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転勤がないからと言って公務員がマイホームを購入してはいけない話

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「マイホームか賃貸か?」

これって答えの出ない永遠のテーマのように思いますが、公務員に関しても同じことが言えるのでしょうか?

結論から先に言いますと、「公務員こそマイホームを買うべきではない」です。

 

というわけで、

本文では、

転勤が無くても、公務員はマイホームを買うべきではない

ことについて解説しています。

マイホーム購入か賃貸か・・・?

迷っている公務員の方は、ぜひ本記事を読んで参考にしてみてください。

公務員がマイホームを買うべきではない理由についてが分かると思います。

マイホームを持つことのメリットから考えてみる


まずはマイホームを買いたい派が思う、マイホームを持つことのメリットを見てみましょう。

  1. 自分の資産になる
  2. 家賃を払わなくていい
  3. 一国一城の主になれる

おそらくマイホーム肯定派の人の意見は上記の感じだと思います。

では、これらが間違っているということを順番に解説していきます。

①:自分の資産になる

結論から言うと、公務員(サラリーマン)がマイホームを持つと人生の自由度が圧倒的に下がります。

当たり前の話ですが、35年ローンを組んで払うことになると、ほぼ一生投資に回すお金を確保するのが難しくなりますよね。

また、「マイホームは自分の資産になる」という考えがありますが、まず第一に10年も経てば家の資産価値はほぼゼロです。

 

そこそこのハウスメーカーで建てた場合、家だけでも2000万円はしますので、10年住んだら単純に2000万円の資産を失うことになります。

そして、土地は家ほど急激に価値は下がらないものの、これから人口が減っていく日本では土地は余っていきます。

余るということは需要と供給のバランスが崩れるため、土地価格の下落も進んでいくでしょう。

 

家族が帰る場所は必要?

よく聞く話として、「家族が帰る家が大切」というものがありますが、家族が帰る場所が持ち家である必要はないですよね。

公務員の給料で一戸建てを建てようとすれば、なんだかんだ郊外になってしまいます。

だったら、不便な持ち家よりも、立地の良い賃貸の方が家族が帰る場所としてむしろ便利で快適なんじゃないかなと。

 

それと、「持ち家だと庭とかで子供を遊ばせれる」なんて話も聞きますが、これもどうでしょう。

お金持ちなら思う存分子供を遊ばせれる庭を確保できるでしょうが、公務員の給料ではなかなかそうもいきません。

狭い庭で遊ぶよりも、近くに公園のある場所に賃貸で住んだ方が居心地が良いのは間違いないですよね。

②:家賃を払わなくていい

これはマイホーム推進派の一番の言い分ですが・・・

  • 賃貸→一生家賃を払い続けないといけない。
  • マイホーム→家賃を払わなくてもいい。

上記がマイホーム派の言い分です。

 

ここで焦点になるのは「家賃を払わなくてもいい」という考え方ですね。

個人的に、公務員が賃貸に住むメリットは「家賃補助がもらえる」ことだと思っています。

自治体にもよりますが、だいたい上限で月に25,000円くらい支給されます。

ちなみに持ち家だと手当はゼロです。

賃貸の場合の家賃補助:25,000円×12ヶ月=30万円

 

家賃補助をもらえるかどうかで年間に30万円も差が出ることになります。

また、マイホームを購入する際に頭金を1,000万円くらい払うのが一般的ですが、賃貸に住めばその1,000万円を投資に回すことができます。

仮に年利3%で運用すれば年間の利益は30万円。

家賃補助と合わせて年間60万円もお金が発生します。

 

仮に家賃85,000円の賃貸に住んだ場合、1年間の家賃は102万円。

そこから家賃補助と運用したお金を引けば、年間42万円で賃貸に住むことが可能です。

月で言うと35,000円なので、こちらの方が気楽ですよね。

賃貸であれば古くなったり、隣に変な人が越してきた場合引越しして逃げれますからね。

持ち家だとなかなかそうはいきません。

 

持ち家は見えないお金がかかる

持ち家の場合、20年も住めば水回り(台所、トイレ、風呂)のリフォームが必要になりますし、外壁のメンテナンスも必要。

10年単位で100万円規模のメンテナンス代がかかることを知らない人が意外と多いんです。

また、最初の10年は住宅ローン減税があるからいいものの、それ以降は固定資産税を毎年支払わなければいけません。

ちなみに賃貸だとこれらのメンテナンス代は当然ゼロです。

③:一国一城の主になれる

この考え方もNGですね。

  • 達成感を得られる
  • 所有欲を満たせる

 

マイホームを持つことで上記が満たせるかもしれませんが、それは一時的なもの。

1年も住めば「なんだこんなものか・・・」といった感じですし、何より公務員の給料で建てる家なんてたかが知れてます。

マイホームを建てた私の友人も言ってましたが、「4,500万円もかけてこのサイズか・・・」と、後で必ずガッカリすることになります。

 

ちなみに、公務員向けの「誰でもできる貯金の方法」については、以下の記事で解説していますので、興味のある方は読んでみてくださいね。

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損と無駄をせずに生きるには、学ぶしかありません


「持ち家だと家賃払わなくていい!」という浅はかな理由でマイホームを購入すると、後で痛い目に合います。

そうならないためにも、損と無駄をせずに生きるためには、自分で学ぶしかないです。

情報弱者は搾取される

冗談抜きで、情報弱者は搾取されます。

情報弱者というか、知識の浅い人とか勉強をしない人ですね。

  • 得だと思ってマイホームを購入する
  • メンテナンス代や固定資産税のことまで考えていない
  • 家のことにしか頭がなく、投資という発想がない

たたえば上記の感じ。

 

なお、「得だと思ってマイホームを購入する」に関しては、私の職場にもたくさんいます。

家賃補助のことが頭になかったり、そもそも投資で貯蓄を増やすという発想がないみたいで、見ていて萎えました。

マイホームを建ててもいいケース

ここまでマイホームよりも賃貸にすべき理由を説明してきましたが、マイホームを建ててもいいケースが2点あります。

それは以下の通りです。

  • お金が余ってる場合
  • 土地がすでにある場合

 

上記のケースに限り、個人的にはマイホームを建ててもいいかなと思います。

ザックリ解説しますと、まずお金が有り余ってる人はどうぞ建ててください(笑)

次に「土地がすでにあるケース」ですが、これって意外と該当する人がいるのではないでしょうか?

 

祖父母や親から譲り受けた土地があるので、家を建てるだけでOKの場合(土地を買わなくていい)は建てるのもアリです。

なぜなら、先ほども書いた通り、土地価格はこれから下落します。

下落するのが分かってるものをわざわざ買うのは馬鹿らしいけど、土地がすでにあるならリスクにはならないですよね。

それでもマイホームの費用はかかりますが、建物代だけで済むなら毎月の支払いも少なくできますからね。

 

ただし、この場合1つだけ注意点がありまして、それは「しっかりと頭金を入れないこと」です。

頭金に1,000万円払えたとしても、それをしてしまうと投資に回せません。

大切なのは投資で資産を増やすことでして、それが出来なくなるならやはりマイホームは持つべきではないかと。

土地代も含めてローンを組む場合、どうしてもまとまった頭金を納める必要がありますが、家だけの場合はあまり頭金を入れなくても大丈夫です。

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マイホームの幻想から目を覚まそう


これまで説明した話をリアルですると、だいたい反発を受けます。

大半の反発は「感情論な意見」なので、気にしても仕方なしです。

どうしてもマイホームにこだわりや憧れがあるなら止めませんが、私は「マイホームの幻想に踊らされる人生」は送りたくないですね。

 

住宅ローンを35年間も払い続けるくらいなら、その分を投資に回して元手を増やしたり、家族のために使ったりして生活の幸福度を上げる人生を選びます。

この記事を読んでいるあなたも、ぜひ自分や家族の幸福度を上げることにお金を使ってみてくださいね。

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