公務員試験の面接で質問を求められた場合、避けるべき質問があるのをご存知ですか?
残業のこと?給料?出世について?
何がNGなのか、考えれば考えるほど分からなくなってしまうと思います。
本文では、
面接試験で、聞いてはいけない9個の質問
について解説しています。
「あんなこと聞くんじゃなかった・・・」と、後から後悔しないために、面接試験の際に聞いてはいけない9個の質問を頭に入れておきましょう。
今から説明するNG例を押さえつつ、公務員試験の面接でイキイキと回答できるようになりましょう。
面接での定番の質問集と、実際に使える回答を掲載!
まず始めに、【公務員試験の面接対策】定番の質問と、そのまま使えるパーフェクトな回答例はこれだ!についてご紹介させてください。
【公務員試験の面接対策】定番の質問と、そのまま使えるパーフェクトな回答例はこれだ!は、面接対策をマスターし、受験したすべての公務員試験を合格した私が執筆したnoteです。
回答例だけでなく、面接官が質問によって何をチェックしているかについても書いてありますので、簡単に有益な情報を手に入れることが出来ます!
なぜオススメするかと言うと、これ1冊だけで「定番の質問内容」「回答例」「面接官が質問により何をチェックしているか」といった、非常に有益な情報が載っているからです。
面接に自信がある人には勧めませんが、苦手意識がある人や面接試験で絶対に失敗したくない人には絶対に読んでもらいたい内容になっています!
しつこいかもですが公務員になりたいなら、ぶっちゃけ読まないだけ損!
ただ1つだけ注意点があるのですが、それは「絶対に公務員になりたい人向け」ということ。
合計15000文字以上のガチすぎる内容になっているので、真剣な人にだけ読んでほしいと思っています。
絶対に公務員になりたい!面接試験を突破したい!という方は、ぜひ自己投資として以下のnoteを読んでみてくださいね!
面接での定番質問や、面接官の心理を知りたいならオススメ。
ガチ勢向けのボリュームになっているのでぜひ!
- 定番の質問内容
- 回答例
- 面接官が質問により何をチェックしているか
面接試験で、聞いてはいけない9個の質問
公務員試験の面接で、「何か質問はありますか?」と聞かれた時に、聞いてはいけない内容は以下の通りです。
- 有給はどのくらい取得できますか?
- 残業は月に何時間くらいありますか?
- サービス残業はありますか?
- 給料はどのくらいですか?
- 出世するには何が必要ですか?
- △市役所の課題は何ですか?
- 長期休暇は取れますか?
- 土日、祝日出勤はありますか?
- 前もって調べれば分かることを聞く
①:有給はどのくらい取得できますか?
有給(年休)については触れないようにしましょう。
有給のことを聞くと、「まだ働いてもいないのに休むことばかり考えている」とマイナスに取られる可能性が高くなります。
自分では「単純に興味として知りたい」と思っていても、面接官からは「この人はやる気がないのかもしれない」と思われたり、「権利を主張する面倒くさいタイプなのかな」と思われたり。
もちろん有給がどれくらい取得できるかは、関心のあることの1つだと思います
しかし有給についてを面接の場で聞くというのは、ある意味タブーだったりするんです。
質問があるかと言われたから聞いたのに、悪い評価をくだされないためにも、有給についての質問は避けた方が無難です。
②:残業は月に何時間くらいありますか?
毎月どれくらい残業があるかは気になりますよね。
しかし、有給同様、残業についても質問しないようにしてください。
残業のことを気にしていると、「残業があるとすぐ辞めるのかな」と、採用する側からすると根気がないと思ってしまいますよね。
仮に残業のことを質問したとしても、公務員(主に市役所や都道府県庁)の職場は残業の多い少ないは部署によって全く違うので・・・
ぶっちゃけ質問したとしても面接官は答えられないと思います。
なので、残業がどれくらいあるか質問してもナンセンスですね。
③:サービス残業はありますか?
残業時間同様、サービス残業があるかどうかも質問しないようにしましょう。
仮にサービス残業があったとしても「サービス残業はあります」なんて面接官は言いませんからね。
ここらへんは民間企業同様、残業をしっかりとつけてくれるかどうかは上司によるところが大きいと思います。
ちなみに私の働く自治体で言うと、何十時間でも働いただけ全て時間外(残業代)が支払われる部署もあれば、45時間以上はそもそも残業してはいけない部署など様々です。
このように、実際に働いてみないことには分からないことってたくさんあるんです。
面接官だって、自分の自治体のどの部署がどれくらい残業してるかといったことは、全て把握できていませんからね。
なので、どうしてもサービス残業があるかどうかや、残業が多そうかどうかは実際に自治体に足を運んで自分の目で見てみましょう。
役所で働く公務員の人の疲労感や職場の空気感から感じ取れるものもあります。
採用されてから後悔しないためにも、必ず一度は志望する自治体の職場の雰囲気を見ておきましょう。
④:給料はどのくらいですか?
有給、残業ときて、もう1つタブーな質問があるのですが、それは「給料」についてです。
お金を稼ぐために働くのですから、給料は非常に大切なことです。
しかし、お金のことを聞くのって「卑しいこと」みたいな風潮ってありますよね?
また、先ほどの残業の項目でも書きましたが、公務員の給料は残業がどれくらいあるかによって5万円くらい平気で変わってきます。
なので、基本給については答えることはできても、どの部署で働くか決まってない以上、具体的な数字は答えようもありません。
ちなみに、どうしても公務員の給料のリアルが知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
⑤:出世するには何が必要ですか?
向上心がある人にとって、出世について知りたいと思うのは当然のことだと思います。
しかし、公務員の世界では出世欲の強い人や、出世したいことを堂々と公言する人というのは嫌われがち。
というのも、公務員の仕事は基本的に年功序列です。
大人しく最低限のことをやっていればある程度の役職にはつけますので、出世欲がない人がそもそも多いですし、仮に出世したくてもその野望を表に出さないようにしています。
また、仕事はチームワークで行うことが多いので、「我先に出世しよう」みたいなのが垣間見えると・・・ぶっちゃけ萎えますよね。
なので、出世についてを聞いたり、出世したいという野望は面接の場で出さないようにしましょう。
⑥:△市役所の課題は何ですか?
志望する自治体の課題や問題点を面接で質問するのはNGです。
理由はシンプルでして、受験者が聞くと「上から目線に感じるから」です。
どこの自治体も様々な課題や問題と向き合っていますが、面接の場で興味本位で聞かれるのは面接官からすると面白くないもの。
もちろん自治体の課題について関心があるのは良いことですが、どうしても気になるならググればOKです。
また、自治体によっては抱える問題や課題について公式のホームページに書いてありますので、そちらを読んで知識を入れとく方がいいですね。
⑦:長期休暇は取れますか?
有給が取れるかどうか同様、長期休暇が取れるかどうかも聞くのは避けましょう。
おそらくゴールデンウィークやお盆休みがどうかが気になってのことでしょうが、結論から言うと若いうちは長期休暇は取得しにくいです。
というのも、公務員の夏休みは特殊でして、7~9月の間に5日間好きなところを休めるというもの。
なので、お盆の期間はカレンダー通りで、平日であれば仕事です。
「じゃあ夏休みを8/13から8/15まで使えばいいか」と思いがちですが、基本的にそこを全て休むのは若いうちは難しいです。
お盆に休みたいのはみんな一緒なので、全員が被らないように調整しながら休みを出します。
当たり前の話ですが、上司や先輩から優先的に好きな場所を休むので、下っ端の間は余ったところを休むといった感じになります。
なので、まとまった長期休暇が取れるかどうかを面接で聞くと「協調性がない人」と思われてしまいますので、質問には十分に注意が必要です。
これは余談ですが、結婚休暇や出産時の育児参加休暇は自由に取得できますので、そこは心配ナシですね。
⑧:土日、祝日出勤はありますか?
土日、祝日勤務があるかどうかも聞かない方が無難でしょう。
ご存知かもしれませんが、公務員は選挙がある時は土日出勤しないといけません。
また、とくに田舎などでは祭りなどの行事ごとがあると、公務員は必ずといっていいくらい駆り出されます。
私の友人の自治体では祭りごとのたびに市の職員が休日出勤しないといけないそうなのですが、そのことを知らなかったので、はじめのうちは萎えたと言っていました。
また、最近ではゲリラ豪雨による土砂災害や、大規模な地震により、夜中だろうと休みだろうと公務員は出動しなければいけません。
私も昨年は何度か大雨警報により、夜中に出動することになりました。
なので、頻繁にある訳ではないですが、土日、祝日の出勤は少なからずありますので、面接では聞かないようにしましょう。
やる気がないと思われたらいけないですからね。
⑨:前もって調べれば分かることを聞く
公式ホームページで調べれば分かることを聞いてしまうのも考えものです。
- 自治体が力を入れていること
- 自治体が今後取り組んでいくこと
- 市の概要
上記についてはホームページを見るなど、自分で調べれば分かりますので、面接で質問するのはNGです。
これらを聞いてしまうと「この人は何も調べてないけど、本当にうちで働きたいのかな?」と思われてしまいます。
その自治体で働きたい熱意がないんじゃないかと、面接官から誤解されされないためにも、事前に調べれば分かることは情報収集しておきましょう。
そうすることで、余計な墓穴を掘らずに済むことになりますよ。
ちなみに、公務員試験の面接で大事なのは「熱意と人柄を伝えること」でして、そのことについては以下の記事で解説しています。
自分自身のことは完璧に話せる準備をしておきましょう
ここまで、公務員試験の面接で「聞いてはいけない質問」について紹介してきました。
面接は基本的に面接官からの質問に答えていくので、向こうから聞かれたことはしっかりと答える必要があります。
とくに、「あなたの長所や短所は?」といった自分自身のことはよく聞かれるので、しっかりと準備して答える必要があります。
なぜなら面接官は、あなたが自分自身をしっかりと把握している「自己分析力」があるかどうかを見ているからです。
自己分析はどうやってすればいいの?
結論から言いますと、ストレングスファインダー、もしくはグッドポイント診断を面接本番までにしておきましょう。
ストレングスファインダーもグッドポイント診断も、要するに自己分析でして、質問に答えることであなたが把握していない性格まで言い当ててくれます。
両者の違いは有料か無料かの違いでして、無料のグッドポイント診断でもかなり濃い診断結果が得られるので、無料のグッドポイント診断だけでもいいかなと思います。
グッドポイント診断はリクナビNEXTのアカウントさえ作れば誰でも簡単に出来ますので、公務員試験の面接で失敗したくない人はぜひやっておきましょう。
ちなみにリクナビNEXTのアカウントは簡単な登録で作れますので、めんどくさがらずにこの機会に登録しましょう。
▶︎面接で長所・短所を聞かれて困らないために、自己分析をしておきましょう
まとめ
- 有給はどのくらい取得できますか?
- 残業は月に何時間くらいありますか?
- サービス残業はありますか?
- 給料はどのくらいですか?
- 出世するには何が必要ですか?
- △市役所の課題は何ですか?
- 長期休暇は取れますか?
- 土日、祝日出勤はありますか?
- 前もって調べれば分かることを聞く
公務員試験の面接で、聞いてはいけない質問についてまとめてみました。
面接を終えた後に「やってしまった・・・」と後悔しないようにするためにも、質問してはいけないことは頭に入れておきましょう。
そして面接官からの質問に詰まらずに答えるためにも、最低限、自己分析だけはしておきましょう。
▶︎自己分析をまだやったことがない方は、面接までにしておきましょう
合格する人がみんなやってる自己分析
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