題されるので捨てれません。それに時事は本1冊読んでおけば対応できるので勉強時間もそれほど必要ありません。
次に、法律・政治・経済ですね。
文系の方なら得意な方も多いはずですし、何より専門科目と被るので一石二鳥!
最後にオススメするのは生物と地学ですね。
理系科目なので苦手意識がある方も多いと思いますが、生物と地学は暗記科目なので文系の人でもとっつきやすいはず。
物理や化学のようにややこしい式を暗記したり計算したりがないので、圧倒的に勉強しやすいですね。
これ以外にも「より点を稼ぐためにもっとたくさんの科目を勉強した方がいいですよね?」という受験生が多いのですが・・・
やらなくてOK!
なぜならば、1科目増やすだけで勉強量は格段に上がるくせに出題される問題は1問、よくて2問だからです。
ハッキリ言ってコスパが悪すぎるんですよね。
やるにしても基礎知識がある日本史だけでいいですね。
記事の前半でお話した通り、特別区の採用試験は論文次第みたいなとこがあります。
なので、1科目追加して勉強することにより1問分点を稼ぐよりも、論文対策に時間と労力を充てた方が遥かに結果に繋がります。
専門試験の捨て科目はこれだ!
専門試験は55問中40問選択して解答することになります。
科目は11科目あり、科目ごとに5問ずつ出題されます。
専門試験 | 問題数 |
憲法 | 5 |
行政法 | 5 |
民法①(総則・物権) | 5 |
民法②(債権・親族・相続) | 5 |
ミクロ経済学 | 5 |
マクロ経済学 | 5 |
財政学 | 5 |
経営学 | 5 |
政治学 | 5 |
行政学 | 5 |
社会学 | 5 |
55問の中から40問選ぶわけですから、15問は捨てることが出来ます。
教養試験と同じく、最初から得点を狙う科目と捨てる科目を決めて効率よく勉強することが合格への近道になります。
特に専門科目は勉強の難易度が高いので、その分、勉強の時間がかかります。
なのであれもこれも勉強するのではなく科目を決めてしまい、残った時間は論文対策にあてた方がいいですね。
ちなみに捨て科目の作り方ですが、あなたが苦手な科目を2科目捨てましょう。
そうすれば残り9科目 × 5問 = 45問なのでバッチリです!
捨てるべき科目は民法
捨て科目は民法がおすすめです。
なぜ民法を捨てた方がいいのか、の理由ですが、特別区の民法は他の専門科目に比べて難しいから。
ただでさえ民法は難易度の高い科目なのに加え、特別区で出題される民法の問題は難問であることが多いからです。
もちろん民法が得意なのであれば捨てる必要はないのですが、そうでなければ最初から捨てて勉強しない方が後々苦労しないと思います。
また、民法を捨てない方の大半はマクロ経済学とミクロ経済学を捨てる人が多い印象です。
経済学が苦手な人ってけっこう多いですよね?
そんな人は迷わずマクミクを捨てればOKですね!
特別区の専門試験の難易度は?
結論から言うと、難しいです。
過去問を解いたことがある人はお気づきかもしれませんが、特別区の専門試験は難易度が高め。
私の感覚で言うと、政令指定都市の採用試験よりも弱冠難しいのかなといった印象です。
また、多くの受験者が手こずるような難問も毎年必ず出題されますので、そういった問題は時間をかけると損なので潔く切るのが得策です。
専門試験の時間は90分
専門試験の時間は90分です。
数的処理のように時間のかかる問題が無いので、時間が足りない・・・ってことは無いと思います。
とはいえ、見直しの時間が十分に取れるほど余裕はないと思いますので、見直す必要がないよう丁寧にケアレスミスがないよう解く練習をしておきましょう。
論文を甘く見ると痛い目にあう
論文試験の時間は80分。
2つのテーマが出題され、そのうちの1つを選択して書くことになります。
文字数は1,000〜1,500文字ですが、1,300文字以上は書かないと減点されるので注意しましょう。
論文の書き方・組み立て方を知っていて、テーマが書きやすいのであれば余裕がありますが、そうでなければ1,500文字近く書くのってけっこう時間ギリギリです。
特別区で出題される論文テーマ
テーマはだいたい「社会問題」を題材にしています。
ちなみに、令和3年度の論文テーマは次の通りです。
東京都では昨年、転出者数が転入者数を上回る月が続きました。転出超過等によって人口が減少すると、税収の減少や地域コミュニティの衰退など様々な問題をもたらします。
また一方で、特別区の抱える公共施設の多くが老朽化しており、人口減少がもたらす更なる社会変化に対応した、施設の企画・管理・利活用が求められています。
このような状況を踏まえ、区民ニーズに即した魅力的な公共施設のあり方について、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。
国際目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」では、持続可能な生産消費形態を確保するため、天然資源の持続可能な管理や効率的な利用をめざすことが必要であると示されています。
特別区においてもその目標達成に向けた一層の取組が求められており、食品ロスや廃棄物の削減を進めていくことが重要です。
このような状況を踏まえ、ごみの縮減と資源リサイクルの推進について、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。
配点が高いだけあって、かなり難度の高いテーマですね。
普通の自治体は「少子化を解消するには?」とか、「災害被害の際、行政ができることは?」といったような書きやすいテーマなのに対し、
特別区はタイムリーな社会問題をテーマにすることが多いことで有名です。
特別区の論文試験対策で重要なのは、まずは論文の組み立て方を知ること。
つまり、論文のテンプレートを頭に入れておくことが重要になります。
そして、なるべくたくさんのテーマで実際に論文を書いてみる予行練習をいかに数多くこなすかが大切です。
正しい対策方法を知れば絶対に高得点でき、結果として合格につなげることが出来るので、ぜひ万全の論文対策をしておきましょう!
特別区の論文試験で大失敗したくないあなたはこのテクニックを使うべき!
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あなたも知っていると思いますが、特別区の論文試験のテーマは難しい。
説明文が長いし、書いていくうちに論点がズレてしまうなんてこともザラに起こり得ます。
合格できる論文を書くには、論文の書き方、構成の方法、自分の意見の入れ方を身につけてないといけませんが、
ここで『【特別区の論文攻略法】絶対に負けられない試験を制するパーフェクト解析術』を読まないと大変な思いをするでしょう。
ご存知かもですが、特別区は論文試験の比重がむちゃくちゃ高い。
今も昔もその採用システムはずっと変わらないでいます。
なのであなたが論文試験の対策方法を我流で身につけようとすると、予想以上に労力がかかります。
いや、むしろ頑張ってはみたものの結局上手くいかず試験本番で失敗する羽目になる。
これが多くの人がやってしまう失敗なんです。
考えてみてください。
我流で何とかなると思ってたけどなんともならず、年に一度しかチャンスのない採用試験に落ちてしまうことを。
「またもう1年勉強しなければない・・・」というガッカリな状況を。
「今年がラストチャンスだったからもう特別区の公務員になれない・・・」という絶望を。
そもそも、我流で身につけた論文の書き方が間違っていたら?
一瞬で論文が台無しになること間違いありません。
「論文はそこそこ点を取れればいい」
「教養と専門で点を取ればいい」
そう考える人もいるかもしれない。
たしかに特別区でなければその考えでもいいかもしれない。
でも、特別区は違うんです!
1次試験の配分を論文は6割を占めると言われているので、ぶっちゃけ論文に失敗すると即終了なんです。
途中で論点がズレてしまったり論文の構成が悪かったら最後、競争率の高い特別区の採用試験で不合格になる羽目になる。
そんな悔しい思いをあなたはしてもいいのでしょうか?
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この機会に行動を起こしてそうなって欲しいと心底願っています。
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