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給食調理員はどんな仕事してるの?試験問題は?について徹底解説します

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給食調理員の仕事に興味があるんだけど、あまり情報が出回っていなくて困ってる。

給食調理員の採用試験を受けようと思ってるんだけど、仕事内容とか詳しいことが知りたい。

それと、給食調理員の採用試験ってどうやって勉強すればいいのかアドバイスがほしい。

このような疑問にお答えします。

 

本文では、

  • 給食調理員の仕事内容について
  • 給食調理員の採用試験について
  • 給食調理員の試験の倍率

について解説しています。

 

給食調理員の仕事内容について触れつつ、これから給食調理員を目指す方にとって有益な情報をメインに解説していきます。

実際に出題された問題や勉強方法についても紹介しますので、記事の最後までお付き合いください。

技能労務職の調理員はどんな仕事?


給食調理員というのは、保育園や認定こども園、小中学校に運ぶ給食調理業務に従事する者です。

要するに「学校の給食を作る人」です。

では、給食調理員がほかにどのような仕事をしているかご存知ですか?

具体的には以下の通りです。

 

  • 給食の調理
  • 調理室の清掃、消毒
  • 食器の清掃、消毒

 

「なんだ、調理員の仕事ってこれだけ?」と思った方もいると思いますが、子供の口に入るものを作る仕事のため、公務員の中でも特に神経を使う仕事となっています。

刺身などの生ものを扱うことはないので食中毒のリスクは低いものの、それでも食中毒が起こる可能性はゼロではありません。

行政指導を行う側の役所が自ら食中毒を出したのでは示しがつかないため、清掃・消毒の業務は細心の注意を払って行っています。

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給食調理員の採用試験について


自治体にもよりますが、調理員の試験は35歳、または40歳まで受験資格があります。

普通、技能労務職(清掃や学校用務員、下水)の受験資格は35歳までという自治体がほとんどですが、調理員は40歳まで受けれる自治体が多くなっています。

 

これは子育てが少し落ち着いて働きに出ようという主婦に少しでもチャンスがあるように、他の試験よりも受験年齢幅を広くしているという配慮があってのことです。

また、調理員と聞くと「調理師免許が必要なんじゃないの?」と心配に思う人もいるかもしれませんが、結論からいうと資格が無くても受験できます。

ただし、調理師免許を持っていれば面接試験で自分の強みとしてアピールすることができますので、持っているほうが有利なのは間違いありません。

給食調理員の仕事をしたい方は取っておいて損はないと思います。

赤ずきん
赤ずきん
ちなみに、給食調理員の仕事内容や職場環境の話を中心とした話は以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

給食調理員の1日の勤務内容は?

給食調理員の勤務時間内のタイムスケジュールは以下の通りです。

 

8:30~8:45 ミーティング
8:45~11:00 給食の調理
11:00~12:00 給食の運び出し
12:00~13:00 昼休憩
13:00~15:00 食器の清掃
15:00~17:00 明日の仕込み、休憩
17:15 終業

 

自治体によって若干仕事内容の違いがありますが、1日のタイムスケジュールはだいたい上記の感じです。

清掃業務員と同じく、1日のうちで暇な時間帯は休憩しています。

たとえば午前の調理が早く終わった場合や、午後からの作業が早く済んだ場合ですね。

 

また、給食調理員が丁寧に行わなければならないのが手洗いです。

一般的な手だけをゴシゴシ洗う手洗いとは違い、肘まで石けんで綺麗に洗い、爪の中もたわしのようなブラシで入念に洗います。

そして施設の消毒ですが、次亜塩素酸と呼ばれる消毒液で綺麗にテーブルを拭きます。

ちなみに次亜塩素酸は嘔吐した時などの清掃の仕上げに使用するくらい、強力な消毒力を持っています。

 

実際の調理はどのような感じなのかと言いますと、肉や魚などのメインの食材は1人分にカットして仕分けされた物を使いますが、野菜や果物は洗浄、カットを自分たちで行わなければなりません。

また、食器は食洗機を使って行いますが、量(枚数)が多いので食洗機を使って自動だから楽!というわけにはいきません。

汚れが付着している食器に関しては水で洗い流してから食洗機に入れるため、決して楽な作業ではありません。

そして食器や調理器具の洗浄、消毒が終わり、明日の段取りが終われば17:15までは休息時間です。

15時台には1日の仕事が終わるという実働時間の短さは、清掃業務員や学校用務員と同じく技能労務職の特徴の1つですね。

 

以上が、給食調理員の1日の仕事内容です。

ここまで読んでいただいたら分かるように、給食調理員の仕事は残業がありません。

よほど何か業務上のトラブル(機器の故障など)がないかぎりは、残業はしなくていいと思っていただいて構いません。

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調理員は異動があるの?その頻度は?


調理員にも異動はあります。

調理員の異動先は幼稚園、認定こども園、または学校の給食を一括で作る給食センターといったところです。

 

そして異動の頻度ですが、市役所や区役所で働く一般行政職の職員と同様、3~5年程度での異動が一般的です。

なので、最初に配属された学校で定年まで勤める、といったことはありません。

また、調理員として採用されたので、調理員以外の仕事をさせられる心配はありません。

「来年4月からは区役所の窓口で働く」なんてことにはなりませんので、全ての部・局に異動させられて、全く畑違いの仕事を異動のたびにしなければならない一般行政職に比べたら異動のストレスはあまりないと言えます。

調理員はどんな試験問題が出るの?


技能労務職の試験というのは、地方初級レベルの一般教養試験が行われるのですが、調理員に限っては少し試験内容が異なります。

というのも、清掃業務員や下水業務員、学校用務員などは50問(自治体によっては40問)の一般教養試験が出題されますが、調理員の試験は一般教養の問題数が少ない代わりに「調理業務に必要な基礎知識問題」という問題が出題され、自治体によっては全体の半分近く調理業務に関する問題が出題されることもあります。

「調理業務に必要な基礎知識問題」ってどんな問題?何を勉強したらいいの?という方のために、実際に出題された問題を以下に掲載しますので参考にしてみてくださいね。

調理業務に必要な基礎知識問題

【No.1】栄養素の機能と欠乏症に関する記述として正しいものは、次のうちどれか。

①カルシウムは、骨の形成に関わっており、欠乏症に低カルシウム血症がある。

②ビタミンCは、コラーゲンの合成に関わっており、欠乏症に脚気がある。

③ビタミンB1は、たんぱく質の分解に関わっており、欠乏症に多発性神経炎がある。

④カリウムは、細胞外浸透圧の調節に関わっており、欠乏症に筋力低下がある。

⑤ビタミンB2は、酸化に関わっており、欠乏症に口角炎がある。

【No.2】口腔の発達に関する記述として正しいものは、次のうちどれか。

①7~8ヶ月ごろに下の乳歯が生え始め、押しつぶす動作を促進する。

②1歳前後で前歯が4本生えそろうので、かじりとることができる。

③舌の動きは、前後、左右。上下の順に発達する。

④奥歯が生え始めるのは、2歳ごろである。

⑤乳歯が生え揃うのは、6か月ぐらいの個人差がある。

【No.3】魚介類の特徴に関する記述として正しいものは、次のうちどれか。

①青皮魚は腹の青い魚のことをいい、まぐろ、あじ、さばなどがある。

②魚はn-6系脂肪酸の供給源であり、たんぱく質を多く含んでいる。

③白身魚として、たら、ひらめ、さけ、たいなどがある。

④赤身魚は、ヘモグロビンの多い血合い肉をもっている。

⑤消化しやすく加工されたはんぺん、かまぼこ、ちくわなどには鉄分が多く含まれている。

 

ちなみに、上記の問題の回答は以下の通りです。

 

【No.1】
【No.2】
【No.3】

 

これらは「給食調理員の専門試験」ですが、試験には教養試験も多く出題されます。

ちなみに、実際に自治体の技能労務職の採用試験で出題された問題を「知りたい」「解いてみたい」という方は、82問掲載されたnote(ノート)をぜひご覧ください。

これから試験を受けられる方は、ぜひ購入して問題を解いてみましょう。

▶︎実際に自治体の試験で出題された82個の問題はこれだ!

▶︎技能労務職の問題集(note)はこちらから

調理員の教養試験対策は?

技能労務職の筆記試験は、一般的な公務員試験と同じく一般教養試験が課されます。

技能労務職の試験の問題や勉強方法については、技能労務職の採用試験の難易度と、過去に出題された問題はこれだ!の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね。

上記の記事内で技能労務職の試験で実際に出題された問題を掲載していますが、「ほとんど解けなかった・・・」という方は試験に合格するのは現状では難しいかもしれません。

 

当たり前の話ですが、技能労務職といえども試験で点を取れないことには合格できません。

しかし、「やっぱりわたしが公務員になるなんて無理だったんだ・・・」と簡単に諦めないでください。

先ほどの問題がほとんど解けない人でも、これから努力して試験勉強をしっかり行えば技能労務職の試験は必ず合格できます。

 

公務員試験の勉強というと「公務員専門学校を利用した方がいいのかな?」という方が多いかもですが、結論からいいますと「技能労務職の試験であればWEB通信でOK」です。

30万円以上受講料を払って、LECやTACといった大手公務員専門学校を利用しなくても技能労務職の試験には合格できます。

受講料のリーズナブルな専門学校(WEB学習)もありますので、そちらを利用すれば学校用務員の試験に合格することは十分可能です。

 

給食調理員になりたい方が利用すべき学習方法とは?

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午前中空いた時間や夜寝る前など、自分の好きな時間に勉強できるので、スタディング公務員講座は忙しい社会人にはもってこいの公務員専門学校なんです。

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調理員の試験の倍率はどれくらい?

学校用務員の試験の倍率がどれくらいなのか、実際に行われた試験のデータを見てみましょう。

こちらは広島市の給食調理員(技能労務職)の過去の採用試験結果です。

 

年度 1次受験者 1次合格 2次合格 倍率
平成29年度 40 12 3 13.3
平成28年度 42 5 4 10.5
平成27年度 69 12 4 17.3
平成26年度 66 5 2 33.0
平成25年度 111 19 6 34.9
平成24年度 134 18 4 33.5
平成23年度 98 11 3 32.7

 

最も倍率の高い年は34.9倍と、一般行政職よりもはるかに高い倍率となっています。

しかし近年の倍率は10~20倍の間を推移しているので、民間企業の雇用状況が改善しているのが影響しているのかもしれませんね。

調理員の給料はどれくらいもらえるの?

給食調理員は技能労務職であるため、市役所や区役所で働く一般行政職の職員に比べると給料は低く設定されています。

しかし、技能労務職といえども立派な公務員であるため、給料は安定していますし、ボーナスに関しては一般行政職の人と同じ4.5ヶ月分支給されます。

 

年齢、職歴によって給料表のスタートラインがそれぞれ変わってくるので、「学校用務員の1年目の年収は◯万円くらい」とは言えませんが、清掃や下水業務員のように手当がつく仕事ではないため、技能労務職の中でも給料は低いと思っておいた方ががいいでしょう。

ざっくり言うと、30代の人が学校用務員に採用されて1年目の年収は、400万円くらいではないでしょうか。

 

また、学校用務員は課長補佐級の出世ポストがないため、出世は「主任技師」で頭打ちになります。

なので、「課長や部長まで出世して稼ぎたい!」という人は、技能労務職ではなく一般行政職で入庁したほうがいいということになります。

 

ちなみに、給食調理員の給料やボーナスについては以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

調理員のこれから


調理員の仕事は多くの自治体で民間委託が進んでいます。

また、民間委託ではないにしろ、非正規職員(バイト)を採用して退職者の不足分をカバーし、新規採用はストップしてゆくゆくは民間委託を考えている自治体が多くなっています。

 

「民間委託されたらせっかく公務員になったのに仕事を失うことになるんでは・・・」と不安に思う人もいるでしょう。

しかし、公務員というのは現役職員を正当な理由なしにクビにすることは滅多にありません。

 

先ほども説明した通り、新規採用をストップして自然現象の形に持っていくのがセオリーなので、言いかえれば入庁さえしてしまえば高い確率で定年までは公務員として面倒を見てもらえます。

なので、給食調理員を考えている人は、希望の自治体の採用が無くなる前に、1年でも早く試験に合格して公務員になりましょう。

 

ちなみに、技能労務職の今後については以下の記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

まとめ

  1. 調理員は、学校の給食を作るのが主な仕事
  2. そして調理室や食器の清掃、消毒も日常業務として行っている
  3. 資格は無くても受験できる
  4. 一般の公務員に比べると給料は低いが、ボーナスは同じヶ月分支給される
  5. 試験の難易度は地方初級公務員試験と同レベル

 

給食調理員の試験といえども、学校を卒業して何年も勉強から遠ざかった状態で挑むのは大変だと思います。

なので、圧倒的にリーズナブルに利用できるWEB学習システムである「スタディング」を利用して効率的に勉強することをオススメします。

 

繰り返しになりますが公務員はなってしまった者勝ちなので、技能労務職といえども採用されたら定年まで公務員として働き続けれる可能性が高いんです。

なので、「今年ダメでもまた来年・・・」という甘い考えでいては厳しい試験を勝ち抜くことはできませんし、来年もう採用試験がない可能性だってあります。

1度のチャンスも無駄にしないためにも、公務員専門学校や通信講座を利用して、1年でも早く公務員になりましょう!

それでは記事の最後になりましたが、これから技能労務職の採用試験を受ける方のために技能労務職の試験問題を紹介しておきます。

 

技能労務職になりたい人必見!実際の試験で出題された問題はこれ!

最後に、『技能労務職の試験問題が知りたいあなたへ!実際に技能労務職の試験で出題された過去問はこれだ!【157問掲載】』についてご紹介させてください。

 

技能労務職の試験問題が知りたいあなたへ!実際に技能労務職の試験で出題された過去問はこれだ!【157問掲載】は、実際に出題された「ガチの問題」を集めた、技能労務職になりたいすべての方のために公務員試験を知り尽くした私がまとめたnoteです。

これはあまり知られていませんが、問題の傾向は毎年似ていますのでなるべく過去問に触れておくことが合格へのコツだったりします。あまり出回らない「技能労務職の試験問題」ですので、有益な情報を手に入れることが出来ます!

 

なぜオススメするかと言うと、ここで掲載している問題を知れば、「技能労務職の採用試験の対策方法が圧倒的に分かるから」です。

本気じゃない人には勧めませんが、技能労務職の試験に絶対合格したい人や現在の仕事にウンザリして公務員に転職したい人には絶対に読んでもらいたい内容になっています!

しつこいかもですが合格したいなら絶対に読んでおくべきでして、「問題を知らなかったばっかりに公務員試験に落ちた・・・」という苦い経験をあなたにしてほしくないのでぜひ手に取って欲しいと思います。

 

ただ1つだけ注意点があるのですが、それは「絶対に合格したい人向け」ということ。

リーズナブルとはいえ有料ですので、真剣な人にだけ読んでほしいと思っています。

絶対に合格したい!周りに負けたくない!という方は、ぜひ自己投資として以下の記事を読んでみませんか?

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