社会人が公務員試験の面接を受ける際に、よく聞かれるというのが「前職を退職した理由」ですが・・・
「仕事が嫌になったから」と、辞めた理由を本音で言うのってどうなんだろう?
ぶっちゃけ回答しずらいから、出来ることなら聞かれたくないんだけど・・・
もしオススメの回答があるなら教えて欲しい。
このような疑問にお答えします。
本文では、
- 「前職をなぜ辞めたか」を聞かれる理由
- 「前職を辞めた理由」の回答で気をつけたいこと
について解説しています。
前の会社を辞めた理由って聞かれると困る質問の1つですよね。
しかし、社会人から公務員に転職希望の場合、前職を辞めた理由は100%聞かれるといっても過言ではありません。
しかも退職理由って、だいたいネガティブなものですよね?
正直に答えたばっかりにマイナス評価になり、面接で落とされるなんてことも・・・実際にあるんです。
本記事では「なぜ前の仕事を辞めたのか?」を面接官が聞く理由と、退職理由を答える際の注意点を解説します。
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なぜ前職を辞めたか?を聞かれる理由
公務員試験の面接で前職を辞めた理由を聞かれるのは、以下の理由からです。
- 仕事に対する考えを探るため
- 隣の芝生は青く見えていないか
- シンプルに退職理由に興味がある
①:仕事に対する考えを探るため
面接官が「なぜ前職を辞めたのか?」を聞く理由としてまず挙げられるのは、あなたの仕事観がネガティブ、もしくは幼稚でないかを確認するため。
- 仕事を舐めている
- 嫌なことがあるとすぐ仕事を辞める
- コミュニケーション能力、または人間関係を構築する能力がない
- 協調性がない
- 不平不満ばかりで、責任感がない
上記のように、仕事に対する価値観、いわゆる仕事感が甘い場合、公務員には向いていないと判断できますよね?
いくら性格が良かったり、もしくはビジネススキルが高くても、上記のような人は採用したくないもの。
仕事に対する考えが上記のようにネガティブだと、たとえ公務員になったとしても同じことが起きるとまたすぐ辞めてしまうかもしれない。
そういったリスクを探るために、面接官は「前職を辞めた理由」を聞くことで、あなたの人間性や仕事に対する考え方をチェックしています。
②:隣の芝生は青く見えていないか
「隣の芝生は青く見える」という言葉を聞いたことがありますか?
「隣の芝生は青く見える」とは、「よその良い部分だけを見て、うらやましく思うこと」
たとえば、知り合いが毎日定時で帰宅しているという事実を聞くだけで「うらやましい」とか「自分の会社はクソだ」なんて思う人がいますが・・・
定時で帰宅する代わりに、「給料が少ないかもしれない」といった見えない部分まで考えられない人がこのタイプ。
こういったタイプの人は、今の自分の状況よりも良さそうな話を聞くと居ても立っても居られず、すぐに会社を辞めてしまいます。
残念ながら、このような人はずっと転職を繰り返す人生になるので、採用する側としては事前に見極めて回避したいんです。
③:シンプルに退職理由に興味がある
上記2つは「採用したくないタイプをあぶり出すため」といった理由ですが、シンプルにただ単に退職理由が知りたいから聞くケースもあります。
以前大企業に勤めていたのに、なぜそこを辞めて公務員になろうと思うのか?
面接官といえどもただの公務員なので、そういった経歴の受験者がいれば興味本位から聞いてみたい、ただそれだけなんです。
以上のように、なぜ前職を辞めたのかを聞く理由は、受験者がネガティブな人間性かどうかを確認するため。
言い換えれば、「この人は採用したくない」という人物をあぶり出すために行っているということです。
退職理由さえ聞けば、受験者の人間性や仕事に対する考え方などがよく分かりますからね。
ちなみに、公務員に向いているかどうかのタイプについては、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてください。
「前職を辞めた理由」の回答で気をつけたいこと
「前職を辞めた理由」を聞かれた際に気をつけるポイントは以下の4つです。
- 前の会社をバッシングしない
- 表情や言葉使いに気をつける
- ポジティブな未来を添える
- 「◯◯された」はNG
①:前の会社をバッシングしない
前に働いていた会社をバッシングするのはやめましょう。
退職理由をぶっちゃけると、ついつい前の会社のダメだった点や不平不満を言いがちですが・・・
面接官からすると、こういった批判的な退職理由は以下のようなネガティブな印象として受け取ります。
- 悪口ばかり言う人
- 我慢ができない人
- 被害者意識が強い人
- 自分のことは棚に上げる人
どれを取っても、あまり良い印象は与えられないということが分かると思います。
要するに、「自分に非はなく、会社が悪い」といったネガティブな論調は、逆に自分の評価を下げることになります。
なので、退職理由を答える際は前の会社をバッシングするような物言いはしないようにしましょう。
劣悪な労働環境で、パワハラ気質な上司がいた事実があったとしてもグッと我慢して、会社の悪口は言わないように気をつけてくださいね。
②:表情や言葉使いに気をつける
会社をバッシングしないように気をつけても、ついつい表情が暗くなったり、批判に満ちた表情になってしまいがち。
根本的にネガティブな理由で会社を辞めた経緯があるから、声のトーンや話し方、思い出して怒りが顔に出るなんてことを見逃さないのが面接官というもの。
また、仕事を辞めた経緯を話すときに暗い表情になったり、歯切れが悪くなる人もよくいます。
そうなると、「この人は何か隠しているのかな」と誤解を生む可能性もあるので、退職理由を話すときはハッキリと受け答えするように意識しましょう。
③:ポジティブな未来を添える
前の仕事を辞めたけど、やりたいことやビジョンがあるから公務員になりたいという意思を伝えましょう。
仕事を辞めたという事実はどうしても後ろ向きな発言になりがちですが、公務員になりたいというポジティブさを添えることで面接官に与える印象が明るいものになります。
④「◯◯された」はNG
- 毎日残業させられた
- 理不尽な転勤をさせられた
- 厳しいことを言われた
上記のように、「◯◯された」という受け身の表現は被害者意識が強く、面接官にネガティブな印象を与えがち。
こういった理由は前の会社をバッシングすることになりますし、また嫌な思いをするとすぐ辞めるに違いないと思われてしまいます。
また、「会社ばかり批判するけど、あなたはどうだったの?」といったように取られるので、「◯◯された」というのは絶対にやめましょう。
ちなみに、前職を辞めた理由というのは、どうしても「聞かれたくない質問」だったり「答えにくい質問」だと思います。
そういった質問をされた時に困らない方法については、以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
まとめ
- 仕事に対する考えを探るため
- 隣の芝生は青く見えていないか
- シンプルに退職理由に興味がある
「前職をなぜ辞めたか」を聞かれる理由について、まとめてみました。
そして、 「前職を辞めた理由」を聞かれた際に気をつけるポイントは以下の4つです。
- 前の会社をバッシングしない
- 表情や言葉使いに気をつける
- ポジティブな未来を添える
- 「◯◯された」はNG
仕事を辞めた理由をネガティブな言い回しではなく答えるには、面接の場でいきなり回答を作るのは困難です。
なので、事前に回答を考えておくことで、面接で失敗することを回避することができます。
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